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月詠み『こんな命がなければ』 MV彩蛋翻譯 with 伊亞修斯大大

築城院はるき | 2020-11-29 08:52:51 | 巴幣 1302 | 人氣 269
















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(1)
彼女は自分の人生を恨んだ
她憎恨著自己的人生。

遊ぶことに夢中になって、帰るのが遅くなって泥だらけの自分を優しく叱ってくれる母親が欲しかった。
曾想要有一位,在玩的太入迷而太晚回家時,會對滿身是泥的自己溫柔地斥責的母親。



彼女は自分の人生を恨んだ
她憎恨著自己的人生。

誰よりも勉強して取った、クラスで一番のテスト点数を褒めてくれる父親が欲しかった。
曾想要有一位,在比誰都要認真的讀書後,得到全班第一的成績時會誇誇我的父親。



彼女は自分の人生を恨んだ
她憎恨著自己的人生。

温かい食卓を囲む家族が欲しかった。おはようを言ってくれる家族が欲しかった。おやすみを言ってくれる家族が欲しかった。
真想要有圍繞著溫暖餐桌的家人啊。想要有會對我說早安的家人。想要有會對我說晚安的家人。

家族が欲しかった。
真想要家人啊。

彼女はまだ知らない。
她仍未知曉。

朝。
早晨。

私はいつものように家にいる誰よりも早く起きて、学校行きのバスに乗る。私がいつも座るのは後ろから二番目の窓辺の席。だが今日は先客がいた。そこに座る女の子は私と同じ制服を着ているが、初めて見る子だった。私は迷った末に隣に座る。
我一如往常地比家裡的人都更早起床,搭上往學校的公車。一直以來我都習慣坐在從後面數來第二個窗邊的位子。但是今天有人先坐在那裡了,在那裡坐著的女孩和我穿著一樣的制服,是第一次見到的人。我猶豫了一下,最後坐在了她的身旁。

女の子は私の気配に気付いて窓側から私の方え一瞬視線が移ったが、また外の景色ヘと戻る。
女孩感覺到我的氣息,從窗戶的那側一瞬將視線移到了我的方向,就又將視線移回到外面的景色。

学校へと一番近いバス停が見えて、私と隣の子は同じタイミングで立ち上がる。途端に強い雨が降り出してきた。傘を持っていなかった私はバスを降りるとひとまずバス停の屋根の下へと逃げ込む。まだ時間もあるから止むまで様子を見ようかと考えながら立ち尽くしていた時だった。
看到離學校最近的公車站,正當我和身旁的人同時站了起來以後,雨便猛烈的下了起來。沒帶傘的我下了公車後,總之先逃到了公車站的屋簷下。因為感覺還有時間,所以想說在雨停之前看看狀況,就一直站在那兒了。

「一緒に行こう」
「一起走吧」

バスで乗り合わせた女の子が赤い傘を私の頭上に差しかけた。
剛剛和我搭同一班公車的女孩在我頭上撐起了紅色的傘。

「あ……うん、ありがとう」
「啊......嗯,謝謝」

高校一年。街の木々の紅葉が散り始めた冬の前のことだった。
高中一年級,正是街上的樹開始飄散起紅葉的冬天之前的事。

私はまだ知らない。
那時,我仍未知曉。



(2)
思い出の中の彼女は、いつも私に笑いかける。
回憶中的她,總是對我露出了微笑。

彼女と初めて会った日のことを、私はよく覚えている。彼女と会わなければ、あの日は何の変哲も無い、ただ過ぎていくだけのありふれた日常の一片でしか無かったと思う。
和她初次見面的事情,我仍記得很清楚。若沒有和她相遇的話,那一天大概只會是平凡無奇,稀鬆平常地度過,成為日常的一部份然後消逝而去。

歩き慣れた道から見える景色ですら、聴き馴染んだ曲の歌詞ですら、よく知っている物語すら、彼女と出会ってからは違ったものになった。
自走慣的道路上所見到的景色也好,聽到爛熟的歌詞也好,早已熟悉的故事也好,在和她相遇之後就變得不同了。

