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【翻譯】千年戰爭AIGIS角色好感事件——天使長ミルノ

一騎 | 2018-09-30 19:02:17 | 巴幣 8 | 人氣 723

天使長ミルノ
天使長 密爾諾
好感度
台詞
0%

堕天使ミルノ……。そう、私は堕ちた天使なのです。
墮天使密爾諾……沒錯,我是墮落的天使。
15%

天使長であった私の力、人間の未来の為に使いましょう。
現在我已經不是天使長了,我的力量,將使用在人類的未來上。
30%

神に背いても守りたい未来があるから……。
即使違背神,我也有想要守護的未來……
50%

この身は黒く染まりはしましたが、心には、暖かな陽だまりが……。
縱然此身染黑,但心裏頭,還是有處,暖陽普照之地……
60%

誰かを愛しいと思う心……。私にもいつか理解できますか?
一顆愛憐人的心……我之後也能夠理解嗎?
80%

どうして?王子の傍にいると、胸が、苦しくなるのです……。
為什麼?只要待在王子身邊,就覺得,胸口,好痛苦……
100%

この愛しさを、貴方に伝えたい。貴方を護ることで、いつか……。
我想要將這憐惜之情,傳達與你。憑藉對你的守護,這情意終究……
副官

貴方を護ると、そう誓ったのです。何なりと、命令してください。
我發誓過,將會守護你。請你盡管下令。




好感事件1



「我這種東西,
真的可以踏進王子的房間嗎?」
.
「私のような者が、
王子の部屋に踏み入ってよろしいのですか?」



就算我首肯表示同意,
也還是不改一臉懷疑 ,
密爾諾一副戰戰兢兢的樣子,進了室內。
.
俺が首肯を目にしても、
いぶかしむ表情を崩さず、
ミルノは恐る恐るといった様子で入室した。



「這就是……人類的房間……」
.
「これが……人間の部屋……」



或是驚愕,還是感嘆;
密爾諾低聲說得,可以理解成兩邊都是。
.
驚愕なのか、それとも感嘆か。
どちらとも取れる調子でミルノが呟く。



密爾諾沒坐到沙發,
一直呆立著不動;我對她問道:不坐下來嗎?
.
ソファに座らず、
いつまでも立ち尽くしているミルノに、
俺は座らないのか、と問いかけた。



「我不能夠玷污它對吧……?」
.
「汚してしまっては
はいけないでしょう……?」



——玷污?
我歪頭表示疑惑。
.
——汚す?
俺は首をかしげた。



「因為,我的翅膀,已經是黑色的了……
每當我走一步,漆黑的羽毛,就像是
要刻下墮天者存在的痕跡一樣,一片片落下來。」
.
「だって、私の羽は、もう黒いから……。
私が歩く度、堕天したものが存在したという痕跡を
刻むように、漆黒の羽が墜ちていきます」



「我這不再潔淨的東西,沒有地方……容得下我。」
.
「穢れた私に居場所なんて……ないのです」



心中燒起一把無名火。
.
ふいに向かっ腹がたった。



別廢話快坐下,我一副如此態度,
拉起她的手,讓她坐到沙發上。
.
ばかなこと言ってないで座れ、
とばかりに彼女の手をひいて、
ソファに座らせた。



「呀……你、你這麽硬來啊……
而且,你擅自就碰了我的手……
你就不覺得,這樣很沒大沒小嗎?」
.
「きゃっ……なんて、強引なのですか……。
それに、勝手に私の手に触れた……。
気安いとは、思わないのですか?」



她的菫紫色雙瞳裡,
熾火般的憤怒,星點霍霍。
.
彼女のすみれ色の瞳に、
熾火のような怒りがほのかにきらめいた。



但那也才燒了一瞬間,
密爾諾嘆了一口氣,便交互看看
剛才被我抓住的手,還有我的臉後,如是說道:
.
だがそれも一瞬のことで、
ミルノはため息をつくと、
さきほど俺に掴まれた手と俺の顔を交互に見て、こう言った。



