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第二部神殿的實習巫女 誓約儀式與近侍

作者:SPT草包│2018-01-26 06:56:52│贊助:2│人氣:219
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
以下犯上的書癡~為了成為圖書管理員而不擇手段~
作者:香月美夜
第二部神殿の巫女見習い 誓いの儀式と側仕え
第二部神殿的實習巫女 誓約儀式與近侍
原文連結

 今日からわたし、神殿の巫女見習いです。
 從今天開始我,就是神殿的實習巫女了。

 青の衣を準備するのに、日数がかかると言われたので、一緒に洗礼式を終えたルッツに比べて、わたしは一月近く遅れての見習い仕事の開始になる。早く行きたくて仕方なかったので、神殿に行けるまで待っている時間が長く感じて仕方なかった。
 由於為了準備藍色的衣服,被說了要花上數天,比一起結束洗禮式的路茲,我變得晚了近一個月才開始實習的工作。由於想要快點去也沒辦法,感覺直到能去神殿為止而等待的時間很長也沒辦法。

 待っている時間が長かったとは言っても、暇な時間を過ごしていたわけではない。トゥーリと一緒にコリンナのところに何度か通って髪飾りの作り方を教えたし、カトルカールの試食会もあった。そこでイルゼに挑発されて暴走するベンノに付き合わされて、パン工房の見学に行ったし、引き抜く職人の下調べにも参加させられた。最終的には動きすぎて熱を出して寝込んだ。
 就算說等待的時間很長,也並非度過了很空閒的時間。跟圖麗一起往來好幾次柯琳娜的地方教導髮飾的作法,也有磅蛋糕的試吃會。為應付被在那裡的依露潔挑撥而失控的班諾,去麵包工坊參觀,拉攏匠人的事前調查也讓我參加了。最終動過頭而發燒而臥床了。

 色々と大忙しだったけれど、図書室へのお預け期間というだけで、わたしにはホントに長くて、一日千秋の思いだったのだ。でも、そんな待ち時間も今日で終わり。
 雖然只是各式各樣的極其忙碌,但由於只是所謂往圖書室的暫緩時期,對我來說真的很長,是一日三秋的念頭。但是,那種等待時間也在今天結束了。

 やっと、やっと本が読める! それも、あの鎖に繋がれた本だよ? あぁ、考えただけで興奮してぞくぞくしちゃう!
 終於,終於能看書了! 而且,是那個連著鎖的書唷? 啊,只是思考就興奮起來心情激動!

「マイン、ルッツが迎えに来たよ」
「瑪茵,路茲來迎接了喔」

 部屋の中でくるくる回っていると、トゥーリが呆れたように肩を竦めながら呼びに来てくれた。
 在房間裡面轉來轉去的時候,圖麗像是吃驚般一邊聳聳肩一邊來呼喊了。

「ありがと、トゥーリ。いってきます」
「謝謝,圖麗。我去了」
「マイン、興奮しすぎないように気を付けてね!」
「瑪茵,為了別太興奮要小心點呢!」

 それは無理!
 那不可能!

 心の中で答えながら、わたしは家を飛び出した。
 一邊在心中回答,我一邊飛奔離家。
 神殿は街の北側にあるので、わたしの恰好は自分が持っている中で一番上等な服のギルベルタ商会の見習い服だ。神殿の制服である青い衣をもらうまでは、このままでいいだろう。
 由於神殿在城市的北側,我的姿態是在我自己所擁有的裡面最上等的衣服基魯貝路塔商會的實習服。直到收到神殿的制服的藍衣為止,照這樣就好了吧。

「うふふん、ふふ~ん……」
「唔呵呵,呵呵~嗯……」

 鼻歌混じりにスキップしていたら、眉を寄せたルッツに腕をグッと引っ張られた。
 混雜著哼歌做著跳躍的話,就被皺著眉頭的路茲使勁地拉扯著手臂。

「マイン、ちょっと浮かれすぎ。神殿に着く前に熱出すぞ」
「瑪茵,稍微高興過頭了。在到神殿之前就會發燒喔」
「うっ……。それは困る」
「嗚……。那就困擾了」

 わたしは勝手に飛び上がりたがる足を宥め、浮かれて喜ぶこともできない虚弱な身体を恨めしく思いながら、少しでも速く歩こうと急く気持ちをぎゅぎゅっと抑え込んだ。ルッツと手を繋いで、ゆっくりと神殿に向かう。
 我安慰著擅自飛起的腳,一邊想著無法高興喜悅的虛弱身體很可恨,一邊盡可能快走緊緊地將著急的心情壓制住。跟路茲手牽著手,慢慢地往神殿去。

「マイン、本当に大丈夫かよ?」
「瑪茵,真的不要緊嗎?」
「今日は衣をもらって、側仕えの人を紹介されるだけだから平気だって」
「因為今天只是接受衣服、介紹近侍的人所以沒事」

