頑張らない勇気／前島亜美「まごころコトバ」⑮
「不去努力的勇氣」／前島亜美
真面目に頑張ると損をする。よく聞く言葉だ。
我經常聽別人說：太過認真反而會吃到苦頭。
デビューしてからコメントをする時、文章を書く時、必ずと言っていいほど「頑張ります」という言葉を使ってきた。今までどのくらい口にしてきただろう。自分の思い描く“頑張る”を続け、これまで生きてきた。
自出道以來，回覆評論或者寫文章時，我一定會用「我會努力去做」這詞。到目前為止，我到底說了幾次呢？我認為自己都是照自己的想法“盡力”而活。
物事は結果だけではなく、その過程が大切だという考え方もある。しかし、特に結果で評価されるこの仕事においては、結果や完成形が良いものでなくてはいけないと感じている。
對一件事的審視標準，有的人認為過程比結果重要。但是，以結果至上為審核標準的工作而言，我認為好的結果跟成品是不可或缺的要素。
頑張ったのに上手くいかなかった。頑張ったのに評価されなかった。この“頑張ったのに”の感情が多くなった時、虚しさを感じることが増え、自分の思う「頑張る」とはなんだろうと考えるようになった。
明明已經很努力了但就是做不好、盡力而為了卻沒得到正向回報…當這種“我已經拼命去做了但…”的情感漸漸增加時，只會越來越空虛。我開始去思考「努力」的意義到底是什麼？
デビューしたころ、歌やダンスを幼少期からやってきた子に囲まれ、何もできなかった私は常に後れをとっている認識があった。もっと頑張らなくちゃいけない。できない分、努力をしなくちゃいけない。選ばれるためには、頑張ることが当たり前なのだと。
作為偶像出道那時，當我意識到身邊盡是能歌善舞的孩子後，就認為感覺不管什麼事都做不到了，導致自己經常進度落後。但就是因為自己什麼事都做不到，所以不得不更努力去做了不是嗎？為了能被選拔上，盡力而為是再理所當然不過的事情。
そこからどんな仕事をする時にも、ありのままの自分でというより“求められる姿に適応しなくては”という考えが染み付いていたと思う。
在那之後，不論做什麼工作，比起展現真實的自我，回應他人對我的期待，我認為這才是最應該去做的。
テストやオーディション、投票ランキング。どうすれば選ばれるだろう、もっとよいパフォーマンスができるのだろうと。
考試也好、試鏡選拔會也好，投票結果排名也罷，我想知道要怎麼做才能被選上、要怎麼樣做才能表現得更好呢？
ある時、自分は100％頑張ろう！と思うと、肩に力が入りすぎていて結果的にあまり良くないことが多いのではないかと気づいた。
有時，心中有了我要全力去做囉！的想法出現時，就會因為這樣過度意識，進而用力過猛導致結果並不如預期。
歌やお芝居は特に、もっと力を抜いて自然体でいる時の方が良い結果が生まれるのではと。柔らかい声や音はリラックスしている時の方が出やすいのだろう。
特別是在唱歌和演戲方面，以更為放鬆的姿態、更自然的去展現自己時，成果反而是正向的。只要放輕鬆去做，脫口說出的音色反而較為柔和。
自分の感じる“頑張った”の全てが正解ではないことを知った時、仕事に対する考え方に変化が生まれた。頑張るのではなく、良いものを良い状態の自分で作れるようになりたい。努力を怠るのではなく、新しい取り組み方や仕事への向き合い方があるのではないかと。
當我意識到“盡力而為”並非是為萬用解時，工作上的處理方式也開始發生了變化。比起逼迫自己，用萬全的精神狀態去做，才能產生好的結果。與其因為努力過頭後變得懈怠，不如用嶄新的做法去面對自己的工作。
一つ一つを頑張ろうとすると、何かにつけて意味を考えてしまう。これにはどんな意味があって、どんな先があるだろうと。
一件事一件事去努力後，我會去想背後的意義是什麼。這麼做的意義是什麼，及如何繼續向前。
けれど、難しく考えて決めつけるのではなく、意味がない物事も楽しめるように、柔らかく生きたいと感じた。
但是，比起在做決定時想太多有的沒的，還不如去享受並沒有意義的事、輕鬆的過活還比較好。
とはいえ、長く続けてきた“頑張ろうとする習慣”はとても根深く、どうしても力みそうになる瞬間が多い。
不過到頭來，長久以來養成的“盡力而為的習慣”早已長植心中，不管怎樣，就是會常常冒出不得不努力去做的想法。
頑張らないということもすごく勇気がいることだと知った。マイクの前に立つ日々で、いつか自分のバランスをとれる時がきたらいいなと試行錯誤を続けている。
我知道不去努力需要很大的勇氣。我一直試圖在有站在麥克風前演出的日子中，找尋其中的平衡點；我想總有一天會在不停試錯後，而找到它吧。
ずっと足りない何かを補うには、頑張るという方法しか知らなかったが、頑張らない勇気こそ今自分に必要なのではと感じている。
長久以來，我不知道除了盡力去做之外，還有什麼其他能彌補自身有所不足的方法。但是，對於現在的我來說，有“不要太過努力的勇氣”反而才是必要的。
誰かに頼ったり、深く呼吸をしたり、自分のペースを大切にしたりしながら、頑張りすぎない努力を続けていきたい。
我想要以不依賴他人、深吸一口氣後保持自己的節奏為重的生活方式，繼續努力下去。
前島亜美小姐的處事態度，可以給我們一些參考。我想那站在螢光幕前的姿態，是歷經了多次的嘗試，才成功的將最萬全的狀態展現給粉絲。
緊繃的弦，總有一天會斷掉，收放自如的態度，我想才是長久的路。所以偶爾偷懶一下並沒有什麼錯喔，休息後才能再度向前往目標不斷邁進。
以上節錄自飾演丸山彩一役，前島亜美小姐所書《まごころコトバ》第15集內容。
創作內容
頑張らない勇気／前島亜美「まごころコトバ」⑮
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