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92 GP

LiSA 紅蓮華 第十五單曲專題訪問

作者:Dr.K│2019-07-18 11:37:45│巴幣:4,293│人氣:17595


小編前言:本篇訪問為 LiSA 紅蓮華 新單曲專題訪問

若懂日文可直接點選連結網站直接觀看~
翻譯整個專題是希望大家多認識LiSA這位歌手 若翻譯有些出入也請見諒!!



「ずっと近くにいられますように」と願うLiSAの、選択と変化とは――LiSAインタビュー(前編)


希望能一直待在你身邊LiSA所做出的選擇與變化──LiSA訪談(前篇)

 4月30日、平成最後の日。横浜アリーナでの2daysのワンマンライブ「LiVE is Smile Always ~364+JOKER~」の2日目、ステージ上で繰り広げられたLiSAのパフォーマンスは、客観的に見ても「最強のライブ」と感じられる内容だった。LiSAにとって横浜アリーナでのライブは、2016年11月の「LiVE is Smile Always -NEVER ENDiNG GLORY-」以来2年半ぶりだったが、ショウとしての完成度はますます高まっており、表現者としての進化を印象づけた。昨年、ベストアルバム発表後のホールツアーで、不完全燃焼だった部分もあっただけに、「364+JOKER」の充実ぶりは、とても頼もしい。そして、だからこそ、15枚目のシングル『紅蓮華』(7月3日発売)を語る前に、昨年のホールツアーから4月の横浜アリーナに至るまでの道のりの中で、「LiSAは何を想っていたのか」をインタビューのテーマにしたいと考えた。

430平成最後一天。在橫濱體育館舉辦的連續兩天單人演唱會「LiVE is Smile Always 364+JOKER~」的第二天,舞台上LiSA的表演不斷炸開,即使客觀來看也是一場「最強的演唱會」。對LiSA來說,在橫濱體育館是201611月的「LiVE is Smile Always -NEVER ENDiNGGLORY-」之後隔了兩年半,以一場秀的表現上來說完成度越來越高,以表演者來說也能感受到她的進化。去年,在精選輯發表後的巡演,有不完全燃燒的部分,但看到她在「364+JOKER」的完美演出就令人放心了。接下來,在聊第15張單曲「紅蓮華」之前,先來和她聊聊LiSA在去年的巡演到4月的橫濱之間在想些什麼。

「364+JOKER」で披露された楽曲群には、彼女のライブを知る者ならばおそらく誰もが気づくであろう、「ある変化」があった。ここでお伝えしたいのは、彼女がなぜそれを選択したのか、そしてその先に何を見据えているのか、である。目の前の聴き手のために、自分自身を削りながら精一杯を届けてきたLiSAは、しなやかに変化を遂げながら、これからも走り続ける。そのことを、LiSAの言葉から感じてもらいたい。

在「364+JOKER」裡表演的歌單裡面,了解她的演唱會的人大概每個人都能感受到「某種變化」。在這裡想要分享的是,為何她會選擇這麼做,以及在這之後她看的是什麼樣的未來。以前就算要傷害自己也要拼命傳達給眼前聽眾的LiSA,為了往後也能繼續往前進,悄悄地完成了某些變化,接下來就由LiSA親自說明吧。

たぶん、身を削って頑張ってる自分が好きだった

我以前應該是、喜歡不惜拼命也要努力的自己吧


――4月末の横浜アリーナ2days、平成最後の日に最高のライブを見せてもらいました。

――4月底的橫濱兩天,在平成最後讓我們看到了最強的演唱會


LiSA:ありがとうございます。

LiSA謝謝


――2日目に関して、観てる側としては「最強だな」って感じられるライブだったので、まずは本人の言葉で横浜アリーナ公演を振り返ってほしいんですけども。

――尤其是第2天真的是有種「最強」的感覺,首先想要請本人,回頭看這次的橫濱公演有什麼想法?

LiSA:はい。去年、ベストアルバムを出して、ツアーを回って――途中で体調を崩してしまい、「やっぱり自分はうまくできないんだ」って思ったのが、ベストアルバムのツアーでした。それが、すごく悔しかったし、そこから横浜アリーナまで、正直不安でした。ベストアルバムのツアーの最初にできていたような最強のライブ、自分が満足できるライブは、もう自分にはできないのかもって思ってしまって。それと、ライブハウスだったらどっちかというと音楽だけでできているから、そんなに気負って挑まなくていいというか、自分のホームな感じがしてるので、そんなに全部を決め込まなくても頑張れるところがあるんですけど、アリーナは作り込むものが多くて、自分の力だけで何かができる場所じゃないんですね。そこへの気合いはありつつ、横浜アリーナ当日までは不安な気持ちのほうが大きい状態でした。

LiSA:好。去年精選輯出了之後,在跑巡演時中途搞壞了身體,想著「我果然還是做不好」,是場令人很不甘心的巡演。從那之後到橫濱為止,其實一直都是很不安的。在想著像精選輯巡演初期的那樣超強、能讓自己也滿足的演唱會,會不會就這樣再也辦不到了呢。另外就是,如果是LIVE HOUSE的話,是一個純粹只有音樂的地方,不用硬要挑戰什麼也沒關係,比較有像是自己家的感覺。但在ARENA場的話要做的準備很多,不是只靠自己就能完成的地方,所以其實到演唱會當天一直都很不安。

――なるほど。

――原來如此。

LiSA:もちろん準備は完璧にやってるんだけど、当日ステージに立ったときの自分への自信がなかったというか……正直、すごく怖かったです。ライブに『~364+JOKER』っていうタイトルをつけて、1年の中に挫折する日やダメな日があって、「それも必要な1日なんだ」って自分自身が体現しなくちゃいけない、と思っていて。それも自分に課した責任でありプレッシャーだったんですけど、当日は「できるだけ自分に自信を持つぞ」っていう魔法をたくさんかけて、ステージに上がって。なんか、「会わない間って不安になるんだな」って思いました(笑)。会ってない間にひとりで勝手に不安になっていたけど、温かく迎えてくれたし、みんなの気合いもすごかったので、楽しかったです。

LiSA:當然準備過程還是會做到完美,但當天站上舞台的時候對自己很沒有信心‧‧·老實說,很恐怖。但我必須親身體驗演唱會的標題『~364+JOKER』,一整年裡就算有受挫折的日子、過得不好的日子,「但那也是必要的一天哦」的概念。這也是我對自己設下的責任,當天對自己施下了「盡全力對自己保持信心」的魔法,站上舞台。好像,沒見到人的時候會自己感到不安,但因為大家會溫暖迎接我,非常開心。