 わたしの出勤日は基本的にルッツと同じ日ということになった。神殿で付けられる側仕えがわたしの体調を管理できるようになるまでは、今までどおりルッツが見ていた方が良いというのが、家族やベンノの判断だった。
 我的出勤日基本上變成跟路茲同一天。直到在神殿被配給的近侍變得能管理我的身體狀況為止,所謂如同至今為止由路茲來照看最好,是家人和班諾的判斷。

 他の人がルッツレベルでわたしの体調を管理するなんて、いつまでたっても無理だと思うけどなぁ……。
 其他人用路茲的等級來管理我的身體狀況什麼的,雖然我認為就算過了多久都不可能呢……。

 もしかしたら、この先ずっとルッツを付けておきたいと思われているのだろうか。家族を初め、ベンノもマルクもルッツも、みんな、すごく神殿の貴族を警戒している。
 或許,會被認為將來還想要先配給路茲吧。以家人為首,不論是班諾或馬爾克還是路茲,大家,都非常警戒著神殿的貴族。
 でも、ずっとルッツに頼りきりでは、お荷物にならないようにわたしが商人見習いを諦めた意味がない。ベンノに文句を言ってみたら、フン! とベンノは鼻を鳴らし、マルクは困ったような顔で曖昧に笑って教えてくれた。
 但是,一直只依靠路茲,為了不想成為包袱的我放棄了實習商人就沒意義了。試著跟班諾抱怨的話,哼! 地班諾鳴響了鼻子,馬爾克用困擾似地臉曖昧地笑著告訴我了。

 なんと、ルッツはイタリアンレストランの開店と余所の街に製紙工房を開くためにマルク直々の指導が入ることになったらしい。発案者であるわたしとの連絡役なので、かなり変則的な教育課程になると説明された。
 竟然,路茲似乎變成為了義式料理餐廳的開店與在別處的城市開設造紙工坊而進入馬爾克直接的指導。由於是跟身為提案者的我的聯絡者,被說明了變成相當不合規則的教育課程。

 最初から新しい事業の立ち上げに参加させ、どんどん実践させて、仕事内容を叩きこむんだって。
 從最初就讓他參加新事業的成立,不斷讓他實踐,把工作內容敲進去。
 それ、新人研修じゃないよね? って、思わず突っ込んだけれど、当の本人は予定よりずっと早く余所の街にも行けるということですごく張り切っている。
 雖然那個,並不是新人研修吧? 那樣,不假思索地插嘴了,但當事人所謂比預定還早去別處的城市可是非常幹勁十足的。

 ルッツが喜んでいるなら、それでいいんだけど。
 如果路茲高興的話,那樣也可以就是了。
 頑張れ、ルッツ!
 加油,路茲!


 神殿に着くと、門のところに一人の灰色神官が待ち構えていた。比較的がっちりとした体格の男性は、わたしの姿を見て、スッと腰を下げて、両手を胸の前で交差させる。
 到達神地後,在門的地方一位灰色神官在等候著。作為比較結實體格的男性,看到我的身影,迅速地彎下腰,讓雙手在胸前交叉。

「おはようございます、マイン様。神官長のところへ案内いたします」
「早上好,瑪茵大人。我來帶您到神官長的處所」
「マイン様!? ぷっ、あははは……。似合わねぇ」
「瑪茵大人!? 噗、啊哈哈哈……。不適合啊」

 丁寧な物腰の灰色神官の態度に吹き出したルッツが、わたしと灰色神官を見比べてケラケラと笑う。
 對舉止謹慎的灰色神官的態度噴笑出來的路茲,比較著我跟灰色神官咯咯地笑著。
 灰色神官の眉が不愉快そうにピクリと動いたことに気付いたわたしは、お腹を抱えて笑うルッツを慌ててベンノの店の方へと押し戻す。
 注意到灰色神官的眉毛不愉快似地抽動著的我,驚慌地把抱著肚子笑的路茲推回往班諾的店舖的方向。

「ルッツ、笑いすぎっ!」
「路茲,笑過頭了!」
「あぁ、悪い、悪い。マイン、今日は4の鐘が鳴ったら、迎えに来るから待ってろよ」
「啊,抱歉、抱歉。瑪茵,今天4之鐘響了的話,會來迎接的所以要等著唷」
「ん。わかった」
「嗯。知道了」

 ルッツに手を振って、少しばかり見送った後、わたしはくるりと灰色神官の方へと向き直った。
 對路茲揮揮手,稍微送別之後,我轉一圈重新朝向灰色神官的方向。

「不快な思いさせてしまってごめんなさい」
「讓您不快深感抱歉」
「……貴女が私に謝る必要などありません。それより、神官長がお待ちです」
「……您無須向我道歉。比起來,神官長在等著」

