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【翻譯】吉田直樹致友人

吹雪翻譯 / 祭絲觀星中 | 2020-12-12 18:34:55 | 巴幣 1451 | 人氣 2559

翻譯:緋鈴


親愛なる友人であり、同志であるあなたへ。
獻給親愛的朋友,也是同志的你


FFXIVプレイヤーのみなさんへ。
給所有FF14的玩家。

  どこにこの文章を載せるべきか、とても悩みました。ここはFFXIV公式開発ブログで、これを載せるのが適切なのかどうか、最後まで迷いました。すみません、今回だけ、僕の我儘を許してください。
  原先我一直很煩惱要把這篇文章放在哪邊。這邊是FF14的官方開發部落格,我不知道放在這邊是否恰當。但是這次請大家原諒我的任性。

親愛なる友人であり、同志であるあなたへ。
獻給親愛的朋友,也是同志的你。

  2020年12月6日、僕と同じくらいオンラインゲームの世界が大好きだった友人が、現実世界から別の世界へ旅立ってしまった。「早すぎるんだよなあ......」と思いながら、今もまだ、どうしても実感が沸かない。
  2020年12月6日,和我一樣喜歡線上遊戲世界的友人,前往別的世界旅行了。讓我覺得這樣會不會太快了,直到現在,我還沒有任何他已經離開的感覺。

  僕がこの知らせを受け取ったのは、12月6日の夕方。彼の仕掛けた親孝行、『光のお父さん計画』を読み、それをドラマ化しようと奔走した、プロデューサーの"ぴぃさん"からのメールだった。たまたまFFXIVをプレイしつつ、二日後に控えたパッチ5.4のためにプライベートキャラクターでアラガントームストーンを貯め、マッチングを待つ間にノートPCで仕事をしていたのだ。だから、メールにはすぐ気づいたし、サブジェクトを見ただけで、「ああ......」という声が出てしまった。
  我是在12月6日才知道這個消息的。是由讀了為了孝順爸爸而擬定「光之父親計畫」,並且為了將它戲劇化而四處奔走的「P桑」傳訊息告訴我的。我當時剛好在玩FF14,為了兩天後的5.4改版,一邊用私人角色排副本存石頭,一邊工作時得知的,因為是用筆電工作所以我馬上就知道這封郵件。當我看到郵件大綱時,我不禁發出「啊」的聲音……

  僕が彼と最後に直接連絡を取り合ったのが、10月21日だったので、そこからたった6週間しか経っていない。『闘病生活の中で、余命を宣告されました』、という彼からの知らせに対して、僕は「伝えたいことがあるから」と、翌日長文のメールを彼に届けた。そのメールに直接の返事は無かったけれど、友人の日記サイトを見るとそのことが書かれていたから、言いたいことは伝わったんだろうな、と思った。わざわざWebの日記で返してくるところが彼らしい。
  我最後一次和他聯絡是短短6個星期前的10月21日。當我得知他說了「目前正在和病魔搏鬥,已經剩沒多少時間了」,我立刻在隔天傳了有點長的郵件給他,因為我有些事想要告訴他。可是他並沒有回覆我,我是從他的朋友日記中寫到這件事,我才知道他有收到。不會把這件事寫在他的網路日記上也是他的作風。

  僕が彼を知ったのは、奇しくも10年前の2010年12月6日のこと。『旧FFXIV』の不出来から、批判のお声をたくさん頂戴している最中、FFXIV立て直しのために僕がプロデューサーとディレクターに就任することになり、それを開発チームや運営チームに話したのが12月3日。その週末は色々な人と飲みに行き、開発のこと、問題点のこと、吐き出したい愚痴などを聞いてまわり、翌月曜からは、プレイしてくださっているプレイヤーのことを知ろうと、FFXIVユーザーのWebサイト巡りを始めたのがきっかけだった。
  我剛好是在10年前的2010年12月6日認識他的,當時我們因為舊FF14的失誤,得到眾多玩家的批評,我也因為要讓FF14起死回生而擔任了製作人與總監,我是在12月6日才跟開發團隊及營運團隊說這件事的。那個週末,我和許多人一起吃飯,一起說著開發重點、問題所在,同時說出自己的抱怨,下個星期一,我們為了要更了解有在遊玩的玩家,開始搜尋著各個玩家的部落格,當時我才認識他。

