【翻譯練習】用數位增添色彩ー舞台服裝的SEKAI『SEGA篇』【プロセカ】

月産8着。こだわりのデザインを3Dで再現する

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  佐藤 亘氏（リードデザイナー）
• 佐藤 亘先生（美術總監）
• ピアプロキャラクターズの6人と5ユニットの20人、総勢26人のキャラクターを彩るこだわりのデザインのコスチューム。それを3Dで再現するのが、セガと協力会社から成る3Dチームだ。月産8着という驚異的なペースを支えるワークフローや技術仕様について、佐藤 亘氏（リードデザイナー）に聞いた。
• Piapro Characters6人和5團20人，襯托出總共26位角色色彩非常講究的舞台服裝。將此3D再現化的是SEGA和其他協力公司所組成的3D團隊。關於月產8件令人非常驚訝速度的工作流程以及技術方法，我們訪問了佐藤 亘先生（美術總監）。



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• プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク
  開発：セガ、Colorful Palette
  発売：セガ
  価格：基本プレイ無料（一部有料コンテンツあり）
  対応OS：iOS、Android
  ジャンル：リズム＆アドベンチャー
  キャラクターデザイン：Colorful Palette、iXima（協力）
  pjsekai.sega.jp
• 世界計劃 多彩舞台！ feat. 初音未來
  開發：SEGA、Colorful Palette
  発售：SEGA
  價格：免費（部分課金）
  對應OS：iOS、Android
  類別：音樂＆冒險
  角色設定：Colorful Palette、iXima（協力）
  pjsekai.sega.jp




ゲーム業界で約15年のキャリアを培い、近年は3Dキャラクター制作を専門にしてきた佐藤氏。『プロセカ』に参加したのは、サービス開始を半年後に控えた2020年4月のことだった。「自分が参加したときには、ワークフローや仕様が決まっており、すでに量産体制に入っていました。当時は月産4着くらいの規模感だったので、モデリングからセットアップまでの工程のほとんどを自分ひとりで担っていました」（佐藤氏）。ワークフローや仕様は当時から変わっていないが、現在は実作業の多くをディッジなどの協力会社に依頼しており、8ライン、月産8着の制作体制に拡充している。1着あたりの制作期間は約20日で、監修対応と実装に約10日を要する。


在遊戲業界中約15年的工作經驗，最近開始以3D角色製作為專業的佐藤先生。加入『世界計劃』團隊的時間點，位於上架半年後的2020年4月。「當我加入團隊的時候，工作流程和方式都已經決定好，並且開始進行量產體制了。當時是月產4件左右的規模，因此從製作模組到導入遊戲內的工程幾乎都由我獨自一人完成的」（佐藤先生）。工作流程和方式和當時差不多，不過現在實際工作內容大約與D.H公司等協力公司發包合作，8月份也擴充到月產8件的製作體制。1件製作期間大約20天，監修和實裝大約要花10天。


佐藤氏の役割は、制作進行とクオリティの管理、クリプトン・フューチャー・メディアやColorful Paletteへの対応などだ。「Colorful Paletteさんからは、2週間に4着ずつのペースでデザイン画をいただきます。ただ、デザイン画の監修が終わっていない場合もあって、できるところから進めつつ、逆算していつまでにデザインが確定すれば問題ないか、小まめにやりとりしながら調整していったりもします」（佐藤氏）。


佐藤先生的職分為製作進行和品質管理，並與Crypton Future Media以及Colorful Palette對應。「Colorful Palette公司大約兩個禮拜會畫4件設計圖。但是設計圖的監修有時也會趕不上製作，我們就會先做能做的地方，逆推算大概設計會什麼時候確定沒問題，時常地邊溝通邊進行調整」（佐藤先生）。


多くのポリゴンを要する、揺れものが多く拡張ボーンも多くなる、などの理由で仕様を超過しそうなデザインの場合は、作業着手の前に懸念点を伝え、簡略化を相談したりもするという。「本作は参加している会社が特に多いので、自分には思いつかない提案、ご指摘をいただく機会が多く、デザイナーとして勉強になる環境です」（佐藤氏）。一方で、多くの会社が参加するからこそ、前述のような小まめなやりとりが不可欠のようだ。『プロセカ』のコスチュームはデザインのこだわりが強いため、数多くの技術的課題の解決も必要となる。「自分の場合は、"MVで映えるように" という点を特に意識しています。動いたときのシルエットだったり、色味だったり、揺れものの具合だったりを丁寧に仕上げることで、MVを魅力的に演出することにひと役買えるんじゃないかなと思ってます」（佐藤氏）。


