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第二部神殿的實習巫女 應該給予的東西

作者:SPT草包│2018-07-31 23:25:40│贊助:4│人氣:68
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
以下犯上的書癡~為了成為圖書管理員而不擇手段~
作者:香月美夜
第二部神殿の巫女見習い 与えるべきもの
第二部神殿的實習巫女 應該給予的東西
原文連結

 フランはギルとわたしを見比べた後、ゆっくりと口を開いた。
 弗蘭對比了基魯和我之後,慢慢開口了。

「青色神官や巫女には神からの恵みである衣食住を下の者に分け与える義務がございます。神殿に入った青色神官や巫女に引き立てられ、側仕えは部屋と衣を賜り、主と共に生活するようになるのでございます」
「藍色神官或巫女有義務將作為來自神的恩惠的衣食住分發給下面的人。因而成為像是襯托進入神殿的藍色神官或巫女,近侍受賜房間與衣服,與主人共同生活一般」
「わたくしは神殿に部屋を持っていないので、わたくしの側仕えとなっても孤児院にいるままということですか?」
「是所謂由於我在神殿沒有擁有房間,就算成為我的近侍也依然待在孤兒院的事情嗎?」

 フランは「さようでございます」とゆっくりと頷いた。
 弗蘭「就是那樣」慢慢地點頭。

「そして、食事に関しては、主が食べ、その残りを側仕えと側仕え見習いが食べ、その残りが神からの恵みとして、孤児院にもたらされます。孤児院で与えられる神の恵みより、側仕えに与えられる恵みの方がより多くなるのは当然でしょう」
「然後,有關餐點,主人先吃,近侍與實習近侍吃那剩下的,那再剩下的作為來自神的恩惠,被帶給孤兒院。比起在孤兒院被給予的神之恩惠,被給予近侍的恩惠那方會變得更加多是當然的」

 わたしは家族と離れたくなくて、自分が孤児院に入らずに済む事を第一に考え、通いになった事をただ喜んでいたが、神殿の慣習を破ったことによる皺寄せが側仕えに向かっていたとは思わなかった。
 我不想與家人離開,自己將不進入孤兒院就完事放第一來考慮,雖然只是很高興變得能往返了,但沒思考過由於打破了神殿的習慣所造成的影響朝向了近侍。

「では、フランは神官長からわたくし付きになって、神官長の部屋から孤児院へ逆戻りということですか?」
「那麼,弗蘭從神官長變成我的配屬,有所謂從神官長的房間回歸到孤兒院的事情嗎?」

 それなら、左遷だと嘆かれ、八つ当たりされるのは当然だ。フランに散々助けてもらっておきながら、全く報いていないことになる。週末のお給料は弾むつもりだったが、待遇改善もすぐさま神官長にお願いしなければならない。
 那樣的話,會被嘆息降職,被亂發脾氣是當然的。變成一邊充分地受到弗蘭幫助,一邊完全沒有報答這樣。雖然打算發給周末的薪水,但改善待遇也必須馬上拜託神官長。

「いえ、私は神官長の部屋から移動しておりませんし、デリアもおそらく部屋を移動していないでしょう。私はマイン様がいらっしゃらない間、神官長の執務の手伝いをしておりますので、食事もそちらで頂いております」
「不,我沒有從神官長的房間移動,蝶莉亞恐怕也沒有移動吧。由於我在瑪茵大人不在的期間,做著著神官長辦公的幫手,餐點也在那裡獲得」

 そういえば、神官長が大量の仕事を抱えていて、人材不足を嘆いていたはずだ。わたしがいない間、優秀なフランを野放しにしておくはずがない。フランがひどい状況に陥っているわけではないとわかって、胸を撫で下ろす。
 這麼說來,神官長應該是負擔著大量的工作,感嘆著人才不足。我不在的期間,應該是不會放任弗蘭不管。明白了弗蘭並沒有陷入嚴苛的狀況,鬆了一口氣。

「つまり、困ってるのはギルだけということかしら?」
「也就是說,所謂困擾的只有基魯這件事嗎?」
「待遇が良くなると期待していたのに、変わらなかったことに腹を立てているのではないか、と存じます。孤児院における神の恵みは仕事をしなくても、平等に与えられます。しかし、側仕えは仕事をしなければ、入れ替えられることがございます。仕事もせずに側仕えとしての恵みを享受できると安易に考えられるのは、少しばかり腹立たしく感じます」
「明明有待遇變好的期待,不會對沒變這件事生著氣嗎,是知道的。在孤兒院的神的恩惠就算不工作,也會被平等地給予。可是,近侍不工作的話,有著會被換掉的事情。會被輕易地考慮成不工作卻能享受作為近侍的恩惠,是稍微令人生氣的感覺」