――不安になることって、今までも経験してきたことじゃないですか。でも今回の場合、「トップフォームが戻らないんじゃないか?」という、質の違う不安ですよね。横浜アリーナで最高のライブを見せてくれて、我々を安心させてもらった後だからこそ、あえて不安と長く向き合った経験について聞いてみたいな、と思うんですけども。

――感到不安這件事至今也經驗過不少次。但這一次應該是「無法回到完美狀態」對於表演品質上的不安。但在橫濱讓我們看到了最棒的演唱會之後、讓大家都安心之後的現在,想要在這邊問問妳長久以來面對不安的經驗。


LiSA:ずっとキックボクシングへ行ってるんですけど、もともとチャンピオンだった新田さんという方にやってもらっていて。彼は35歳で引退していて、全盛期に比べて年齢を重ねていくことで戦いづらくなっていく経験をされている方で、「自分の身体が衰えて、最強だった自分を超えられなくなるとき、どうするんですか」って聞いたんです。そのときに、「お客さんも一緒に年を取っているから、本当に応援してくれてる人たちはわかってます」って言われて、もうボロクソに泣いたんです(笑)。「だから、自分自身が今できること、今の自分に嘘をつかずに精一杯やることです」って言われて、また泣いて(笑)。それを聞いて、「今できることを精一杯やるスタンスを変えちゃいけないなあ」って思いました。そして、「今の自分ができることをきちんと把握する能力も必要だな」って思って。自分の無茶な願望だけで、目の前の人のためだけに自分を削って、「もういいんだよ」って思われちゃいけないんだなって。

LiSA:我一直有在去踢擊健身房,教練是一位原本是冠軍的叫新田先生的人。他在35歲的時候退休,和全盛時期比起來年齡上已經很難再和別人戰鬥了,我向有這種經驗的人問說「隨著自己的身體變弱,發現已經無法超越以前最強的自己的時候,該怎麼辦呢?」,於是他說「觀眾也是和我一起慢慢變老的,如果是真的支持我的人,會明白的。」然後我就開始爆哭(笑)。他又繼續說「所以啊就是,不對自己說謊,盡全力去做現在的自己能辦得到的事就好了。」然後我又繼續哭(笑)。聽了這個之後覺得,果然還是要繼續盡全力去做自己能做的事,而且「確切掌握現在的自己能做到什麼,也是必要的能力」。為了滿足自己亂七八糟的願望,為了眼前的人傷害自己生命去表演是不行的。


――だいぶ大きな意識の変革ですね。

――是個非常大的意識改革呢。


LiSA:とにかく自分を削ってやっていくことがすべての誠意だと思っていたし、「精一杯やった。これでも観てくれる人がいなくなるんだったらしょうがない」みたいな表現しかできなかったけど、きっと「今のわたしの精一杯がこれだ」ってわかってもらえるだろうなって思って。横浜アリーナはそうやって作ったライブでした。身を削って削って、限界に挑戦するライブではなくて、これから先をみんなが期待できるライブにしたいと思いました。たとえば、今までだったら、2日間でガラッとセトリを変えてたと思うんですけど、今回はあまり変えなかったんです。それは、けっこうな覚悟をもって挑んだことで。今までだったら無理してでも変えて――たぶん、身を削って頑張ってる自分が好きだったんですよね。

LiSA:我以前一直是,反正只要拼命做就是展現自己的誠意,「我已經盡全力了,如果觀眾還是不喜歡我也沒辦法了。」我只會這一種表現方式。但是現在我覺得,觀眾應該能明白「現在的我的全力就是這樣。」橫濱就是這樣子的一場演唱會。不是以前的那種不惜削減自己生命也要挑戰極限,而是還能和大家一起期待未來的演唱會。譬如說,以前的話如果有連續兩天的場,歌單都會有很大幅度的變動,但這次沒什麼變。這件事是抱著很大的覺悟改掉的。如果是以前的話就算不可能也會硬改,我以前應該是,喜歡不惜拼命也要努力的自己吧。


――同時に、自分の中の不安を解消するひとつの手立てでもあったんでしょうね。

――同時,也是為了消除自己不安的一個手段對吧。


LiSA:そうですね。人を引き止めておくため、自分を好きになってもらうための手段というか――そう、思い出したんですけど、昔、友達をお家に呼んでお茶とお菓子を出すことをよくやってました(笑)。「ここに来たら楽しいことがあるよ」っていう、そのときのわたしができる精一杯ですよね。ほんとの友情ってそういうものじゃないのに、わたしにとってはそれがひとつの愛情表現で、自分のためではなく、人に喜んでもらうためにお小遣いを貯めてたんですね。そういう感覚は、ずっと変わらないなって思います。

LiSA對阿為了要留住人,為了要讓別人喜歡自己的手段──啊、我想起來了。以前我為了要把朋友叫來家裡玩,每次都會準備茶和一堆零食(笑)。「只要來這裡就會有好玩的事情哦」一直努力想要和大家表達這件事。真正的友情明明就不是這樣子的,但對我來說那就是一種愛情表現。不是為了自己,而是為了讓別人開心存零用錢。我想我的這種感覺,一直都不會變吧。


――もしかすると、求められてる以上のことをやってる可能性もあるし。

――而且還有做出比被要求的份以上的事情


LiSA:そうそう(笑)。そういうことをしないと、好きって伝えられてる感じがしないというか。

LiSA:對對(笑)。如果不做到這樣的話就無法表現出我的喜歡,之類的。


――でも、セットリストの話は非常に印象的ですね。今までとは違う道を見つけるべきところに来ているという点で、ある種のターニングポイントに立ってる感じがするというか。

――可是歌單的事情非常有印象呢。這次是從不一樣的地方來的,可以很明顯感覺到某種轉捩點。


LiSA:そうですね。自分が人間だったことに気づいた(笑)。自分が思ってる以上に、わたしは人間だったっていうことかな。

LiSA:對阿。我終於發現我也只是個人類(笑)。自己的考慮以上,我還是個人類吧。


――もっと早い段階で気づく機会はあったと思うんだけど(笑)。

――應該有其他更早就能發現的機會才對(笑)。


LiSA:あはは。やっぱり、それでもやりたかったんですよね。

LiSA:呀哈哈。就算是這樣以前也想要做啊。


自分自身まだまだ変化していくと思うし、今は変化したものを耕してる最中

認為自己還會持續變化,現在正是耕耘那份變化的時候 


――それって必然的な変化ですよね。カスカスに燃え尽きるまでやり尽くしちゃうと、未来につながらなくなることがようやくわかったわけだから(笑)。

――那也是必要的變化呢。妳總算發現如果一直燃燒自己燃燒殆盡的話,就看不到未來了嗎(笑)