有時會要求許多的多邊形，搖晃物件的擴張骨架就會變多，等等理由超過工作內容的設計的話，我們會在開始作業前先告知懸念的地方，是否可以簡略化之類的商量。「本作參與的公司特別地多，自己想不到的提案，經常會有被提醒的機會，作為設計師是能夠學到很多的環境」（佐藤先生）。另一方面，正是因為許多公司參與在內，如同剛說的必須要時常溝通。『世界計劃』的舞台服裝對於設計十分講究，許多技術上的問題也需要去解決。「我的話會特別注重在"MV中很好看"的部分。作動作時的輪廓、色調、搖晃的程度都會細心地製作，協助如何讓MV看起來更有魅力的演出。」（佐藤先生）



初音ミクの3Dモデル制作



初音未來的3D模組製作



▲【左】iXima氏による初音ミクのデザイン画。基本的には2007年のオリジナルのデザインを踏襲しているが、近代的でさわやかな印象になるよう整えている／【右】ミクのコスチュームは従来から袖口が大きいデザインで、3D化の度に手や身体との干渉が課題になってきた。本作でもデザイン画とまったく同じにした場合、手首を上方向に90度曲げると貫通し、ウェイトで回避すると下方向に回転させた場合に不自然な変形になるといった課題があった。袖口を広げる、手首の可動域を抑えるなどの対策も検討されたが、最終的には、デザイン画の袖のシルエットを維持しつつ、袖丈を少し短くすることで干渉を避ける対応がとられた


▲【左】由iXima老師所設計的初音未來設計圖。基本上是延續2007年原創設計，經過修正後有著更加爽朗的印象／【右】miku的舞台服裝是以舊來的大袖口設計，3D化的時候手和身體的干涉成為了課題。本作也是和設計圖相同的時候，手腕上方轉90度後就會被貫穿，用重量做迴避後換往下方轉的時候變得不自然的問題。把袖口拓寬的話，手腕可動領域就能抑制住等等的對策都思考過。最後是維持設計圖的輪廓，並稍微調短袖子長度避免干涉的對應。




▲ミクの3Dモデル。顔や、襟のパイピングなど、上半身には特に多くのポリゴンが割かれている。ミクの3Dモデルが、ほかのキャラクターやコスチュームを3D化するときのひな形となった


▲miku的3D模組。臉部和領口的縫線等，上半身放入特別多的多邊形。miku的3D模組，成為了其他角色和舞台服裝3D化時的基礎設計。



デザイン画のシルエットや大きなシワの再現を重視

注重於設計圖的輪廓和大皺褶再現

本作のコスチュームはモデリング、テクスチャ作成、セットアップ、差分作成の順序で進められ、各工程に5日、合計20日の工数が見積もられている。差分作成では、カラーバリエーションや、女性の胸差分に応じた調整が行われる。モデリングにはMaya、実装にはUnityを使用している。本作ではセル画調のフラットなルックを採用しており、制限の多いスマホ向けゲームということもあって、ZBrushやMarvelous Designerなどは使っていない。協力会社の数が多く、各社が使い慣れたツールで統一する必要もあったとのこと。

本作的舞台服裝會依模組製作、紋理製作、放入遊戲中、其他版本製作的順序進行。每個工程約5天，大概需要總約20天的工作天數。其他版本製作為，更多色彩版本或是女性角色的胸部大小調整。模組製作是以Maya，實裝則是透過Unity。本作中是採用賽璐畫風平面化外觀，對限制特別多的手機遊戲而言，ZBrush和Marvelous Designer都不被採用。協力公司也非常多，因此必須統一慣用的軟體。


