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第二部神殿的實習巫女 孤兒院的大掃除

作者:SPT草包│2018-08-29 23:06:55│贊助:2│人氣:89
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
以下犯上的書癡~為了成為圖書管理員而不擇手段~
作者:香月美夜
第二部神殿の巫女見習い 孤児院の大掃除
第二部神殿的實習巫女 孤兒院的大掃除
原文連結

 昼食を終えたら、早速孤児院の掃除に取り掛かることになった。ただし、掃除するのは孤児院にいる人達だ。
 結束午飯的話,立刻變成著手孤兒院的打掃。只是,打掃的是在孤兒院的人們。
 今は灰色神官が余り気味で、数年前までは午前中の早くに洗濯し、午後から掃除していたスケジュールが、今では午前中にほとんど終わってしまっているらしい。午後なら、予定のない神官達がたくさんいるだろうということで、午後からの大掃除が決行されることになった。
 現在因灰色神官還有餘,直到數年前是上午快速地洗滌,從下午開始打掃的日程,但現在的話似乎在上午就幾乎結束了。若是下午,因所謂沒有預定的神官們有很多吧,變成從午後開始的大掃除被堅決執行。

 大掃除の名目は、青色巫女見習いであるわたしが院長就任の挨拶に出向くので見苦しくないように、というものだ。名目があった方が普段はしない孤児院の掃除という大仕事を孤児院の面々が受け入れやすいらしい。
 大掃除的名義,說是身為實習藍色巫女的我在前去就任院長的問候上為了不難看,的東西。有名義的那方似乎很容易將名為平時不會做的孤兒院的打掃的大工作被孤兒院的每位接受。

 今回の大掃除の目的は孤児院を綺麗にすることはもちろんだが、「仕事を頑張れば、報酬がもらえる」ということを知ってもらうことだ。そのために掃除した者を労うためのスープを料理人に作ってもらっているし、率先して掃除してくれた上位30名にはじゃがバターならぬ、カルフェバターをプレゼントする予定になっている。
 雖然這次大掃除的目的當然是將孤兒院弄乾淨,但也是讓他們知道所謂「努力工作的話,就能收到報酬」。因此請廚師製做為了慰勞打掃者的湯,對率先去打掃的上位30名變成預定將不是奶油馬鈴薯的、奶油卡魯菲當禮物。

 孤児院の掃除は、暖かい時間に子供達を洗う係、洗礼前の子供達がいた女子棟の地階を掃除する係、女子棟の他の部分を掃除する係、男子棟の地階を掃除して、工房の道具を搬入する係、男子棟のその他を掃除する係に分けて、作業してもらう。
 孤兒院的掃除是分為,專職在溫暖的時間清洗小孩子們,專職打掃有洗禮前的小孩子們的女子棟的地下室,專職打掃女子棟其他部分,專職打掃男子棟的地下室、搬入工坊用具,專職打掃男子棟的其它,讓他們工作。

 わたしやベンノがそう提案したところ、フランやギルにはものすごく驚かれた。神殿の下働きの仕事は、洗濯と掃除とお祈りなので、午前中は全員で洗濯、全員でお祈り、というように、基本的に全員が同じ作業をするらしく、班分けをしてそれぞれ動く事はないと言う。
 我及班諾那樣提議的地方,對弗蘭及基魯來說是非常驚訝的。神殿的雜役的工作,由於是洗滌和打掃和祈禱,上午全員洗滌、全員祈禱,像是那樣,基本上全員似乎做著同樣的工作,說是沒有做了分班各自行動的事。
 掃除する範囲が広範囲であることと、工房の整備では力仕事もあるので、適任者に振り分けた方が早く終わると説得して、今回は班分けを行うことにした。
 打掃的範圍是廣範圍的話,由於在工坊的整備上也有體力活,分配適合者的方法會快點結束那樣說服,這次決定近行分班。

「班分けしても、ちゃんと言うこと聞いて、掃除してくれるのかしら?」
「就算分班,也會好好聽話、去打掃嗎?」
「大丈夫だって。フランは神官長の側仕えとして、孤児院のヤツらに認識されているからな」
「不要緊啦。因為弗蘭作為神官長的近侍,被孤兒院的傢伙們認識著呢」

 孤児院にいる灰色神官や見習いからすれば、神官長の信頼厚いフランはかなり上位の存在になる。フランが指揮をとれば、孤児達は多少の不満を抱えつつも動いてくれるだろう、とギルが説明してくれる。
 從在孤兒院的灰色神官或實習做起的話,神官長信賴深厚的弗蘭成了相當上位的存在。弗蘭取得指揮的話,孤兒們一方面懷抱多少的不滿一方面會去行動吧,基魯那樣說明著。

「言っても聞かない子が少数ですけれど……います」
「雖然就算說了也不聽的孩子是少數……有的」

 フランがそう言いながら、ギルをちらりと見た。指摘されたギルはすいっと視線を逸らす。今は真面目にお仕事してくれているギルは、以前かなりの問題児で監督役の灰色神官をとても困らせていたらしい。
 弗蘭一邊那樣說,一邊看了一眼基魯。被指摘的基魯輕巧地別開了視線。現在認真地做著工作的基魯,以前似乎是相當的問題兒童而讓監督者的灰色神官非常困擾。