LiSA:(笑)はい、やっとわかりました。なんだろう、短くきれいに咲く感じに美学を感じてたんですね。そういうものにずっと憧れてきたけど、大事なものができて、大事な人たちがいて、その人たちと長くいたいと今は思っていて。きれいに咲いてるうちはいいけど、散ったあとに誰もいなくなることがずっと不安だったから、形を変えながら何回も広がっていく、それこそタンポポのように――いや、ここは紅蓮華って言うべきでしたね(笑)。蓮の花のように、ずーっとみんなの近くにいられる花のように生きていくほうが、長くみんなと一緒に遊んでいられるし、長くみんなと夢を見ていられるなあって思います。だから、今の自分をしっかり見て、自分のブレーキ、手綱をちゃんと持てるようになりました。

LiSA:(笑)是,我總算發現了。該怎麼說呢,以前很憧憬那種短時間綻放的感覺,但現在有了重要的事物,遇到重要的人之後,現在變成想要和這些人們一直在一起。美麗綻放的期間沒問題,但對於凋落之後誰也不在的場景感到非常不安。所以想要像蒲公英那樣,改變形狀讓自己可以擴散到其他地方──阿,這裡應該要說紅蓮華的(笑)。像蓮花那樣,能一~直在大家身邊的花,才能長久地和大家一起玩,和大家一起做夢。所以,好好地看著現在的自己,找到自己的煞車,變得會注意這些事情了。


――そのわりに、横浜アリーナのライブはめちゃくちゃ激しい“Thrill, Risk, Heartless”からライブが始まってたけど(笑)。

――說是這樣說,結果橫濱場的時候還是用超激烈的 “Thrill, Risk, Heartless”開場了呢(笑)。


LiSA:(笑)やっぱり、みんなが求めているLiSAというものは、LiSAでいる以上、不安を持たせちゃいけないし、そこには責任もあるから。みんなが「いつものLiSAだ」って思ってくれるようなLiSAを、ちゃんと最初に見てほしかったんです。

LiSA:(笑)我還是有責任把大家所追求的LiSA表現出來的,不能讓大家感到不安啊。要讓大家覺得「啊,是平常的那個LiSA」這東西要在最開始就讓大家看到。


――ここで、読んでくれている人にはっきり伝えておく必要があると思うんですけど、今話してくれた変化というのは、パワーダウンとイコールではないんですよね。実際、今回の横浜アリーナ公演はショウとしての完成度が高くて、2016年の横アリ公演と比べても、全体のクオリティが向上していたと思うし。

――講到這裡,我覺得有必要讓讀者知道,現在說的變化並不是降低力量哦。實際上這次的橫濱公演以一場秀來說完成度非常高,和2016年的橫濱公演相比全體的品質又更上一層樓了。


LiSA:そうですね。わたしも、今回のほうが好きです。2016年の横浜アリーナは、ちょっとチャイルディッシュな部分、かわいい部分も含めてできたライブで、それはギリギリ20代だったから(笑)。そういう意味では、ガルデモのときには出せなかった力が(2014年の)武道館のときにはあって、武道館では出せなかった力が幕張メッセや横浜アリーナのときにはあって。そのときどきで、自分ができることをひとつずつ増やしてこられた気がしているし、自分がやりたいことが本当の意味で伝わるような年齢になってきた気がします。

LiSA:是的。我也是比較喜歡這次的。2016年的橫濱有點小孩子氣、有一些可愛的地方,那是因為還20幾歲的關係(笑)。在武道館的時候有GDM時無法表現的力量,在幕張或橫濱的時候也有武道館時無法表現的力量。在每個場都有自己能做到的事情慢慢增加的感覺,覺得自己現在到了一個能清楚表達自己想要做的事情的年齡。


――無理をしなくても、最高のライブが届けられるフェイズになってきてる感じがありますね。

――不用勉強自己也能完成最棒的演唱會的感覺對吧。


LiSA:うん、そうですね。また、ライブが楽しいターンに戻りました。でも、自分自身まだまだ変化していくと思ってますし、今は変化したものを耕してる最中なので、そこにまた花が咲くと思います。感覚的には、自分が過去に持っていたものを、ここまでに全部出し尽くしてきて、それを誰かと掛け合わせたりすることで最強にしてきたと思うんですけど、今は新しく広げられる場所を耕してる感じがします。そこに、また小さな芽が生えてきていて。その子たちが、これから花を咲かせていったら、もっと表現できることが増えていくんだろうなあ、と思います。

LiSA嗯,對啊而且,演唱會又回到一個快樂的階段了。可是,我自己有感覺到我還會持續變化。現在正是耕耘那份變化的時候,到時一定還會有別的花開出來。感覺上來說,自己以前有的東西,已經全部都拿出來了,和大家配合之後展現出最強的表演。現在則是把自己要耕耘的地方往外擴張,在新的地方會生出小芽,等到開花的時候一定能有更多能表現的事物才對。


――表現の広がりを感じさせてくれる曲というと、やっぱり今回のライブでも“DOCTOR”は強烈だったなあ、と(笑)。

――說到表現上變廣的曲子,果然還是這次的 “DOCTOR”(笑)。


LiSA:やっぱり(笑)。あとから固定カメラのビデオを観たんですけど、カメラの近くにいっぱいお客さんがいて、“DOCTOR”がダーン、バーン!って終わったあとに、「すっげえ!」みたいな感じで、みんなの声がめっちゃ入ってました(笑)。「えっ? 何あれ?」「すごかったね」っていうザワザワが入っていたのを聞いて、「衝撃的だったんだな」って思いました。

LiSA果然(笑)。我後來看影片才發現,攝影機附近的觀眾在 “DOCTOR”搭-、吧!!結束之後,收到一堆「好強!」的聲音(笑)。聽到大家「ㄟ?那是什麼?」「超強」之類的聲音才發現,大家可能很震驚吧。


――“DOCTOR”によってパフォーマンスの状態が測れるとすると、結論としてはめちゃくちゃいい状態、という感じになると思うんですよね。あとは“TODAY”を聴いていて、ここ数ヶ月の間に不安に感じていたいろんなことが報われる感覚があったんじゃないかな、と想像していて。

