2.名偵探の助手(名偵探的助手)
執務室を訪ねてきたメギとの会話は続く。
與來到辦公室的日本小檗繼續剛才的對話。
メギ:
団長さんが何か困っているようでしたので、
私が、 そのぺンのある場所を推理で見つけてあげようと思い、
こうしてここまで来たというわけです
日本小檗:
因為團長先生好像有什麼困難,
我打算想通過推理將其找出來,
這就是我會來這裡的原因
困っているようだった?
どうしてそんなことがわかるのだろうか。
気になりはしたが……何でもいい。
ぺンを見つけてくれるというのなら助かる。
遇到困難的事情?
為什麼她會知道呢。
雖然有點在意……怎樣都好。
如果能夠找到筆的話就幫大忙了。
メギ:
ズボラな団長さんの力だけでは、
見つかるものも見つからないかと思いまして
日本小檗:
如果光靠懶散的團長先生的力量,
我看連要找的東西都找不到了吧
メギは相変わらずな口調だ。
彼女に悪気が無いのは分かっているから別にいいけれど。
日本小檗的口氣還是老樣子。
雖然知道她並沒有惡意所以沒有關係。
それにしても……
推理するのはあくまでストレプトカーパスの方で、
メギはその助手なのではなかったのか。
即便如此……
推理這種事情應該是海角櫻草負責的吧,
日本小檗不就只是助手嗎。
メギ:
確かにそうなんですが……。
その、 まあ、 私も実は推理ができるんですよ
日本小檗:
雖然確實是那樣沒錯……。
嘛,我其實也是能進行推理的
そうだったのか。 それならはやく見つけてしまってくれ。
ぺンがないと仕事が進まないから……。
原來如此。 那麼就快點來找看看吧。
沒有筆的話工作就沒有進展了……。
メギ:
どこかで落としてきたという可能性が考えられますね……。
ここに来る前、 どこにいましたか?
日本小檗:
很有可能掉在什麼地方的樣子……。
在來這裡之前,你在哪裡呢?
執務室に来る前……?
訓練場の方から……廊下を通って、 この執務室に来た。
……そうだ。 少し思い出してきた。
ぺンはその時ポケットに入っていたような……。
在來辦公室之前嗎……?
從訓練場那邊,穿過走廊來到這間辦公室。
……對了。 多少有些想起來了。
那時候筆好像放在口袋裡面的樣子……。
メギ:
私の推理では、
きっとその道中に落ちていると思うのですが……どうでしょう
日本小檗:
根據我的推理,
我想一定是掉在那條路上了吧……怎麼樣
確かにその可能性はある。
というかかなり高そうだ。
確實有那個可能。
或許很有可能是這樣。
執務室を出て、 メギと一緒に歩いていくと、
一つ目の角を曲がったところで早速、
紛失していたぺンとの再会を果たした。
意外と呆気なく見つかった。
後來跟日本小檗離開辦公室走了出去,
在第一個轉角處,
就看到遺失的那支筆了。
真沒想到居然找到了。
メギ:
良かったですね。
……それにしてもこのぺン、 ボロボロすぎませんか?
結構汚いですね
日本小檗:
真是太好了呢。
……是說這支筆,不覺得已經很舊了嗎?
弄得非常髒呢
長いこと使っているぺンだからだ。
あと少し使ったら、 完全にインクが切れてしまいそうである。
もしそうなったら、 代わりのぺンを買いに行く時間もないし……。
あの書類たちを全部片付けるまでインクが切れないことを祈るしかない。
畢竟已經用了很久了。
裡面的筆墨差不多就快要用完了吧。
如果是那樣的話,也沒有時間去買支新筆……。
只能祈禱墨水在文件處理完之前不會用完才好。
メギ:
団長さんは案外、 物持ちが良いんですね
日本小檗:
沒想到團長先生,居然這麼愛惜呢
案外とは何だ……。
物持ちが良いと言うか、 単純に買い物に行くのが面倒というだけだが。
その意味で、 一回買ったものを使い倒すというのはよくあると思う。
為何這麼訝異……。
與其說是愛惜,倒不如說是單純覺得出去買東西很麻煩而已。
從這個意義上來說,經常會用到單買的東西。
メギ:
ちょっとそのぺン、 よく見せてくれませんか?
日本小檗:
那支筆,能稍微讓我看一下嗎?
メギ:
……なるほど、 あまり見ないぺンですね
日本小檗:
……原來如此,真是少見的筆呢
そうかもしれない。
それは確か……リリィウッドに出張か何かで行った時に買ったものだ。
個人的に結構気に入っている。 持った感じがとても良いからだ。
或許是這樣吧。
我記得……確實是去百合樹出差的時候買的。
我還挺喜歡的呢。 畢竟握起來的感覺很不錯。
メギ:
そうですね……。
団長さんの言う通り、 この感触、 なかなかないかもしれませんね。
団長さんにしては良いセンスだと思いますよ
日本小檗:
是呢……。
就跟團長先生說的一樣,這種感覺真的很不一般。
我覺得團長先生很有品味喔
そこまでそのぺンをまじまじと見られると、
何かの事件の手掛かりなんじゃないかという気さえしてくる。
メギがそれを見つめる様子は、 サマになっていたからだ。
看著這支筆到那個模樣,
甚至會認為是什麼事件的線索似的。
日本小檗凝視著的樣子,已經越來越入迷了。
新しくぺンを買うにしても、 それと同じものが一番良いのだが、
如何せん、 ここからリリィウッドは距離がある。
次に買うぺンはそのヘんに売っている適当なものに
妥協するかなどと思い始めていた。
即便要買新的筆,也最好是買一樣的比較好,
但不論如何,百合樹距離這裡有點遠。
對於下次是否買支合適的筆這件事
開始考慮是否該不該妥協了。
メギ:
なるほど……
日本小檗:
原來如此……
それにしても、
今日はストレプトカーパスと一緒ではないのか。
話說回來,
今天沒和海角櫻草待在一起嗎。
メギ:
え、 えぇ、 まぁ。 そうなんですよね。
姿が見えないので、 いつものように 『事件解決! 』
とか言ってどこかに行ってしまったんだとは思うんですが……
日本小檗:
誒,誒,啊。說的也是呢。
因為看不到她,像往常一樣說著「事件解決!」
後就不知道跑到哪裡去了……
メギ:
ときどき今日みたいに、
私が気づかないくらい急に出掛けていってしまうこともあるんですよね
日本小檗:
有的時候會像今天這樣,
突然就跑到我都察覺不到的程度
話を聞く限り、 ストレプトカーパスはだいぶ自由な人なのだろう。
這樣聽起來,海角櫻草應該是個相當自由的人吧。