 ギルとフランは巡回して、掃除がきちんとできているか、誰が頑張っているか、掃除せずに逃げ出したか、チェックして掃除の進度と合わせて報告してくれることになっている。
 基魯和弗蘭要去巡視,打掃有好好做嗎、誰很努力呢、逃出去不打掃嗎、變成要配合檢查打掃的進度去做報告。
 ルッツはこれからマイン工房の作業場になる男子棟の地階の掃除の監視とマイン工房から道具の搬入をする。そして、その場でカルフェバターを作るのだ。
 路茲是今後會成為瑪茵工坊的作業場的男子棟的地下室的打掃監視和搬入來自瑪茵工坊的用具。然後,在當場製做奶油卡魯菲。
 デリアは料理人の見張りを兼ねて、一階の掃除もしてもらうことになった。
 蝶莉亞變成是兼任廚師的看守,也做著一樓的打掃。

「わたくしも巡回に……」
「我也去巡視……」
「マインは留守番な。どっかで倒れられたら困るから」
「瑪茵是看家者呢。因為在哪倒下就傷腦筋了」

 行きたいと言うより先に、ルッツからのストップが出た。うぐっ、と言葉に詰まるわたしを、ギルが呆れたような目で見る。
 在比說想去還先,來自路茲的禁止出現了。嗚咕、地語塞的我,基魯用呆然的眼神看著。

「あのさ、マイン様。青色巫女見習いを迎え入れるための掃除だから、掃除が終わるまでは孤児院に入られたら困るんだけど」
「那個啊,瑪茵大人。因為是為了迎入實習藍色巫女的打掃,直到打掃結束前進入孤兒院的話會很困擾就是了」
「そうだったね……」
「是那樣呢……」

 フランがいないので図書室にも行けないわたしはハァと溜息を吐いた。そんなわたしの前にフランは慈愛に満ちた笑みを浮かべて、一枚の紙をそっと置いた。フランの几帳面さがよく出た字でびっしりと書き込まれた紙だ。
 因弗蘭不在而不能去圖書室的我唉地嘆了一口氣。弗蘭在那樣的我面前浮現充滿慈愛的笑容,將一張紙悄悄地放置。是被用能好好的顯露弗蘭的一絲不苟的文字密密麻麻地寫進去的紙張。

「マイン様には覚えることがたくさんございます。まず、本日の夕方、孤児院に赴き、就任の挨拶をする以上、こちらの挨拶文を全て暗記しておいて頂きたい。特に神々の名前を間違えないように気を付けてください」
「有很多要瑪茵大人記住的事情。首先,今天的傍晚,趕赴孤兒院,做就任的問候以上,想請先將這邊的問候文全部背起來。特別是為了不要搞錯眾神的名字還請留心」

 カンニングもできるように紙に書いてもらったのだが、基本的には暗記しなければならないらしい。つらつらと書かれた文を見て、軽く溜息を吐く。そんなわたしを見て、フランはにこりと笑ったまま、次々と木札を取り出す。
 雖然在好像能作弊般的紙上寫著,但基本上似乎必須要背起來。看著被仔細地寫上的文字,輕輕嘆一口氣。看到那樣的我,弗蘭依然微微地笑著,不斷地拿出了木牌。

「時間があれば、この部屋に準備されているお茶とミルクの産地や種類をこちらに控えておりますので、覚えておいてください。これはマイン様が好まれる組み合わせ。これはベンノ様、これがルッツ様、これが神官長の分になっております」
「有時間的話,由於要先在這邊控制被準備在這間房間裡的茶和牛奶的產地及種類,請先記住。這是瑪茵大人喜好的組合。這是班諾大人,這是路茲大人,這會變成神官長的份。」
「え? え?」
「咦? 咦?」
「よくいらっしゃる方の好みは覚えておくものです」
「要先好好記住光臨者的喜好」

 神官長は来ないと思うけど、とは言えなかった。一緒に仕事をする上司の好みは覚えておいた方が良いかもしれない、と何となく思ったからだ。
 無法說出,雖然我認為神官長不會來。總覺得想認為,一起做著工作的上司的喜好先記起來比較好也說不定。
 ルッツは大笑いするのを必死で堪えながら、グッと親指を立てた。
 路茲一邊死命地忍耐著大笑,一邊用力地豎起大拇指。

「よかったな、マイン。読む物がいっぱいあって」
「太好了呢,瑪茵。有滿滿的讀物」
「読むのは好きだけど、覚えるのは苦手なんだよ……」
「閱讀雖然喜歡,但記住很不擅長唷……」

 よほど興味があること以外、心太(ところてん)のように、次を読めば前に読んだ物をつるんと忘れていく頭のできが憎い。しょぼんと肩を落としながら、わたしはフランがまとめてくれた書類を手に取った。
 相當有興趣以外,就像是洋菜一樣,讀了下個的話會將前面讀過的東西忘光光的腦袋很可惡。一邊無精打采地垂下肩膀,我一邊將弗蘭統整的文件拿到手上。