 視線を逸らされ、謝罪を拒否されたことに驚くわたしに背を向けて、灰色神官が歩き始めた。コツコツと木靴の音が白い石の回廊に響く。靴の音以外の音がしなくて、沈黙を重く感じながら、わたしは早足で灰色神官の後ろを歩いた。
 背對著被別開視線、被拒絕道歉而驚訝的我,灰色神官開始走了。叩叩地木鞋的聲音在白色石頭的迴廊裡響起。沒有鞋子的聲音以外的聲音,一邊感受沉重的沉默,我一邊快步走在灰色神官後面。

 回廊の角を曲がった途端、靴音以外の音がした。何となく顔を上げて、音のした方を見ると、回廊を掃除する灰色巫女の姿がちらほらと見えた。
 剛一拐過迴廊的轉角,就聽到鞋子聲音以外的聲音。不由得抬起頭,看向發出聲音的方向,看到了稀稀落落地打掃著迴廊的灰色巫女的身影。
 洗礼式の時にはいなかった何人もの灰色巫女だったが、彼女達の恰好はあまり綺麗ではなかった。掃除をしているからとか、薄汚れた服を着ているからとかの理由ではなく、風呂の回数というか、身嗜みというか、前を歩く灰色神官とは雰囲気が全く違う。
 是不在洗禮式的時候的幾位灰色巫女,她們個姿態並沒有相當漂亮。並非是因為在打掃嗎,還是因為穿著著髒兮兮的衣服的理由,該說是洗澡的次數嗎,還是該稱為整理儀容呢,跟走在前面的灰色神官的氛圍完全不一樣。

 灰色神官の姿を見ると同時に、掃除途中の巫女や見習いがいちいち手を止めて、廊下の端に下がって並んで目を伏せる。
 在跟看到灰色神官的身影同時,打掃途中的巫女和實習一個個停下手來,退到走廊邊排列並低下頭。

 これはもしかしたら敬意の表れだろうか?
 這個難道說是敬意的表現嗎?

 わたしが小さくて灰色神官の陰に隠れているようで、あとから驚いたようわたしを見る巫女がいたことからも、この動作はわたしに対して行われたものではないようだ。
 因為有著我似乎很小而隱藏在灰色神官的陰影裡,之後才很驚訝的看著我的巫女,這個動作似乎不是對我行使的。
 孤児上がりの灰色神官の中にも階級があることを目の当たりにして、自分が今までと全く違う階級のある世界に踏み込んでしまった不安が胸にじわりと広がっていく。
 在孤兒升上來的灰色神官之中有著階級這件事呈現在眼前,自己踏進了存在著與至今完全不一樣的階級的世界裡的不安在胸中一點一點逐漸擴大。

 今までの生活圏では貴族と係わることがなかった。基本的に似たような生活環境の中に住んでいたし、豪商と付き合うようになっても商品価値のお陰で、そこそこ対等に接してもらっていた。
 至今的生活圈沒有與貴族的關聯。基本上是居住在相似般的生活環境之中,就算變得像是與富商打交道也是託商品價值的福,受到相當對等的接觸。

 わたし、大丈夫かな? 階級社会なんてわからなくて、とんでもない失敗しちゃうんじゃないかな?
 我,不要緊嗎? 不知道階級社會什麼的,會不會意想不到的失敗了呢?

 シンと静まった豪華な廊下に心もとない靴音が響く。麗乃時代を含めて、想像できない世界に自分が踏みこんでいるのを感じていた。
 在寂靜無聲的豪華走廊響著靠不住的靴子聲。包含麗乃時代,感受著自己踏進了無法想像的世界裡。


「神官長、マイン様をお連れしました」
「神官長,我把瑪茵大人帶來了」

 自分の耳に届く「マイン様」は、耳慣れなくて、自分が呼ばれているような気が全くしない。子供で、偉いわけでもないのに、大人の灰色神官に様付けされて呼ばれるのは、違和感があって、どうにも落ち着かない。
 傳到自己耳裡的「瑪茵大人」,聽不習慣,完全沒有自己被呼喚的感覺。明明小孩子,並不偉大,被大人的灰色神官加上大人呼喊,有著違和感,怎樣都無法冷靜。
 けれど、この神殿では、青い衣をもらって、貴族に準じた扱いを受けるのだから、いくら何でも「呼び捨てにしてください」なんて言えるわけがない。呼び方には、わたしが慣れるしかないだろう。
 但是,在這座神殿,收到了藍衣,所以要接受按照貴族的對待,無論如何「請捨去稱呼」什麼的說不出口。稱呼方法,我只能習慣了吧。

「失礼します」
「失禮了」

 わたしが癖で軽く頭を下げながら神官長の部屋に入ると、正面に何故か簡易式の祭壇ができていた。洗礼式の時の礼拝室にあったものすごく大きい雛壇を簡略化したものだと一目でわかる。
 我一邊習慣性輕輕低頭一邊進入神官長的房間後,在正面為何完成了簡易式的祭壇。一眼就能明白是在洗禮式的時候的禮拜室裡簡略化的非常巨大的雛壇。