「你……不會害怕我嗎?」
.
「貴方は……私を恐れないのですか?」



沒理由要怕,我告訴道,
再把叫僕役送來的,裝了紅茶的茶杯,
拿到了桌子上。
.
理由がない、と俺は告げて、
給仕に持ってこさせた紅茶の入った
ティーカップを机の上に差し出した。



「這是……?」
.
「これは……?」



代替回覆,我喝下紅茶。
.
返事の代わりに俺は紅茶を口に運ぶ。



於是乎,像是要模仿一般,
密爾諾也將茶杯湊到嘴上。
.
するとそれを真似するように、
ミルノもティーカップに口をつけた。



「燙!……呼——、呼——……」
.
「あつッ……ふぅー、ふー…………」



就像個孩子一樣,
拚命吹涼紅茶的舉止,
很是天真可愛。
.
まるで子供のように、
一生懸命紅茶を冷ます仕草が、
愛らしかった。



用兩手支撐,把杯子拿得,看上去很是寶貴,
隨後便像是覺得,那觸感和溫熱很令人疼惜一般,
慢慢喝下紅茶。
.
両手をそえて、大事そうにカップを持つと、
その感触と熱を愛おしく感じるかのように、
ゆっくりと紅茶を飲んでいく。



「這香氣真奇妙呢……
雖然沒什麼味道。但是,
好暖和……嗚……咿……嗚、嗚嗚……」
.
「不思議な香りですね……。
味はあまりしませんが。でも、
あたたかい……です……ぐすっ……ひぃ……う、ぅぅ……」



看見密爾諾忽然哭了出來,
我整個人都慌了。
.
ふいに泣き出したミルノを見て、
俺は慌ててしまう。



總之先坐到她旁邊,把手帕遞給她。
.
とりえず隣に座って、手巾を渡した。



「對……對不起……嗚耶……可是、放下心之後……
就感覺……嗚、嗚啊……突然、變得好傷心……
只要想到……我、我已經……咿咕……不是天使了……就……」
.
「ごめん……なさい……ふぇ……でも、ほっとしたら……
なんだか……ふぅっ、うぁっ……急に、悲しくなって……
私、もう天使じゃ……ひぐ……ないんだって……そう思ったら……」



不論是決定和我們共同行動之前,或者是之後,
密爾諾她一次都沒有訴苦到這種地步。
.
俺達と行動するを共にすると決める前も、その後も、
一度だって彼女はここまでの弱音を吐いたりなどしなかった。



或許是心中的堤防,因為什麼緣故而潰堤了吧?
可是,這時候的我,感覺是鬆了一口氣。
因為我感受到,密爾諾她,是真的有一顆心在的。
.
心の堰が、何かの拍子に倒壊してしまったのだろうか?
だが、この時の俺は、なんだかほっとしていた。
ミルノには、ちゃんと心があるんだと感じたからだ。



「翅膀也……變得烏漆墨黑……嗚……
還長出角來……咿嗚……嗚、嗚嗚……
我明明、本來……是個天使長……」
.
「羽も……黒くなって……ぐす……、
角も生えてきて……ひぅ……ぅ、ぅぅ……、
私、天使長だった……のに……」



應該是就連自己也都不知道該怎麼辦了吧;
她緩緩地,像是要把哭泣的臉龐藏到我的胸口,
把身子貼了上來。
.
自分でもどうしようもなくなってしまったのだろう、
彼女はおもむろに俺の胸へと泣き顔を隠すように、
その身を押しつけてきた。



「對不已……葛是……眼淚……停不下來……(吸鼻聲)……
要怎麼辦……咿嗚……嗚哇……這麼、悲傷……
這樣難受的情緒……我不知道……嗚耶耶……」
.
「ごめんなふぁい……れも……涙……止まらくて……ぐしゅ……、
どうしたら……ひくっ……ふぅぁ……こんなに、悲しいなんて……、
こんなにつらい気持ちなんて……知らないです……ふぇぇ……」