歌も、言葉も、人生の価値も、笑い方も、嘘も、優しさも、生き方も、彼女が教えてくれたその全てが今の私を創っている。
歌曲也好,話語也罷,人生的價值,甚至到微笑的方式,謊言的揭穿,溫柔的意義,就連生存之道,從她那裡理解的一切,"創救"了現在的我。

彼女は間違いなく、私の世界を変える一因だった。
不會錯的,她是改變我的世界的原因之一。
いや、今でも彼女は私の世界の全てと言える。
不,即使現在她依然是我的世界的全部,我可以如此斷言。



(3)
ユマが唄って聴かせてくれた沢山の歌を私は今でもありありと思い出せる。レコード盤に針を落としたみたいに、彼女の声が鮮明に聴こえてくる。
yuma所唱給我聽的許多的歌,我現在仍能充分的想起。像是唱片機落下唱針般,她的歌聲仍能如此鮮明地在腦海中迴響。

私は彼女の曲が好きだった。架空の街の歌だとか、離れ離れになった二人の歌だとか、彼女の曲には物語があって、それを彼女が語り手として歌う。私は歌を聴きながら目を瞑って頭の中に映像を映したして、彼女の作る詩の世界に没入していた。
喜歡她所創作的歌曲。虛構的城市的歌曲之類的、相隔很遠很遠的兩人的歌之類的,她的歌裡像是在訴說著某些故事,而她則作為說書人將其歌唱出來。我聽了她的歌以後閉上眼腦海裡就會映照出畫面,沉浸到她所創作的歌的世界之中。


彼女は本が好きらしくて、その影響で自分で物語を作りたいと思うようになったという。ギターは小学生の時に離婚して疎遠になった元父親から、中学に上がった頃に譲り受けたものだと言っていた。
她似乎很喜歡書的樣子,在那影響之下自己也變得想寫故事了,大概是這樣吧。
吉他是小學時從離婚以後疏遠的生父,在升上中學時繼承而來的東西,她是這麼說的。

彼女の意志に寄り添うように、そして彼女を少しでも理解したくて、音楽を続けてきた。私は音楽家としての彼女の姿ばかり見てきた。私は、私が思っている以上に彼女のことを知らないのかもしれない。
似乎是受她的想法影響,讓我試著想去了解她,進而讓我繼續做著音樂。我只是一味地將她看作是音樂家,或許我比想像中更不了解關於她的事情也說不定。

彼女は、自分には才能が無いことよく零していた。ピアノをやっていた頃、母親にはほとんど諦められていたとか、往年の音楽家の話をしては私はこんな曲は作れないとか、そんなようなことを。
她經常抱怨自己沒有天分。開始學鋼琴時,母親很想叫她放棄別學了之類的,去年和音樂家聊天時說我無法作出這樣的曲子之類的,諸如此類的事情。

それでも彼女は音楽を対する姿勢を崩すことは無かった。挫けることを知らず、ひたすらに心血を注いだ。眩しくて、気高くて、美しかった。
即使如此她對音樂的態度仍未曾變過。好像不知道什麼叫挫折似的,全心全意的投入心血。耀眼地令人眩目、如此崇高且美麗。

私はただただその背中を追っている。どんなに歩いても、その距離は縮まった気がしない。
我只是不停地追逐著那樣的背影。不管走了多遠,都感覺無法拉近半點距離。

またユマのことを書いていた。
又寫下了關於yuma的事了啊。

彼女を詠って、この傷を抉って、消えない過去を呪って、それでいつか何かが変わるんだと、漠然と思っていた。ユマも呆れるだろうな。こんなに過去ばかり引き摺って。
歌頌著她、挖掘著這道傷、詛咒著無法消失的過去、然後想著總有一天會有所改變的,我暗自想著。

でも、もう何とも思ってないなんて大人ぶったところで、噓でしかない。もっと大事なものを失くしてしまうような気がするんだ。
但是,已經像大人一樣什麼也不在乎似的,只能繼續說謊下去。感覺好像快要失去更加重要的東西了。

