クリプトコックス症の概要
(IASR Vol. 36 p. 185-186: 2015年10月号)
1.クリプトコックス症の特徴
クリプトコックス症はクリプトコックス属真菌による感染症であり、健常者における侵襲性真菌感染症として国内で最も頻度が高い。クリプトコックス属真菌は主に肺や皮膚から感染して病巣を形成する。肺クリプトコックス症が多いが、播種性感染症を起こすことがある。特に中枢神経系に播種して、脳髄膜炎を起こすことが多い。腎疾患、膠原病、悪性腫瘍、糖尿病やステロイド投与などがクリプトコックス症のリスク因子であり、ヒト免疫不全症候群ウイルス(HIV)感染はクリプトコックス脳髄膜炎のハイリスクとなる1)。
2.クリプトコックス症の原因真菌
クリプトコックス属は担子菌類に属する酵母状の真菌で、細胞壁の外側に多糖体で構成される厚い莢膜を有するのが特徴である。髄液などの臨床検体を用いて、墨汁法による直接鏡検で莢膜保有酵母を確認することが診断に有用である1, 2)。クリプトコックス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)感染マウスの肺から分離した菌体の墨汁法による直接鏡検像を図に示す。C.neoformans はクリプトコックス症の主な原因真菌で、国内における症例のほとんどを占めている。感染源としてハトなどの鳥の糞との関与が示唆されており、環境中に浮遊する真菌を吸入して、あるいは,創傷のある皮膚などを介して感染する。これまでにヒト-ヒト間での感染は報告されていない。
クリプトコックス症の原因真菌として、C. neoformans の他にクリプトコックス・ガッティ(C. gattii)があげられる。発生地域としては、C. neoformans が世界中に認められるのに対し、C. gattiiは熱帯や亜熱帯地域、特にオーストラリアやパプアニューギニアなどに限定的に認められていた。しかし近年、北米においてC. gattii のアウトブレイクが発生し、発生地域の世界的な拡大傾向が懸念されている3)(IASR 34: 4-5, 2013 参照)。国内においても限定的であるもののC. gattii によるクリプトコックス症例が報告されている4)(本号5ページ参照)。
3.症 状
健常者の肺クリプトコックス症例では無症状のことが多い。皮膚クリプトコックス症例では皮疹などの皮膚所見を認める。脳髄膜炎症例では、発熱や頭痛を認め、嘔気・嘔吐や項部硬直などの髄膜刺激症状、性格変化や意識障害などの神経症状を認めることもある。
4.検査および診断
血液の一般生化学検査は特有の所見を認めないことが多い。脳髄膜炎症例では、髄液圧の上昇、髄液中の細胞数増加、糖の低下や蛋白増加などを認める。髄液の墨汁法による菌体確認や臨床検体からクリプトコックスが培養されれば、確定診断となる。補助診断として、莢膜多糖の主要成分であるグルクロノキシロマンナン抗原を検出する血清学的検査が有用である。しかし、播種性トリコスポロン症例でも擬陽性になることに留意する必要がある。肺クリプトコックス症の画像所見では、結節性または空洞性の病変を認めることがあり、肺腫瘍との鑑別が必要となる。病理学的検査において、細胞性免疫の低下していない症例では、肉芽腫性の病変を認めるが、病原因子と宿主の免疫状態により非典型的な所見を呈することがある。Alcian blue-PAS染色ではクリプトコックスの莢膜成分が陽性となり、ヒストプラズマなど他の真菌との鑑別に有用となる1)。
C. neoformans とC. gattii の鑑別には、L-canavanine glycine bromothymol blue(CGB)培地を用いた簡易的同定法、またはリボゾームRNA遺伝子のITS領域、D1/D2領域、IGS領域の塩基配列解析による同定法を用いる。
5.クリプトコックスに対する免疫機構