 自分の仕事に誇りを持っているフランは、ちらりとギルを見てそう言った。
 對自己的工作擁有自豪的弗蘭,看了一眼基魯後那樣說。

「……フランにとって当面は何の問題もないということですわね?」
「……對弗蘭來說當前是所謂的什麼問題都沒有嗎?」
「そうです」
「沒錯」
「では、しばらくは現状維持で、フランに不都合が出た時に考えようと思うのだけれど、どうかしら?」
「那麼,雖然想暫時維持現狀,而在對弗蘭不便出現的時候再考慮吧,但如何呢?」
「……かしこまりました」
「……我了解了」

 わたしが部屋をもらった時と今の状況を比べたのだろうか、一瞬逡巡したけれど、フランは静かに頷いた。
 是在比較我收到房間的時候與現在的狀況嗎,雖然一瞬間猶豫了,但弗蘭靜靜地點頭。
 これで話は終わった、と思っていたら、またギルが吠えはじめた。
 就這樣話題結束了,那樣想的話,基魯又開始吼叫了。

「フラン、フランって、オレはどうなんだよ!? オレだって、そいつと同じ側仕えだぞ!」
「弗蘭、弗蘭的叫,我該怎麼辦啊!? 我也是,跟那傢伙一樣的近侍喔!」
「……おかしなことを言うのね? ギルはわたくしのことを主と思っていないと、最初に言ったじゃありませんか。どうして主でもないわたくしに衣食住の準備をしてもらえると思ったのかしら?」
「……說著可笑的事情呢? 基魯不把我認為是主人,在最初不就說過了嗎。為什麼會認為主人也不是的我要去做衣食住的準備?」

 どう考えても、待遇改善してほしい側仕えの言動とは思えない。
 就算怎麼考慮,都不認為是想要改善待遇的近侍的言行。

「それが青色巫女の役目だろ! だ、だいたい食事も部屋も与える気がないお前のためにオレが仕事したからって、何が変わるって言うんだよ!?」
「那個是藍色巫女的任務吧! 再、再說了因為我會為了餐點或房間都沒想要給的妳工作,改變了什麼說啊!?」
「お給料」
「薪水」

 ベンノがマルクやルッツに払っているように、わたしの側仕えにはちゃんと給料を払わなければならないと思っていた。当然、仕事量や仕事の質によって給料額は変わる。フランとギルに同じ金額を払うわけがない。
 就像是班諾付給馬爾克或路茲,我認為我的近侍必須好好地付薪水。當然,根據工作量或工作的質薪資額會改變。並不會付給弗蘭與基魯同樣的金額。

「……お給料って何だよ?」
「……薪水是什麼啊?」

 ギルがしぱしぱと瞬いて首を傾げた。ルッツがフンと鼻で笑いながら、先程のフランと同じ言葉を返す。
 基魯頻頻地眨眼歪著頭。路茲一邊哼地用鼻子笑了,一邊返還跟剛才的弗蘭同樣的話語。

「そんなことも知らねぇのかよ? 働いて給料をもらうなんて、常識だろ?」
「那種東西都不知道嗎? 工作後獲得薪水之類的,是常識吧?」
「じょ、常識じゃねぇよ!」
「才、才不是常識唷!」
「給料は働いた分に対する報酬。仕事をする側仕えにわたくしが支払うお金よ」
「薪水是對工作部分的報酬。我會給做工作的近侍支付金錢」
「お金?……あ、あぁ、お金な」
「金錢?……啊、啊,金錢啊」

 どうやら、ギルはお金も知らないようだ。首を傾げていたが、ルッツと目があった瞬間、わかっているような顔をした。
 看來,基魯似乎不知道錢。雖然歪著頭,但與路茲對上眼的瞬間,做出好像明白的表情。

「わたくしね、頑張ってくれているフランのためならともかく、仕事もしないギルのために神官長と部屋の交渉なんて面倒なことをするつもりは、全くないの。本を読む時間が減るじゃない」
「我呢,若是為了努力著的弗蘭姑且不論,為了工作也不做的基魯跟神官長做房間談判的麻煩事的打算,完全沒有。看書的時間不都減少了」

 ただでさえ、午前中は神官長の手伝い、昼食は絶対、という風に、読書の時間が限られているのに、これ以上貴重な時間を削るわけにはいかない。
 本來就是,所謂上午幫忙神官長、午飯絕對要吃,的感覺,明明讀書的時間被限定了,不能再削減這之上的貴重時間。

「では、フラン。神官長のところへ案内してくださる? わたくし、午前中は神官長のところで書類仕事をすることになっているの」
「那麼,弗蘭。能帶領路去神官長的地方嗎? 我,上午要在神官長的地方做著文書工作」
「かしこまりました」
「我了解了」

 フランを先頭にわたしとルッツ、ギルが最後に付いてくる。
 弗蘭在前頭之後是我與路茲、基魯跟在最後面過來。

「なぁ、オレが仕事すれば、何か変わるのかよ?」
「喂,我工作的話,有什麼會改變吧?」
「当然でしょう。仕事には正当な報酬を払うつもりよ」
「當然的吧。打算對工作付正當的報酬唷」



