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第二部神殿的實習巫女 神官長的主張與我的決心

作者:SPT草包│2018-08-20 23:05:03│贊助:4│人氣:125
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
以下犯上的書癡~為了成為圖書管理員而不擇手段~
作者:香月美夜
第二部神殿の巫女見習い 神官長の言い分とわたしの決意
第二部神殿的實習巫女 神官長的主張與我的決心
原文連結

 一言も口にできないまま却下され、わたしは神官長が何を言っているのか、全く理解できなかった。あの孤児院の惨状を知った上で「改善する理由がない」と言われるとは、全く考えていなかったのだ。
 一句話都沒說出口就被駁回了,我完全無法理解,神官長在說什麼呢。在知道那個孤兒院的慘狀之上被說了「沒有改善的理由」的話,那就是完全沒有考慮過。

「改善する理由がない、というのはどういうことですか? 幼い子供が飢えて今にも死にそうな状態なのです。とても人を育てる環境ではない場所で……」
「所謂沒有改善的理由,是怎麼一回事呢? 年幼的孩子是挨餓現在也快要死了的狀態。並不是非常能養育人的環境的地方……」

 ちゃんと状態が伝わっていないのではないか。わたしは不安になって、神官長に今日見た光景を説明しようとした。
 並非沒有好好地傳達狀態嗎。我變得不安,打算對神官長說明今天看到的光景。
 しかし、神官長は軽く手を上げて、わたしの説明を遮る。
 可是,神官長輕輕舉起手,打斷我的說明。

「働いている灰色神官や巫女、見習いならばともかく、洗礼前の孤児に使う余計な金はないということだ。君はあのような両親のもとで生まれ育ったから知らないのかもしれないが、神殿は洗礼前の子供を人とは認めていない。洗礼式を受け、市民登録をされて初めて、人として扱われる」
「若是在工作的灰色神官或巫女、實習姑且不論,是所謂沒有給洗禮前的孤兒使用的多餘的錢。因為妳是在那樣的雙親身邊誕生成長不知道也說不定,神殿式沒有將洗禮前的小孩認作是人的。接受洗禮式,第一次被市民登記,才被作為人對待」

 洗礼式が終わるまで仕事に就く事もできないことから、そういう事情があるかもしれないと何となく考えた事はあった。けれど、人とは認めないからといって、あの扱いで良いわけはないと思う。
 因為直到洗禮式結束前都不能就任工作,總覺得有考慮過會有那種事情也說不定。但是,以因為不被認為是人來說,我認為那個對待並不是很好。

「……では、あの子達は死んでも構わない、ということですか?」
「……那麼,是所謂,那些孩子們死了也沒關係嗎?」
「あぁ、それもまた神の導きだろう。忌憚ない話をすれば、人数は減る方が助かる」
「啊,那也是另一個神之引導吧。不會忌諱的話題的話,人數減少就幫大忙了」

 否定して欲しかったのに、あっさりと肯定されてしまった。わたしが唖然としているうちに、神官長は今の孤児院に残っている灰色神官や巫女について説明を始めた。
 明明想要否定,卻被爽快地肯定了。在我啞口無言的期間,神官長開始說明關於遺留在現在的孤兒院裡的灰色神官及巫女。

「青の衣は今の倍以上の人数がいた。側仕えや側仕え見習いも単純に計算して倍だ。青の衣一人に平均5~6人の側仕えがいるとして、彼らが貴族社会へと戻って行った時、どれだけの側仕えが残されたかわかるか?」
「藍衣是現在一倍以上的人數。近侍及實習近侍也是單純地計算為兩倍。藍衣一人平均有5~6位近侍,他們回到貴族社會去的時候,會有多少的近侍被遺留下來妳知道嗎?」

 十数人の青色がいなくなれば、一気に60~70の側仕えが神殿に残されることになる。青色神官の寄付や生活費で側仕えを養ってきた神殿の構造では、経営的に破たんしてもおかしくはない。
 十幾人的藍色一不在的話,會一口氣變成60~70的近侍被遺留在神殿裡。以用藍色神官的捐款和生活費來養近侍的神殿結構來說,就算經營失敗也不奇怪。

「貴族の下働きとして、30人ほどの不要な灰色巫女や神官を売ったが、灰色神官はまだ多いくらいだ」
「將作為貴族的雜役,30人左右不要的灰色巫女或神官賣掉,灰色神官還是很多」
「その余っている神官が小さい子達の面倒を見るというわけにはいかないのでしょうか?」
「那些剩下的神官不能去照料小的孩子們嗎?」
「面倒を見させて、人数が増えたら困る。何のために神殿長が灰色巫女を処分したと思っている? 君は私の言っていることが理解できていないようだな」
「被照料,人數增加的話會困擾。有想過為了什麼神殿長處理了灰色巫女嗎? 妳似乎沒能理解我說的事呢」