言いたいことなんて本当に何もないのかもしれない。このどうしようもない気持ちが、行き場のない思いが、無様に命が叫んているだけだ。
想說的事情什麼的,可能真的什麼都沒有吧。這種無可奈何的心情,無處可去的思念,只是以不堪的模樣吶喊著生命罷了。

ねえユマ。こんな命がなければ、私達は最初から何も失うこともなかったんだろうか。傷も、過ちも、苦しさも、嘘も、痛みも、知らずにいれたんだろうか。
吶、yuma。要是沒有這樣的生命的話,我們從一開始就不會失去任何東西了對吧?傷也好、過錯也好、痛苦也好、謊言也好,從一開始就不會體會到這一切了對吧?



(4)
「だいぶうまくなった」
「大概熟練了吧」

「そうかな  ありがとう」
「這樣嗎 非常感謝!」


正直いって、まだユマ比べると雲泥の差だ。
說實話,要跟yuma相比根本天差地遠。

それでもユマが褒めてくれる度に、もっともっとうまくなりたいという気持ちが強くなる。
但是每次被yuma誇獎的時候,都會想更加的認真練習。

彼女からギターを教わって半年程。
在她身邊學習吉他已有半年之久。

ユマは、自分より上達が速いと言っていたけれど、
雖然yuma都說我學得比她當年快,

やはり数年の差は簡単に縮められるものではないとリノは痛感していた。
但果然無法彌補那數年來累積的經驗、切身的感受


「リノはきっと私よりうまくなる。ギターも、歌も、曲作りも」
「rino一定比我還要有天分。吉他也好,唱歌也是,甚至是作曲」

「そんなわけ」
「哪可能有這種事..」

「ある」
「有喔!」


ユマは遮るようにびしゃりと言った。
yuma突然的一句話否決了我的想法。

彼女のその目は至って真面目だった。
她的眼神非常認真

その言葉に納得できる程のものを自分は持っているとは思えないが、
認真到我不得不認同這句話,

彼女の屈託のない眼差しにリノが根拠のない自信が少し湧いてくる気がした。
但感覺從rino她放心的眼神中有著不知為何而存在的自信


「あの曲、聴かせて」
「能讓我聽一下,那首歌嗎」

「うん」
「恩」


リノは大きく息を吸い込む、
rino深深地吸了一口氣,

吸った分だけ息を吐いて調子を整える。
然後再深深的吐氣調整自己的狀態。

ギターを持ち直し、左手で曲の頭のコードを抑えて、ピックを持って右手を構える。
重新拿好吉他,左手啣著吉他的和弦,右手拿著撥片。

なんだか緊張しているようでは、
總覺得好像很緊張的樣子,

ステーシに立ったら気を失うんじゃないかと思う。
要是上台的話感覺會昏倒也說不定。


白んだ日差しが屋根の隙間から溢れて、
潔白的日光從屋頂的縫隙散落下來,

ギターのべグが光を反射している。
吉他的琴頭反射著那日光。

リノがもう一度息を吸うと、
rino再次深吸一口氣,

次の瞬間静かな空間をギターの音と歌声が覆った。
剎那間這寂靜的空間被吉他聲與歌聲所覆蓋。

ユマをそっと瞼を下ろして、
yuma就這樣闔上了眼,

彼女の歌と演奏に耳を傾ける。
聆聽著她的演奏與歌聲。