本作には26人のキャラクターが登場するが、コスチュームは共通の素体（男性1体・女性4体）に着せた状態で作成し、身長差はUnityへのインポート後に調整している。衣装のポリゴン数の上限は7,000、髪飾りを含めた頭部の上限は5,000で、髪飾り単体での上限は1,000となっている。モデリングの際には、三面図のうち正面からの見た目の再現を最優先にしている。ユニークなのは、スマホ向けゲームにも関わらず、板ポリの使用は極力避けており、小さな装飾品であっても立体的に仕上げている点だ。

本作中共有26位角色登場，先製作好舞台服裝共通的素體（男性1體・女性4體）穿上服裝後，身高差再由導入Unity內進行調整。服裝的多邊形數上限為7000，包含髮飾頭部上限為5000，髮飾單體上限為1000。模組製作時，三面圖裡正面外觀再現是為最優先的步驟。特別的是在不管是在手機遊戲上，我們都會避免使用平面的多邊形。就算是再小的飾品也會作成立體。

「本作では、実機でのアウトラインシェーダ適用時に、ベースメッシュの押し出し方式を採用しています。板ポリだと、角度によってはアウトラインがほぼ見えなくなってしまうので、厚みを付けています。アウトラインがなくても問題ないような小さなパーツや、テクスチャに描いたラインで代用可能なものは板ポリを使っています」（佐藤氏）。

「本作中實機上適用輪廓外框線時，是採用基礎網格突出方法。如果是用平面多邊的話，根據角度外框線幾乎看不到，所以有特別加厚。沒有外框線也沒問題的小配件，紋理上畫的線能代替的話就會用平板多邊」（佐藤先生）。





▲Unityにインポートしたミクの3Dモデル。素体のボーンの総数は63本で、このうちスカート用のボーンは24本（3本×8列を円形に配置）となっている。拡張できるボーンは、身体が30本、頭部（髪と髪飾り用）が26本

▲置入Unity內miku的3D模組。素體骨架總數63根，其中裙子用了24根（3根×8排圓形配置）。能擴張的骨架則是身體30根，頭部（頭髮和髮飾用）共26根。


また、本作ではデザイン画で描かれているシルエットやボリューム、大きなシワの表現が重視されており、ポリゴンで立体的に再現するよう努めている。ただし大きなシワなどは動きを付けると不自然に見える場合もあり、後日の調整が必要になることもある。「例えば「Vivid BAD SQUAD」はだぼっとした服が多いので、腕まわりのめり込みが発生しやすいです。「MORE MORE JUMP！」の場合は広がったスカートが多いので、手と干渉しやすいですね」（佐藤氏）。

另外，本作中設計圖裡描繪的輪廓和分量，大皺褶表現都非常被重視著，要透過多邊形立體再現需要花時間。但是太大的皺褶在動作上有時也會看起來不自然，因此之後的調整也是必要的。「例如「Vivid BAD SQUAD」的話鬆垮的衣服非常地多，手腕邊最容易發生穿模現象。而「MORE MORE JUMP！」的話大面積的裙子非常多，也容易和手互相干涉呢」（佐藤先生）。


5つのセカイの初音ミクの3Dモデル

５個SEKAI的初音未來3D模組



▲「教室のセカイ」のミク。制服をベースにしており、クラシックとカジュアルをミックスしたデザイン

▲「教室SEKAI」的miku。以制服為基底，古典風和簡易風混合的設計



▲「ステージのセカイ」のミク。アイドルらしい可愛さと、ミクらしいさわやかさをミックスしたデザイン

▲「舞台SEKAI」的miku。偶像般的可愛風和miku風清爽感混合設計



▲「ストリートのセカイ」のミク。モード系に、スポーツ要素をミックスしたデザイン

▲「街頭SEKAI」的miku。流行風和運動風混合設計



▲「ワンダーランドのセカイ」のミク。テーマパークのステージ衣装をベースにした、プリティ・カジュアルなデザイン。猫耳がカワイイ

▲「WonderLand SEKAI」的miku。主題樂園舞台服裝為基底，漂亮帶清爽感的設計。貓耳很可愛



▲「誰もいないセカイ」のミク。フェミニンなドレスとハーネスの組み合わせや、片方だけの靴下が、メランコリックなムードを醸し出している

▲「沒有人的SEKAI」的miku。優雅女性的連身裙和繫帶的組合，以及單邊襪醞釀出憂愁感