 今が一番青色神官や巫女が少ない時で、数年後にはまた増えてくるだろうから、完全に余りがいない状態は困る事になるのが目に見えている。しかし、すでに神の恵みが足りていない状態で、人数がこれ以上増えるのは避けたいと神官長は言う。
 因為現在是藍色神官及巫女最少的時候,而在數年後會再次增加吧,完全不太有餘的狀態看得出來感到了為難。可是,神官長說已經是神的恩惠不足的狀態,想要避免人數在這之上增加了。

「……せめて、掃除だけでも、何とかなりませんか? あれほど不潔な状態では疫病が流行ってもおかしくありません」
「……至少,就只是打掃,不能想點辦法嗎? 以那種骯髒的狀態就算疾病流行了以不奇怪」
「ふむ。見苦しいので、いっそ、全てを葬ってしまえと言うことか? 一考の余地はあるが、外聞はあまり良くないな」
「嗯。由於很難看,所以說乾脆,埋葬掉全部嗎? 雖有考慮的餘地,但聲譽不太好呢」
「違いますっ! そんな意味じゃなくて……」
「不對! 才不是那種意思……」

 どうしてそうなる!? と怒鳴りたいのを呑みこんだ。
 將想要怒吼為什麼會變成那樣!? 吞了進去。
 わたしと神官長では立場も考え方の基本になる常識も全く違う。言葉は通じるのに、お互いの考え方が理解し合えない。
 對我與神官長來說成為立場或思考方法的基本常識完全不同。明明言語能通,彼此的思考方法卻無法互相理解。

「神官長、孤児院って何のためにあるのですか? 親がいない子供を育てるための場所ではないのですか?」
「神官長,孤兒院是為了什麼而存在的呢? 並不是為了養育父母不在的小孩子的地方嗎?」
「少し違うな。誰も面倒見ない子供を貴族の施しにより、貴族に仕える者に育てるところだ」
「稍微不同呢。是根據貴族的施捨將誰都沒法照料的小孩子,培養成服侍貴族的人的地方」

 孤児院に対する認識が違いすぎる。可哀想とか、助けてあげたいとか、そんな気持ちすら神官長には通じない。
 對於孤兒院的認識太不同了。可憐之類,想要幫助之類,那種心情對神官長太不通用了。
 自分の言い分を理解してもらえないことに神官長も苛立ちを感じてきたようで、軽く溜息を吐いた。
 神官長似乎也對無法理解自己的主張感到了焦躁,輕輕嘆了一口氣。

「死に行く者に対して何かしたいなら、君がすれば良い。誰もなりたがらない孤児院の院長になり、君が孤児院に関して全責任を負うか?」
「如果想對死去的人做些什麼,妳去做就好了。成為誰都不想當的孤兒院院長,妳會肩負起有關孤兒院的全責嗎?」

 予想外の言葉にわたしはぐっと息を呑んだ。孤児達を助けてあげたい気持ちはあるが、孤児院を預かって全てに関して責任を負う覚悟なんてない。そんな怖いことできない。
 我對預料之外的話語咕地吞了一口氣。雖有想要幫助孤兒們的心情,但沒有肩負起有關管理孤兒院的一切責任的覺悟什麼的。做不到那種恐怖的事情。

「……負えません」
「……肩負不起」

 ギュッと拳をきつく握って、わたしはゆっくりと頭を振った。
 緊緊地握緊拳頭,我慢慢地搖了搖頭。
 神官長は「ふむ」と一つ頷いた後、わたしを見据えて、さらに言い募る。
 神官長「嗯」地點了一個頭後,盯著我,更進一步越說越激昂。

「では、今までの青と灰色の比率から考えて、神の恵みで満足させられる孤児院の人数はおよそ40人だ。この神殿にいる青の衣の中で自由になるお金を一番持っているのは君だが、残り40人以上いる孤児院の食事を君が準備できると言うのか?」
「那麼,從至今的藍與灰色的比率來考慮,能被用神的恩惠滿足的孤兒院的人數大概是40人。存在於這座神殿裡的藍衣之中擁有最多能自由使用金錢的雖然是妳,但說得出妳來準備剩下存在有40人以上的孤兒院的餐點嗎?」
「……できません。工房のお金がほとんどで、わたくし個人が自由にできるお金は、ほとんどないんです」
「……做不到。工坊的錢幾乎,我個人能自由使用的錢,幾乎沒有」

 部屋の改修や側仕えへの給料などを考えても、正直、すでにお金を使いすぎている。レシピを売ったお金で、何とかセーフというレベルだ。まだイタリアンレストランも始まっていないし、これから先、収入が入ってくる目途が立っていない。今の状況で孤児達を抱え込むなんてできるわけがない。
 就算考慮到房間的改建及給近侍的薪水,老實說,已經用太多錢了。是所謂用賣掉食譜的錢,總算能平安度過的等級。義式西餐廳也還沒開始,這之後,還沒確立有收入進來的目標。以現在的狀況並非能做到容納孤兒們之類的。