「失礼いたします、神官長。マイン様がお着きになりました」
「失禮了,神官長。瑪茵大人到達了」
「あぁ、来たか。体調はどうだ?」
「啊,來了嗎。身體狀況如何?」

 執務机に向かっていた神官長が顔を上げた。
 面向辦公桌的神官長抬起頭來。

「ご心配おかけいたしました。今は大丈夫です。これは推測なのですが、奉納をして倒れたようなんですが、身体の中に魔力が満ちていなければ、体調が悪くなることもあるのでしょうか?」
「讓您擔心了。現在不要緊了。雖然這是推測,但似乎是做了奉獻而倒下,不過在身體裡面魔力沒充滿的話,身體狀況也會變壞嗎?」
「完全に魔力が枯渇すると死ぬこともあるが、身体の中に魔力が満ちていなければ体調が悪くなるというのは聞いたことがない。身食い特有の症状か?」
「雖然也有魔力完全乾涸而死,但所謂在身體裡面魔力沒充滿的話身體狀況會變壞沒有聽過。身噬的特有狀況嗎?」

 わたしの質問を聞いた神官長はペンを置いて、記憶を探るように軽く目を伏せる。
 聽到我的提問的神官長放下筆,像是尋找記憶輕輕低下眼睛。

「身食い特有、ですか?」
「身噬特有、的嗎?」
「可能性はある。身食いというのは発見されること自体、ただでさえ少なく、魔力が多い場合はすぐに死ぬので、あまり研究されていない。君のようにそれだけの魔力がありながら生きている事はまずない。一度よく見てみたいものだ」
「有其可能性。所謂的身噬是被發現的本身,本來就很少,由於魔力很多的場合馬上會死,不太被研究。像妳那樣儘管有著那種程度的魔力卻存活著的事情首先就沒有。是想試著好好看一次的東西」

 わたしをじっと見つめる神官長の目が、絶好の研究対象を発見したマッドサイエンティストっぽく見えて、背筋をぞわぞわとしたものが走る。神官長の好奇心に満ちた視線から逃げたくて、わたしはすぐに話題を変えた。
 筆直地凝視著我的神官長的眼神,看起來像發現了絕好的研究對象的瘋狂科學家般,顫慄奔走於脊梁。想從滿足神官長好奇心的視線中逃走,我馬上改變話題。

「他にも質問がございます。青色神官のみが貴族街に呼ばれるような神事はございませんか? 特別な服の仕立てが必要か、伺いたくて……」
「還有其他的問題。沒有唯獨藍色神官會被叫到貴族街般的祭祀嗎? 需要縫製特別的衣服嗎,想要請示……」
「一年を通して神事はあるが、見習いである君が出る神事はそう多くない。特別な服は必要ないが、儀式用の青い衣を仕立てておいた方が良いだろう。……そういえば、青の衣はどうした?」
「雖然有連貫一年的祭祀,但身為實習的妳出來的祭祀沒那麼多。雖然特別的衣服不需要,但先縫製一是用的藍衣會比較好吧。……這麼說來,藍衣怎麼了?」

 神官長に指摘されて初めて、わたしはまだ青の衣を着ていなかった事を思い出した。
 第一次被神官長指責,回想起了我還沒穿上藍衣的事情。

「神殿以外で着るのは危険だと言われたので、神殿に到着してから着るつもりだったんです」
「由於被說了在神殿以外穿的話會有危險,是打算到達神殿之後穿的」
「危険とは?」
「危險是說?」
「貴族の子供だと思われて誘拐されるそうです。ちょっと失礼しますね」
「會被認為是貴族的小孩子被綁架。稍微失禮了」

 ルッツが足元に下ろしていた籠に、わたしは手を突っ込むと、包んでいた布を解いて青の衣と帯を取り出した。
 路茲在腳邊卸下的籃子裡,我將手探進去後,解開包著的布拿出藍衣與腰帶。

「マイン? 何を……」
「瑪茵? 做什……」
「青の衣を着るのです」
「穿藍衣」

 わたしは簪を衣にひっかけないように気を付けながら、いつも通り頭から被って、青の衣を着る。ぷはっと顔を出したら、いつの間にか跪いていたフランと目が合った。上げた手が行き場をなくして、フランが困った顔になっている。
 我一邊注意別讓髮簪勾住衣服般,一邊如往常從頭上蓋住,穿著藍衣。噗哈地探出頭的話,與不知何時跪著的弗蘭對上了眼。舉起的手無處可去,弗蘭化為困惑的表情。

「どうかしたの、フラン?」
「怎麼了,弗蘭?」
「……着替えのお手伝いを」
「……要幫忙換衣服」
「あ……えーと、帯を取って頂ける?」
「啊……呃,能幫我拿腰帶嗎?」