 5の鐘が鳴った後、フランが一度戻ってきて、木札にガリガリと名前を書いていく。率先して頑張っている子達の名前と姿をくらましている子供達の名前だ。
 5之鐘響了之後,弗蘭回來了一次,咯吱咯吱地在木牌上寫著名字。是率先努力著的孩子們的名字和隱蔽著身姿的小孩子們的名字。

「マイン様が一番懸念されていた洗礼前の子供達の丸洗いですが、準備してあった石鹸とタオルで温かい時間帯に無事洗い終わりました。今は中古の安い服を着て、シーツの中に新しい干し草を詰め込む作業をしております」
「最被瑪茵大人擔憂著的洗禮前的小孩子們的全身清洗,用準備著的肥皂和毛巾在溫暖的時間帶平安的清洗結束了。現在穿著中古的便宜衣服,做著在床單裡面塞入新的乾草的作業」

 安いところで買ったので継ぎ接ぎだらけだが、洗濯はされているシーツと農家から買ってきた干し草で自分達の布団を作っているようだ。
 雖然由於是在便宜的地方買到盡是縫補,但似乎用被洗滌的床單和從農家買來的乾草製做著他們自己的棉被。

「病気の子やぐったりしている子はいない?」
「沒有生病的孩子或疲軟著的孩子嗎?」
「えぇ、問題ありません。しばらくの間、ギルが食事を運んでいたおかげでしょう。ギルはまるで救世主のように子供達に慕われていますよ。ギルがマイン様の命令だったと言っていたので、おそらくマイン様も」
「是,沒有問題。托短期間、基魯運送餐點的福吧。基魯簡直像是救世主般被小孩子們仰慕著喔。由於基魯說了是瑪茵大人的命令,恐怕瑪茵大人也一樣」

 そう言われると何だか面映ゆい。あの子達が少しでも元気になれたならよかったと心底思う。
 被那樣說總覺得很不好意思。心底想著那些孩子們如果變得稍微有精神就太好了。

「子供達を洗う係だった巫女や巫女見習いは数人だけ布団作りに置いて、残りは掃除の手伝いに振り分け直しました。では、また巡回に行ってまいります」
「專職清洗小孩子們的巫女及實習巫女只有幾位放置在棉被製作上,剩下的重新分配到掃除的幫忙上。那麼,要再次去巡視了」
「ありがとう、フラン。よろしくお願いします」
「謝謝你,弗蘭。萬事拜託了」

 フランは軽く頷くと、また孤児院の方へと戻って行く。
 弗蘭輕輕點頭後,再次往孤兒院的方向走回去。
 少しすると、ルッツが戻ってきた。
 稍微那麼做後,路茲回來了。

「マイン、男子棟の地階の掃除が終わったから、これからマイン工房の道具を搬入するな」
「瑪茵,因為男子棟的地下室的打掃結束了,之後要將瑪茵工坊的用具搬入呢」
「わかった。よろしくね、ルッツ」
「知道了。拜託了呢,路茲」
「あいつら、すげぇ。掃除し慣れてる。めっちゃ速かったぞ」
「那些傢伙,好厲害。很習慣打掃。亂快了喔」

 そんな一言を添えて、ルッツは足取り軽く出て行く。
 添上那麼一句,路茲腳步輕快地出去了。
 ルッツが行ったと思ったら、すぐにフランが戻ってきて、ギルから聞いた名前をガリガリと木札に書き足して、また足早に出て行った。
 想著路茲走了的話,弗蘭馬上回來了,將從基魯那聽到的名字咯吱咯吱地補寫到木牌上,又快步出去了。

 みんなが忙しい中、わたしは数日前に届いたばかりの執務机で、フランの字と睨めっこしていた。神様の名前が長い。しかも、人数が多い。いっそ、親しみやすい愛称を付けるのはどうだろう、と神官長に提案したい。
 大家忙碌中,我用在幾天前剛到的辦公桌,與弗蘭的字大眼瞪小眼。神明大人的名字好長。而且,人數好多。想對神官長提議,乾脆、加上容易親近的愛稱如何。

 一階で掃除するデリアが厨房の様子を見るために、厨房の扉を開けているせいで、厨房で煮込まれているご褒美用のスープのいい匂いが漂い始めた。
 因在一樓打掃的蝶莉亞為了看看廚房的樣子,打開廚房的大門的緣故,在廚房被燉煮著的獎勵用的湯的香味開始飄盪。
 わたしが阿呆な事を考えている間に、掃除は順調に終わっているようだ。
 在我思考著蠢事的期間,掃除似乎順利地結束了。

「マイン様、男子棟の掃除は全て終わりました」
「瑪茵大人,男子棟的掃除全部結束了」
「ギルもお疲れ様。あとは女子棟ね?」
「基魯也辛苦了。剩下是女子棟呢?」
「そう。でも、女子棟は食堂以外の場所に男は入っちゃダメだからなぁ」
「沒錯。但是,因為女子棟除了餐廳以外的地方男性是無法進入呢」
「じゃあ、食堂でスープが飲めるように準備を始めてくれるかしら?」
「那麼,為了在餐廳喝湯要開始準備了嗎?」
「わかった」
「知道了」