「責任が持てない、お金も出せない、何もできないなら黙っていなさい。中途半端な正義感で子供が口出しすることではない。君は余計な事を考えず、おとなしく自分の好む本を読んでいればいい」
「無法承擔責任,錢也拿不出來,如果什麼都做不到就請閉嘴。並不是小孩子以半途而廢的正義感能插嘴的事。妳考慮太多多餘的事情了,老老實實地看自己喜歡的書就好」

 神官長の言い分が正当すぎて、何も言い返せなかった。何もできないわたしに文句を言う権利などない。中途半端な事をするくらいなら、何もしない方がマシな事も多い。
 神官長的主張太過正當了,什麼都不能回嘴。對什麼都做不到的我沒有抱怨的權利等等。如果做了半途而廢的事,什麼都做不到的那方還比較好的事也很多。

「……お時間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした」
「……耽誤了您的時間,非常抱歉」

 わたしは項垂れたまま、神官長の部屋を退室した。
 我依然垂著頭,從神官長的房間退出。
 神官長に頼んでみて、ダメだと言われたのだから、わたしにこれ以上できる事はない。おとなしくしているしかないのだ。そう自分に言い聞かせてみても、鉛を呑みこんだように胃が重くて、ぐるぐるしている。
 試著拜託了神官長,卻被說了不行,所以我沒能做到這以上的事情。就只能老老實實地待著。就算那樣試著對自己勸說,卻也彷如吞了鉛般胃很沉重,轉啊轉地。

「マイン様、図書室に寄られませんか? 少しは気が晴れるかもしれません」
「瑪茵大人,不靠近圖書室嗎? 說不定能稍微暢快些」

 フランがスッと跪いてわたしの顔を覗きこんだ。神官長に会うことを渋っていた時と違って、気遣う言葉はとても優しく耳に届く。
 弗蘭迅速地跪下窺視著我的臉。與不情願會見神官長的時候不同,關心的話語非常溫柔傳到了耳裡。

「……フランは、こうなる事を知っていたのね?」
「……弗蘭,知道會變成這樣的嗎?」
「神官長のお心を推し量るのが仕事でございました。故に、マイン様が気落ちする結果になるだろうとは思っておりました。孤児院の事はもうお忘れください」
「推測神官長的內心是工作。所以,事先就認為會變成瑪茵大人洩氣的結果吧。孤兒院的事情還請忘了吧」

 フランに手を引かれ、図書室へ向かった。本を読んでいる間は、余計な事を考えず、本に没頭できる。
 被弗蘭拉起手,朝向圖書室。看書的期間,不會考慮多於的事情,能埋頭於書裡。
 しかし、あっという間に6の鐘が鳴り、ルッツが迎えに来る時間になった。図書室を出て、自室に戻って着替えなければならない。
 可是,轉眼間6之鐘響起,到了路茲來迎接的時間了。出了圖書室,必須回到自己房間換衣服。
 部屋に戻る途中では、嫌でも回廊から孤児院が見える。その瞬間、脳裏にあの光景が広がって、吐き気が込み上げてきた。
 在回到房間的途中,即便討厭從走廊也能看到孤兒院。那個瞬間,腦袋裡的那副光景擴散,噁心湧了上來。

「うぐっ……」
「嗚咕……」

 えずいた瞬間、わたしは口元を手で押さえて、吐き出すまいと必死に耐える。慌てたフランがわたしを抱えて走り、清掃用のバケツを差し出した。
 不舒服的瞬間,我用手壓住了嘴角,拚命地忍耐絕不可吐出來。驚慌的弗蘭抱著我奔跑,遞出打掃用的水桶。
 バケツに向かって嘔吐しながら、わたしはそのまま泣きだしたくなった。
 一邊朝向水桶嘔吐,我一邊就那樣變得想要哭出來。

 あの強烈な光景を忘れられるわけがない。
 根本忘不了那副強烈的光景。
 ずっと本を読んでいられれば考えずにいられるかもしれない。けれど、読んでいない時間にはきっと思い浮かんでしまう。
 一直看書就不會去思考也說不定。但是,在不看的時間一定會想起來。

 麗乃時代は日本とアフリカくらい距離が離れていて、自分の日常生活に全く関係がなかったから、100円や200円の募金で平然としていられた。テレビ画面で見ただけなら、可哀想だねって、ご飯でも食べながら話題にして、すぐに忘れられた。
 因為麗乃時代日本與非洲左右的距離離很遠,在自己的日常生活上完全沒關係,能被用100圓或200圓的募捐坦然地做著。如果是只在電視畫面上看過,說著好可憐呢,一邊吃著飯一邊成為話題,馬上就被忘了。