――“DOCTOR”單就結論上來說是個非常棒的狀態。而在那之後聽到的“TODAY”也讓人想像得到,LiSA這幾個月來的不安已經沒有問題了。


LiSA:はい。“1/f”の前までは、なんかちょっと緊張していて。でも“1/f”の前に、センターに行ってしゃべったときに、ちゃんと自分に素になれた感じがしました。目の前のひとりひとりがやっと見えた感じがして。で、“1/f”から、“DOCTOR”とかを歌ったあとにわたし自身も安心して、「今日はいける」って確信を持てるようになって。だから、“TODAY”を歌うときには自分の中の気持ちがすごく統一された感じがあって、あの日横浜アリーナで“TODAY”を歌う意味をすごく感じながら歌えました。

LiSA“1/f”之前還有點緊張。但是在 “1/f”的前面,跑到中央舞台說話的時候,感受到原來的自己,總算能看清眼前的每個人了。 “1/f”“DOCTOR”唱完之後,就確信自己今天沒有問題了。所以唱 “TODAY”的時候,自己的心非常有被整理過的,在那天橫濱演唱的“TODAY”同時非常有感覺而唱著吧。


――全体を通して、変に背伸びをしない感じ、いい意味での気合いみたいなものは感じました。

――全體而言,感受到一股不會硬要誇大自己的氣勢。


LiSA:そうですね。自分を大きく見せない、等身大の自分でちゃんとステージに立つ――等身大というか、ちゃんと今の自分で立つモードになれたんだと思います。

LiSA是的不會硬要讓自己看起來很大,用等身大的自己好好的站在舞台上──與其說是等身大,就是好好地用現在的自己本人站在台上。


――今までは?

――到現在呢?


LiSA:今までは、大きく見せたかった。

LiSA:到現在的話,會努力想要讓自己看起來很大。


――大きく見えるようにするために、いろいろ頑張ってきた。

――為了讓別人看起來很大做了很多努力呢。


LiSA:うんうん、そうですね。今は、「そこにいるわたし」みたいな感じだと思います。

LiSA:嗯嗯對阿。現在是「站在那邊的就是自己」的感覺。

裏切れない、止まれない。「今の気持ち」を伝える“紅蓮華”の真実――LiSAインタビュー(後編)

永不背叛、永不放棄。傳達現在的心境紅蓮華背後的真相
――LiSA訪問(後編)


 LiSAによる15枚目のシングルの表題曲“紅蓮華”の歌詞に、聴く者をはっとさせる一節がある。《世界に打ちのめされて/負ける意味を知った》――自分の弱さを受け入れ、過酷な運命に立ち向かっていく『鬼滅の刃』の主人公・炭治郎が奮闘する姿が浮かぶフレーズだが、これは同時に、LiSAが今の自分自身と向き合った末に生み出された言葉でもある。シンガーとして経験を重ね、圧倒的なライブパフォーマンスをもって躍進を果たしてきたLiSAだが、一方では何度もうまくいかない現実に直面し、そのたびにそれを乗り越えてきた歴史がある。常にLiSAを奮い立たせてきたのは「裏切れない」「大切なものを守りたい」という、強い意志だった。《世界に打ちのめされて/負ける意味を知った》は、「負ける意味」とともに、「それを跳ね返して前に進むことの大切さ」を知っているLiSAにだから書けた言葉だと思う。『紅蓮華』リリースに伴うインタビュー後編では、“紅蓮華”の背景にあったものは何であるのか、に迫りつつ、『鬼滅の刃』のエンディング主題歌である梶浦由記との楽曲“from the edge”について、話を聞いた。

來自LiSA的第十五張單曲中的表題曲紅蓮華中,有段讓聽者無一不感到驚訝的歌詞。《就算被世界擊潰/嘗到失敗的滋味》雖然是句在描述『鬼滅之刃』中的主角 炭治郎,那承認己身的弱小並挺身面對殘酷的命運時奮鬥不懈的身影。但同時,也是LiSA在坦然接受自己後所寫出的詞句。LiSA做為一個歌手,在不斷累積的經驗以及演唱會中那壓倒群眾的表演力下,成功的向前躍進了一大步。而在另一方面,歷經過無數次的失敗並坦然面對後成功的跨過障礙的經驗的她,在這背後不斷的鼓舞著LiSA的正是她那(永不背叛、想守護寶貴的事物)的強韌意志。《就算被世界擊潰/嘗到失敗的滋味》這句,也只有同時體會過失敗的滋味排除萬難並向前邁進的重要LiSA才得以寫出的詞。伴隨著紅蓮華的發行同步公開的訪談後篇中將為各位帶來在紅蓮華,以及由梶浦由記一同創作的『鬼滅之刃』片尾曲from the edge背後的故事。


自分の中の正解は、《世界に打ちのめされて/負ける意味を知った》だった

自己所認為的正解應該是《就算被世界擊潰/嘗到失敗的滋味》


――前回のシングル“ADAMAS”と“赤い罠(who loves it?)”は意識的に攻めてる内容だったと思うんですけど、その意味で最新作の“紅蓮華”は、逆に「LiSAらしい楽曲」っていう印象があって。どういうモードで制作に臨んでいったんですか。

――前張的單曲“ADAMAS”與“赤い罠(who loves it?)”,我認為含有意識的進攻的內容、那麼意味著最新作的"紅蓮華"、是相反的「像是LiSA樂曲」,是什麼的模式進行製作的呢。


LiSA:まず“紅蓮華”は、「守りたいものがあって、傷だらけでも強くなっていく」というところで、“ADAMAS”とテーマ的に大きくは変わらなくて。“ADAMAS”はベストアルバムのあとに、それこそ「こいつ、まだまだ攻めていくんだな。よっしゃ、いくぞ!」みたいな気合いを入れたかったし、みんなの不安を解消したい気持ちもあったから、“ADAMAS”“赤い罠”と、あえて攻めの楽曲を入れました。で、今回“紅蓮華”を出すことになったときに、“紅蓮華”は「守りたいものがあるから攻めていく」っていう以前のわたしのスタンスではなくて、守りたいものができてしまったことによる嬉しさ、つらさみたいなものも組み込んである曲なんですね。
LiSA首先紅蓮華的部分,因為有想守護的事物,因此就算遍體麟傷也會不斷變強這裡其實跟“ADAMAS”在主題上並沒有太大的改變。“ADAMAS”這張專輯是在精選輯之後,除了想把原來這個傢伙還可以繼續衝阿。好,衝阿!」這樣的氣勢放入之外,還帶有破除大家不安的情緒地想法在內。所以才會特別放入像是“ADAMAS”赤い罠”這樣,充滿攻擊性的歌曲在內。而這次在確定要發行紅蓮華時,則是與以往因為有想守護的事物所以我要向前進攻的態度不同。這次曲子中的是發現值得守護之物時的那種欣喜感以及無力感。