 この場合、一人でできるけど、とは言わない方が良いんだろう。わたしは何とか側仕えの仕事を捻りだす。大人しく腕を上げてフランに帯を締めてもらっていると、頭を抱えた神官長の姿があった。
 這個場合,雖然一個人能做,但不要說比較好吧。我設法擠出近侍的工作。老實地舉起手臂讓弗蘭拉緊腰帶,有著抱頭煩惱的神官長的身姿在。

「マイン、着替えは自室で行いなさい。はしたない」
「瑪茵,換衣服請在自己房間做。沒禮貌」

 思わぬところで、自室に関する話が出てきた。毎日着替えることになるので、更衣室か物置くらいは借りられないだろうか。
 在意想不到的地方,有關自己房間的話題出現了。由於變成每天要換衣服,更衣室或像儲藏室的能不能被借用呢。

「……自室って頂けるんですか?」
「……能得到到自己房間嗎?」
「いや、失言だったな。君に貴族区域へ部屋を与えるよりは通いの方が良いという意見が出て、神殿長より通いが許可されたのだから、君に部屋を与えることはできない」
「不,只是失言了。出現了所謂比起給妳往貴族區域的房間往返會比較好的意見,因為來自神殿長的往返被許可了,沒有能給予妳的房間」

 通いの方が良いなんて、わたしに都合の良い意見を出してくれそうな神官なんて、神官長しか心当たりがない。どうやら神官長はわたしがいないところで色々と骨を折ってくれたようだ。
 往返會比較好之類的,似乎是給出了對我很方便的意見的神官什麼的,除了神官長心裡沒底。看來神官長似乎在我不在的地方各式各樣地辛苦著。

「あの、神官長。貴族区域以外に部屋はないですか?」
「那個,神官長沒有在貴族區域以外的房間嗎?」

 神官長にとっては予想外の言葉だったようだ。理解できないと言わんばかりに眉を寄せて目を細めた。懐疑的な表情になった神官長にわたしは慌てて説明を加える。
 對神官長來說似乎是出乎預料的話語。幾乎要說出無法理解地皺起眉毛瞇起眼睛。我對變為懷疑表情的神官長驚慌的加以說明。

「ご存知のように、青の衣を賜っても、わたくしは貴族ではございません。ですから、貴族区域に部屋が欲しいとは考えておりませんの。自分の荷物を置く場所と着替えができる場所があって、ルッツ様やベンノ様のように来客があった時に応対できる場所があれば、それで十分なのです。物置のような場所でもお借りすることはできませんか?」
「如您所知,就算賜予藍衣,我也不是貴族。因此,沒考慮過想要在貴族區域有房間。有了放置自己的行李的地方和能更換衣服的地方,有了像是路茲大人或是班諾大人有了來客的時候能對應的地方的畫,那樣就足夠了。即便是儲藏室般的地方也不能借用嗎?」
「君は物置に客を招くつもりか!? 失礼にも程があるぞ!」
「妳打算在儲藏室招待客人嗎!? 無禮也要有個限度喔!」

 カッと目を見開いて神官長が声を上げた。確かに来客には失礼だが、今の状況だって、それほど変わらないと思う。
 忽然睜大了眼睛的神官長抬高的聲音。的確對來客很失禮,但現在的狀況,我認為不會怎麼改變。

「お言葉ですが、今は物置さえないのです。ルッツ様に迎えに来て頂いても、門前で待たされているのですよ? 門前で客人を待たせるのは、失礼に当たらないのでしょうか?」
「您說的是,但現在連儲藏室都沒有。就算勞煩路茲大人來迎接,會被等在門前唷? 讓客人在門前等待,不會相當失禮嗎?」
「仮にも青色巫女への客人に何ということだ。……門番に、せめて、待合室まで案内するように通達しておこう」
「再臨時也是朝藍色巫女去的客人在說什麼啊。……門衛,至少,像是帶路到等候室般事先通知」

 こめかみを押さえた神官長によると、来訪理由がわからない平民と青色神官や巫女への来客は全く別の扱いになるらしい。神官長の中で、わたしはただの貧民ではなく、青色巫女見習いとして区分されていることがわかった。
 根據按著太陽穴的神官長,不明白來訪理由的平民和給藍色神官或巫女的來客似乎成了完全不同的處置。能明白在神官長內部,我並不只是個貧民,是作為實習藍色巫女被分區著。

「……神官長、マイン様の部屋として孤児院の院長室はいかがでしょう? 貴族区域から遠いですが、青色巫女が過ごしていた場所なので、来客に対して見栄えが悪いということもないと思われます」
「……神官長,孤兒院的院長室作為瑪茵大人的房間如何呢? 雖離貴族區域很遠,但由於是藍色巫女度過的地方,我認為對於來客也不會說不體面」