 でも、自分の部屋が孤児院と繋がっていて、壁を隔てたところにあんな状態の孤児がいるとわかっていて、平然と生活なんてできない。
 但是,自己的房間連接著孤兒院,能明白隔著牆壁的地方有著那樣的狀態的孤兒,做不到坦然地生活之類的。

「マイン様、どうだった?」
「瑪茵大人,如何了呢?」

 無邪気にギルが結果を聞きに駆けよってくる。期待に満ちた黒に近い紫の瞳が痛くて、そっと目を伏せた。
 基魯天真地跑過來打聽結果。充滿期待接近黑色的紫色瞳孔很痛,悄悄地低下頭。

「ごめんなさい、ギル。神官長には却下されました」
「對不起,基魯。被神官長駁回了」
「な、なんでだよ!?」
「為、為什麼呀!?」

 信じられないと言うように、ギルが狼狽してわたしを見つめる。あの状態の孤児を助けるどころか、ギルの期待に応えられなかったことも辛くて、わたしは床をじっと睨んだまま、これから先のギルの言葉に対して身構えた。
 彷彿說著不可置信,基魯驚慌失措凝視著我。能幫助那個狀態的孤兒嗎,無法回應基魯的期待也很辛苦,我依然直瞪著地板,對這之後的基魯的話語擺起姿勢。

「ギル、控えなさい」
「基魯,克制點」
「もー、バッカねぇ。期待するだけ無駄って言ったでしょ?」
「真是的,笨蛋呢。說過只是期待沒有用的吧?」

 フランとデリアがギルに対して制止の言葉をかけた。ギルは何か言いたかっただろうが、ぐっと唇を噛みしめて、わたしと同じように俯いた。
 弗蘭和蝶莉亞對基魯說出制止的話語。基魯想要說些什麼吧,但咕地緊咬著嘴唇,與我同樣低著頭。
 デリアはわたしの着替えを準備しながら、訳知り顔で肩を竦める。
 蝶莉亞一邊準備著我的更衣,一邊用世故的臉聳了聳肩。

「あの状況を引き起こしたのはね、子供を産んだ巫女を仕事ができない、役立たず、と言って一番に処分した神殿長ですもの。神官長に何かできるわけがないのよ」
「引發起那個狀況的呢,是說了生了小孩的巫女無法工作,沒有用處,最先處分的神殿長。神官長並不能做些什麼唷」
「デリア」
「蝶莉亞」
「本当の事だもん。お腹の大きくなった巫女や子供を産んだばかりの巫女があそこの世話をしていたのに、これ以上増えたら困るってことで、一番に処分されたのよ? でも、客人が来た時に花を捧げる灰色巫女は必要だし、お腹が大きくなったら交換しなきゃいけないから、余分に残しておかなきゃいけないんですって」
「是真的事咩。肚子變大的巫女或剛生小孩的巫女明明做著那邊的照料,但這之上增加的話會很困擾,就最先被處分了唷? 但是,因為在客人來的時候獻花的灰色巫女是必要的,肚子變大的話就必須要交換,多餘的必須要先留下」

 今、洗濯や掃除の下働きとして孤児院に残されている灰色巫女や見習い巫女が全員年若くて、そこそこ見目も良い者ばかりだとデリアは言う。妊娠出産した巫女は処分され、可愛くないのは貴族の下働きに売られ、花候補だけが余裕を持って残されているらしい。
 蝶莉亞說現在,作為清洗及打掃的雜役被遺留在孤兒院的灰色巫女或實習巫女全員盡是很年輕,容貌相當好的人。懷孕生產的巫女被處分,不可愛的被賣做貴族的雜役,似乎只有花候補擁有餘裕被留下來。
 それが青色神官に必要な者を残した結果だそうだ。
 那個似乎是遺留下對藍色神官必要者的結果。

 男は妊娠出産をしなくて長く働けるため、よく教育された灰色神官は貴族の側仕えとして今まで高く売れていたらしい。しかし、貴族自体の数が減っているため、需要が少なくなり、売れなくなったため、今は巫女より余っていると言う。
 因為男子不會懷孕生產能長久地工作,被好好教育的灰色神官似乎作為貴族的近侍至今被高價賣掉。可是,說了因為貴族本身的數量減少了,需要變少了,因為賣不掉,現在比巫女還有餘。

「それって、孤児院の子供が青色神官の子ってことじゃないの? 貴族の血を引いているんじゃ?」
「那是說,孤兒院的小孩不就是藍色神官的孩子嗎? 繼承著貴族的血統?」
「……半分くらいはそうだと思いますよ? あたしもそうですから」
「……我認為有一半左右是那樣唷? 因為我也是那樣」

 デリアはさらりとそう言った。
 蝶莉亞爽快地那樣說了。

「え? では、デリアも魔力があるの?」
「咦? 那麼,蝶莉亞也有魔力嗎?」
「魔力に差がありすぎると、子供ができにくいんですって。だから、ここで子供ができるのは青色神官でも魔力がものすごく低い人ばかりで、神殿で子供ができると貴族社会には戻れないと聞いたことがありますわ」
「魔力有太大差距的話,說是很難有小孩。所以,在這裡能有小孩的即便是藍色神官也盡是魔力非常低的人,有聽過在神殿有小孩的話是無法返回貴族社會的」