我溫柔地抱住密爾諾,撫摸她的頭。
那眼淚,應該是她初次的情感奔流吧。
.
俺は彼女を優しく抱き留めて、頭を撫でてやった。
その涙は、初めての感情の奔流なのだろう。



因為身為天使時候的她,等同於沒有心靈。
我想是因為突然獲得了心靈,
各種事物才終於開始追上了。
.
天使であった時の彼女は心など無いに等しかったのだから。
突然の心の獲得に、
ようやく様々なものが追いつき始めたのだと思う。



「悲傷和不安……居然這麼恐怖……本來只有知識……
這個,我完全沒有辦法……嗚嗚……王子……把它停下……
我討厭……這種感情……嗚耶……王子……嗚嗚……」
.
「悲しさや不安が……こんなに怖いなんて……知識だけでは……、
これは、どうしようもないです……ぐす……王子……止めて……、
こんな感情は……いやです……ふぇっ……王子……うぅ……」



慢慢向前進吧。
這還是一顆,剛剛誕生的心。
.
ゆっくり進んでいこう。
まだ、生まれたばかりの心だ。



在這裡有許多的同伴。
也有些像是密爾諾一樣墮天的天使。
找個人依靠就行了。
.
ここには多くの仲間がいる。
ミルノのように堕天した者たちだっている。
誰かにすがったっていいんだ。



「……請你原樣……這樣不堪的我……(吸鼻聲)……
嗚耶……耶……可是,只有現在……還請讓我,就這樣……
就這樣,待在你身邊……咿咕……嗚嗚嗚……」
.
「……みっともない私を……ゆるひて下さいぃ……ぐしゅ……、
ふぇ……ぇ……でも、今だけは……まだ、このまま……、
このままで、いさせてくださいぃ……ひぐ……うぅぅ……」




好感事件2



「王子你,曾經有喜歡過誰嗎?」
.
「王子は、誰かお好きになったことがありますか?」



突如其來,密爾諾如是對我問了過來。
.
唐突に、ミルノはそう問いかけてきた。



自從他在我房間大哭一場以來,
就變得會像這樣有事沒事地來找我聊聊;
但我就覺得,今天也還是問這麼妙的問題啊。
.
彼女は俺の部屋で大泣きして以来、
何かとこんなふうに相談事をするようになっていたのだが、
今日も今日とてまた妙な質問だな、と思った。



「那個……你覺得怎麼樣呢?
果然是說,只要當上王子,
就會是一趟風流多情的人生路嗎?」
.
「あの……どうなのですか?
やはり、王子ともなると、
それはもう恋多き人生なのでしょうか?」



一旦我只回了句「這還不好說咧」,
密爾諾就稍微皺起她的蛾眉,
再鼓起白皙的臉頰。
.
どうなんだろうな、とだけ返すと、
ミルノはその形の良い眉を少しだけひそめて、
白い頬を膨らませた。



完全和軍中同伴打成一片的密爾諾,
已經會坦率地表達感情,
其程度和剛碰面時完全不能相比。
.
すっかり軍の仲間とも打ち解けたミルノは、
出会った時とは比べ物にならないほどに、
その感情を素直に表出させるようになっていた。



「請不要呼嚨我!
我可是很認真的!這可是件大事……
聽好囉?我把這人類的感情喔——」
.
「はぐらかさないで下さい!
私は真剣なのです! これはとても大事なこと……、
いいですか? 私は人間の感情というものをですね——」



密爾諾接連拋出好多艱澀的詞彙;
因為她是用太過於化學性,或是數學性的方式
來探討人類的感情,我便馬上放棄要理解的意思。
.
色々と難しい言葉を次々に口に出すミルノだったが、
人間の感情について、あまりにも化学的、数学的に
アプローチしてくるものだから、すぐに俺は理解の意思を放棄した。