 わたし自身が裏切れない、やめられない、止まれない。生きることをやめられないし、死ねない――要するに、LiSAであることをやめられない、やっていかなくちゃいけないっていう、やっぱりその時点の素直な苦しかった気持ちも含めてます。だけど、自分がそれでもまだ咲きたい、まだ進みたいっていう希望を、横浜アリーナでのライブの前にちゃんとみんなに伝えたくて。それまで、不安要素が多いところをみんなにたくさん見せてしまっていたので、今の自分の気持ちをちゃんと伝えなくちゃって思ったのが“紅蓮華”です。

我不會背叛自己、不會放棄,也不會就此停住腳步。不會放棄繼續活下去,也不會就此死去。簡單來說就是包含著當下那種,我不會放棄身為LiSA的這件事,絕對不能放棄的最單純的痛苦感。但是,就算如此,我想在橫濱的演唱會前,將我還想繼續向前邁進、繼續綻放自己的光彩的這股想法確實地傳達給粉絲們。由於在那之前,不小心讓大家看到了許多會感到不安的情況,才會有了「一定要將自己當下的心境傳達給大家」的作品“紅蓮華”。

――受け取る人を不安にさせてしまう状態というのは、その当時の時分のメンタルにどんな影響をもたらしていたと思いますか。

――你說的將會給歌迷帶來不安的這種情況,確切來說是在當下給精神上帶來怎樣的影響呢?


LiSA:大前提として、「みんなのことを不安にさせたくない」っていう気持ちがあります。自分の気持ちをわかってほしいということではなくて、「大丈夫。わたしは今、ちゃんと前向きだよ。ちゃんと自分のことを大事にできてるよ。これからも進んでいく心積もりでいるから」っていう気持ちを伝えなくちゃ、と思ってました。

LiSA:由於有著「不想讓大家感到不安」的這個想法為前提。因此,不是要讓大家了解我的心境,而是一定要讓大家了解到「沒關西的,我現在有好好的保持正向的心態。有好好珍惜自己的身體喔。接下來也打算繼續向前邁進。」的這個想法。


――『紅蓮華』は15枚目のシングルで、これまでもあまねく物語に自分を重ね合わせてきたと思うんですけど、今回は歴代のタイアップ曲の中でも、かつてなくLiSA自身が歌詞に出てるんじゃないかなって思っていて。当然『鬼滅の刃』の物語やキャラクターは念頭に置きつつ、自分自身のことがアウトプットされた感覚が強いんじゃないですか。

――『紅蓮華作為的十五張的單曲,感覺也與以往的作品一樣,都有將自己帶入歌曲世界。但是,比起以往的商業合作中,這次的歌詞中就出現了不同於以往,將LiSA自己的經驗放入其中的感覺。當然,作詞時應該也是以『鬼滅之刃』的故事情節以及各腳色為原點,但LiSA對角色輸出自己的情感這點應該還是十分強烈的吧?


LiSA:そうですね。これまでは、作品があるおかげで、あまり素直な言葉を使わないでよかった部分もあったけど、“紅蓮華”はわかりやすくないといけないって思いました。どちらかというと、今までは「アニメ側の気持ちに自分の気持ちを乗せなきゃ」って思ってたし、近いものを探そうって思ってた。だけど今回は、自分が書きたいことや自分が書きたい歌詞の伝え方を、作品に寄せる作業のほうが多かったというか。先に自分のことを書いて、作品に寄せていったっていう言い方が近いのかな。

LiSA:對阿。因為到目前為止,滿多因為作品的關係,所以可以用一些不那麼直接明白的字句。但是在“紅蓮華”上卻給我非得講清楚的感覺。換句話說,一直以來我都是以一個「在動畫立場上加諸自己的感受」的想法,將自己身邊看到的感受寫進去。但是,這次卻是將自己想表達的、自己想寫的歌詞覆蓋到作品上的情況偏多。也就是先寫好自己想寫的內容,再插入作品世界觀的做法吧。


――手法としては、かつての手法と逆のアプローチをしている?

――所以是說使用與過去寫詞的手法相反的意思嗎?


LiSA:そうですね。

LiSA:是的。

――LiSAの状況として気持ちを伝えるべきタイミングでもあっただろうし、それは結果『鬼滅の刃』とも相性がよかったのかな、と思うんですよ。なんか、炭治郎という人がLiSAに見えて仕方がないと思っていて。いわゆる剣戟が見どころのアニメなんだろうなあ、と思いつつ、実はキモになってるのは1話の序盤で炭治郎が街に炭を売りに行ったところで――。

――LiSA狀況來看,有可能目前就是傳達想法最好的時機。所以才會給人帶來這種與『鬼滅之刃』的契合度很高的感覺吧。不禁會讓人把炭治郎看成是LiSA。也就是說當想著這部大概是一部刀光劍影的動畫吧)的同時,整部作品的精華卻是第一話剛開始炭治郎出發去大街上賣炭火的部分。


LiSA:ははは。なんで? わたし、炭売らないよ(笑)。

LiSA哈哈哈。為什麼呢? 我可不會賣炭喔()


――(笑)彼は家族みんなに「行かないで」って寂しがられながら家から出て行って、街に行く。街では、炭治郎が行くところ、行くところに人が集まってくる。自然体でいても引力があって、まわりに輪ができていく人なんだなって――炭を売りに行くシーンで、勝手にそう感じていたんだけど(笑)。

――()當他十分孤獨地在家人不要走的呼喚聲中離開並前往大街上。在街上只要是炭治郎去的地方,人潮就會開始聚集。就是自然而然地產生吸引力,並漸漸在身旁形成一個小圈子的那種人呢。但這也只是我自己從賣炭這段劇情中感受到的而已()


LiSA:(笑)はい。

LiSA:(笑)好吧。


――「とてもLiSA的な光景だな」って思いながら観てたわけです。だから炭治郎に無理やり寄っていく必要もなかっただろうし、自分の中にはない気持ちを『鬼滅の刃』に見出す必要もなかったんじゃないかな、と。最初から近い位置で書けていたのが“紅蓮華”の歌詞なんだろうな、と思っていて。