 そして、今、神殿に残っているのは魔力が低い青色神官ばかり、と。
 然後,說是,現在、遺留在神殿的盡是魔力低的藍色神官。
 あまりにも自分本位な運営に頭も胃も痛くなった。
 對於過於自我本位的營運不論頭或胃都變痛了。

「神殿の事を決めるのは神殿長なんだから、神殿長に逆らうよりは神殿長に気に入られた方がいいのよ。さぁ、殿方は出て行って。マイン様を着替えさせるんだから」
「因為決定神殿的事的是神殿長,比起違抗神殿長被神殿長中意還比較好唷。好了,男人們都出去。因為要替瑪茵大人換衣服了」

 パッパッと手を振って、フランとギルを追い出すと、デリアは手早くわたしの着替えを始める。
 啪啪地揮著手,把弗蘭和基魯趕出去後,蝶莉亞俐落地開始我的更衣。

「もー! マイン様も自分の方が死にそうな顔をしてないで、忘れたらいいでしょ? 悩んだところで、どうせ、何もできないんですから」
「真是的! 瑪茵大人自己也別做出快死似的表情,忘了的話就好了對吧? 因為即使煩惱,也反正,什麼都做不到」

 デリアはそう言いながら、手早くわたしを着替えさせる。
 蝶莉亞一邊那樣說耶邊俐落地替我換衣服。
 何もできないわけではない。マイン工房の資金を全部つぎ込めば、改善はできるはずだ。
 並非是什麼都做不到,將瑪茵工坊的資金全部挹注進去的話,應該能改善。

 しかし、神殿長や神官長が孤児院の改善を求めていないことと、資金が切れた時に元の木阿弥になること、そして、自分が孤児院の命に対して全責任を負わなければならないことに、わたしが怖気づいて資金をつぎ込むだけの決心ができないだけだ。
 可是,神殿長或神官長都不尋求孤兒院的改善的話,在資金斷絕的時候就會被打回原形了,然後,自己必須要對孤兒院生命肩負起全部責任,我只是膽怯著做不到只挹注資金的決心。



「ルッツ! ルッツ!」
「路茲! 路茲!」
「マイン!?」
「瑪茵!?」

 門に迎えに来たルッツにぎゅーっとしがみつく。その途端、堰を切ったように涙が溢れてきた。わたしの常識が通じるところに戻ってきたことに安堵したせいだろう。
 對來到門迎接的路茲用力地緊緊抱住。剛抱的當下,眼淚就彷彿潰堤般溢了出來。是對返回到我的常識通用的地方而放心的緣故吧。
 ルッツは条件反射のようにわたしの頭を撫でながら、本日の送迎係であるフランに視線を向ける。
 路茲像是條件反射般一邊撫摸我的頭,一邊將視線朝向身為今天的接送員的弗蘭。

「フラン、何があったんだ?」
「弗蘭,發生了什麼事?」
「足を進めながら説明いたします」
「一邊移動腳步一邊說明吧」

 フランは門番に少しだけ視線を向けて、足を進め始めた。
 弗蘭只是稍微將視線朝向門衛,開始移動腳步。
 帰路を急ぐ街並みを歩きながら、フランが今日起こった事を説明する。
 一邊走在急行於歸途的街道,弗蘭一邊說明起今天發生的事。

「神官長にお願いするだけだ。通らなかったら諦めるとおっしゃっていましたが、マイン様のお心は割り切れないようですね」
「就只是拜託神官長。雖說沒通過的話就放棄,但瑪茵大人的內心似乎無法割捨呢」
「……チビが死にかけているのは、きついよなぁ。でもさ、マインにできることなんてないんだろ? 気にするな。もう忘れろ」
「……小不點快死了,很嚴峻呢。但是啊,瑪茵沒有什麼能做到的事情對吧?別介意了。夠了忘了吧」

 貧しくても比較的穏やかに生きてきたわたしにとって、あの光景は強烈すぎて、割り切れるわけがない。
 對於就算貧窮也生活得比較安穩的我來說,那副光景太過強烈,並無法割捨。

「忘れられたらいいって、わたしも思ってる。知らないままなら、それでよかった。でも、自分の部屋と壁を隔てただけの向こうで、あんなことになっているとわかっていて、忘れることなんて、できるわけがないよ」
「能忘的話就好了,我也那麼認為。如果依然不曉得,那就太好了。但是,明白了只是與我的房間隔了面牆的對面,造成了那種事情,忘掉什麼的,並不能做到唷」