「王子……你從剛才就沒在聽呢……
很好。這樣的話,我就只有實踐了。」
.
「王子……さっきから聞いていませんね……。
いいです。こうなったら、実践あるのみです」



語畢,臉上露出有些壞心的笑容,
密爾諾拉近了和我的距離。
.
そう言うと、何やら意地の悪い笑みを浮かべて、
ミルノは俺との距離を詰めた。



然後,對著向後退的我,
她表露出像是不要讓我逃掉的態度,
朝我抱了過來。
.
そして、後ずさる俺に、
彼女は逃がさないとばかりに、
抱きついてきた。



「抓到你了喲……好啦,請乖乖就範吧。
這行為可是為了要探明
王子的心……以至於探明我的心。」
.
「捕まえましたよ……さあ、観念してください。
これは、王子の心……、
ひいては私の心を解き明かすための行為なのですから」



說得是很高端,
結果不就只是高興地抱了過來而已嘛。
.
たいそうなことを言ってはいるが、
結局は嬉しそうに抱きついてきているだけじゃないか。



話雖如此,我也不能夠斷然拉開她,
於是我萬不得已,決定坐到沙發上,
隨她想做什麼就,就隨她做什麼。
.
とはいえ、むげに引き離すこともできず、
俺はやむを得ず、ソファに座って
彼女のしたいようにさせることにした。



「啊啊……這就是人的溫存……
是王子的,你的溫暖……是吧……
果然,我沒有弄錯……」
.
「ああ……これが人のぬくもり……。
王子の、温かみ……なのですね……。
やはり、間違いじゃなかった……」



密爾諾閉上雙眼,如是低語道。
.
ミルノはまぶたを閉じて、そう呟いていた。



如此這般,一段不少的時間,
就只是緩緩地流過。
.
そのまま、少なくない時が、
ただ緩やかに流れた。



「我違背了天主……」
.
「私は神に背きました……」



忽然,從她的口中,
落出了一陣聲音。
.
ふいに、彼女の口から、
声が零れた。



「受到哥布林女王解開封印,作為眾多天使當中一員而醒來的我,
曾經就只有一根絕對的支柱,深深刺在我的身上,就是『要信神』。」
.
「ゴブリンクイーンにより封印を解かれ、多くの天使の中の一人と
して目覚めた私には、ただひとつ、『神を信じる』という絶対的な
支柱が、この身に深々と突き刺さっていたのです」



「但是,長得令人想到永遠的漫長睡眠,
使得肉眼見不得的微小破綻,
發生在叫做密爾諾的這位天使裏頭。」
.
「ですが、永遠を思わせるほどの長い眠りは、
目には見えないほどに小さな綻びを、
ミルノという天使の内に生じさせていたのです」



「對於覺醒的我來說,神就只是個概念,早就已經有欠其溫存了。
所以,就算我被講說,『消滅人類!那就是天使的存在證明。』
我也沒有什麼實際的感受。」
.
「目覚めた私にとって神は概念でしかなく、既にそのぬくもりを
欠いていたのでした。だから、人間を滅ぼせ、それこそが天使の
存在証明だ、と言われても、実感がわかなかったのです」



「就在那個時候,你們出現在我面前,
對我拋來了幾句話……
然後我,便注意到了……」
.
「そんな時に、貴方達は私の前に現れて、
言葉を投げかけてきた……
そうして私は、気付いてしまった……」



「心靈……愛……萌芽生枝了……」
.
「心が……愛が……芽生えてしまったのです……」



不知何時已經張開的,密爾諾的菫紫色雙瞳,
正溫柔地注視著我。
.
いつのまにか開いていたミルノのすみれ色の瞳が、
俺を優しく見つめている。



「剛開始我,只是想要守護而已……想要守護人類……
想要守護……滿溢在這片土地上的美麗自然。
說不定那想願,很接近所謂的,上位者的憐憫。」
.
「最初はただ、守りたかっただけ……。ヒトを……
この地に溢れる美しい自然を……守りたかった。それは、
上位者による情け、というものに近かったのかもしれない」