――所以我才會抱著這很LiSA的想法收看這部動畫。所以我才會覺得你沒有必要強迫自己以貼近炭治郎的情況來創作,更不用特別去挖掘『鬼滅之刃』中自己並不擁有的那些情感。而是從最開始便是從十分貼近自己的角度來書寫紅蓮華歌詞的,沒錯吧。


LiSA:そう思います。だから歌詞も、炭治郎として書いたというよりは、炭治郎を自分の中に一回入れて、LiSAとして書いた感じですね。

LiSA我也是這樣認為的。因此與其說我在創作時,是以炭治郎的觀點出發。其實應該是我把炭治郎帶入我自己後,以LiSA的角度來完成的比較正確。


――さらにシンプルに言うと「炭治郎って、LiSAっぽいな」と思ったんですよね。彼は、自分が弱いことをわかっているし、勝てないと思ったときの行動もある意味的確だし、弱いことを認めた上で立ち向かっていくところがある。同時に、人のためを思って必死になれる部分もある。それこそ、今の自分を認める、でも行かなきゃいけないんだっていう気持ちも、今回の歌詞には現れてるじゃないですか。

――如果再用更簡單明瞭的講法,就會變成炭治郎很LiSA這種感覺了。他很清楚自己的弱小,在無法發現無法取勝時的行為舉止總體來說也是正確的。在承認己身弱小的同時仍繼續向前邁進。同時,只要是為了他人就會拚死去完成。這不正是這次歌詞中出現的,認同現在的自我,但迫於現實不得不繼續向前行的心境嗎。


LiSA:そうですね。だから物語を読んでる人、『鬼滅』を好きな人たちも「炭治郎の歌に聞こえます」って言ってくれるんだろうなって思います。

LiSA沒錯。所以那些正在閱讀作品的,或是那些喜歡『鬼滅之刃』的人們才會有這似乎就是炭治郎的故事呢的感覺吧。


――象徴的な歌詞があって、それは《世界に打ちのめされて/負ける意味を知った》という箇所なんだけど、やっぱり自分自身が思うようにできなくて悔しい思いをした人から出てくるからこそ、説得力をもって響く言葉になってるなあって思うんですけども。

――這次作品中有句十分具代表性的歌詞,那就是《就算被世界擊潰/嘗到失敗的滋味》的這個部分。我覺得果然是要經歷過那種身不由己的痛苦回憶後,這句話才會十分有說服力,讓聽者產生共鳴。


LiSA:そうそう、そこから歌詞を書いたんです。《世界に打ちのめされて/負ける意味を知った》から歌詞を書いていきました。《ありがとう悲しみよ》の部分をピックアップしていただくことが多くて、もちろんそこを印象的なフレーズとして残してるからそうなると思うんですけど、わたしが歌詞をバーッて何回も何回も書いて、「ここだ~!」って思った自分の中の正解は、《世界に打ちのめされて/負ける意味を知った》でした。このフレーズだけを残して、一回全部バーッて壊して、また最初から書きました。

LiSA:對對,就是這樣,就是從這裡,從《就算被世界擊潰/嘗到失敗的滋味》這句開始完成歌詞的。聚焦感謝你,那悲傷的過去阿這句的聽眾滿多的,雖然這也代表這句是十分具有代表性,因此才能被大家記住。但是自己在不斷修改的過程中,給我「阿就是這個!」感覺的答案其實是「就算被世界擊潰/嘗到失敗的滋味)這句。寫出這句後,其他的就全部捨棄,重新開始了。


――そこだけが、コアとして残った。

――只留下這個做為最核心的部分是嗎。


LiSA:そうです。そこが、今回の心臓です(笑)。『鬼滅の刃』自体、ほんとにめちゃくちゃ没頭して読んでいて、今もずっと追っかけてるんですよ。出てくる人はみんな素直で、だけどみんなちゃんとそれぞれに戦う意味があって、戦い続けていて。炭治郎は残酷な過去を背負っていても素直で、たぶん彼は禰豆子がいるからグレなかったんだと思うんですよね。炭治郎みたいに悲しい過去を背負ったときに、守るものがない人は、『鬼滅の刃』の世界では鬼になるんです。でも炭治郎には禰豆子がいて、守るべきものがあったから、強くならないといけなかった。炭治郎には唯一の希望、自分が生きる意味があって、わたしにとってはそれがLiSAで、みんながいるからわたしは希望を持ってLiSAでいられている。でもみんながいなかったら、たぶんできないんだろうなって思いました。

LiSA沒錯。這句就是這次作品的心臟呢()。閱讀『鬼滅之刃』的時候真的是沒日沒夜的一直讀下去,現在也還在追番中。故事中出場的人物每個都十分率真、且都有屬於自己的奮鬥理由,讓他們不停地戰鬥下去。炭治郎她就算背負著殘酷的過往,也還是一樣率真,大概是因為有禰豆子在他身邊,所以才沒有垮掉吧。而相對於炭治郎,同樣背負著慘痛過去卻失去需要守護之物的人,在『鬼滅之刃』的世界中就會化身為惡鬼。但炭治郎因為有禰豆子在,有必須守護的事物在,所以才必須不斷變強。這就是炭治郎此生唯一的希望、繼續生存下去的意義。而同理對於我來說,這個希望、意義就是LiSA。正是因為粉絲們的存在,我才得以抱有希望成為LiSA。假如粉絲們都消失了,大概LiSA也就會一同消失了吧。


――守るべきものがある人は、鬼にならない。

――正是有必須守護之物,人才不會化身為厲鬼。


LiSA:ならない。責任や守るべきものを放棄できた人は、鬼になれる。自分の弱さを言い訳にして、すべてを敵だと思える人は、鬼になれてしまうんですね。人は、守りたいものを捨ててしまえば、裏切ってしまえば、いつでも鬼になれる。モラルや、自分の中に「こうはなりたくない」っていう信念、「こういう人でいたい」っていう理想があったら、鬼にはならないんだろうなって思います。

LiSA對,不會變為鬼怪。只有放棄責任或需要守護的事物,才會墮身為鬼。用著自己的弱小為藉口,敵視世間一切的人,就一定會墮落成鬼阿。背叛與捨棄,無論何時對人來說都是引導墮落的蘋果。如果心中有道德、有著不想變成這樣的信念,甚至是想成為那樣的人的理想。我想是不會變成鬼的。

――守るべきものは必ずしも人ではなくて、決めている覚悟や曲げられない気持ちでもあったりする、と。それを持っていれば、悪いほうに転ぶことはない、ということですかね。

――需要守護的事物不一定需要是人,內心堅持的覺悟、不被他人扭曲的想法都可以成為須守護的事物。只要持有這些,就不會墜入惡途。是這個意思嗎?