クリプトコックスに対する免疫応答としては、結核菌などの細胞内寄生菌と同様に細胞性免疫、特に1型のヘルパーCD4T細胞(Th1細胞)による免疫応答が重要である。Th1細胞などによって産生されるinterferon-γ(IFN-γ)などのサイトカインにてマクロファージなどの食細胞が活性化されることにより、肉芽腫が形成され、真菌を封じ込めると考えられている5)。そのため、後天性免疫不全症候群(AIDS)症例では、CD4T細胞数の減少により真菌の増殖を抑制することができなくなり、脳髄膜炎などの播種性クリプトコックス症の発症率が高くなることが知られている。
参考文献
深在性真菌症のガイドライン編集委員会,深在性真菌症の診断・治療ガイドライン2014,共和企画,東京,2014
山口英世,病原真菌と真菌症 改訂4版,南山堂,東京,2007
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国立感染症研究所真菌部
金城雄樹 梅山 隆 宮﨑義継
大阪市立大学大学院医学研究科細菌学
金子幸弘
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2318-related-articles/related-articles-428/5993-dj4281.html
新型隱球菌之感染與流行病學
前言
新型隱球菌(Cryptococcusneoformans)首度於1894年被發現,是一種產莢膜之酵母菌,能引起隱球菌病(cryptococcosis)及隱球菌腦膜炎(cryptococcal meningitis),世界各地均有此病散發性發生。1955年以前全球文獻統計僅300個病例,然而隨著免疫抑制療法的普遍化及愛滋病(AIDS)的崛起,全球病例有日益增多之趨勢。近年來,新型隱球菌已躍居愛滋病患死因首位,且佔腦膜炎病因的5%,因此逐漸引起醫療界之重視。
病原菌
隱球菌(Cryptococcus)一屬已知有37種(species),但具致病性的多為新型隱球菌(Cryptococcusneoformans),其他菌種如Cryptococcusalbidus、C. laurentii、C. curvatus或C. humicola僅引致少數個案病例(1)。新型隱球菌形態為圓或橢圓形,直徑大約為4-6μm。它的特色是外圍一層厚的多醣體莢膜,莢膜厚度依菌種及環境條件而異。依據莢膜抗原、對刀豆胺酸(canavanine)的抗性、利用氨基乙酸(glycine)的能力等生化特性可分為A、B、C、D四個主要血清型以及較為少見的AD型。此外,依據分子序列分析新型隱球菌可分為三亞種(varieties):C.neoformans var. grubii(血清型A)、C.neoformans var. gattii(血清型B 和C)及C. neoformans var. neoformans(血清型D)。血清型AD就DNA序列及氨基酸序列而言,其分子演化的分析(phylogenetic analysis)最接近血清型A(2, 3)。新型隱球菌分類上屬於擔子菌,兼具無性生殖及有性生殖世代,無性生殖採出芽生殖(budding)。以血清型(serotype)A及D或B及C交配可分別產生a或α交配型的新型線擔菌(Filobasidiella neoformans)或桿孢線擔菌
(Filobasidiella bacillispora)之菌絲體及擔孢子。α交配型被分離出的機率較高,病原性亦較強。
傳染途徑及致病機轉
第18卷第11期疫情報導571 (Filobasidiella bacillispora)之菌絲體及擔孢子。α交配型被分離出的機率較高,病原性亦較強(1)。傳染途徑及致病機轉新型隱球菌常存在於土壤、鳥類排泄物、尤加利樹、腐爛有機物中。當含隱球菌的腐植土或乾燥鴿糞逸散入空氣中時,便可經由呼吸道進入人體而感染。病原被吸入後會沉積在肺泡中,引起肺部疾病,若患者缺乏正常T細胞功能,病菌會散播全身並侵入中樞神經系統,引發腦膜炎。新型隱球菌的主要致病因子有三:(一)黑色素(melanin)的產生:具毒力的新型隱球菌含有漆化酶(laccase),能以兒茶酚類(catechols)為前驅物來製成黑色素,黑色素可提供新型隱球菌抗氧化功能並協助規避巨噬細胞的吞噬作用。腦脊髓組織內含有多量兒茶酚類化合物,這可能是新型隱球菌好侵犯這些組織的原因。(二)多糖莢膜的存在:多糖莢膜能協助隱球菌抵抗惡劣環境及寄主的免疫防禦反應。(三)於37°C存活能力:新型隱球菌能藉由分泌calcineurin酶,催化相關訊息傳遞通路,使病原能在人類體溫37°C下存活生長。其他如分泌能分解寄主細胞膜的酵素、分泌甘露醇(mannitol)的能力等均與致病力相關(1,4)。