「會有人笑我,只是被廉價的正義感給絆住了嘛?
會有人嘲諷我,說我沒兩三下就被惡魔的甜言蜜語欺騙,愚蠢地墮落了嘛?
就算有人那麼想,我也沒有能夠將之否定的話語……」
.
「安っぽい正義感に足首を掴まれただけだと笑うでしょうか?
悪魔の甘言にまんまと騙され、愚かに堕天したとあざ笑うでしょうか?
そう思われても、否定できる言葉など私にはありません……」



「即便如此,那時候胸口的悸動,並不是我搞錯了……
那股令人困苦的,使心靈萌芽的氣息,
給予了叫做密爾諾的這位天使,足以連天主都背叛的確定性。」
.
「それでも、あの時の胸の震えは間違いではなかった……。
身を焦がすほどの心の萌芽の息吹は、神すら裏切るに
足るほどの確かさを、ミルノという天使に与えたのですから」



「說無怨無悔……我是不會那麼裝模作樣的。
因為那一天,我讓你見到了一個墮天使嚎啕大哭得很是難看,
可笑愚蠢的模樣……我一輩子都不會忘記那一天的。」
.
「後悔しなかった……などと格好をつけることなどしません。
何故なら、みっともなく泣き喚き、滑稽な堕天使の姿を貴方に
見せてしまったあの日を……私は一生忘れないのだから」



不僅凜然,甚至還令人感覺崇高的微笑,
就在我咫尺之前,楚楚動人得,沒有上限。
.
凛として崇高さすら感じさせる微笑が、
俺のすぐ目の前に、どこまでも可憐にたたんでいた。



「因為,在那一天,那時間,那個地方……
你給予了我,又一種全新的感情……」
.
「だって、あの日、あの時、あの場所で……
私はあなたに、また新たな感情を、
与えてもらったのですから……」



講完,密爾諾臉頰上的
天藍色長髮,用右手撥到耳際,慢慢地,
以天使般柔情,給了我一個吻。
.
そう告げると、ミルノは頬にかかる
空色の長髪を右手で耳にかけ、そっと、
天使のような優しさで、口づけを与えてくれた。



「……胸口的深處,跳動得好快好快……
快得我都要瘋了……。好痛苦,卻又好甜蜜……
好悲苦……而且,又開心得,快要哭了出來……」
.
「……胸の奥が、壊れてしまいそうなほどに……、
どきどきしています……。苦しいのに、甘やかで……
切なくて……そして、泣いてしまいそうなほどに、嬉しくて……」



像是受到講出的辭彙所牽引,
就連密爾諾的意識都到達不了的靜謐,
使得一條淚痕,流下她的臉頰。
.
紡がれる言葉達に引き連れられるように、
彼女の意識にすらのぼらないほどの静かさでもって、
一筋の涙がミルノの頬を伝っていく。



「王子……我,今後也會,繼續培養這情愛……
就算是神,我也不會讓祂阻撓……」
.
「王子……私は、これからも、愛を育んでいきます……。
神様にだって、邪魔はさせません……」



「因為這,是只屬於我的……一顆心。」
.
「だってこれは、私だけの……心なのですから」





好感事件3



——白色雙翼。
.
——白き翼。



夜晚的執務室,佇立在窗邊的密爾諾的翅膀,
是一片作為天主使徒證明的純白。
.
宵の執務室、窓辺にたたずむミルノの翼は、
神の使徒の証たる純白に染まっていた。



「…………」
.
「…………」



她造訪這裡,大概是在半個時辰之前。
.
彼女が此処を訪れたのは、およそ半刻程前の事である。



密爾諾一言不發,眼神低伏,
當初看她那樣子,我還感覺到焦慮及不安,
以為她是不是又遭到囚禁在神的支配下。
.
押し黙り、目を伏せたミルノの様を見て、
もしや再び、神の支配下に囚われてしまったのかと、
当初は焦りと不安を感じたものだったが——