  当時の社長が出した、「不出来を認め、立て直していきます」という声明に対して、彼は猛烈に怒った日記を書いていたのがとても印象に残っている。しかも、彼が怒っているのは、「不出来であることに対して」ではなく、「それを天下のスクエニが認めるな!」ということに対してだった。「僕たちは楽しく遊んでいるんだ!余計なことを言うな!」と。オンラインの世界で、物事や人の良い面を見て、出来る限り出会った人に優しくしたい、という彼の性格がとても良く出ている日記だと思う。
  當時的社長說了:「我們要面對失誤,並讓遊戲起死回生」,他當時寫下了對於社長的言論非常生氣的日記,這點我的印象很深刻。可是他生氣的點並不是因為「遊戲的失敗」,而是「天下第一的史克威爾不要輕易認同失敗」。「我玩的非常開心!不要說那麼多喪氣話!」在網路世界裡,可以看到許多人事物好的一面,因此都會盡可能的對別人釋出善意,他的日記也讓我充分感受到他的個性。

  とはいえ僕は、お客様に遊ぶ努力をしてもらうような状態や、「こんな風に思わせてしまっている」ことが本当に申し訳なく、だからこそ、今よりももっともっと楽しいFFXIVを作っていかなければだめだ、と決意を新たにさせてもらったことを覚えている。それから毎日更新される彼の日記を読むことは、僕の日課にもなり、アクセス解析をすればスクエニからのアクセスがあることはわかるだろうから、彼は毎日「遊んでますよ!」と記事を書き、僕はアクセスして「読んでますよ!」という答えを返す、なんとももどかしいけれど、オンラインゲーマーらしいキャッチボールが続いた。
  不過我想要讓大家可以開心玩而努力,讓大家覺得這並不是大家想要的遊戲也讓我覺得很愧疚,所以讓我產生了必須做出能讓大家更開心遊玩的FF14的決心。在那之後瀏覽他每天寫的日記變成了我每天的功課,或許是因為只要分析一下就能得知有人從史克威爾登入的關係,他每天都會在日記上寫「今天我有玩喔!」,我也會特別登入進去說「今天我看了喔!」看起來或許會讓人很不耐煩,可是我們卻一直持續著這類似線上玩家的對話。

  そして始まる『光のお父さん計画』。誰もが考えつきそうで、でも、誰も実行しないであろう計画を、仲間たちの力を借りながら、実の父親と共に歩みを進めていく。それを映像化したいと、情熱を燃やすプロデューサーが現れ、TVという非常に難しいメディアにも関わらず、彼はまたしても仲間たちの力を借りながら、どんどん前に進んで行くことになる。きっと本人も、「何が現実なんだか、よくわからないな(笑)」と思いながら突っ走っていたに違いない。
  說到「光之父親計畫」。這是個大家都能想到可是卻不會著手進行的計劃,他卻藉著夥伴的力量,和他的父親一步一步達成。接著一位懷抱著熱情的製作人說想要把這段故事戲劇化,他不管能不能在電視上播映,依然借助夥伴的力量,一步一步的完成了,我想他一定也一邊想著「究竟哪邊才是現實」,一邊勇往直前吧。

  2016年7月28日、TVドラマ化に向けて、僕はどうしても彼に直接会う必要があると感じ、スクエニ本社の応接室で彼と会った。想像していた通り、とても柔和だった彼とは、お互いのガンダム好きもあって、すぐに打ちとけることができた。なんといっても、5年半もの間、毎日妙なキャッチボールを続けてきた間柄である。相手のことを我がことのように知っているのだ。
  2016年7月28日,因為故事成功搬上電視劇,讓我覺得無論如何都要與他見上一面,於是我在史克威爾總公司的接待室見到他了。他和我想像中的一樣非常柔和,而且我們都很喜歡鋼彈,所以立刻打成了一片。再怎麼說,這5年半以來我們一直持續著這奇妙的對話,大概早就沒有隔閡了吧。