それはリノが初めて作った曲。
這是rino的第一首曲。

ユマはこれを最初に聞いたとき、
yuma第一次聽到的時候,

体の内側から熱いものが込みあげてくるような感覚にあった。
總覺得有種炙熱的感覺從體內滿溢出來。

心に響くというのはこういうことなのだと理解した。
若說這是心中的迴響的話應該就能理解了。

それと同時に、心の隅にはくやしさが滲んだ。
與此同時,心中的一角裡滲出了不甘心。



(5)
「将来の夢ってある?」
「妳有想往哪條走嗎?」


私は白紙の進路希望調査票を見つめながら言う。
我看這那張空白的志願調查表說著。


ユマはギターを弾く手をずっと止めると、私の方を見た。
yuma停止了動作,往我這邊看來。

ふふ、と何か含みのあるような笑みを見せる。
哼哼地不知道想著甚麼的笑著看著我。


「秘密」
「是秘密」

「え」
「欸~」


予想外の応えに一瞬呆気にとられてしまった。
預想外的回應讓我突然愣住了。

すぐにユマは止めていた手を動かし、
隨後yuma又再次彈奏起來,

それ以上の追及は許せないと言わんばかりにまたギターを弾き初める。
像是說著不要再追問下去一樣。

同じ楽器なのに彼女の奏でる音は私のそれとは本当に違って聞こえる。
明明都是同樣的樂器她彈奏出的音與我的卻有著天大的差別。

どうしてこんな風に弾けるんだろう。
為甚麼會如此彈奏著呢。

なんてことを考えながら眺めていた。
如此思考著的我不自覺地凝視著她。


「強いて言うなら」
「硬要說的話」


ユマは一呼吸おいて言う。
yuma她冷靜地說著。


「音楽で世界を救う とか?」
「就是用音樂拯救世界...對吧?」


そう言うとユマは、
說著這話的yama,

らしくないことを言ったという感じに少し照れたような仕草をして軽く笑ってみせる。
忽然意識到好像犯了蠢而害羞的笑了起來。

私の知る彼女はあまり冗談を言うような人では無かったから、
我所熟知的她並不是會開玩笑的一個人,

これまた呆気にとられる。
這突如其來的資訊讓我又愣了一下。


「まあ特に将来のことは考えてないよ」
「其實也沒有很在意未來要做甚麼呢」


それが噓なのか本当なのか、
是實話還是謊話,

それを判断するには彼女の見ている世界は余りにも違って思えた。
若針對此去判斷就能發現她眼中的世界與我們不同。


あの時、ユマは冗談のつもりで言ったのかもしれない。
那時候,yuma應該是打算用玩笑的語氣帶過吧。

音楽で世界は救えないかもしれない。
也許用音樂拯救世界是做不到的。

けれど、間違いなく私はあなたの音楽で救われたんだよ。
可是,我就是被你的音樂所拯救的喔。



(6)
私は小さい頃から数年前までピアノをやっていた。
我小時候曾學了數年的鋼琴。

特別音楽が好きだったからじゃない。
並不是因為喜歡音樂才學的。

母がプロのピアニストだったこともあり、物心がつく頃には日常にはピアノに触れる時間が当たり前のようにあった。
因為母親是職業的鋼琴家,自從懂事開始就時常碰一下家裡的鋼琴。