臨床症狀與治療
通常隱球菌病為伺機性之感染,早期症狀很少且為非特異性,如有頭暈、頭痛或輕度發燒,早期診斷極不容易。其他症狀還包括噁心、嘔吐、胸痛、久咳、意識不清、智力缺陷、言語障礙、視力障礙、頸部僵硬及呼吸困難等。新型隱球菌病常引致腦膜炎,導致神經系統永久的損傷。免疫力不良的病人如果發生血行性擴散則有致命危險,預後非常不好。
病患若無接受抗黴藥物治療,大多無法存活。治療策略通常採用amphotericin B及flucytosine 或fluconazole抗黴菌藥物做綜合療法。接受抗黴藥物治療後,多數患者症狀需時二至四週,甚或六週,才漸趨緩和及消失。
診斷方法
一、染色鏡檢:檢體(腦脊髓液、痰、尿液及血清)直接以印度墨汁(India ink)染色多醣體莢膜,菌體外圍呈現光暈。
二、黴菌培養:在Potato Dextrose或Sabouraud’s Dextrose瓊脂及不含有cycloheximide之培養基,於20-37°C快速生長,2-3天可形成黏狀、乳白色至褐色之菌落。利用新型隱球菌獨特的生化性質,如(一)產生尿素酵素;(二)新型隱球菌具石炭酸酶或;(三)能在培養基含有兒茶酚胺,如Birdseed(Niger Seed)瓊脂、Cornmeal Tween 80含咖啡因瓊脂會製造黑色素形成棕色菌落,可進一步鑑別出此酵母菌。
三、隱球菌抗原檢驗:以乳膠凝集試驗(latex agglutination)檢測血液或是腦脊髓液中新型隱球菌抗原,抗原力價超過1:8可視為感染。抗原力價檢測亦可為病程及療程追蹤之依據。
流行病學
病原真菌一般並不在人與人之間傳染,各國並不列為報告傳染病,且常因診斷不易或無通報登錄而被低估,因此針對隱球菌難以有精確的發生率、嚴重性的統計。在美國無全國性監測,僅針對舊金山、喬治亞、德克薩斯及阿拉巴馬州四個特定區域做主動監測。依據美國CDC資料隱球菌病一般族群的年發生率為0.2-0.9/100,000,在AIDS患者的年發生率為2-4/1,000。在歐洲隱球菌病一般族群的年發生率為0.1-0.05/100,000(德國0.16/100,000、英國0.066/100,000)(5,6)。在澳洲及紐西蘭一般族群的年發生率分別為0.66及0.22/100,000(7)。在西方國家,新型隱球菌多發生於免疫能力不全的患者,如AIDS 患者。其他常見傾病因素(predisposing factor)則包括惡性腫瘤病人、C型肝炎患者、接受器官移植手術者、或類固醇治療、糖尿病、類風濕性關節、肝硬化或白血球減少症等。新型隱球菌是AIDS最常見的伺機性感染,在美國和歐洲愛滋病病患約有3-10%會感染隱球菌病,在非洲則高達30%。隱球菌感染多數發生在年紀15-65歲人身上,老年人及小孩感染率很低。在性別方面,男性感染新型隱球菌為女性的2至4倍多。此可能與女性雌激素的分泌有保護作用或男性戶外暴露較多及抽煙與糖尿病傾病因子有關。不過近年來據英、德二國資料統計女性感染率有逐年上昇的趨勢,這可能與罹患AIDS的非裔及東南亞裔女性有關。
隱球病發生於世界各地方。新型隱球菌病原依型別差異其傾病因子、生態趨適性及地理分佈亦有差異。C. neoformans var. grubii(血清型A)分佈遍布全世界,佔全世界的隱球菌病的70%。尤其存在鴿糞或其它鳥類如麻雀、鸚鵡等之糞便中。愛滋病病人和美國地區的隱球菌感染百分之百是由血清型A所造成。C. neoformans var. neoformans(血清型D)佔全世界隱球菌病的9%,主要分佈在北歐地區。其感染臨床上較屬急性,較易有發燒及全身性感染,較少造成腦膜炎。採自歐洲如丹麥、法國、德國、義大利、荷蘭及瑞士等與亞洲的日本,菌種100%皆為A或D二個血清型。阿根廷、加拿大、英國及南加州及夏威夷以外的美國,隱球菌病的致病菌種A或D二個血清型亦多達85%。