「…………沒有問題的。」
.
「…………大丈夫です」



「知曉了愛——知曉了你的溫存,
我已經不會受到過去的神所誤導。」
.
「愛を——あなたのぬくもりを知った私が、
もはやかつての神に惑わされることなどありませんから」



她那聲音,是我的錯覺嗎,
聽起來稍微有些害羞。
.
その声の響きには、気のせいだろうか、
少しだけ照れたような響きがあった。



「……因為我至今為止,
都讓你看了好多,我很難堪的樣子……」
.
「……あなたには、これまでにも、
色々と恥ずかしい姿を見られてしまったので……」



「才也會想要害羞的。」
.
「照れもしようというものです」



——很難堪的樣子?
.
——恥ずかしい姿?



一旦我只回了句「這還不好說咧」,
密爾諾便聳聳肩,苦笑著說:
.
どうなんだろうな、とだけ返すと、
ミルノは肩をすくめ、苦笑しながら、



「嚎啕大哭,表露感情……
在我的感情有所顯露時,總是有你在。」
.
「大泣きしたり、感情を露にしたり……、
私の感情が発露する時には、いつもあなたがいますから」



「但是……我對你展現那種模樣時,
不論哪一次,都等同於我這個存在發生變化的契機,
還有將全新概念,印記在密爾諾這個存在的時候。」
.
「けれど……私がそんな姿をあなたに見せた時というのは、
どれも私という存在が変わる契機や、
新たな概念をミルノという存在に刻み込む時と等しいのです」



「給了我一個全新世界的,
毫無疑問,王子……就是你。」
.
「私に新しい世界をくれたのは、
間違いなく、王子……あなたでした」



那一定是因為,密爾諾在要做什麼重大決定,
或是確認什麼重大事情的時候,都必定會造訪我的關係,
不過密爾諾自己確沒有注意到的樣子。
.
それはきっと、ミルノが大切な何かを決めたり、
確認する時には、必ず俺の所を訪ねてくれたからなのだが、
ミルノ自身はその事に気付いていない様子だった。



「王子你……有一股會改變人的力量。」
.
「王子には……誰かを変えてしまう力があります」



「你就只是靜靜地,待在身邊,
既沒有強迫什麼,也沒有硬要講什麼給人聽,」
.
「静かに、隣にいてくれるだけなのに、
何かを無理強いしたりも、強引に言い聞かせたりもしないのに」



「然而就只因為你這個存在,
某些重要的事物,完全昇華成了更加重要的事物。」
.
「あなたという存在だけで、
とても大切なものが、もっと大切なものに昇華してしまう」



「我……我是以親身知曉了那一點。」
.
「私は……身を以てそれを知っています」



「正因為如此,現在我也是像這樣,前來造訪你。」
.
「だからこそ、こうして今も、貴方を訪ねたのです」



密爾諾輕輕轉身,
筆直地注視著我,一邊說:
.
ミルノは、くるりときびすを返し、
真っ直ぐにこちらを見つめながら、



「我會來到這裡……是為了知道,
為什麼我這雙墮落的翅膀,會再度恢復為純白色……」
.
「ここへ来たのは……堕天した私の翼が、
再び純白の色を取り戻した理由を知るため……」



「因為我在心裡頭,有一股叫『大概是如此』的預想,
和一個叫『希望是如此』的願望,
都想要得到一個確信,讓它們認為,這一定就是正確答案。」
.
「おそらくはこうだろう、という予想と、
こうであって欲しいという願望が、
きっと正解なのだと確信を得たいがためです」



「既然如此……既然要重新定義我這個存在,
那我希望在那時候,有你在身邊……我是那麼想的。」

「なれば……私という存在を再定義するのなら、
その場には、あなたがいて欲しいと……そう思ったのです」



是為了那個,才會來拜訪我的啊。
.
その為に、俺を訪れたのか。



「……是的。我重新定義我這個存在的瞬間,
我把自己轉換成,某種想要的狀態的瞬間……」
.
「……えぇ。私が、私というものを再定義する瞬間を、
私がこうありたいと、自分を書き換える瞬間を……」