LiSA:そうですね。この間スペインとパリに行ったときに、教会を回ったりしたんですけど、教会ってすごく静かなんですね。「なんでだろう?」って考えたときに、それはそういう場所を与えられているだけで、きっと人は何もなくても「自分が正しいと思うことをきちんとしよう」っていう気持ちになれたら、ずっと正しいことができるし、何かを願おうと思えば、ロザリオがなくたって本当は願えると思うんです。教会というのは、「ここに来たら、みんなお祈りや懺悔や考えごとをするんですよ」っていう場所を与えられていて、でも本当はすべて自分の心の中にあることなのかなって思ったんです。

LiSA是的。前陣子去法國以及西班牙的時候,有個教堂的行程。教堂給人的印象是十分莊嚴的。當我抱持著為什麼呢想法思考時便發現,這就是這個場所被賦予的存在意義。但只要人們心中產生堅持完成自己認為是正確的事物的想法後,便能如此一直走正確的路下去。而想祈禱時,就算手邊沒有玫瑰經,也可以完成自己的祈願。來到這裡大家要想著祈禱、懺悔以及冥想喔這雖然是教堂被賦予的使命,但這些使命其實一直都存在於自己內心裡阿。


――真理だなあ(笑)。

――這是真理呢()


LiSA:(笑)そう思ったんです。

LiSA()這也只是我的看法而已。


――場所や道具はひとつのきっかけであって、自分の中に揺らがないものがあるのかどうかはしっかり問われる、ということですね。

――您所想表達的是,場所或物品可能會帶來一個契機,一個探究自己心中是否有無法動搖的事物的契機嗎?


LiSA:そうですね。それを他人や世間のせいにしたり、自分を正当化している人たちが鬼になるんです。それこそ、スペインで携帯を盗まれたんですけど、その人たちはお金がなくて、それはお金がない現状が悪いんだって言って、人のものを盗るわけですよね。「これをお金に代えて食べ物を買って何が悪いの。お前ら普通にご飯食べられてるんでしょ、iPhone持ってるんでしょ」って。もう、鬼が現れたって思った(笑)。

LiSA:是的。把這個契機怪罪於是他人或這個世界、將自己的行為正當化的人就會變成惡鬼。那正是我在西班牙手機被偷的時候,扒手們將行為責任怪罪到沒錢上。正是因為沒錢所以才偷東西。「我只是想把手機變賣買點吃的有錯嗎?你不是已經可以吃飽了嗎,還拿著手機呢」。你看,惡鬼不就出現了嗎(笑)


――(笑)。

――(笑)


LiSA:世の中には、鬼がいっぱいいるんです。でも、そういう鬼のことを気にしたらダメって、小池一夫さんの本に書いてあった。小池一夫さんの『だめなら逃げてみる(自分を休める225の言葉)』っていう本が、わたしのお守りなんですけど。

LiSA:在這個世上,存在著許多惡鬼。但小池一夫先生的某部著作中提到,不可以去注意那些鬼怪。小池一夫先生的這本『だめなら逃げてみる(自分を休める225の言葉)』是我的護身符呢。

――LiSAの内面には鬼はいない?

――LiSA的另一面沒有鬼存在嗎?


LiSA:天使と悪魔、みたいな話で言うなら、鬼はいます。鬼が住んでる。だから、それを大声で言ったら恥ずかしいっていう天使もいる。

LiSA如果是在說天使與魔鬼的話,鬼是存在的。還是我的房客。同時也存在著將這件事大聲說出來就會害羞的天使。


――なるほど。話を戻すと、“紅蓮華”は自分自身の物語を描いた上で作品の物語にもシンクロできていて、その意味で非常に価値の高いコラボレーションであり楽曲になってると思います。

――原來如此。回到主題上,我認為由於紅蓮華是同時基於自己的故事以及動畫故事所創作的作品,所以也意味著這將會是一張價值非常高的合作曲。


LiSA:ありがとうございます。そういう意味では、作者と物語とLiSAにとって神が一緒というか、信じてるものが一緒なんだと思う。だから、魂が近いんだと思います。

LiSA謝謝你。這也就是說,作者與作品還有LiSA所信仰的神是相同的,或是說都相信同樣一件事情。所以大概也可以說是靈魂很相似吧。


“紅蓮華”をみんなが喜んでくれた、楽しんでくれた、好きになってくれたことが自信になった

有自信能讓大家喜歡、享受以及愛上紅蓮華



――『鬼滅の刃』のエンディングでは、梶浦由記さんが書かれたFictionJunction feat. LiSAとしての曲“from the edge”も担当していて。梶浦さんと一緒に作業するのは初めてだと思うんですけど、どんな印象を持ってましたか。

――『鬼滅之刃』的片尾曲是由梶浦由記所寫的“from the edge”,以FictionJunction feat. LiSA的形式呈現。LiSA應該是首次與梶浦女士一起合作。在此之前對她有什麼樣的印象呢?


LiSA:「難しい曲を書く人だなあ」と思ってました。わたしからクラシックって、けっこう遠いから(笑)。倍音があったり、コーラスワークがあったり、全体のサウンド感として――梶浦さんの曲を歌う人たちの戦い方って、アニメ的に言うとハンマーで壊していく感じのイメージがあるんですよね。わたしは、ソードでシャキーンって斬っていく感じ。エッジの利いた、ストレートな細い針で刺すようなイメージ。だけど梶浦さんの曲は、もっと倍音が多くて、広くて、フッとやったらバババババ~ンっていう――。

LiSA我覺得是歌寫得很複雜的人啊。在我看來,古典樂跟我的距離滿遠的()。除了穿插泛音與合唱,還有整體音場的感覺。演唱梶浦女士作品的歌手們給人的感覺,用動畫的講法就是用一把槌子敲爛的打擊感。而我則是彷彿揮動一把劍時錚錚錚的斬擊感。給人有種看見銳利的劍鋒且像細針的筆直一般的感覺。但梶浦女士的歌曲則是更多的泛音,更寬闊的面積。一用力揮動就會有乓乓乓的感覺。


――今の表現だと、読んでる人に全然伝わらない(笑)。

――照你剛剛的形容法,讀者大概完全看不懂吧()


LiSA:(笑)。

LiSA()