 べそべそと泣きながらそう言うと、ルッツは足を止めて、わたしの顔を覗きこんだ。
 一邊哭紅了鼻子一邊那樣說後,路茲停下了腳,窺探著我的臉。

「マインは孤児院の惨状が嫌なんだよな? どうなって欲しいんだ?」
「瑪茵是討厭孤兒院的慘狀吧? 想要變成怎樣的?」

 わたしは今日の光景を思い浮かべる。自分の中で孤児院とはどうあるべきか考えて、口を開いた。
 我想起了今天的光景。在自己的心理思考著孤兒院應該是怎樣的存在呢,開口了。

「……あの子達にもお腹いっぱいご飯を食べて、成長して欲しい。あんな病気になりそうな汚い、臭い、剥き出しの藁の中で寝るんじゃなくて、せめて、綺麗な布団で寝て欲しいよ」
「……想要那些孩子們也能吃到能飽的飯,長大。想要並不是在那種快要生病般的髒污、惡臭、裸露的稻草之中睡覺,至少,要用乾淨的棉被睡覺」
「はぁ? お腹いっぱい食べるなんて、金持ちじゃなきゃ無理だろ? 普通に、元気に動けるくらいのご飯で十分じゃないか。オレだって家じゃ腹いっぱいのご飯なんて食べられねぇよ」
「啥? 能吃到飽什麼的,若不是有錢人是不可能的吧? 普通,不是有能夠有精神地活動般的飯足夠了嗎。就連我在家都不能吃到能飽的飯唷」

 ルッツはわたしの言葉を聞いて、高望みしすぎだ、と言った。わたしも自分の家での生活を思い出して、神殿の貴族生活を中心に孤児院の運営を考えていたことにハッとする。
 路茲聽到我的話語,說是、太過奢望了。我也回想起在自己家的生活,考慮到以神殿的貴族生活為中心的孤兒院的營運恍然大悟。

 最近、自分が神殿でおいしい料理をお腹いっぱい食べていて、家でも家計に余裕が出てきたから忘れていたが、下町の子供だってお腹いっぱいに食べられる子供はそれほど多くない。ルッツだって、ずっとひもじい思いをしてきたし、今も兄達との食事戦争には負けている。
 最近,自己在神殿將美味的料理吃到飽,在家也是因為家計上有餘裕而忘記了,但就連下城的小孩子能吃到飽的小孩沒那麼多。就連路茲,也一直感到飢餓,現在也在與哥哥們的用餐戰爭裡輸了。

「そっか。お腹いっぱいじゃなくていいんだ……」
「對喔。並不是吃飽也可以……」
「その食事だって、全部マインが出そうとするのがおかしいだろ? まずは、自分で採ってくればいいじゃないか。腹が減っているのに、じーっと待ってて、どうするんだよ?」
「就連那個用餐,瑪茵全部都打算出會很奇怪吧? 首先,自己去採集的話不就好了嗎。明明肚子餓了,卻一動不動地等著,是要怎樣啊?」

 神殿が特殊な施設だから、すっかり自分の常識と切り離して考えていたが、下町の子供達と同じ水準を目指せば、金銭的な負担はぐっと低くなる。買えない分の食料は森に行って、自分で採ってくればいい。
 正因為神殿是特殊設施,雖然完全與自己的常識割開來考慮但以與下城的小孩子們一樣的水準為目標的話,金錢的負擔會變得還要低。無法買到的部分的食物就去森林,自己採集就好。

「残念ですが、孤児は神殿から出られません」
「雖然遺憾,但孤兒不能從神殿出去」

 フランが困ったように、そう意見を出した。孤児は基本的に孤児院に閉じ込められている。洗礼式までは見苦しいのを貴族の目に触れさせないように。洗礼式後は多分、余計な知識や常識が入りこまないように。
 弗蘭彷彿傷腦筋似地,提出那樣的意見。孤兒基本上是被關進了孤兒院裡。直到洗禮式之前好像不能將難看的觸及到貴族的眼裡。洗禮式後大概,好像不會灌輸多餘的知識或常識。

 フランの意見に思わず押し黙ったわたしと違い、神殿の常識にほとんど触れていないルッツは首を傾げた。
 與對弗蘭的意見不由得緘默的我不同,幾乎沒接觸到神殿的常識的路茲歪頭不解。

「そのさ、孤児が外に出ちゃいけないって誰が決めたんだ? いらない子扱いされてるなら、森に行ったところで大して問題にされないんじゃないのか? フランやギルだって、神殿の外に出てるわけだし」
「那個啊,說孤兒不能出去外面是誰決定的? 如果是被當不需要的孩子來處理,即便去到森林不也不成大問題嗎? 就連弗蘭或基魯,都能出到神殿的外面」
「フランやギルは、わたしの側仕えだから、特別なんだよ」
「弗蘭及基魯,正因為是我的近侍,是特別的唷」