 三段ある祭壇の一番上には、洗礼式の時に正面の雛壇にあった石像に飾られていた黒いマントと金色の冠が置かれ、中央の段には杖、槍、聖杯、盾、剣が置かれていた。一番下の段には花や果物、香炉や鈴が置かれ、一番端に青い衣が丁寧に畳まれているのが見える。
 在有著三層的祭壇最上面,放置著在洗禮式的時候位在正面的雛壇上的石像被裝飾了黑色斗篷與金色頭冠,在中間層被放置著杖、槍、聖杯、盾、劍。在最下層被放置花和水果、香爐和鈴,最邊邊看到被仔細折疊的藍衣。
 祭壇の前には青いカーペットが敷かれていて、嫌でも洗礼式の祈りを思い出させた。
 在祭壇前面被鋪上藍色的地毯,即使討厭也讓我想起了洗禮式的祈禱。

 前に神官長の部屋に来た時は、こんな祭壇はなかったはずだ。わたしが部屋の入口に立ち止まったまま記憶を探っていると、執務の手を止めた神官長が立ち上がり、祭壇の前へと歩いてきた。
 之前來到神官長的房間的時候,應該沒有這樣的祭壇。我依然停下腳步在房間的入口尋找著記憶時,停止了辦公的手的神官長站了起來,往祭壇的前面走過去。

「マイン、こちらに」
「瑪茵,來這裡」
「はい」
「好」

 やや早足で歩き、わたしは神官長の手前で立ち止まる。神官長が金色のように見えるオレンジっぽい目でわたしを見下ろし、軽く溜息を吐いた後、視線で祭壇を示した。
 微微快步走著,我在神官長的手前停下腳步。神官長用看起來像是金色的橘色般的眼睛俯視著我,輕輕嘆了一口氣之後,用視線表示了祭壇。

「君は魔力で神殿長を威圧してしまったからな。神殿長には恐れられつつ、嫌われている」
「因為妳用魔力威壓了神殿長呢。一面被神殿長懼怕,一面被討厭」
「……それは、まぁ、そうですよね」
「……那個,算了,說得也是呢」

 わたしは傲慢な態度と言い草にプツッと切れて、感情的に魔力を大爆発させたお陰で、怒りや苛立ちもある程度魔力と一緒にスッキリ飛ばしてしまった。けれど、暴走した魔力の威圧を受けた神殿長には嫌われて、恨まれていることくらいはわかる。
 我突然切斷傲慢的態度與說詞,託讓情緒化的魔力失控的福,與有著憤怒和焦躁程度的魔力一起流暢地放了出去。但是,明白被受到失控的魔力壓的神殿長討厭、怨恨著。

 ただでさえ、貧乏人の子供として蔑まれてたわけだし……。
 本來就,被當作貧窮人的小孩子輕蔑起來……。

「本来ならば、神殿長の部屋の祭壇の前で神と神殿に仕える誓いを行い、衣の付与があるのだが、神殿長は君を部屋に入れたくないようで、至急こちらに祭壇を作った」
「本來的話,是要在神殿長的房間的祭壇之前進行侍奉神與神殿的誓約,有著衣服的授予,但神殿長似乎不想要妳進入房間,而趕忙在這裡建造了祭壇」
「……お手数をおかけいたしました」
「……給您添麻煩了」

 どうやらかなり嫌われているらしい。神殿における最高権力者に、最初から修復不可能な状態で嫌われているというのは、非常にまずい状況なのではないだろうか。
 看來似乎被相當討厭了。對於神殿的最高權力者,所謂從最初就以不可能修復的狀態被討厭了,不就是非常糟糕的狀況了嗎。
 これから先の神殿生活にいきなりの障害を感じていると、神官長は緩く首を振った。
 對今後的神殿生活感受到了突然的障礙時,神官長緩緩搖了搖頭。

「火に油を注がぬよう、神殿長には、なるべく顔を合わせないようにした方が良いな」
「為了不火上加油,對神殿長,盡可能不要見面會比較好呢」
「はい」
「是」

 わたしより神殿長のことをよく知っている神官長がそう言うのだから、今は接触を控えた方が良いだろう。
 因為比我還明白神殿長的事的神官長那樣說了,現在控制接觸比較好吧。

「では、誓いの儀式を行う」
「那麼,進行誓約儀式」
「よろしくお願いします」
「請多指教」

 神官長が香炉を手に取り、香炉についている鎖を握って、振り子のようにゆっくりと振った。その動きに合わせて、焚かれている香が舞い踊り、心落ち着く乳香のような匂いが部屋に広がっていく。
 神官長將香爐拿在手上,握著跟隨著香爐的鎖鍊,像擺錘般慢慢揮動。配合那個動作,被焚燒的香舞動著,讓內心冷靜的乳香般的氣味在房間裡擴散開來。