当初父はギターを勧めていて、ピアノをやらせるかギターをやらせるかで揉めたことがあったらしい。
當初父親是推薦我學吉他的,那時候好像就在這兩個之中抉擇著。


ピアノはずっと母に習っていたが、母が褒めてくれることはほとんど無かったと思う。
雖然一直跟著母親學習鋼琴,卻沒有被母親誇獎過。

初めた頃はそうでもなかったのだが、年を経るにつれ母の期待するラインを越えられず、
一次也沒有,隨著年齡增長也還是沒有到達母親期待的門檻,

”どうしてこんなに出来が悪い”と母が思っていることを子供ながらに感じていた。
"為甚麼你的資質就那麼差"從小就覺得母親是這麼想的。

反対に、父はよく褒めてくれた。
但是,父親卻很常誇獎我。

ピアノコンクールで銀賞を取った時も母は不満そうにしていた。
在鋼琴演奏會得到銀牌的時候母親也露出了不滿的表情。

私は母に認められたいという思いと、父の応援を意欲にピアノを弾き続けた。
好像還是沒被母親認同,不過卻因為父親的支持而繼續彈下去。


高学年に上がるに両親の離婚が成立し、私は母と暮らすことになった。
上了高年級後雙親離婚了,然後我就跟著母親生活了。

ピアノは小学校高学年くらいまで続けたが、ある時からすっかり弾かなくなってしまった。
小學高年級的時候都還持續的練著鋼琴,但之後就荒廢了下來。

ピアノを弾かなくなった私に母は何も言わなかった。
但母親卻甚麼也沒反應。


中学一年の夏の前のある日、私宛に手紙が届いた。
中學一年級的暑假來臨前,我收到一封信。

差出人の名前は元父親だった。
信上面的寄信人是生父的名字。

真っ白いシンプルな封筒には何も書かれておらず、
潔白簡單的封套上甚麼都沒有寫,

中の便箋には数行の文章だけがあって、
信中黏貼的便利貼上只寫了幾行文字而已,

それがある場所と、そこにいる荻野という人物に会えということが示してあった。
一行地址,以及和一位名為荻野的人見面的請託。


私は後日その手紙に書かれている場所に向かった。
後天我就照著信上寫的前往那個地址。

電車を二つ乗り継いで、辿り着いたその場所は古い楽器屋だった。
轉了一次電車後,終於到了地址上所佇立的古老樂器店。

店内にはギターを中心に沢山に楽器が狭しと置かれている。
店內以吉他為中心緊密地放置了各式這樣的樂器。

古びた印象の店先と違い、店内は案外綺麗だった。
與印象中的古老店鋪有所不同,格外的漂亮且華麗。


おずおずと店の奥の方へと進んでいくと、
小心翼翼的走向店內深處,

作業台でギターのメンテナンスか何かをしている男性が見える。
看到一位在工作檯上維護著吉他的男子。

私は荻野という人物について尋ねようと声をかけると、
試著靠近工作檯去詢問著荻野這個人的存在,

その男性の胸元には荻野と書かれた名札がついているのが見え、
然而出聲後才看到他胸前的名牌寫著荻野兩字,

私はすぐに父親の名前と、
而我馬上說出了父親的名字,

その娘だと言うことを男性に伝える。
妳是他的女兒對吧他這麼說著。

すると待っていたよとひとこと言うと、
他請我先在這邊等一下,

奥の部屋から何かを持ってきた。
走進更深處的房間不知道拿出了甚麼東西。


それを私は父の自室で見たことがあった。
越走越近後才發現這是父親房間的東西。

浅い黒色をしたセミハードのケースに中には白いアコースティックギター。
淺黑色所覆蓋半硬質的樂器箱中躺著一把原聲吉他。

何度か私にそのギターを弾いて聞かせてくれたことを思い出して、
不知為何想起了父親曾讓我試著彈一次吉他的那個時候,

少し寂しくなる。
胸口不自覺的空出了一個洞。


ギターの他には手紙らしきものとノートが入っていた。
吉他旁放著類似信的東西仔細一看裡面放著一張筆記。

ノートはギターのコードや、
上面寫者和弦以及,

弾き方のコツなんかが書かれていて、
彈奏的方法,

さながら手書きの教則本になっている。
簡直像手寫的教科書一樣。


そして荻野さんは父の話をしてくれた。
然後荻野說出了父親請他傳的話。


母には内緒にしておこうと思った。
我打算向母親隱瞞這件事。

あの母のことだから、
因為如果是母親的話,

これを見つけたら癇を立てるのは容易に想像できる。
如果看到這個一定會大發雷霆。

普段は自室にクローゼットに隠すことにする。
先把它藏在房間的衣櫃裡好了。


思えば、
想了一下,

母と夕食を一緒に食べることも滅多になくなった。