 ギルがうきうきで出て行くと、ルッツが入ってきた。
 基魯興高采烈地出去後,路茲進來了。

「なぁ、マイン。工房の設置も完了したし、カルフェ芋を蒸し始めたんだけど、いいか?」
「吶,瑪茵。工坊的設置也完成了,雖然開始蒸卡魯菲薯了,但可以嗎?」
「いいか……って、もう始めちゃったんでしょ? ギルが食堂の準備を始めてくれたから、ちょうどいい頃合いになるんじゃない?」
「要說……可以嗎,是已經開始了吧? 因為基魯開始餐廳的準備,不是變成正好的時機嗎?」

 わたしがクスクス笑っていると、ルッツが近付いてきて声を潜めた。
 我偷偷竊笑著後,路茲接近過來壓低了聲音。

「ちょ、ここのヤツら、カルフェも見たことねぇって。料理された物しか知らねぇって言ってんだけど。並べて蒸すだけなのに、興味津々の神官や見習いに囲まれて覗きこまれていて、やりにくいったらねぇよ」
「喂,這裡的傢伙們,卡魯菲也沒見過。雖然說了只知道被料理過的東西。明明只是排列蒸熟,卻被興致昂然的神官及實習包圍窺探著,又不難做唷」
「……あぁ、神の恵みしか知らないし、この孤児院では料理なんてしないからね。材料見たことがなくても仕方ないかも?」
「……嗯,因為只知道神的恩惠,在這個孤兒院是不做料理的呢。就算沒見過材料也沒辦法吧?」

 そういえば、日本でもスーパーに売っている人参はわかっても畑の人参は見たことがないから、畑の葉っぱを見てもわからない子供がたくさんいるって何かの雑誌に載っていた。情報伝達手段がたくさんある日本でさえ、そうだったのだから、今の生活では自分の経験したこと以外は全く知らなくても不思議ではない。
 這麼說來,因為在日本也是就算知道在超市販售的蘿蔔也沒見過田裡的蘿蔔,看到田裡的葉子也不知道的小孩子有很多在什麼雜誌上刊載著。因為連在有很多情報傳達手段的日本,都是那樣,在現在的生活上自己經驗過的以外就算完全不知道也並非不可思議。

「じゃあ、バターの挟み方も教えてやるか」
「那麼,夾奶油的方法也要去教嗎」

 バターとナイフを持って、笑いながらルッツがまた出て行く。
 拿著奶油和小刀,一邊笑路茲一邊又走出去。
 その後、フランがやってきた。
 那之後,弗蘭過來了。

「女子棟は予想通り洗礼前の子供達がいた地階の掃除が難航していて、現在は女子棟を掃除していた者達が総出で取りかかっています。間もなく終わるでしょう。それから、男子棟と違って、女子棟は今人数が少ないので、洗礼前の子供も一階の小部屋に上げることになりました。今、干し草の詰まった布団や着替えを運びこんでいます」
「女子棟如同料想的洗禮前的小孩子們所在的地下室的打掃難以進展,現在打掃著女子棟的人們總出動著手了。不久就會結束吧。還有,與男子棟不同,由於女子棟現在人數少,洗禮前的小孩也變成上到一樓的小房間裡。現在,搬進著塞了乾草的棉被及更換衣物」

 フランの報告にホッと安堵の息を吐く。子供達の寝床も決まったようで、何よりだ。
 對弗蘭的報告呼地吐了安心的氣。小孩子們的床鋪好像也決定了,比什麼都好。

「マイン様、挨拶文の暗記は終わりましたか?」
「瑪茵大人,問候文的背誦結束了嗎?」
「……一応は。でも、やはり不安だから、この紙を持って行っても良いでしょう?」
「……姑且。但是,因為果然會不安,拿著這張紙去也可以嗎?」
「えぇ。では、準備が整い次第、呼びに参ります。デリア、マイン様の支度を頼む」
「可以。那麼,準備就緒就,來呼喊。蝶莉亞,瑪茵大人的準備拜託了」

 フランが下に降りて行くと、デリアが髪を整えにやってきた。鏡台の前に座らされ、するりと簪を抜かれる。櫛を持ったデリアが悲しそうな苦しそうな表情で鏡越しにじっと見つめてきた。
 弗蘭下到下面去後,蝶莉亞整理起頭髮來。被迫坐在梳妝檯前,滑順地抽起髮簪。拿著梳子的蝶莉亞用悲苦交雜般的表情越過鏡子目不轉睛地凝視起來。

「……助かったんですか?」
「……得救了嗎?」
「えぇ、自分達の布団を作るのに干し草を詰める元気があるくらいですって」
「對,有著在製做他們自己的棉被上塞進乾草的精神」
「そう」
「是嗎」