 わたしが通いで神殿に入っているから、その送り迎えが仕事になっているだけだ。青色神官のお伴で貴族街に行く灰色神官と同じ仕事という扱いで、自由に出ているわけではない。
 因為我是用通勤來進入神殿,那個接送只是變成了工作。由於處理成所謂與以藍色神官的同伴去到貴族街的灰色神官同樣的工作,並非是能自由外出。

「じゃあ、残ってるヤツら、全員をマインの側仕えにすれば? そうしたら、全員が外に出られるんだろ?」
「那麼,剩下的傢伙們,讓全員成為瑪茵的近侍的話? 那樣做的話,全員都能出來外面對吧?」
「……え?」
「……咦?」

 予想外の提案にわたしは何度も目を瞬いて、ルッツを見上げた。
 我對出乎預料的提議眨了好幾次眼睛,抬頭看著路茲。

「ちょっとお待ちください。それはいくら何でも……。マイン様が全員分の衣食住を賄うことは無理でしょう?」
「請稍等一下。那個多少都有點……。瑪茵大人提供全員份的衣食住是不可能的吧?」
「外に出そうと思ったら、全員の服買わなきゃいけないけどさ、森に行く服なんて、ウチらが使ってる古着屋で安く買える分で十分じゃん」
「想到能去到外面的話,雖然必須要買全員的衣服,但去森林的衣服之類,在我們使用的舊衣店裡能便宜買到的部分就足夠了」

 全員分の安い古着と、何人かが森に行くためのナイフや籠の購入費を頭の中で計算してみた。さすがに、神殿の雑務を全部放り出して全員で森に行けるわけがないので、班分けしてローテーションを組ませれば、必要な道具は少なくて済むはずだ。
 在腦中試著計算全員份的便宜舊衣和,幾個人為了去到森林的小刀及籃子的購入費。由於畢竟,並非是以將神殿的雜務全部排出的全員去到森林哩,分班組成輪班的話,必要的工具應該少少就能行。

「……安い古着50~60着と何人かが森に行くためのナイフや籠なら、フラン達に買った服3着より安いね」
「……若是便宜的舊衣50~60件和幾個人為了去到森林的小刀及籃子,比買給弗蘭你們的衣服3件還便宜呢」

 わたしの言葉にフランはぎょっと目を見開いて、自分が着ている服を見下ろした。わたしが側仕えに買った服は、上質な物だ。家で使っているわたしの普段着とは比べ物にならない。
 弗蘭對我的話語大吃一驚睜大了眼睛,俯視著自己穿著的衣服。我買給近侍的衣服,是優質的東西。與在家使用著的我的便服是無法相比的東西。

「森に連れて行って、食べられるものを採らせて、自分の事は自分でさせればいい。金がない孤児院ってことは、つまり、貧乏なんだからさ」
「帶去森林裡,採集能吃的東西,自己的事自己做就好。沒錢的孤兒院,也就是說,因為很貧窮啊」

 ルッツの言い方は身も蓋もないが、その通りだ。与えられるのを待つだけではなく、自分の事は自分で何とかできるようにすればいい。
 雖然路茲的說法太過露骨直白,但就是那樣。並非只是等待被給予,自己的事情自己想辦法去做就好了。

「今まで何度かギルやフランにはベンノのところに行ってもらったことがあるから、側仕えをお使いに出す事はできるわよね?」
「因為至今基魯及弗蘭有過好幾次去到班諾的地方過,能做到讓近侍去跑腿的事吧?」
「……さようでございます」
「……就是那樣」
「だったら、わたしの側仕えに森までフォリンを採りに行ってもらうことができるんじゃない?」
「那樣的話,不也是可以讓我的近侍到森林裡去採集佛林嗎?」

 わたしの言葉に、ルッツがキラリと目を輝かせた。
 對我的話語,路茲閃爍地讓目光閃耀。

「マイン工房孤児院支店か」
「瑪茵工坊孤兒院分店嗎」
「そう。孤児院をマイン工房の支店にして、何か作らせて自分達の食い扶持を稼がせることができれば、最悪、わたしがいなくなっても飢える子供は出なくなるかもしれない」
「沒錯。將孤兒院當作瑪茵工坊的分店,能製作些什麼賺取他們自己的吃的援助的話,最壞,我就算不在了說不定飢餓的小孩也不會出現」

 むしろ、森へ行って、食料を採ってきて、料理できるようにする方が先かな。
 不如說,去到森林,採集回食物,能夠做料理還先呢。
 わたしとルッツが、どうすれば効率的か、どこから改革を始めればいいか話し合っていると、フランが言いにくそうに口を挟んできた。
 我與路茲,怎麼樣比較有效率呢,從哪裡開始改革比較好的交談時,弗蘭難以言說似地插嘴了。