C. neoformans var. gattii(血清型B及C)盛行於熱帶和亞熱帶地區如巴西、中非洲、巴布亞新幾內亞、澳洲、南加州、夏威夷、墨西哥、巴拉圭、地中海地區或亞洲的高棉、泰國、越南、印度及尼泊爾等地。C. neoformans var. gattii好發於免疫力正常的人身上,易造成腦部病變和肺部的感染,雖然死亡病例較少,但需外科及較長的藥物治療且易有後遺症。B血清型佔全世界隱球菌病的11%;而C血清型只有2%,且其中88%發生於美國的南加州。C. neoformans var. gattii血清型B與多種桉樹(Eucalyptusspp.)有生態學上之關聯性,主要生長於熱帶及亞熱帶地區並不見於溫帶地區,如赤桉(E. camaldulensis)、細葉桉(E. tereticornis)及檸檬桉(E. citriodora)等。除了澳洲本土以外加州、亞普利亞、義大利、及印度北部(8)等地區的赤桉可分離出C. neoformans var. gattii。台灣地區屬於亞熱帶適合桉樹的繁殖,桉樹為速生樹種且經濟價值高,自1896年起由澳洲引進台灣後,已成為台灣重要造林樹種之一,目前台灣常見的桉樹有長葉桉(E. longifolia)、藍桉(E. globulus)、大葉桉(E. robusta)以及檸檬桉(E. citriodora)等。這些樹種的植被分佈及開花期與C. neoformans var. gattii的感染是否具有地域及時序上的相關性,有待進一步探討。
台灣隱球菌感染情形,台大醫院研究報告中約有64.4%感染由C. neoformans var. neoformans造成;約有35.6%感染由C. neoformans var. gattii造成。然而自1995年後由於愛滋病的增加,C. neoformans var. neoformans感染率也在逐漸上升中(9)。由於各亞種生態趨適性不同,臨床病程發展易有些微差異,如此勢必影響防治及治療策略,因此,對於國內各血清型之分佈情形有必要加以調查,發展快速型別鑑別診斷亦十分重要。
新型隱球菌宿主範圍包括人、貓、狗、狐狸、天竺鼠、馬、牛、羊、猴子、無尾熊、海豚、鳥類等。潛伏期可長達數月至數年。今年日本動物園發現一例澳洲進口無尾熊因隱球菌死亡的案例,經鑑定病原為C. neoformans var. gattii,由於日本本土株皆屬C. neoformans var. neoformans亞種,這也是C. neoformans var. gattii亞種首度在日本被分離之案例(10),這隻無尾熊應在澳洲已受感染。雖然新型隱球菌曾被報導過從鳥類糞便及人類臨床檢體分離之菌株具有相同生化特性,單株抗體特異性及限制片段長度多型性(RFLP)指紋分析圖譜(11)。一般而言,人畜共患的案例仍屬罕見。
預防
新型隱球菌屬於生物安全級數II的病原微生物。目前並無有效的預防性藥物或疫苗。病原在環境中存活能力甚強,可達數月至數年。鴿糞是新型隱球菌的良好的繁殖基質,但鴿子不會受到感染。本菌曾被報導在鴿子喜歡棲息的冷氣機頂端繁殖,並成為肺部感染的感染源。因此,在有大批鴿群駐足的城市,窗型冷氣上裝有防鴿設施已成標準配備,以茲防範。雖然迄今並未有在鴿舍附近疾病聚集的文獻報導,基於本菌在風乾鴿糞普遍存在的特性,建議養鴿戶應保持鴿寮內的清潔及通風,進入寮內戴口罩,且在清除鴿舍時應先進行化學消毒,例如施加1%次氯酸鈉、碘、酚類、戊二醛、甲醛或強鹼,或加水避免病原隨塵埃揚起。民眾好奇的是,鄰近有人養鴿或是路經鴿子棲息或鴿糞掉落區時是否有感染的風險。一般而言,除非是免疫缺損患者尤其是愛滋病患,直接從事鴿糞清理工作,會有吸入分生孢子而受到感染的危險,一般民眾則勿需過度擔心。
撰稿者:陳國緯、廖美惠、林育徽、李淑英
衛生署疾病管制局研究檢驗組
衛生署疾病管制局真菌實驗室
參考文獻
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鳥インフルエンザに関するQ&A