 助けられたと報告したのに、デリアの顔は晴れない。苦い物を呑みこんだように、眉を寄せて視線を逸らす。
 明明報告了被幫助了,蝶莉亞的臉卻不開朗。像是吞進了很苦的東西,皺著眉頭別開了視線。

「……デリア、浮かない顔ですよ? 嬉しくなかった?」
「……蝶莉亞,愁容滿面唷? 不高興嗎?」
「嬉しいけど、悔しい。なんで……あたしの時は助けてくれなかったのよ」
「雖然高興,但很後悔。為什麼……我的時候沒有來幫忙唷」
「まだいなかったから、それはさすがに無茶……」
「因為還不在,那個畢竟是毫無道理……」
「わかってるわよ! わかってるけど……」
「我知道唷! 雖然我知道……」

 八つ当たりだとわかっていても止められないというように、デリアが怒鳴った。薄い水色の目には今にも零れそうな涙が浮かんでいる。
 就好像所謂明知是遷怒也不阻止般,蝶莉亞怒吼著。淺水色的眼裡如今也浮現著快要滴落的淚水。
 洗礼前のデリアがどれだけ辛い思いを我慢してきたか、どれだけ助けてほしいと願っていたかがわかって、胸が痛くなった。
 明白了洗禮前的蝶莉亞是忍受著多少個艱辛的想法呢,是希望著想要有多少的幫助呢,胸口變得很痛。

「デリアの時には間に合わなかったけれど、今度デリアが困ったら、助けるから。ちゃんと助けるから……泣かないで」
「因為雖然沒能趕上蝶莉亞的時候,但這次蝶莉亞傷腦筋的話,會去幫忙。因為會好好幫忙……別哭了」
「泣いてないっ!」
「才沒有哭!」
「ご、ごめ……」
「抱、抱……」
「側仕えに謝らないっ!」
「不要對近侍道歉!」
「……はい」
「……是」

 ぐしぐしと乱暴に目元を擦って否定された。デリアはプライドが高そうだから、泣いているなんて指摘されたくなかったのだろう。
 被粗暴亂來地擦著眼睛否定了。因為蝶莉亞自尊心好像很高,不想被指摘哭了之類的吧。

 ……でも、わたし、デリアちゃんはちょっと理不尽だと思います。
 ……但是,我,認為小蝶莉亞有點蠻不講理。

 初めて孤児院の院長として挨拶するハレの場ということで、髪飾りは洗礼式の時に使った藤の花のような簪を使うことにした。
 因所謂初次作為孤兒院的院長問候的隆重場面,髮飾決定使用在洗禮式的時候使用了的紫藤花般的髮簪。

「珍しい飾りですね」
「很稀奇的裝飾呢」
「洗礼式用に作った簪なの。最近、ギルベルタ商会で売り出しているのよ」
「是為洗禮式用做的髮簪。最近,在基魯貝路塔商會出售著唷」
「……作った? ご自分で?」
「……做的? 自己嗎?」
「手伝ってもらったけれど、自分でも作れるわ。材料があれば」
「雖然有受到幫忙,但自己也能做喔。有材料的話」
「材料……」
「材料……」

 獲物を見つけた肉食獣のような目で簪を見つめるデリアに髪を梳いてもらって、自分で簪を挿した。デリアはまだ簪を扱えないので、仕方ない。
 請用發現獵物的肉食動物般的眼神凝視著髮簪的蝶莉亞梳理頭髮,自己插上髮簪。由於蝶莉亞還不會處理髮簪,沒有辦法。

「マイン様、こちらの準備は整いました」
「瑪茵大人,這邊的準備就緒了」

 できたてのスープがいくつかの鍋に分けられて、ワゴンに乗せられている。初めて見る灰色神官が数人、フランの後ろにいた。
 完成的湯被分到幾個鍋裡,被裝到手推車上。幾位初次見到的灰色神官,在弗蘭的後面。

「マイン様、スープを運んだり、配ったりするのを手伝ってくれる神官達です」
「瑪茵大人,是來幫忙運送湯、或分配的神官們」
「助かります。ありがとう」
「得救了。謝謝你」
「いいえ、こちらこそありがたく存じます。最近は神の恵みが少なかったもので、みな喜ぶでしょう」
「不,這邊才是不勝感激。最近由於神的恩惠變少了,大家都很高興吧」
「あら、これは神の恵みではなく、わたくしからのご褒美ですわ」
「啊啦,這並不是神的恩惠,是來自我的獎勵喔」
「え? ご褒美?」
「咦? 獎勵?」

 意味がわからないというように目を瞬く神官に、ニッコリと笑って話を終える。
 對像是所謂意義不明般眨著眼睛的神官,莞爾一笑結束了話題。
 わたしはフランに抱き上げられた状態で、回廊をぐるりと回って孤児院の前へと到着した。大回りするので、意外と距離があり、ワゴンを押す神官がわたしの速度には合わせていられないというのが理由だ。
 我以被弗蘭抱起來的狀態,沿迴廊轉了一圈到達了孤兒院的前面。由於繞著大彎,意外地有距離,是名為推著手推車的神官無法配合我的速度的理由。
 扉の前でわたしは下ろされ、髪の乱れや服の乱れがないか、フランが確認して軽く整える。それを確認した灰色神官がギッと扉を開け、よく通る声で中の人達に呼びかけた。
 我在大門前被放下,有沒有頭髮的紊亂或衣服的紊亂呢,弗蘭做著確認輕輕整理著。確認了那個的灰色神官嘰地打開了大門,用很能穿透的聲音對裡面的人們呼喊著。