「とてもいい考えだと存じます。……ですが、マイン様。それは、今までの神殿のやり方と全く違うものでございます。それだけの人数に対する責任を担うことができるのか、神官長には問われます。大丈夫なのでしょうか?」
「非常好的考慮。……但是,瑪茵大人。那個是,與至今的神殿做法完全不同的東西。能肩負起對於那些人數的責任嗎,被神官長問了。不要緊嗎?」

 ざっと血の気が引いて行く。
 瞬間臉色逐漸發白。
 フランの言う通りだ。わたしという異分子がいきなり慣習を無視して、孤児院を引っかき回して、良い結果だけが得られるとは思えない。神殿長や神官長を初めとした青色神官と軋轢があるだろうし、工房の仕事をさせて稼ぐとなれば、どう考えてもみんな平等にはならないのだから。
 如同弗蘭所說。名為我的異己分子突然無視習俗,擅自擾亂孤兒院,沒想過只能得到好的結果。會有與以神殿長或神官長為首的藍色神官不和吧,因為做工坊的工作賺錢的話,就算怎麼考慮大家都無法平等的。

「ごめん、ルッツ。わたし、責任を持つのが、怖い……」
「抱歉,路茲。我,負責,很可怕……」
「じゃあ、マイン。何もせずに孤児が死んでいくのを待っているのとどっちが怖い?」
「那麼,瑪茵。與什麼都不做等待孤兒逐漸死去哪邊可怕?」
「……」
「……」

 どっちも怖い。あの孤児を見捨ててしまったら、ずっとこの鉛を詰め込んだような胃の重さを抱えていくことになると思う。しかし、命に対する責任を持つなんて、わたしにできるわけがない。
 哪邊都很可怕。拋棄那些孤兒的話,我想會變得一直擔負塞入這種鉛般的胃的沉重。可是,對生命負責什麼的,我做不到。
 そっと胃の辺りを押さえたわたしにルッツは、軽く肩を竦めた。
 路茲對悄悄地按住胃的附近的我,輕輕聳了聳肩。

「あのさ、マイン。難しく考えずに、やってみてダメなら、止めればいいじゃん」
「那個啊,瑪茵。不考慮男的,如果試做不行,停止不就好了」
「ルッツ、止めればいいって……孤児達の命がかかっているんだよ?」
「路茲,停止就好……孤兒們的命還連繫著唷?」

 わたしは思わず、むぅっとルッツを睨んだけれど、ルッツはまるでベンノのように、フンと鼻を鳴らした。
 雖然我不假思索,唔地瞪著路茲,但路茲簡直就彷彿是班諾,哼地鳴響了鼻子。

「仕事がなくなった工房や売れ行きが悪い店が潰れることは普通にあるんだぜ? でも、孤児院でやれば、工房が潰れても、工員が路頭に迷うことがないだろ?」
「沒了工作的工坊或銷路不好的店破產的事情是普通地存在著喔? 但是,在孤兒院做的話,就算工坊破產了,勞工也不會流落街頭吧?」
「……住むところは孤児院だし、少なくても神の恵みはあるもんね?」
「……住的地方是孤兒院,就算少也有神的恩惠呢?」
「工房がダメだったからって、路頭に迷うヤツがいないのに、マインが責任を持たなきゃいけないようなことなんて、何があるんだよ? だいたい、マイン工房を動かす時はオレもいるんだぜ?」
「說是因為工坊不行,明明不存在流落街頭的傢伙,瑪茵必須要負責般的事情什麼的,是有什麼啊? 大致,運作瑪茵工坊時我也在喔?」

 多分、色々と責任を持たなければならない時があると思う。ベンノに言わせれば、工房長としての責任について、もっと違う意見が出てくるかもしれない。
 大概,是想到有著各式各樣必須要負責的時候。讓班諾說的話,關於作為工坊長的責任,說不定會提出更不同的意見。

 でも、何だろう。
 但是,是什麼呢。
 ルッツと一緒なら大丈夫だ、と思えた。
 我認為,如果與路茲在一起就不要緊。
 一人でやるのは怖いけど、ずっと一緒にやってきたルッツがいてくれるなら、何とかなると無条件に思えた。
 雖然一個人做很可怕,但一直在一起做的路茲在的話,會無條件認為總能想辦法。

「一緒にやろうぜ、マイン。助けてやりたいんだろ?」
「一起做吧,瑪茵。想要幫助的吧?」
「うん!」
「嗯!」

 ルッツが差し出してくれた手に飛び付くわたしを見て、フランが仕方なさそうに笑った。
 看到對路茲伸出的手飛撲過去的我,弗蘭沒辦法似地笑了。

「私もご協力いたします、マイン様」
「我也會協助,瑪茵大人」

======================================================================
 マインの後押しをしてくれるのは、いつもルッツ。
 給瑪茵撐腰的,總是路茲。
 とりあえず、やる気になりました。
 總而言之,化成了幹勁。

 次回はマイン工房孤児院支店について、神官長に交渉します。
 下回是關於瑪茵工坊孤兒院分店,對神官長交涉。
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