  そこからはもう、単なるオンラインゲーム好きのゲーマーとして、友人として、同志として、笑ったり真剣に議論したり、ガンダム談義で熱くなったり、ドラマ化や映画化が実現していく中で、オンラインゲームというエンターテインメントの可能性の大きさに、二人で「感動するよね」と話したりもした。そう、二人ともオンラインゲームが無ければ知り合うことがなく、でも、それが縁で古くからの友人のように振舞わせてもらった。「光のお父さん」によって、エオルゼアを訪れてくださった方も本当に多い。それによって、人生が変わったという人もまた多いはず。彼が示してくれたオンラインゲームの可能性に、最大の敬意と感謝を表したい。
  之後我們以線上玩家、朋友、同志的身分,有時笑著有時認真議論,有時又因為談到鋼彈而熱血起來,在說到線上遊戲這個娛樂項目能夠戲劇化甚至電影化,我們兩人都表示非常感動。沒錯,如果沒有線上遊戲,我們根本不會認識,但是也因為線上遊戲,我們才能有像是認識很久的朋友的互動。因為「光之父親」而造訪艾歐澤亞的人非常多,或許也有許多人是因為這款遊戲而改變了自己,在這邊我想向他對於線上遊戲可能性的想法致上最大的感謝。

  ドラマ版の放送が終わって落ち着いた頃、彼と、彼の実の父である「光のお父さん」と食事にも行った。お父さんは『息子のことを誇りに思っています』、と僕には手紙で告白してくれていたのに、実際に本人を目の前にすると、「こいつはまだまだですよ。これからも仲良くして、指導してやってください」なんて、それを目の前で聞いた彼は、「父はこういう人なんですよねぇ」と苦笑いしながらビールを呷っていた。
  電視劇的播放結束後,我和他還有他的父親一起吃飯。他的父親曾經寫信對我說「對於自己的兒子感到十分驕傲」可是在兒子面前,他卻說「這傢伙還不成器,請跟他好好相處並好好指導他」聽到這句話後他也是露出苦笑說「他就是這樣的人」,然後喝了一口啤酒。

......昨日のことのように覚えているのに、僕はもう、彼に会えない。
……這些事對我來說都像是昨天發生的,可是我卻再也見不到他了

  2018年11月、彼は癌を患い、摘出手術を行った。心配をかけまいと、ギリギリまで知らせてこないのが本当に彼らしく、また、水臭いやつだな、とも思う。僕はお見舞いに何を持っていくかを悩んだ末、「νガンダムVer.Ka」のプラモデルを持参した。別に病室で作れると思っていたわけではなく、闘病生活が続く上で、何か目標を......二人の間に約束事を作っておきたかった。彼は受け取って袋の中身を見て喜んだあと、「作ったら頂戴、デスクに飾るから」と僕が言うと、キョトンとした顔のあと爆笑していた。「あー、そういうことですか」と。
  2018年11月,他罹患了癌症,並做了切除手術,為了不讓他人擔心,總是在最後時刻才說出來也實在是他的作風,或是說他是個見外的人。當我在思考要帶什麼去探病時,最後我帶了「ν鋼彈Ver.Ka」的鋼彈模型給他,我並不是要她在病房裡組裝,而是為了讓他在與病魔搏鬥時,能有個什麼目標……之類的,我想要跟他做些什麼約定。當我看到他拿出模型時的喜悅表情後,我說了「組裝完之後給我,我要放在我的桌上」,他原先表情還很吃驚,後來大笑說著「原來是這樣」。