「みな、高く亭亭たる大空を司る、最高神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神の加護を受け、新しく孤児院の院長となられた巫女がいらっしゃいました」
「各位,司掌高大挺拔蒼天、最高神 司掌寬廣浩瀚大地、接受五柱的大神的加護,成為了新的孤兒院的院長的巫女蒞臨了」

 扉を開けたそこが孤児院の食堂だった。扉を開けた瞬間に見えるのが、ずらりと並んだ長いテーブルであるということに少し驚いたけれど、毎回、神の恵みを運ばなければならないし、食堂のみ男子が入っても良いという点を考えても、合理的だとは思う。
 打開大門的那裡是孤兒院的餐廳。雖然對所謂在打開大門的瞬間看到的,是一大排排列著的長桌子有點吃驚,但每次,必須運送神的恩惠,就算考慮到所謂唯獨餐廳男子進入也可以這點,我認為也很合理。

 食堂にはずらりと灰色の服が並んで座っていたが、紹介の声に合わせて全員が一斉に立ち上がり、こちらを向いた。視線の多さと値踏みするような視線もあり、俯いて視線を避けてしまいたくなった次の瞬間。
 在餐廳裡雖是一大排灰色的衣服排列坐著,但配合介紹的聲音全員一齊站了起來,朝向這邊。視線很多且做著估價般的視線也有,變得想低頭避開視線的下個瞬間。

「神に祈りを捧げ、迎えましょう。神に祈りを!」
「對神獻上祈禱,迎接吧。向神祈禱!」

 突然の集団グ○コに俯くどころか、思わず凝視してしまうことになった。
 要對突然的集體固○果低頭嗎,不由得變成凝視著了。

「マイン様、こちらへ」
「瑪茵大人,往這邊」

 フランがわたしの手を取って、カーペットの敷かれた台があるところへと誘導する。わたしが見やすい前の方にいる年かさの神官達はビシッと祈りのポーズを決めていたが、後ろの方にいる小さい子達は、うまくバランスが取れていなかった。わたしといい勝負だ。
 弗蘭牽起我的手,往有被鋪上地毯的地方誘導。雖然在我容易看到的前方的年長神官們毅然地決定了祈禱的姿勢,但在後方的小小孩子們,無法好好取得平衡。是與我的好勝負。

 祈りを終えた全員の視線が集まる中、ふわりとわたしを抱き上げて台の上に立たせながら、フランが小さく囁いた。
 結束祈禱的全員的視線集中著,一邊輕飄飄地將我抱上來站在講臺上,弗蘭一邊小小低語著。

「貴族らしくお願いいたします」
「拜託像個貴族」

 灰色神官を従わせるには、最初が肝心らしい。ギルが最初から知っていたように、灰色神官や巫女の間で青色巫女見習いとして入ったわたしが平民であることは、当たり前のように知られている。ここでわたしが自信なさそうな態度を取ると、完全になめられるので、貴族らしい威厳を出すように、と注意されていた。
 讓灰色神官跟隨,最初似乎很重要。基魯好像從最初就知道了,在灰色神官及巫女之間作為實習藍色巫女進入的我身為平民,像是理所當然般被知道著。由於在這裡我採取沒自信似的態度的話,會完全地被小看,就像是拿出像個貴族的威嚴般,被注意著。

 胸を張って絶対に俯かない。笑顔で余裕のある振りをする。注意事項はベンノと一緒に寄付金を納める時に言われたものと同じだ。
 挺起胸膛絕對不低頭。用笑容假裝有餘裕。注意事項和在與班諾一起繳納捐款的時候被說的東西一樣。
 フランは「どうしようもなかったら、魔力で軽く威圧するといいと思われます。嫌でも立場の差がわかりますから」とニッコリと笑った。妙な恐れられ方をするのは嫌なので、魔力を使わずに終われたらいいと思っている。
 弗蘭莞爾一笑說「不知該怎麼辦的話,我認為用魔力輕輕壓制就好了。因為即便討厭也能明白立場的差別」。由於討厭作為被奇怪恐懼的一方,想著不使用魔力就結束的話就好了。

 挨拶文は何とか覚えたけれど、こんな大勢の前で話すのは、麗乃の小学校時代に何かの賞に入った読書感想文を全校生徒の前で読まされるという恥辱行事や卒論の発表くらいしか経験がない。
 雖然問候文總算記住了,但在這樣眾多人的面前說話,只有宛如在麗乃的小學時代所謂被迫將進入什麼獎的讀書心得在全校師生面前朗讀的恥辱活動或畢業論文的發表的經驗。
 大勢の視線を向けられたわたしは、緊張に震えながらゆっくりと呼吸し、そろりと揺れる飾りに触れた。家族みんなで作った簪があれば、少しは心強い気がする。
 被眾多人的視線朝向的我,一邊緊張地顫抖一邊緩緩地呼吸,觸碰徐徐地搖曳的裝飾。有家族各位製做的髮簪的話,感覺能稍微壯膽。