 アルノーの言葉に、部屋にいた神官達が一瞬ざわりと動揺を見せた。神官長は難しい顔でしばらく考えた後、頷いた。
 對阿魯諾的話語,看到了在房間的神官們一瞬間騷動地動搖了。神官長用難看的臉暫時考慮之後,點頭了。

「よかろう。マインに孤児院の院長室を与える。以後、着替えや来客への対応はそちらで行うように。ここでの仕事を終えたら、フランに案内させる」
「好吧。將孤兒院的院長室給瑪茵。以後,更換衣服或對來客的應對就能去那邊了。結束在這邊的工作的話,讓弗蘭帶路」
「大変不躾なお願いではございますが、先に頂けませんか? 今日はわたくしの体調管理についてルッツ様からフランにお話があるので、お話ができる場所が必要なのです」
「雖然有不得了的冒失請求,但不能先收下嗎? 由於今天關於我的身體狀況管理有來自路茲大人對弗蘭的談話,必須要有能談話的地方」

 ちょうどいいとわたしは思ったけれど、神官長は首を振った。
 雖然我認為正好,但神官長搖了搖頭。

「院長室は長らく締めきってあるので、すぐに使えるほど手入れはされていない。君がここで仕事をするのだから、ここで話せばいいだろう。フラン、そこのテーブルを使いなさい」
「由於院長室有著長久緊閉,沒被整修為馬上使用的程度。因為妳要在這裡工作,在這裡說話就也可以吧。弗蘭,請使用那邊的桌子」
「恐れ入ります」
「勞煩了」

 フランとルッツが神官長に示されたテーブルへと移動する。その様子を見ていたわたしの目に、一緒に移動しつつも手持無沙汰なギルの様子が映った。
 弗蘭和路茲朝向被神官長示意的桌子移動。在看到那個樣子的我的眼中,一面一起移動著一面閒得發慌的基魯的樣子映現。

「神官長、手入れができていないなら、尚更、先に頂けませんか? わたくしの午前のお仕事中、ギルに掃除してもらいますから」
「神官長,如果不能整修,不能更早,先收下來嗎? 因為在我上午的工作中,要讓基魯去打掃」
「ハァ? オレ?」
「啥? 我?」

 突然仕事を振られたギルが自分を指差して、動揺したように辺りを見回す。
 突然被交付了工作的基魯用手指著自己,像是動搖般環顧周邊。
 周りの神官も驚いたようにギルとわたしを交互に見た。「あれに仕事を任せるのか?」「礼拝室の掃除をせずに反省室に入れられたと聞いたぞ」とギルの仕事態度の評判が小さな声で囁かれる。
 周圍的神官也像是吃驚般互相看著基魯與我。「要把工作交給那個?」「聽說沒做禮拜室的掃除被放入反省室了喔」用小小的聲音低語著基魯的工作態度的評價

「……あら? ギルは掃除できないの?」
「……哎呀? 基魯不會打掃嗎?」
「それくらいできるさ!」
「那種的會做啊!」
「そう。ギルがどれだけできるか、楽しみにしているわ。頑張ってね」
「是嘛。基魯能做多少呢,我很期待喔。加油吧」

 わたしが激励すると、神官長に鍵を預けられた灰色神官見習いの少年がギルを連れて退室する。パタリと閉じた扉に視線を向けて、神官長が少し目を細めた。
 我鼓勵後,被神官長寄放了鑰匙的實習灰色神官的少年帶著基魯退出房間了。將視線轉向啪嗒地關上的門上,神官長稍微瞇起了眼睛。

「マイン、彼に任せて良かったのか?」
「瑪茵,交給他可以嗎?」
「仕事を与えてみないと、正当な評価は下せませんから」
「因為不試著給予工作的話,無法做正當的評價」

 その後、見習いの少年が鍵を持って戻ってきた時には、ルッツはフランと体調管理について話をし、わたしは書類仕事の手伝いを始めていた。
 那之後,在實習的少年帶著鑰匙回來的時候,路茲跟弗蘭說著關於身體狀況管理的話題,我開始了文書工作的幫忙。

 わたしが本日の仕事として神官長から預けられたのは帳簿だ。「商人なら得意だろう」と。計算だけなら得意だが、帳簿全てを預かることができると考えられても困る。特に、神殿はわたしの常識が全く通用しないところなのだから。
 我被神官長寄存作為今天的工作的是帳簿。說「如果是商人很拿手吧」。如果只是計算很拿手,但就算被考慮能委託帳簿的一切也很困擾。特別是,因為神殿是我的常識完全無法通用的地方。

「計算の仕方は同じでも、色々なところが神殿は違ってそうですね。この神の御心という項目は何でしょうか? 支出で一番多いように見えますけれど」
「即便計算的方法一樣,各式各樣的地方神殿都很不一樣呢。這個名為神的用心的項目是什麼嗎? 雖然支出上看起來好像是最多的」