 そして、祭壇にまつられている神具の説明が、神官長の低い声で丁寧に響く。
 然後,被奉獻在祭壇上的神具的說明,神殿長用低沉的聲音謹慎響著。
 最上位にある黒いマントは夜空を意味し、闇の神の象徴。金の冠は太陽を意味し、光の女神の象徴。この夫婦神が天空を司る最高神であるため、最上位に飾られる。
 在最上位的黑色斗篷有夜空的意思,黑暗之神的象徵。金色的頭冠有太陽的意思,光之女神的象徵。這對夫婦因為身為掌管天空的最高神,被裝飾在最上位。

 中央の段にある杖は雪や氷を押し流す水の女神の象徴、槍は長く高く成長を促す火の神の象徴、盾は冷たい冬の到来を防ぐ風の女神の象徴、杯は全てを受け入れる土の女神の象徴、剣は堅い大地に切りこむ命の神の象徴であるらしい。
 在中間層的杖是沖掉雪和冰的水之女神的象徵,槍是又長又高促進成長的火之神的象徵,盾是預防冰冷冬季到來的風之女神的象徵,杯是接受了一切的土之女神的象徵,劍是砍進了堅硬大地的命之神的象徵的樣子。

 下段にあるのは神への供物。息吹を象徴する草木、実りを祝う果実、平穏を示す香、信仰心を表す布が捧げられると言う。
 在下層的是給神的供品。據說是被奉獻了象徵氣息的草木,祝賀豐收的果實,表示平穩的香,表示信仰心的布。

「春の貴色は緑。厳しき冬を越え、萌え生ずる若い命の色。夏の貴色は青。大きく高く育つ命の目指すべき高き空の色。秋の貴色は黄。豊かな実りに色付き、首を垂れる麦の色。冬の貴色は赤。冷たさを和らげ、希望を与える炉の色」
「春季的貴色是綠色。越過嚴冬,萌發年輕生命的色彩。夏季的貴色是藍色。應該是以孕育又大又高的生命為目標高空的顏色。秋季的貴色是黃色。呈現豐富的豐收,低下頭的小麥色。冬季的貴色是黃色。緩和冰冷,給予希望的爐火顏色。」

 神殿において尊ばれる色は季節ごとに変わるらしい。祭壇を飾る布やカーペット、神官や巫女が青い衣の上からまとう飾りの色はその季節に準じたものになると言う。
 對被神殿尊敬的顏色似乎每個季節都會改變。據說裝飾祭壇的布和地壇,神官和巫女從藍衣上方穿著的裝飾的顏色是按照季節的東西。

「では、誓いの言葉を」
「那麼,誓詞」

 神官長はそう言いながら、カーペットの上に跪き、左の膝を立てる。そして、両手を胸の前で交差させて、首を垂れる。
 神官長一邊那樣說,一邊跪在地毯上,力起左膝。然後,將兩手在胸前交叉,低下頭。
 わたしも神官長の隣で同じ体勢を取ると、準備ができたことを確認した神官長が口を開いた。
 我也在神官長的隔壁採取了同樣的姿勢後,確認了準備完成的神官長開口了。

「復唱するように」
「複誦一遍」
「はい」
「好」

 間違わないように緊張しつつ、わたしはじっと神官長の口元を見つめた。神官長の薄い唇がわかりやすいようにゆっくりと動かされ、誓いの文句が流れてくる。
 為了不會搞錯一面緊張著,我一面筆直凝視著神官長的嘴角。神官長的薄唇像是簡單明瞭般慢慢地動著,誓約的詞句流了出來。

「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神」
「掌管高大挺拔的天空,最高神明是暗與光的夫婦神」
「広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神は」
「掌管廣闊浩瀚的大地,五柱的大神是」
「水の女神 フリュートレーネ」
「水之女神 芙琉特蕾涅」
「火の神 ライデンシャフト」
「火之神 萊典夏福特」
「風の女神 シュツェーリア」
「風之女神 修潔莉亞」
「土の女神 ゲドゥルリーヒ」
「土之女神 給篤露禮希」
「命の神 エーヴィリーベ」
「命之神 艾維里貝」
「高く亭亭たる大空より広く浩浩たる大地にあまねく最高神の御力輝かせ」
「來自高大挺拔的天空遍布於廣闊浩瀚的大地最高神的御力閃耀」
「五柱の大神の御力を以て、広く浩浩たる大地に在る万物を生し給う」
「以五柱的大神的御力,賜生給存在於寬廣浩瀚大地的萬物」
「その尊い神力の恩恵に報い奉らんことを」
「報償那份尊貴神力的恩惠」
「心を正し、心を整え、心を決し、幾代も限りなき正しき神であると崇め信じ」
「端正內心、整理內心、下定決心,崇拜相信身為幾世代都無限且正確的神」
「大自然の神々諸共に」
「大自然的眾神一同」
「ただひたすら祈り、感謝し、奉納することを誓願いたします」
「只要誓願一心祈禱、感謝、奉獻」