(1) インフルエンザとは何ですか。 インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる感染症です。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスがヒトや動物に感染することで引き起こされる感染症です。インフルエンザウイルスは抗原性の違いから、A型、B型、C型、D型に大きく分類されます。
国内で主に冬季に流行するインフルエンザは、季節性インフルエンザと呼ばれ、近年、世界的にヒトの間で流行している原因ウイルスは、A(H1N1)pdm09、A(H3N2)(いわゆるA香港型)、B型です。(2) 鳥インフルエンザとは何ですか。 鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスによる感染症が、鳥インフルエンザです。
鳥インフルエンザの原因となるA型インフルエンザウイルスの自然宿主は野生の水きん(カモ)類です。この野生のカモ由来のウイルスが家きんの間で感染を繰り返すうちに、鶏に対して高い病原性を示すウイルスに変異した場合に高病原性という表現をします。
鳥インフルエンザウイルスは、通常はヒトに感染しませんが、感染したトリに触れる等、濃厚接触をした場合などにきわめて稀にヒトに感染することがあります。このように、鳥インフルエンザウイルスが、トリ以外に、ヒトやその他の動物に感染した場合も鳥インフルエンザという病名を使用しています。
ヒトの鳥インフルエンザのうち、A(H5N1)及びA(H7N9)の鳥インフルエンザは、感染症法上は二類感染症に、それ以外の亜型の鳥インフルエンザは 四類感染症に位置づけられています。 家きんにおける鳥インフルエンザについては農林水産省HP「鳥インフルエンザについて知りたい方へ」をご参照ください。
(3) 高病原性鳥インフルエンザとは何ですか。 鳥インフルエンザのなかでも、鶏に感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。その原因となるウイルスは高病原性鳥インフルエンザウイルスといいます。高病原性鳥インフルエンザウイルスとしては、A/H5亜型のものとA/H7亜型のものが知られています。(4) 鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)はヒトにも感染するのですか。
鳥インフルエンザウイルスは、通常、ヒトに感染することはありません。しかしながら、感染したトリに触れる等濃厚接触をした場合など、きわめて稀に鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染することがあります。
近年、エジプトにおいてA(H5N1)、中国においてA(H7N9)の鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染した事例が報告されています。また、WHOによると、中国においてA(H5N6)ウイルスのヒトでの感染事例が2014年5月に初発例が確認され以後、2016年12月7日までに16例が報告されています。 鳥インフルエンザ(H5N1)の詳細はこちら「鳥インフルエンザ(H5N1)について」
鳥インフルエンザ(H7N9)の詳細はこちら「鳥インフルエンザ(H7N9)について」
鳥インフルエンザ(H5N6)の詳細はこちら「鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルス発生状況」(国立感染症研究所)
(参考)Monthly Risk Assessment Summary (WHO)(5) 鳥インフルエンザウイルスはどのような場合にヒトに感染するのですか。 報告されている患者のほとんどが、家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があったとされています。
また、鳥インフルエンザウイルスがヒトからヒトに感染するのはきわめて稀であり、感染の事例は、患者の介護等のため長時間にわたって患者と濃厚な接触のあった家族等の範囲に限られています。