 その他の支出項目には、神への供物、神への花、神への水に加えて、神の慈愛がある。神に関する意味不明な項目ばかりで、こんな帳簿を預かるのは怖い。
 在其他的支出項目上,有給神的供品、給神的花、給神加水、神的慈愛。盡是有關神意義不明的項目,保管這種帳簿很恐怖。
 わたしの質問に、神官長は無表情でしばらくわたしを見つめた後、「無理だな」と小さく呟いて、帳簿の一部を指差した。
 對我的提問,神官長用無表情暫時凝視我之後,小小嘟噥著「很為難呢」,用手指了帳簿的一部分。

「……今日のところはここの計算をしてもらいたい」
「……今天的部分是想請做這裡的計算」
「かしこまりました。……ルッツ、石板貸してくれない? 持ってくるの、忘れちゃった」
「我了解了。……路茲,能不能借我石板? 忘記、帶來了」
「ん? あぁ、ほら」
「嗯? 啊,拿去」

 籠の中をごそりと漁って、ルッツが石板を取り出した。
 左右尋找籃子裡面,路茲拿出了石板。
 ルッツの見習いセットに入っている石板を借りて、わたしは指示された部分を筆算で計算していく。神官長が珍しそうに覗きこんでくるが、何も質問されないので無視して仕事だけ続けた。
 借用放入路茲的實習套裝裡的石板,我將被指示的部分用筆算計算著。神官長稀奇似地窺視過來,但因什麼都沒被提問就無視繼續工作。

「……速いな」
「……很快呢」
「そうでしょうか?」
「是那樣嗎?」

 門でも計算はしていたので、慣れているだけだ。こうしてひたすら計算していると、電卓が恋しくて仕方ない。
 由於在門也做過計算,就指示習慣了。像這樣只顧計算著後,會懷念計算機也是沒辦法的。
 一心不乱に計算をしているうちに、お昼を示す4の鐘が鳴った。
 在專心致志地做著計算期間,表示中午的4之鐘響了。

「今日はここまでだ」
「今天就到這了」

 神官長の言葉と同時に、部屋の中にいた灰色神官がわらわらと動いて片付け始める。
 在與神官長的話語的同時,在房間裡面的灰色神官亂哄哄地動了開始整理。

「マイン、これが院長室の鍵だ。失くさぬよう、フランに預けておきなさい。それから、これは君が持ってきた寄付金だ」
「瑪茵,這就是院長室的鑰匙。別弄丟了,請先寄放在弗蘭那。然後,這是妳帶來的捐款」

 神官長に手渡された寄付金は大銀貨1枚と小銀貨6枚だ。自分で出した寄付金を自分で貰うのは変な感じだが、青色神官全員に分けられるので、取っておけと言われた。
 被神官長遞交的捐款是大銀幣1枚與小銀幣6枚。自己接受自己出的捐款是很奇怪的感覺,但由於被分給藍色神官全員,被說了要保留下來。

「部屋ができたのなら丁度良い。あれも持っていきなさい」
「如果房間好了就正好。那個也請帶走」

 視線で示された棚の上に積まれているのは、ベンノが持ってきた贈り物だ。わたしが倒れたので、そのまま放置されていたらしい。上等の布とリンシャンの入った壺と植物紙の束を包んだ布が置かれたままになっている。
 被用視線表示堆積在架子上的是,班諾帶過來的禮物。由於我倒下了,似乎就那樣被放置了。變成了依然包著上等的布和放入凜香的罐子和一綑植物紙的布被放置著。

 ルッツとフランに荷物を持ってもらって、わたしは部屋の鍵だけ持って、孤児院の院長室へと向かう。その道すがら、フランがこれから向かう院長室について説明してくれた。
 請路茲和弗蘭拿行李,我只拿房間的鑰匙,朝向了孤兒院的院長室。那沿途,弗蘭關於之後朝向的院長室給做了說明。

「あちらの礼拝室の両脇にある3階くらいの建物が孤児院でございます。礼拝室を挟んで男子棟と女子棟に分かれていまして、マイン様が賜った院長室があるのは男子棟です」
「在那邊的禮拜室兩側3樓左右的建築物就是孤兒院。夾著禮拜室被分為男子棟與女子棟,有瑪茵大人受賜的院長室的是男子棟」
「え? 前に院長室を使っていたのって、青色巫女だったんでしょ? なんで、院長室が男子棟にあるの?」
「咦? 在之前使用著院長室的,是藍色巫女吧? 為什麼,院長室會在男子棟?」

 わたしの疑問にフランは困ったように視線を彷徨わせた後、フッと笑みを浮かべた。
 弗蘭對我的疑問像是傷腦筋般讓視線徘徊了之後,呼地浮現笑容。

「マイン様は詳しく知らなくて良いことです」
「瑪茵大人不知道詳細會比較好」
「……そうですか」
「……是那樣嗎」

 隠されると気になるけれど、キュッと口元を一文字にしたフランの頑なな態度から察するに教えてくれる事はなさそうだ。
 雖然很在意被隱藏,但從緊緊地將嘴角拉成一文字的弗蘭的頑固態度上推測似乎不是會被告知的事情。