「みなさん、はじめまして。火の神 ライデンシャフトの威光輝く良き日、神官長より院長の任を命じられましたマインと申します。わたくしの願いを快く聞き入れ、歓迎頂きましたこと、心より嬉しく存じます」
「各位,初次見面。火之神 萊典夏福特的威光閃耀的好日子,我是被由神官長命令院長任務的瑪茵。欣然答應我的願望,受到歡迎,由衷感到高興」

 歓迎に関する感謝と今後の抱負を飾られた綺麗な言葉で述べて、最後は神への祈りと感謝で締める。
 將關於歡迎的感謝和今後的抱負用被修飾的漂亮話語敘述,最後是用給神的祈禱和感謝來收緊。

「高く亭亭たる大空を司る、最高神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神 水の女神 フリュートレーネ 火の神 ライデンシャフト 風の女神 シュツェーリア 土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベに祈りと感謝を捧げましょう」
「對司掌高大挺拔蒼天、最高神 司掌寬廣浩瀚大地、五柱的大神 水之女神 芙琉特蕾涅 火之神 萊典夏福特 風之女神 修潔莉亞 土之女神 給篤露禮希 命之神 艾維里貝獻上祈禱與感謝吧」

 フランが書いてくれた挨拶文は、この神殿内では定型の挨拶だったようだ。わたしの言葉に反応して、ざっと灰色神官達が構えた。
 弗蘭給寫的問候文,在這座神殿內似乎是定型的問候。對我的話語起反映,灰色神官們粗略地擺起架式。

「神に祈りを! 神に感謝を!」
「向神祈禱! 向神感謝!」

 神殿に来てから、フランや神官長に必ず一度は祈りの練習をさせられているので、さすがに祈りのポーズもちょっとだけ慣れてきた。まだ上手にできないけれど、それでも、バランスを崩して転ぶという事はなくなってきた。今日の祈りは我ながら上出来だと思う。
 來到神殿之後,由於必定要對弗蘭或神官長做一次祈禱的練習,祈禱的姿勢到底也稍微有點習慣了。雖然還無法很擅長,但儘管如此,也不會變成所謂的破壞平衡而跌倒的事。今天的祈禱我認為盡管是我也做得很好了。
 そして、わたしにとって一番の難関だった挨拶を終えたら、ご褒美の配布だ。
 然後,結束了對我來說是最大難關的問候的話,是獎勵的配發。

「今日はわたくしのために孤児院をとても綺麗に清めてくださいましたね。ご褒美を持ってまいりました。フラン、頑張ってくださったみなさんに配って差し上げて」
「今天為了我將孤兒院給洗淨的非常乾淨呢。我帶來了獎勵。弗蘭,分配贈予給努力了的各位」
「かしこまりました、マイン様」
「謹遵吩咐,瑪茵大人」

 フランが木札を取り出して、掃除をしなかった者の名前を読み上げると、スープを配るのを手伝ってくれる灰色神官が名前を呼ばれた者を避けてスープを配って歩く。
 弗蘭拿出了木牌,朗讀了沒有打掃的人的名字後,去幫忙分發湯的灰色神官避開了被呼叫了名字的人分配著湯走著。
 給食の配膳みたいだ、と思いながら見ていると、配られなかったギルと同じ年頃の少年が怒りで顔を真っ赤にしてわたしを睨んだ。
 好像供餐的配膳,一邊那樣想著一邊看著時,沒被分配與基魯同年紀的少年因憤怒而通紅著臉瞪著我。

「ずるい! 平等じゃない! 神の恵みは平等だと決まっている! 平民はそんなことも……」
「好狡猾! 這不平等! 神的恩惠決定了是平等的! 平民那種事情也……」
「えぇ、神の恵みは平等ですわ」
「對,神的恩惠是平等的喔」

 最初にギルが言っていたのと同じ事を言っている少年に、わたしはニコリと笑いかけた。
 對說著與在最初基魯說過的同樣的事情的少年,我莞爾發笑。

「でも、これは神の恵みではございません。わたくしが頑張ってくれた子に配るご褒美だと言ったでしょう? 聞いていなかったのかしら? ご褒美は平等ではないの。残念だけれど、仕事もせずにご褒美はもらえないのよ。働かざる者、食うべからず、と言います。みなさん、覚えておいてくださいね」
「但是,這個並不是神的恩惠。我說了是分配給努力了的孩子的獎勵吧? 沒有聽到嗎? 獎勵並不是平等的。雖然很遺憾,但不工作獎勵是得不到的唷。所謂,不勞動者,不得食。各位,請先記住」