和母親一起吃晚餐的時候越來越少了。

昔から仕事人間で、
原本就是職業婦女,

父がいなくなってからはそれが更に付勢した。
與父親離婚後愈加地"認真"了。

母は厳しかったが、
雖然母親很嚴厲,

母なりに私のことを想ってくれていることは理解していたから私も余計なことは言ってこなかったし、
一直覺得母親這樣做是為了我好所以我也沒有任何怨言,

やっかい事を持ち込みたくになかった。
也因此沒法和母親好好的交談。



(7)
音の無い日常に慣れることは無かった。
無法習慣沒有音樂的日子了。

日を増すごとに、
但隨著日期天天過去,

私の世界から色が失われていくのを感じていた。
我的世界裡好像漸漸失去了色彩。


部屋の隅でそのままになっている壊れたギターを眺める。
看了一眼房間角落壞掉的吉他。

まるで自分を見ているような気分だった。
總好像在看著自己一樣。

もう直せないのだ。
已經回不去那個樣子了。

治らないのだ。
已經沒有人能拯救它(我)了


あれから母とは顔を合わせていない。
從那時與母親鬧翻後。

言い争った日の夜、
每天每夜只有爭吵聲迴盪,

扉の向こう側で何かを言っているような気配を感じたが、
關上房門後總覺得母親好像說著甚麼,

その言葉を聞くことができない。
卻也聽不太到。

そもそも母は私がこんな状態になってるだなんて思ってもいないだろう。
也許母親也不覺得我進了叛逆期吧。


リノからの連絡も、
rino的電話也

ずっと無視してしまっている。
一直無視著。

最後に会ったのはいつだったっけ、
最後一次見面,

もう三週間くらい前か。
大概是三周前吧

どんな顔をしれ合えばいいんだろう。
如果見面的話要用甚麼樣的表情面對她呢。


二回目に診察で回復の見込みが無いと知った日、
在回診日期尚未確定的這幾天,

私は声が枯れるまで泣き叫んだ。
撕心裂肺地哭著直到喉嚨撒啞的我。

自分がどんな声を出していたかもしれない。
總覺得也許該去說點甚麼才對。


ふと、亡くなった父を思い出す。
突然間,想起了已去世的父親。

父がどんな思いを抱いて死を選んだのかわかった気がした。
那時候我好像理解了他是抱著甚麼想法離世的了。

どうしようもならない現実に直面した時に、
面對無法改變的現實面前,

死こそがそれを逃れる道だと気付いてしまった。
*就是最好的解決辦法。



ぺートーヴェンの『悲愴』が頭の中で流れる。
貝多芬的「悲愴」緩緩的從腦中浮現。

”悲愴は音楽家の命である聴覚を失うことを悲しんだ嘆きの曲”
"悲愴是因自身失去音樂家資格的聽覺所做的悲嘆之曲"

とどこかで聞いたことがある。
不知從何而來聽到這句話。


ぺートーヴェンは若い頃から難聴を患い、
貝多芬從小就聽力不太好,

四十歳頃には全聾となったが、
雖然40歲時全聾,

それでも作曲を辞めなかったという。
卻從沒放棄作曲。


少し埃をかぶったピアノの鍵盤蓋を開く。
緩緩地將灰塵蓋滿的鍵盤蓋掀開。


指を鍵盤の上に翳すだけで、
輕輕的將手指放在鍵盤上,

手の震えが止まらない。
手卻不知為何停不下顫抖。

大きく深呼吸して、
大大的深吸一口氣後,

小さい頃に何度も何度も練習した『悲愴』を弾き始める。
彈起了小時候不斷練習的「悲愴」。


ずっと弾いていなかったのに、
明明很久沒彈了,

指が覚えているのかすらすらと鍵盤を押していく。
手指卻不自覺的動了起來。


私の世界に音は鳴らない。
我的"世界"中有的只有一片寂靜。

確かにこの部屋に私の演奏は鳴っているのに、
雖然我正在這彈奏著,

私にはそれが聴こえない。
卻無法聽見半點聲響。

まるで私だけがこの世界から置き去りにされらみたいに。
就好似我被這世界給排除在外一樣。


私はもう歌えない。
我也無法唱出聲音。

私はぺートーヴェンのようにはならない。
我...我無法成為像貝多芬一樣的存在。


消えれしまいたい。
好想要完全消失...
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這次是拖了很久的翻譯
雖然是合作翻譯應該早點用完的
不過我真的太忙了...
感覺給伊亞修斯大大添了一些麻煩

然後若對上面的翻譯有甚麼個人的看法或是覺得翻法不適當的話
請在下方留言喔!!!

以上  就是我們的合作翻譯 煩請指教
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