スタッフ:対人兵器と、対軍兵器です。

工作人員:對人兵器與對軍兵器的比喻。


LiSA:クラシックって、楽器を演奏する人、オーケストラ的な人がいっぱいいるじゃないですか。だけどわたしはひとりで歌っている。そこの違いはすごく大きいと思っていたので、自分は梶浦さんの音楽に関わることはできないのかな、と思ってました。

LiSA在古典樂裡,演奏樂器、管弦樂團的成員不是很多嗎。但相較起來我只有一個人。這之中的差距我認為是很大的。因此在最開始我不覺得我會跟梶浦小姐有合作。


――なるほど。とすると、その印象は今回だいぶ変わったんじゃないですか。

――原來如此。那照您這樣說,這個印象透過這次的合作後應該有改觀了吧


LiSA:変わりました。変わったし、「梶浦さんの楽曲に関わらせてもらう」っていう気持ちで行ったんですけど、梶浦さんもわたしにすごく寄り添ってくれて。造語みたいな難しい言葉をたくさん使われるイメージだったので、「梶浦さんワールドで自分が表現できる楽器を持ってないかも」って思ってたんですけど、レコーディングのときに梶浦さんから「LiSAさんは(クイーンの)フレディ・マーキュリーだと思ったの」って言われて。梶浦さんたちがオーケストラだとしたら、わたしがたぶんフレディで、そこで「なるほどぉ」って思って。そこで、「わたしは細い針のままでもいいんだな」って思ったら、すんなりできたんです。梶浦さんにいっぱい引き出してもらって、すごく楽しかったですね。

iSA是有所改觀了。而且不但改觀了,還是抱著「想參與到梶浦女士的歌曲中」的心情前往合作的,在過程中梶浦女士也十分配合著我。由於她給人的印象是會使用許多如自創艱澀詞語,所以一開始我就有「說不定再梶浦女士的世界中沒有切合我表現的樂器在」的心態。但是在錄製過程中,梶浦女士卻跟我說「我認為LiSA小姐就像是(皇后合唱團的)佛萊迪墨裘瑞一樣」。如果說梶浦小姐是管弦樂團的話,我大概就是佛萊迪了吧。在這裡我才有原來如此感受。當「我應該維持著細針的樣子就可以了吧」的這種想法產生後,就感覺自己完全的放開了。能被梶浦女士這樣引導,真的很快樂呢。


――複雑な曲を書く人っていうイメージがあるけど、それこそ『ソードアート・オンライン』の音楽を聴いたりすると、ストレートで情熱的で、聴いた人が一発で高揚するような音楽を書かれる梶浦さんも素晴らしいな、と思うんですよね。その意味で、「対人兵器・LiSA」は梶浦さんにとってイメージが広がる歌の持ち主なんじゃないかなって思うし、そのトライアルの成果が曲に現れてますよね。

――雖然給人的印象是創作出來的歌都很複雜,但在聽了『刀劍神域』的作品後,便能感受到寫出如此熱情且率真、能使聽者一聽就亢奮的歌曲的梶浦小姐的好。在這個意思下,「對人武器LiSA」的存在對於梶浦女士來說應該就是可以拓展歌曲風景的主人吧。而這個成果也可以從歌曲中檢視出來吧。


LiSA:ほんとに、梶浦さんは素晴らしい人ですね。音楽家の先輩としてというか――わたしは全然足下にもおよばないですけど――追求する心だったり、作品に寄り添う力はもちろんですけど、心遣いも含めて、ほんとに素晴らしい人だなって思います。曲も、わたしがひとりで錬ってきたものを投影したというよりも、梶浦さんとディスカッションをしていく中で、「こういう曲が作れるんだなあ」って思ったし、まだ見たことがない、聴いたことがない自分の声を聴いてる感じがしました。

LiSA梶浦女士真的是一個很棒的人對吧。作為音樂家的前輩,雖然我完全達不到她那種程度。對於完美的追求、委身於創作的那份力量、還包含那待人處事的溫柔。真的讓我感覺是一個很棒的人。在歌曲上,比起投影出我一個人絞盡腦汁後的成果,在與梶浦女士的討論過程中,除了讓我感受到了「原來可以寫出這樣的曲子阿」的情緒,更讓我發現了以往不曾看見的、不曾聽見的那屬於自己的歌聲。


――『鬼滅の刃』に関わったことで、“紅蓮華”で自身の想いをアウトプットすることができたし、梶浦さんとの共同作業も得るものが大きかった。この1枚の経験は、今後の自身にどんな意味をもたらしてくれると感じていますか。

――在參與了『鬼滅之刃』的製作後,不但將自己的感受成功在紅蓮華盡情輸出,在與梶浦女士的共同作業中也得到了許多寶貴的經驗。而這一寶貴的經驗對今後的自己有怎樣的意義呢?

LiSA:なんか、すごくバカみたいな回答になっちゃうけど(笑)、自信がつきました。“紅蓮華”をみんなが喜んでくれた、楽しんでくれた、好きになってくれたことが自信になったし、自分自身もやっぱり“紅蓮華”と“from the edge”ができたときに、自分の中で達成感があって、「すごくいいものが作れたなあ」って思える気持ちが強くて。それが、みんなの評価と同じだったことを感じられたので、すごく自信になりました。

LiSA雖然這是個滿白癡的答案(),但,這次的經驗讓我充滿了自信。充滿了對於能夠讓歌迷們從紅蓮華上感受到快樂、享受紅蓮華、愛上紅蓮華。而自己也從紅蓮華from the edge的完成上收穫了成就感。強烈感受到了「創作出了一個很棒的作品呢」的想法。這大概跟收穫歌迷們的評價後的心情一樣,真的讓我充滿了自信。

取材・文=清水大輔  撮影=中野敬久
スタイリング=久芳俊夫 ヘアメイク=氏家恵子
校搞:Dr.K、翻譯:NET將拔

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留言共 6 篇留言

silver
先GP再說

07-18 12:26

克羅格

07-23 14:51

Dr.K
慢慢看[e8]07-24 09:33
噗嚨共
片尾曲是收錄在哪? 真的保密……

07-23 15:08

Dr.K
第十六單..(炸07-24 09:22
Dr.K
http://www.lxixsxa.com/info/archive/?50999009-02 11:50
Dr.K
https://lisa.lnk.to/PHyO409-02 11:50
旗魚C

07-23 18:21

FISHSTAR
希望能看到她攻上台北小巨蛋

07-23 23:40

ξζ暗影黑劍ζξ
謝謝分享~

07-28 04:52

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92喜歡★player303260 可決定是否刪除您的留言,請勿發表違反站規文字。

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