「王子,我都希望你能把那些瞬間,看得徹頭徹尾。」
.
「王子、あなたに見届けてほしいのです」



我直勾勾地對清澈無邪,沒有一絲陰霾的密爾諾的雙眼,回以注視,
緩緩地回以頷首,讓她看到。
.
澄み切った、曇りひとつ無いミルノの瞳を真っ直ぐに見つめ返し、
ゆっくりと頷き返してみせる。



站在窗邊,背上掛著夜空和明月的密爾諾,
那樣子帶著一種既非人也非天使,而是在其之上的,莊嚴而崇高的感覺。
.
窓辺に立ち、背に夜空と月とを背負ったミルノの姿は、
人や天使といった何かではない、それ以上の神々しさを帯びていた。



「——那麼究竟,我的翅膀會染上黑色,
會是什麼緣故呢。」
.
「——そも、私の翼が黒く染まったのは、
いったいどうしてなのでしょうか」



——那是因為……
.
——それは……。



「…………是的,就是那樣。」
.
「…………はい、そのとおりです」



「因為我違背了神——過去我稱為天主者的命令,
和人類站到了同一邊上,因為我愛上人類了。」
.
「神に——私がかつて神と呼んでいた者の命に反して、
人の側へと付いたから、人を愛してしまったからです」



「捨去神的那時候,在我判斷價值用的天秤上頭,
不管是作為天主僕人的使命,
或是作為天使長的立場,對我都不成妨礙。」
.
「神を捨てたあの時、私の価値判断の天秤の上で、
神の下僕であるという使命も、
天使長であるという立場も、何の障害にもならなかった」



「那時候我還沒辦法確信,
但是在和王子一天天度過的當中,
我知道了,我的選擇並沒有錯誤。」
.
「あの時はまだ確信出来ませんでしたが、
王子と日々を過ごす内に、
私の選択は間違いでなかったと知りました」



「只不過……以現在的我的解釋,
和過去的我之間,稍微有些,意見上的不同。」
.
「ただ……今の私の解釈では、
少しだけ、過去の私との間に意見の相違があるのです」



——不同?
.
——相違?



「我的翅膀,從黑色變成了白色。」
.
「私の翼は、黒から白へと変じました」



「但是……我所相信的,並且所愛的,
絕對不是過去我稱之為天主的事物。」
.
「けれど……私が信じているのは、そして愛しているのは、
決してかつて神と呼んだものではないのです」



「我知道人的所作所為很美麗,人的生活樣貌很寶貴,
而且愛上你,比什麼都來得幸福快樂。」
.
「私は人の営みを美しいと、人の生き様を尊いと、
そしてあなたを愛することが、何よりも幸せだと知っています」



「那麼我認為……至少在密爾諾這個存在上,
信神,和墮落之間,沒有任何的關聯。」
.
「ならば……少なくともミルノという存在において、
神を信じることと、堕天との間には、何の関連もないのでは、と」



的確,假若黑色翅膀是墮落於天的證明,
就無法說明密爾諾的翅膀恢復白色的理由。
.
確かに、黒き翼が堕天の証なのだとすれば、
ミルノの翼に白が戻った理由に説明が付かない。



那麼,密爾諾她是怎麼在思考這個狀況的呢。
.
それでは、ミルノはこの事態をどう考えているのだろうか。



「呵呵,實際上,我已經好幾次,都有和你說出答案了喲?」
.
「ふふ、実はもう、答えは何度もお伝えしているんですよ?」



我已經,聽到答案了……?
.
既に、俺は答えを聞いている……?



