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エッセイ「作家ぁ‧ワールドカップ」第1回
作者:這組織│電擊文庫│2010-08-31 11:26:46│巴幣:0│人氣:362
竹宮ゆゆこ
2月24日生まれ、東京都在住。代表作は『とらドラ!』『わたしたちの田村くん』。旬のおいしい食べ物を取り込んでテキストにして出力する作家。占いによると2010年は絶好調! というわけで新作をもりもり執筆中。
【電撃文庫作品】
わたしたちの田村くん
わたしたちの田村くん2
とらドラ!
とらドラ2!
とらドラ3!
とらドラ4!
とらドラ5!
とらドラ6!
とらドラ7!
とらドラ!8
とらドラ!9
とらドラ!10
とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード
とらドラ・スピンオフ2! 虎、肥ゆる秋
とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ
【電撃コミックス】
わたしたちの田村くん(1)
わたしたちの田村くん(2)
わたしたちの田村くん(3)
わたしたちの田村くん(4)
とらドラ!(1)
とらドラ!(2) 特装版
とらドラ!(2)
とらドラ!(3)
【単行本】
とらドラの全テ!
「冷え取り合戦2010!」
本家サッカーワールドカップは、「擬似戦争」の側面があるがゆえに、世界各国あんなにも真剣勝負で盛り上がるのだ、と聞いたことがあります。そしてこの私、竹宮ゆゆこもまた、戦場に身を置いているということをみなさんにお知らせしたいと思います。私が撃破すべき敵。そいつの名は――冷え性といいます。最初に攻撃を受けたのは、およそ六年前。当時、私は会社員。オフィスは、中学高校の標準的な教室なら五つ六つは入るほどの広さがありました。その広い空間の温度調節をまかなっているのは、天井に据えつけられた、たった一台の巨大なエアコンでした。私の席は、そのエアコンの吹き出し口の真下。冬はまあいい。問題は夏です。クーラー。……寒いんです。半端ないんです。でもエアコンから離れた席のスタッフは暑がっているし、来客もあるし、温度は上げられません。だから真夏なのにコート、膝掛け、レッグウォーマー必須。ホッカイロは徳用、余裕の50個買い。そいつを腹、脇、腿にはさみ、一日およそ十時間、冷たく吹き付けるクーラーの風の真下で、ただ耐え、我慢して、ガタガタ震えているしかありませんでした。最初に寒いのは皮膚、すぐに末端が冷え切り、やがて腹が……というか内臓が、冷たくなっていきました。冷たい血が、内臓から身体の奥をスオー……と流れて、血管のあちこちが鈍く痛みました。その時期に、自分の身体を温めるシステムが根本的にぶっ壊れたのだと思います。会社を辞めた後も寒いまま。外気温に関わらず、身体の芯は冷え切ったまま。汗もかけなくなりました。以来、私は冷え性と戦い続けているのです。運動、厚着はもちろん、食べ物にも気をつけ、漢方も飲んでいます。特に岩盤浴はかなり効果がありました。旧編集部の近くのお店に通っていて、担当さんにもおすすめしました。そこには美人で優しい店員さんがいたのですが、担当さんが「あの人、もしかして僕のこと好きだからあんなに親切なんですかね~んふふ!」とか白昼夢を見だして、すぐにその店は潰れました。南無三!
引用網址:https://home.gamer.com.tw/TrackBack.php?sn=578072
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