(6) 鶏肉や鶏卵を食べて、鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)に感染することはありますか。 鳥インフルエンザウイルスについては、これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという事例の報告はありません。
なお、WHO(世界保健機関)は、鶏などの家きん類にA(H5N1)の高病原性鳥インフルエンザが集団発生している地域(東南アジア等)では、家きん類の肉及び家きん類由来製品について、食中毒予防の観点からも十分な加熱調理(全ての部分が70℃に達すること)及び適切な取扱いを行うことが必要であるとしていますので、鶏肉は十分加熱して食べてください。また、鶏肉を未加熱又は加熱不十分なままで食べることは、食中毒予防の観点からもお勧めできません。
また、食品安全委員会も、平成16年3月に、鶏肉や鶏卵は「安全」とする見解を示しています。詳細は、食品安全委員会ホームページをご参照ください。(7) 鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを含む)と新型インフルエンザとはどのような関連があるのですか。
鳥インフルエンザ=新型インフルエンザではありません。
鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスによる感染症が、鳥インフルエンザです。一方、新型インフルエンザは、既知の鳥インフルエンザウイルスや豚インフルエンザウイルスの遺伝子が変異※し、ヒトからヒトへと効率よく感染する能力を獲得した、新たな遺伝子を持つインフルエンザウイルスによる感染症です。季節性インフルエンザウイルスと異なり、大部分のヒトは新型インフルエンザウイルスに対する免疫を有さないと考えられるため、ヒトの間で急速かつ大規模な流行を引き起こすと考えられます。なお、平成21年に発生した新型インフルエンザは、豚インフルエンザウイルスの遺伝子変異に由来したウイルスでした。 ※鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザウイルスになる仕組みは、2つあります。ひとつは、鳥インフルエンザウイルスがヒトや鳥類の体内で変異し、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスになることです。もうひとつは、ヒトや豚に、ヒトのインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスが同時に感染し、それぞれが混ざり合って、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスになることです。(下図参照)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/qa.html
鳥インフルエンザに関するQ&A
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禽流感
病原體
流感病毒有不同類型。除了在人類之間流傳而引致季節性流感的流感病毒之外,亦有很多其他甲型流感病毒見於禽鳥和其他動物物種。這些病毒有別於人類季節性流感病毒,並不會輕易傳染人類。然而,其中某些動物病毒可能偶爾會感染人類,這類病毒稱為新型流感病毒,禽流感便是一個例子。
禽流感是由主要影響鳥類和家禽(如鷄或鴨)的流感病毒引致。近年亦出現人類感染甲型禽流感(H5N1、H5N6、H6N1、H7N4、H7N9、H9N2和H10N8等)病毒的個案。
由於人類感染禽流感病毒的情況並不常見,因此人體對該病毒的免疫力極低,甚至沒有免疫力。不過,一旦禽流感病毒因為有了適應能力,或從人類病毒中獲取某些基因,以致能輕易地在人與人之間傳播,便會出現流感大流行。
病徵
人類感染禽流感的病徵包括眼部感染(結膜炎)、流感樣病徵(例如發燒、咳嗽、喉嚨痛、肌肉痛)或嚴重的呼吸道感染(例如肺炎)。感染較嚴重的類型〔如甲型禽流感(H5N1、H5N6、H7N9或H10N8)病毒〕可引致呼吸衰竭、多種器官衰竭,甚至死亡。
傳播途徑