「門からすぐに孤児院があったんだな。入ってすぐに着替えられるから、マインにとっては良かったじゃないか」
「經過門馬上有孤兒院呢。因為進來馬上被換衣服,對瑪茵來說不是很好嗎」
「そうだね」
「也是呢」
「マイン様、院長室の入り口は門から見て裏側、貴族区域から真っ直ぐに歩いた方にございます。孤児達が間違って入りこむことがないように入口が分けられておりますので、お間違えないようお願いいたします」
「瑪茵大人,院長室的入口是從門看過來的反面,有從貴族區域筆直地走過來的人。由於入口為了不讓孤兒們搞錯走進去而被分開了,還請別弄錯了」

 わたしはフランの言葉にそっと胸を押さえた。
 我對弗蘭的話語悄悄地按住胸口。
 アルノーが院長室の存在を口にしたこと、部屋を与えることを渋っていた神官長が許可を出したこと、男子棟にあり、孤児院とは入口が分けられていることから考えても、かなり訳あり物件に違いない。
 就算從阿魯諾將院長室的存在說出口的事,吝嗇給予房間的神官長給出許可的事,在男子棟,對孤兒院來說入口被分開的事來考慮,肯定是相當有隱情的物件。

「こちらです、マイン様」
「是這邊,瑪茵大人」

 ギルが掃除しているためだろう。入口が少し開いている。フランが扉を開けると正面でギルが胸を張って待ち構えていた。
 是因為基魯在打掃吧。入口稍微打開著。弗蘭打開門後在正面的基魯挺著胸在等待著。

「へへん、どうだ?」
「嘿嘿,怎樣?」

 ドアを開けたところは、待合室を兼ねた小さなホールのようで、少し奥に階段が見える。半分くらいは完璧に掃除されていて、もう半分はまだまだこれから、という感じだった。
 開門的地方,像是兼任接待室的小小大廳,在稍微深處看得到樓梯。一半左右被完美地打掃了,另一半是所謂還沒完之後才要開始,的感覺。

「この辺りはすごく綺麗になってるね」
「這附近變得非常乾淨呢」

 わたしはそう言いながら中に入って、右側にあったドアを開けようとしたら、「そこはまだ掃除が終わってない」とギルが止めた。
 我一邊那樣說一邊進入裡面,打算打開在右側的門的話,基魯「那邊還沒結束打掃」阻止了。
 ぐるりと一階を見回して、左にあったドアへ向かおうとしたら、「そっちもダメだ」と止められた。一階でパッと見えるドアは他にない。
 環視一圈一樓,打算朝向在左邊的門的話,被「那邊也不行」阻止了。在一樓瞬間能看到的門沒其他的了。

「ギル、一体どこを掃除したの?」
「基魯,到底打掃了哪裡?」
「お前の部屋に決まってるだろ! オレ達の部屋なんて後回しに決まってるじゃないか!」
「妳的房間決定了吧! 我們的房間什麼的沒有決定延後嗎!」

 入口から階段までの通路があるホールの半分と二階が満足に掃除できた部分なのに、他ばっかり見るな、とぷりぷり怒りながらギルが階段を上がって行く。
 明明有著從入口到樓梯的道路的大廳一半和二樓是滿意地完成打掃的部分,基魯一邊別只看其他、地怒氣沖沖生氣著一邊爬上樓梯去。
 どうやら、ギルは主であるわたしが使うところを優先して掃除してくれたようだ。意外と可愛いところがあるかもしれない。ピカピカに磨き上げられた階段を見て、わたしは小さく笑いを漏らした。
 看來,基魯似乎優先將身為主人的我使用的地方給打掃了。意外地有著可愛的地方也說不定。看著被閃亮亮地擦亮的樓梯,我漏出小小的笑聲。

 階段を上がったところは貴族の部屋だった。明らかに広くて、いくつかの調度品が置かれたままになっている。中央には応対用の豪奢な飾りが付いた丸テーブルと椅子が4脚あり、壁際にはクローゼットや棚、彫刻の見事な木箱があり、部屋の端に大きめのベッドがあった。
 爬上樓梯的地方是貴族的房間。明顯地寬敞,一些日常用品依然被放置著。在中央有附加應對用的奢侈裝飾的圓桌子和4張椅子,在牆邊有壁櫥或架子、雕刻出色的木箱,在房間的一端有著大大的床。
 神官長の部屋と大差ない家具の配置と、手が込んだ豪奢な造りの華やかな家具の数々から、確かに前の主が貴族の娘だったことがわかる。
 因為與神官長的房間沒有顯著差別的家具配置,和複雜奢侈的構造的華麗家具很多,能確實明白之前的主人是貴族的女兒。