 きっちりと復唱して神官長を見上げると、よろしいと言うように神官長が軽く頷いて立ち上がり、壁際の灰色神官に視線を向けた。一番祭壇寄りにいた灰色神官が音も立てずに動いて、祭壇の一番端に畳まれていた青の衣を手に取って、神官長へと手渡した。
 仰望整齊複誦的神官長時,像是在說很好的神官長輕輕點頭站了起來,把視線轉向靠牆的灰色神官。最靠近祭壇的灰色神官不出聲地移動,將被折疊在祭壇最邊邊的藍衣拿在手上,交給了神官長。

「青は成長を促し、助ける火の神の貴色であり、最高神の司る高く亭亭たる大空の色である。最高神への信仰と、これから常に成長し続けることを誓う神官巫女にこれを与う」
「藍色是身為促進、幫助成長的火之神的貴色,身為最高神掌管的高大挺拔的天空的顏色。對最高神的信仰,將這個給予宣誓今後會經常持續成長的神官巫女」

 青の衣を与えられたわたしは壁際にいた見習い巫女によって着付けされた。青の衣は上からずっぽり被って、腰を帯で留める簡単な物だった。下に着る物は季節によって自分で適当に調節し、儀式の時にはその上から色々と神に因んだ飾りを付けることになるらしい。
 被給予藍衣的我被經由待在牆邊的實習巫女著裝。藍衣從上面迅速覆蓋,是用腰帶固定在腰上的簡單東西。穿在下面的東西根據季節由自己適當調整,在儀式的時候似乎會變成從那之上添加跟各種神有因緣的裝飾。

「マイン、神の導きにより赴いてきた敬虔なる使徒よ。我らは君を歓迎する」
「瑪茵,根據神的引導前來的虔敬使徒喔。我們歡迎妳」

 神官長が軽く腰を下げながら、両手を胸の前で交差した。わたしもその真似をして、手を交差させる。
 神官長一邊輕輕沉下腰,一邊將雙手在胸前交叉。我也做了那個的模倣,將手交叉。

「歓迎していただけたこと、心から嬉しく存じます」
「能受到歡迎,衷心感到高興」
「では、祈りなさい」
「那麼,請祈禱」
「え?」
「咦?」

 唐突過ぎて、何を要求されているのかわからなかった。両手を交差させたまま、わたしが首を傾げると、察しの悪さに呆れたように神官長が少し眉を寄せた。
 太過唐突,不知道被要求了什麼。依然交叉著雙手,像是對感到不解、察覺愚鈍的我吃驚般的神官長稍稍皺起眉頭。

「洗礼式で教えられただろう? 神に祈りを捧げなさい」
「在洗禮式被教過了吧? 請向神獻上祈禱」

 あれか、グ○コポーズか。
 那個嗎,固○果姿勢嗎。
 そうだよね。神殿に入るってことは、あれを日常的に行うってことなんだよ。
 說得也是呢。要說進入神殿,就是要日常性地進行那個唷。
 ……大丈夫かな、わたしの腹筋。
 ……不要緊吧,我的腹肌。

 腹筋崩壊してリタイアした洗礼式が脳裏に蘇ろうとするのを、頭を振って追い払った後、笑わないようにグッとお腹を引き締めた。
 腹肌崩壞而退出的洗禮式打算在腦海裡復甦,搖了搖頭趕走之後,為了不笑而使勁繃緊腹部。
 まさか覚えていないのか、と言いたそうな神官長の突き刺さるような視線を感じつつ、わたしは祈りを捧げる。
 一面感受難道沒記住嗎、那樣說著的神官長刺過來般的視線,我一面獻上祈禱。

「か、神に祈りを!……っ!?」
「向、向神祈禱!……!?」

 ビシッとグリ○の状態をキープするのは意外と難しい。バランス感覚と自分の体重を片足で支える筋力が必須だ。わたしは洗礼式の神官達のように美しいグ○コポーズをとることができず、無様にふらふらとぐらついた。
 噼地保持固力○的狀態意外地很難。用單腳支撐平行感與自己的體重肌力是必須的。我無法像是洗禮式的神官們採取美麗的固○果姿勢,不像樣地搖搖晃晃地搖晃著。

「マイン! そんな祈りでは駄目だ。君はいずれ人前で祈らなければならない祈念式に出席することになるんだぞ。巫女が祈れなくてどうする? 祈念式までに、お祈りができるようになっておきなさい」
「瑪茵! 用那樣的祈禱是不行的。妳總歸要出席必須在人前祈禱的祈求式喔。巫女不會祈禱算什麼? 直到祈求式為止,請變得能夠做到祈禱」
「うぅっ……。誠心誠意努力します」
「嗚……。我會誠心誠意努力」