「是的。我會像這樣恢復白色翅膀的理由,就是——」
.
「はい。私がこうして白き翼を取り戻した理由、それは——」



「——愛。」
「——愛です」



「我不會說其他的天使都是如此。」
.
「他の天使が皆そうだとは言いません」



「應該就只有密爾諾這個天使的定義,會是如此。」
.
「ミルノという天使の定義が、
そうであったというだけなのでしょう」



「我還記得在過去,我受到我曾經尊為天主者的愛時,
我的翅膀既潔白,又散發著光輝。」
.
「かつて、神と称していた者の愛をこの身に受けていた時、
私の翼が白く、輝いていたと記憶しています」



「然後當我失去了神的愛,
變成了不安定的,崩壞的密爾諾時,
應該就是,我的翅膀染上墮黑的瞬間……」
.
「そして神の愛を失って、
不安定な、壊れたミルノになってしまった時、
それが私の翼が黒く染まった瞬間だったはずです……」



「——那麼,像現在這樣……」
.
「——ならば、今こうして……」



「密爾諾這個存在的一切,」
.
「ミルノという存在の全てが」



「都愛著你——」
.
「あなたを愛している、と——」



「因為我能夠毫不猶豫地,這麼告訴你,所以,
對我而言,這雙翅膀一定是
在顯示我是不是滿盈著愛……」
.
「迷うことなく、告げられるのですから、
きっと私にとっての翼とは、
愛が満ちているかどうかを示すものだったのだと……」



「所以我才會這麼想的。」
.
「私はそう思ったのです」



從窗邊,密爾諾踏出一步。
.
窓辺から、ミルノは一歩を踏み出す。



憑藉著一種,就像是,以天界之光充滿己身的月亮女神,
降落到地面上一般的光輝;
.
まるで、天界を光で満たす月の女神が、
地上へ降り立つかのような、輝きを以て。



「……我講得是稍微浮誇了些,」
.
「……と、少々大仰なお話をしてしまったわけですが」



一步,又一步;
.
一歩、また一歩と。



每當密爾諾前進一步,
就感覺她是從非人的神明領域,降到人類這一邊來。
.
歩を進める度に、神という人ならざる領域から、
ミルノが人の側へと降りてくるかの様に感じられる。



然後,密爾諾她——
.
そうして、ミルノは——



「也就是說……這是我為了遮掩羞怯才會講的……」
.
「つまりは……これは照れ隠しのようなもので……」



輕輕柔柔地,從天際墮落,到我的臂彎當中
.
俺の腕の中に、ふわりと堕天して、



「今晚,我來造訪王子的真正理由——」
.
「今夜、私が王子を訪ねた本当の理由は——」



然後,用一個比任何人物,任何事物,
都還要來得燦爛的笑容,密爾諾對我這麼說道:
.
誰よりも、何よりも愛おしい、
輝く笑顔を以て、ミルノはこう言ってくれたのだった。



「只是因為,我來對你,做愛的告白。」
.
「ただ、あなたに愛の告白をしにきただけなのですから」




天使勢力貌似信奉的是接近於羅馬公教? 猶太教? 的,舊約式的上帝,
這邊就把 神/ 天主 參雜著用。

創作回應

貓翠石
意外的是一個纖細且大膽奔放的少女
2018-09-30 19:20:40
一騎
看完事件之後她已經變成我最喜歡的角色了[e32]
2018-09-30 19:23:11
白蓮教徒
對新手時期的無課我來說真的是戰神(砲台)般的存在,好幾次靠她過了對當時的我來說很吃力的關卡
2018-10-01 02:20:40
一騎
之前天使的台詞合輯時我也跟別人講過,說她是




同時湊齊四種要素的角色www
2018-10-01 09:29:29
Kitro
可惡!淚水止不住…(ToT)
2018-10-01 08:26:29
一騎
這麼可愛的天使,必須抱緊處理啊QQ
2018-10-01 09:30:47
巨像古城大鷲の桐生醬
這麼說來......天使中他也算是異類了.......大部分墮天第2覺醒都沒有白色翅膀



只有他還有黑天使還有藍天使有.....
2018-10-02 08:21:57
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