  しかし、彼の癌は再発してしまった。それについて、後悔はたくさんある。退院の後、専門の病院で改めて徹底的に検査させるべきだった。経過についても、普段からもっと聞いておくべきだった。一緒に食事に行く機会は何度もあったのに、元気そうにニコニコしている彼の姿を見て、僕は安心してしまった。思えば、僕が手渡した「νガンダム」をなかなか作ろうとしないのは、彼なりに何か感じるところがあったからなのかもしれないのに。でも、それももう聞くことができない。
  可是後來他的癌細胞又復發,關於這個我感到非常後悔,他在出院後應該要去專門的醫院再做詳細的檢查。不管結果如何,我也應該要問他狀況的。在這期間有很多次和他一起出來吃飯,可是看到他的笑容,也讓我因為放心而忘記詢問。這麼想起來,我給他的鋼彈模型他好像還沒開始組裝,或許是因為他有什麼預感吧,只是這件事現在也問不到了。

  僕は、彼が作ってくれると約束したνガンダムを受け取っていない。でも、きっと、向こうに持って行ってくれたんだろう、と思っている。色々な玩具が大好きな彼の事だ、ガンプラが無かったら、きっととても辛いだろうから。前向きで、とても優しい彼だから、向こうでも光の戦士たちを勧誘し、きっと皆で冒険を続けているに違いない。独身万歳と笑いながら、νガンダムを作ってくれているといいな。
  我沒有從他那邊拿到組裝好的鋼彈模型,不過我想他是帶過去另一個世界了。他很喜歡玩玩具,要是那個世界沒有鋼彈模型的話一定會很痛苦吧。像他那麼積極又溫柔的人,在那個世界一定也在招募著光之戰士,然後跟大家一起進行冒險。如果他能夠歌頌著單身萬歲,然後組裝著鋼彈模型就太好了。

  残念ながら、僕はまだ当分、彼の元へ行くつもりが無い。彼も望まないだろう。僕にはまだまだやることがあって、それは彼が大好きだったオンラインゲームの世界を、FFXIVという名前を借りて、もっともっと多くの人が楽しめるものとして続けていくこと。
  很可惜的是,我現在還沒有想過去陪他的打算。我想他也不這麼希望吧。我現在還有很重要的任務,那就是讓更多人能夠開心的遊玩他所喜愛的線上遊戲—FFXIV。

  「光のお父さん」が映像化されると決まった時、二人で約束をした。彼はその後もFFXIVをいちプレイヤーとして楽しみ、僕は制作者としてそれを作り続ける。プライベートになれば、お互いオンラインゲームとガンダムが大好きな同志だけどね、と。
  當「光之父親」電視劇化時,我和他約定好了,他要以一名玩家的身分繼續享受遊戲,我也要以開發者的身分繼續開發遊戲。但是在私底下我們就是喜歡線上遊戲且喜歡鋼彈的同志。

  時間が経てば、いずれ彼とは再会できる日が来る。その時はきっと、若葉マークを付けて、右も左もわからず途方に暮れている僕に、彼は向こうで見つけた仲間と共に、「初心者の方ですね!大丈夫、こっちも楽しいですよ、一緒に冒険しましょう」と手を差し伸べてくれるに違いない。そして、その手にはνガンダムが握られていると、僕はそう信じている。
  隨著時間經過,我應該能跟他再會,到時我一定會是個不知道目標在哪的豆芽玩家,他一定會和他的夥伴們對我伸出援手說「你是新手對吧!不用擔心,我們一起開心的冒險吧」。我相信他的手上一定會拿著組裝好的鋼彈模型。

おやすみ、マイディー。本当によく頑張ったね。またいつか会おう。
晚安,Maidy。你真的好努力,希望我們能再會。

2020年12月10日
線上玩家「光之戰士」吉田直樹



本篇是FFXIV製作人 吉田直樹
寫給「FFXIV光之老爸」原作者Maidy的信

如果有興趣的不仿去
看看光之老爸的連續劇或是電影
R.I.P Maidy

創作回應

大木
看到一半看不清字是正常的嗎QQ
2020-12-12 21:42:32
旅者
願他一路走好,光會指引他去處的TDT
2020-12-12 22:39:08
意象太極
腦中浮起ANSWER的主題曲...流淚是正常的嗎..願光指引他的道路...
2020-12-13 09:00:51
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願母水晶引導他回到海德林的懷抱
2020-12-13 09:58:57
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2020-12-13 10:10:36

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