 神官長が溜息を吐いて、緩く頭を振った後、壁際に並ぶ灰色神官に視線を向けた。
 神官長嘆了一口氣,緩緩搖了搖頭之後,將視線轉向排在牆邊的灰色神官。

「君の側仕えとなる灰色神官と見習いを紹介する。アルノー」
「介紹會成為妳的近侍的灰色神官與實習。阿魯諾」

 アルノーと呼ばれた灰色神官が指示を出して、部屋の隅に立っていた中から灰色神官と見習いが三人、祭壇の前に進み出てきた。大人の男性である灰色神官が一人、あまり変わらない年頃の少年と少女が一人ずつだった。
 被叫做阿魯諾的灰色神官給出指示,從站立在房間一角裡面的灰色神官與實習三人,往祭壇前面走上前去。身為大人男性的灰色神官一人,沒什麼變化的年紀的少年與少女各一人。

 なんと、この部屋まで案内してくれた灰色神官がわたしの側仕えだったらしい。
 沒想到,帶領我到這個房間的灰色神官似乎是我的近侍。
 比較的がっしりした体で、父さんくらいの背の高さをしている。藤色の髪に濃い茶色の目をしていて、真面目そうで口数が少ない印象だった。
 比較粗壯的身體,有著宛如爸爸的身高。淡紫色的頭髮有著深茶色的眼睛,認真似地口條多少有印象。
 ここまで案内してくれた時もそうだったけれど、おとなしそうで硬い表情をしている。口が引き結ばれているせいか、ちょっと近付きにくい雰囲気がある。
 雖然帶領到這裡的時候也是那樣,呈現著老實似地僵硬表情。是嘴巴也被拉緊的關係嗎,有著稍微難以接近的氛圍。

「フラン、17歳。よろしくお願いします」
「弗蘭,17歲。請多指教」
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」
「這邊才是,還請多多指教」

 丁寧に挨拶を返したつもりだったが、神官長からの叱責が飛んだ。
 雖然打算回復謹慎的問候,但來自神官長的斥責飛來了。

「マイン。君は青の衣をまとう者だ。灰色神官にへりくだって接するものではない」
「瑪茵。妳是身著藍衣的人。即便對灰色神官謙虛也不會接觸的」
「す、すみません。気を付けます」
「對、對不起。會注意的」

 階級社会がわからない。何をするのが良くて、何をするのが悪いのか、今までの常識では測れない。マインとなって生活を始めた時のように手探りで常識を覚えていかなくてはならないようだ。
 不明白階級社會。要做什麼才好,做了什麼很不好呢,無法用至今的常識測量。似乎就像成為瑪茵開始生活的時候般必須用摸索來記住常識。

 不安に駆られるわたしの前に、これまた不安要素の大きそうな側仕えが立った。
 在被不安驅使的我面前,站著這又是很大的不安要素般的近侍。
 栄養状態が悪いのか、ルッツとあまり変わらない身長なのに、目つきが悪くて細ッこい。薄い金髪に一見黒だけれど、よくよく見ると紫の目をしている。すばしっこい悪ガキって感じの第一印象である。
 是營養狀態不好嗎,明明是跟路茲沒什麼變化的身高,眼神又壞又細小。淡淡金髮上雖然乍一看是黑的,但好好看的話是紫色的眼睛。有著靈敏壞小子感覺的第一印象。

 うわぁ、苦手なタイプ。
 嗚哇,不擅長的類型。

 麗乃時代はずっと屋内で本を読んでいたし、今は虚弱の体調不良で寝込んでいることが多いわたしは、筋金入りの引きこもりだ。乱暴……いや、やんちゃで、活動的で口が悪い男の子は基本的に近付きたくない存在である。
 麗乃時代一直在屋內看著書,現在很常因虛弱的身體狀況不好而臥床的我,是千錘百鍊的閉門不出。粗暴……不,調皮,活躍且嘴巴很壞的男孩子基本上是不想接近的存在。
 仲良くはなれないだろうな、と思いながら、わたしが少年を見ていると、少年も値踏みするような態度で、じろじろと不躾にわたしを見上げたり見下ろしたりしながら、口を開いた。
 關係不會變好吧,一邊那樣想,我一邊看著少年時,少年也以估價般的態度,冒昧打量著一邊又是仰望又是俯視著我,一邊開口了。

「オレはギル。10歳だ。お前がオレの主? 最悪。すっげぇチビじゃん」
「我是基魯。10歲。妳是我的主人? 最爛了。這不是非常矮嗎」
「え?」
「咦?」

 あれ? 側仕えって、こんな態度でも良いの?
 那個? 近侍,用這種態度也可以嗎?