「この家具、他の人は使わなかったの? ずいぶん物は良さそうだけれど」
「這個家具,其他人沒使用嗎? 東西似乎相當好的樣子」
「前の持ち主が持ち主ですから」
「因為之前的持有者是持有者」
「持ち主って……いえ、いいわ。聞きません。ありがたく使わせてもらいましょう」
「持有者……不,好吧。我不問。讓我感激地使用吧」

 自分で家具を入れ替えるなんて、無駄遣いをする気はない。余計な情報は入れない方が良いだろう。
 自己更換家具什麼的,沒想要浪費。多於的情報不要放入會比較好吧。
 綺麗に掃除された棚にベンノからの贈り物を置いて、クローゼットに青の衣や綺麗な服を置くことにする。
 打算在被打掃乾淨的架子上放置來自班諾的禮物,在壁櫥放置藍衣或漂亮的衣服。

「ありがとう、ギル。とても綺麗になってる」
「謝謝你,基魯。變得非常乾淨」
「え!? あ? あぁ。オレが掃除したんだから当たり前だ」
「咦!? 啊? 啊。因為是我打掃的理所當然啊」

 ギルは偉そうに胸を張っている割に、ものすごく照れた顔になった。ちょっとそっぽ向いているのに、まるで初めて褒められたように顔がにやけている。チラチラとこちらを見ている目が「もっと褒めろ」と言っているようだ。
 比對基魯偉大似地挺起胸膛,變成非常害羞的表情。明明稍微朝向了旁邊,簡直像是第一次被稱讚般的表情有娘味。
 褒められ慣れていないことが一目でわかった。嫌がらせでわたしに付けられるくらいだから、普段から問題児で叱られる事はあっても、褒められたことがないのかもしれない。
 一看就能明白沒有被稱讚的習慣。因為是宛如因刁難而被配給了我,就算有從平時就因問題兒童而被斥責的事情,被稱讚的事情沒有也說不定。
 良いことをした時はいっぱい褒めてやるのが、躾の基本だ。
 做好事的時候滿滿地去稱讚,是教育的基本。

「ギル、もっと褒めてあげるから、しゃがんで」
「基魯,因為要更加稱讚,蹲下吧」
「え? こうか?」
「咦? 這樣嗎?」

 ギルが片膝を立てて、その場に跪く。祈りや誓いの言葉を述べる時の体勢を即座に取れるところに、育ちが出ていると思いながら、わたしは自分の視線より低い位置に来たギルの薄い金髪に手を伸ばす。
 基魯立起單膝,當場跪下。在立即採取陳述祈禱或誓約的話語時的姿勢的點上,一邊認為是教育出來的,我一邊將手在來到比我自己的視線還低的位置上的基魯的淡淡金髮上伸出。
 何をされるのかわからない怪訝な顔でギルはわたしの手の行方を、じっと目で追っていく。
 基魯用不知道會被做什麼的驚訝表情用眼直直追逐著,我的手的去向。

「よしよし、イイ子、イイ子。よくできました」
「好乖好乖,好孩子,好孩子。做得很好」

 わしわしと頭を撫でるのは、ルッツなら子供扱いするな、と言って脹れっ面になりそうな褒め方だったけれど、ギルは一瞬目を丸くした後、泣きそうな顔になった。
 大力地撫摸著頭,雖然路茲的話會說別把我當小孩、地變成鼓起臉似的讚揚方,但基魯一瞬間目瞪口呆之後,變成快哭了的表情。
 すぐさまギルが顔を伏せてしまったので、思わず手を引いたら、「もっと褒めろ」という小さな呟きが聞こえてきた。
 由於基魯趕緊低下了臉,不由得收手的話,能聽到說著「更加稱讚吧」的小小嘟噥。

「とっても綺麗になってるね。ギルは一人で良く頑張ったよ」
「變得非常乾淨了呢。基魯一個人好好地努力了唷」

 おとなしく撫でられるままになっているギルの耳は真っ赤だ。顔を覗きこんでみたい衝動に駆られたけれど、見るな! と怒鳴られそうなのでグッと堪える。
 變得依然老實被撫摸的基魯的耳朵是火紅的。雖然被驅動了想試著窺視表情的衝動,但由於似乎會被不能看! 地怒吼了而使盡地忍耐著。

 わたしがギルに与えるべきものは、孤児院で保障されている衣食住より先に、感謝と褒め言葉だと心に刻んだ。
 我應該給予基魯的東西,比起在孤兒院被保障的衣食住還先,是感謝和稱讚的話語刻在了心上。

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 神殿内にお部屋ができました。自宅よりずっと広いです。
 房間在神殿內做到了。比自家還寬敞得多。
 ギルを手懐ける方法を一つ発見しました。
 發現了一個讓基魯順從的方法。

 次回は、初めての外出です。
 下回是,第一次的外出。
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