 まさか反論されるとは思っていなかったのか、少年は怒りを忘れ、呆然とした顔でわたしを見つめる。
 是沒想過怎麼可能被反駁嗎,少年忘了憤怒,用呆然的表情凝視著我。

「……ご、ご褒美?」
「……獎、獎勵?」
「そう、ご褒美ですわ。次回はお仕事を頑張ってちょうだい。それから、特に頑張ってくださった方にはこちらもございます。名前を呼ばれた方はお皿を持って前にいらして」
「沒錯,是獎勵喔。下次還請努力工作。還有,對特別努力的一方這邊有。被呼喊到名字的一方拿著盤子到前面來」

 ルッツが作ってくれたカルフェバターが入った蒸し器の蓋を灰色神官が開けてくれる。ふわりとバターの香りが広がった。
 灰色神官將放入路茲製做的奶油卡魯菲的蒸籠蓋子給打開。輕飄飄地奶油的香氣擴散。
 フランが名前を読み上げると、周りを見回しながら恐る恐るという様子で、神官や巫女が皿を持って出てくる。そのお皿に灰色神官の一人がカルフェバターを一つずつ乗せていく。
 弗蘭朗讀名字後,以名為一邊環顧周圍一邊戰戰兢兢的樣子,神官及巫女拿著盤子出來了。在那個盤子上一位灰色神官將奶油卡魯菲一個個放上去。

「一番に子供達のところへ走って行って洗ってくださったと聞いたわ。ありがとう」
「聽到了最先跑去小孩子們的地方給予清洗喔。謝謝」
「とても手早く掃除なさるのですって? ルッツが褒めていたわ」
「說是非常迅速地打掃著? 路茲稱讚著喔」
「重たい荷物を率先して運んでくださったのでしょう? お疲れ様」
「率先去搬運沉重的行李吧? 辛苦了」

 フランとギルが選んだ基準を教えてくれたので、全てメモしてあるのを読み上げただけだが、みんなが感極まったような顔をして、わたしを見た。まるで、初めて褒めてあげた時のギルみたいな顔をしている子もいる。
 由於告知了弗蘭和基魯選擇的基準,雖然只是朗讀了全部有記著的,但大家做出非常感動般的臉,看著我。也有做出,簡直就好像第一次稱讚時的基魯般的臉的孩子。

 それと同時に、自分が家族に恵まれている事を深く実感した。ちょっとした事ができるようになっただけで大袈裟に褒めてくれる家族の姿が思い浮かぶ。
 與此同時,深深體會到自己受惠於家族的事。想起了就只是變得稍微能做點事就被誇張地稱讚著的家人的身影。
 わたしが家族にしてもらってきたように、今度はわたしが院長として、みんなの良いところ探しをして褒めてやらなければならない気がした。
 我就好像受到家族所為,這次我作為院長,感覺必須要去找到大家好的地方去稱讚。

「これからも頑張ってくださいね。さぁ、どうぞ召し上がれ」
「今後還請努力呢。好了,請享用」



 次の日は午後からスープの作り方を教えるお料理教室をした。
 隔天從下午開始化為教導湯的作法的料理教室。
 野菜を洗う係、野菜を切る係、鍋に水を入れて火を付ける係に分かれていて、本日のお料理の先生はトゥーリとエラだ。フーゴには一人で夕飯作りを頑張ってもらっている。
 被分為專職清洗蔬菜,專職切蔬菜,專職在鍋裡加水添火,今日的料理老師是圖麗和艾菈。伏果的話一個人在努力著製做晚飯。

 エラ&トゥーリ先生が教えるのは野菜の切り方だ。力のある成人は包丁で、まだ持ちかねる見習いはナイフを使う。
 艾菈和圖麗老師教導的是蔬菜的切法。有力量的成人用菜刀,還難以擁有的實習使用小刀。
 できあがったスープがご褒美であり、そのまま夕飯にもなるので、みんな真剣だ。初めて原形を見る野菜や肉に興味津々で、慣れない手つきで野菜を洗い、切っている。
 做好的湯是獎勵,由於就那樣也會成為晚飯,大家很認真。因對第一次見到原形的蔬菜或肉興致昂然,用不習慣的手勢清洗蔬菜、切著。

 わたしはマイン工房で初めての料理をするみんなを視察した。青色巫女として見るだけなら構わないが、手を出す事は厳禁だとフランに言われている。
 我視察著在瑪茵工坊做著初次料理的眾人。雖然作為藍色巫女只能看著的話不會介意,但被弗蘭說了嚴禁插手。
 何だか視線を感じるなぁ、と思って振り返ると、昨日、食べられなかった少年がちらちらとこちらを見ながら、率先して作っている姿があった。
 總覺得感到了視線呢,那樣想而回頭的話,昨天,沒有吃到的少年一邊時不時地看著這邊,一邊有著率先製做的身影。
 自己主張の激しい姿が微笑ましかったので、ご褒美の果物を少し多目に盛ってあげた。
 由於自我主張的激烈身影令人欣慰,稍微多盛放了一些獎勵的水果。

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 大掃除が終了しました。
 大掃除結束了。

 次回は、新商品のために鍛冶工房に行きます。
 下回是,為了新商品去到鍛造工坊。
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