 周りをバカにしているような目と非常に口が悪いことにビックリして、口をパクパクさせていると、またもや、神官長から叱責が飛んできた。ギルにではなく、わたしに。
 因把周圍當笨蛋般的眼神與嘴巴非常壞而嚇了一跳,一張一合著嘴巴時,再一次,來自神官長的斥責飛了過來。不是對基魯,是對我。

「マイン、ギルは君の側仕えだ。よくない態度をとった時は君が諫めなければならない」
「瑪茵,基魯是妳的近侍。採取不好的態度時妳必須要勸告」
「え? わたしが?」
「咦? 我嗎?」
「君がやらずに誰がするんだ?」
「妳不做誰做?」

 当然のように言われたが、諫めるって、どうやって? 言葉で言っても聞いてくれるタイプじゃないと思うんだけど?
 雖然被當然般地說了,但說要勸告,該怎麼做? 雖然認為是就算用話語來說也不會聽的類型?

「あの、もう少し言葉遣いを改善してくれない?」
「那個,不再稍微改善遣詞用字嗎?」
「ハッ! バカじゃねぇの!?」
「啥! 妳是笨蛋嗎!?」

 ……チェンジお願いしても良いですか?
 ……可以拜託交換嗎?

 神官長は処置なしと言いたそうに首を振っているが、これは明らかに人選ミスだと思う。嫌がらせか、と思った瞬間に、附に落ちた。
 神官長像是說了不會處置般搖著頭,但我認為這明顯是人選失誤。是在刁難嗎,在那樣想的瞬間,有了名目。
 間違いなくこの人選は嫌がらせだ。ギルに側仕えが務まるとは思えない。面倒そうなのを平民のわたしに押し付けてしまえと言うことなのだろう。
 毫無疑問這個人選是刁難。我不認為基魯能擔任近侍。該說是將麻煩強加給平民的我吧。
 納得したら、丁寧に接するのもバカバカしくなってきた。クラスのやんちゃ男子と同じような対応でいいだろう。基本スルーだ。
 理解的話,謹慎接觸就變得愚蠢至極起來。跟班上調皮的男生同樣般的對應就可以了吧。基本會通過的。

 わたしは軽く手を挙げてギルの言葉を遮ると、側仕えとして並んでいる唯一の女の子に目を向けた。
 我輕輕舉起手遮蔽基魯的話語後,將目光轉向作為近侍排列著的唯一的女孩子。
 深紅の髪に薄い水色の目。勝気できつそうな顔をしているけれど、美人顔。可愛いじゃなくて、綺麗な顔立ちをしている。
 深紅的頭髮上淡淡水色的眼睛。雖然有著好勝般的臉,但是美人臉。並不是可愛,而是有著美麗的臉龐。
 何と言うか、自分の容貌を理解していて、男に媚びることを知っている女の子だと思う。女同士って、そういうところをついつい嗅ぎわけてしまうんだよね。
 該怎麼說呢,我認為是理解了自己的容貌,深知諂媚男人的女孩子。女子同伴,不由得聞出了該那樣說的地方呢。

「あたしはデリア。8歳よ。仲良くしましょうね」
「我是蝶莉亞。8歲唷。來搞好關係吧」

 仲良くしましょうと言う割には、デリアの目はちっとも笑っていない。明らかに仲間になれなそうな雰囲気を察して、攻撃態勢に入ったように見える。
 比起說要來搞好關係吧,蝶莉亞的眼神一點都沒在笑。察覺到明顯是不想成為同伴般的氛圍,看起來像是進入攻擊態勢。
 それでも、一見にこやかな笑みを浮かべるデリアは神官長にとっては問題のある人選ではないのだろう。叱責はなかった。
 儘管如此,乍一看浮現柔和笑容的蝶莉亞對神官長來說並不是有問題的人選吧。沒有斥責。

 どの側仕えも友好的な雰囲気は欠片もないし、全然上手くやっていけるような気がしない。側にいられるだけで疲れそうなんだけど。
 哪一位近侍一點都沒有友好的氛圍,完全感受不到能順利做下去。只是待在旁邊就好像很累就是了。

「あの、神官長。わたし、今まで側仕えはいなかったので、いなくても……」
「那個,神官長。我,由於至今都沒有近侍,就算沒有也……」
「駄目だ。青色神官が側仕えを持つのは義務だ。彼らは神殿長と私によって選ばれた側仕えだ。君は青の衣まとっている以上、彼らの主として相応しい言動をしなければならない」
「不行。藍色神官擁有近侍是義務。他們是被神殿長跟我所選擇的近侍。既然妳身著藍衣,就必須要做出作為他們主人相應的言行」
「……そうなんですか。わかりました」
「……是那樣嗎。我知道了」

 いらないって言っちゃダメなんだ?
 不能說不需要?
 しかも、わたしには選択権もないんだ?
 而且,我也沒有選擇權?

 神殿の巫女見習い、誓願を立てた初日から挫折しそうです。
 神殿的實習巫女,從立下誓願的第一天就好像受挫了。

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誓いを立てて、癖のある側仕えの登場です。
立下誓約,帶有癖好的近侍登場。
マインはまだ図書室にたどり着けません。
瑪茵還沒到達圖書室。

 次回は神官の仕事と寄付金についてです。
 下回是關於神官的工作與捐款。
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