人類主要透過接觸染病的禽鳥(活鳥或死鳥)或其糞便,或接觸受污染的環境(例如濕貨街市和活家禽市場)而感染禽流感病毒。禽流感病毒在人類之間的傳播能力十分低。不時有一些國家報告禽鳥爆發禽流感疫情,並偶爾出現人類感染個案。
潛伏期
約7 – 10天,視乎甲型禽流感的個別亞型。
高危人士
與活家禽有近距離接觸的人士較易感染禽流感。長者、兒童及長期病患者一旦受感染,亦較容易出現併發症,如支氣管炎、肺炎等。
治理方法
患者應有充足休息,多飲水。支援性治療可紓緩病徵。若出現流感樣病徵,尤其是屬抵抗力較弱人士或病情轉趨嚴重時,例如出現持續高燒或呼吸急促等症狀,應盡快求診。由甲型禽流感(包括H5N1、H5N6、H7N9和H10N8病毒)引起的病情比一般流感嚴重,大部分患者須留院醫治。抗病毒藥物對病情可能有效。兒童忌服含有阿士匹靈成分的藥物,以免引致雷爾氏綜合症。
預防方法
染病的禽鳥(活鳥或死鳥)或其糞便可能帶有病毒,因此,市民應避免接觸家禽、雀鳥、動物或其糞便,並留意以下重點以預防感染禽流感:
處理家禽
- 購買活雞時,切勿觸摸活雞和雞糞,切勿吹其尾部。洗淨沾有糞便的蛋,用洗滌劑輔助清洗,並立刻烹煮和進食。若需處理冰鮮家禽或家禽屍體,必須時刻保持個人及手部衞生。處理家禽、禽類製品或蛋時切勿觸摸口、鼻或眼睛,其後亦必須用梘液和清水徹底洗手。
- 要徹底煮熟蛋類,直至蛋黃及蛋白都凝固才可進食,也不要把食物蘸著加有生蛋混和的醬料一同進食。應徹底煮熟家禽。如家禽在烹煮後仍有粉紅色肉汁流出,或骨髓仍呈鮮紅色,應重新烹煮至完全熟透。
個人衞生
- 保持雙手清潔,經常用梘液和清水洗手,尤其在觸摸口、鼻、眼睛前、處理食物及進食前、如廁後、觸摸過公共物件,例如電梯扶手、升降機按鈕或門柄後,或當手被呼吸道分泌物污染時,如咳嗽或打噴嚏後。
- 咳嗽或打噴嚏時,用紙巾遮掩口鼻,把用過的紙巾棄置到有蓋垃圾箱,然後徹底清潔雙手。
- 倘若有發燒或呼吸道感染病徵、要前往醫療機構、要照顧有發燒或呼吸道感染患者的人士,均應戴上外科口罩。
- 如出現流感樣病徵,應留在家中休息,避免前往擠逼或空氣不流通的場所。
- 保持均衡飲食、恆常運動、充足休息、不要吸煙和避免飲酒,以建立良好身體抵抗力。
環境衞生
- 保持室內空氣流通。
- 每星期最少徹底清潔家居一次,例如可使用1比99稀釋家用漂白水(以10毫升次氯酸鈉的濃度為5.25%漂白水混和於990毫升清水內)來清潔家居非金屬表面。金屬物件表面則使用70%酒精徹底消毒。
- 應預防屋外隔氣彎管乾涸及定期消毒排水口(約每星期一次)。
- 如隔氣彎管有損毀,或排水口發出臭氣,應立即維修。應聘請合資格技工檢查及維修。
疫苗接種
- 現時只有供人類使用的H5N1疫苗,但只建議有高風險接觸甲型 (H5N1) 禽流感病毒的實驗室特定人員接種。現時並沒有預防人類感染其他禽流感的疫苗。
- 季節性流感疫苗不能預防禽流感,但仍有助減低因感染季節性流感而引致併發症及住院的可能性。基於流感疫苗是安全和有效的,而健康人士亦有可能發生嚴重流感感染,因此除個別有已知禁忌症人士外,所有年滿6個月或以上人士都適宜接種季節性流感疫苗作個人保護。
- 此外,疫苗可預防疾病科學委員會建議一些群組優先接種季節性流感疫苗。建議是根據多項科學因素,包括本地的疾病負擔和國際經驗而制定。
抗病毒藥物
- 醫生會視乎病人的情況及健康需要,向病人處方抗病毒的藥物(例如特敏福),過程中須考慮有否任何不適合使用抗病毒藥物的情況,並權衡服用後的好處與可能出現的副作用。胡亂使用抗病毒的藥物,可能會導致病毒出現抗藥性。
- 預防流感藥物,應由註冊醫生處方。其藥力只在服用期間有效;一旦停止服用,預防功效也會消失。因此,市民不應自行服藥,以免出現副作用或令病毒出現抗藥性。
旅遊建議
- 前往受影響地區旅遊時應避免接觸禽鳥或其糞便,和到濕貨街市、活家禽市場或農場。
- 身處外地時,如身體不適,特別是有發燒或咳嗽,應戴上外科口罩,立即通知酒店職員或旅遊領隊,並盡快求診。
- 旅客從受禽流感影響地區回港後,若出現流感樣病徵,應立即求診,告訴醫生最近曾到訪的地方;並佩戴外科口罩,以防傳染他人。
https://www.chp.gov.hk/tc/healthtopics/content/24/13.html