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第一部士兵的女兒 針對造紙的重新開始

作者:SPT草包│2017-05-16 23:12:04│贊助:2│人氣:204
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
以下犯上的書癡~為了成為圖書管理員而不擇手段~
作者:香月美夜
第一部兵士の娘 紙作りの再開にむけて
第一部士兵的女兒 針對造紙的重新開始
原文連結

 雪が解け始めて、よく晴れた日が続き始めた。
 雪開始融解,經常晴天的日子開始持續了。
 まだ寒い日が続いているが、ベンノの店までなら構わないという家族の許可が出たので、ルッツと一緒に店へ行って、冬の手仕事の精算をすることにした。
 雖然還會冷的日子持續著,但由於給出所謂如果到班諾的店就沒關係的家人許可,與路茲一起去店裡,決定做冬季手工的結算。
 手仕事をした全員からお金を入れるために預かってきた袋と完成した髪飾りをバッグに入れて、店に向かう。
 為了放入來自全員做手工的錢保存起來的袋子與將完成了的髮飾放入包包裡,往店裡去。

 大通りの真ん中は雪がないけれど、路地の片隅に溶けきっていない雪だるまがあったり、脇に退けられてカチカチに凍っている雪の山があちらこちらに見えたりと、冬の名残があった。
 雖然大街的正中央沒有雪,但在巷道的一角有著還沒有融化的雪人,哪裡都看得見從兩旁被退後的硬梆梆地結凍著的雪山後,有著冬季的痕跡。
 春を迎えた人々の表情は明るく、道を行く人々の足取りは軽く、大通りを行き交う荷馬車や荷車がグッと増えている。
 迎接春天的人們的表情很明朗,走在路上的人們的腳步很輕快,往來大街的貨運馬車或貨車使勁地增加著。

 ベンノの店も出入りする商人が増えているようで、比較的人が少ない午後を狙ってきたのに、非常に忙しそうだ。
 似乎班諾的店出入的商人也增加了,明明瞄準了比較的人沒多少的下午,卻似乎非常忙碌。
 出直そうか、とルッツと話していると、マルクがこちらに向かって歩いてきた。顔見知りになってきた店員がわたし達の姿を見つけて、マルクに声をかけてくれたらしい。
 要再來嗎、地跟路茲說話的話,馬爾克向這邊走過來了。似乎是變得熟識起來的店員發現了我們的身影,跟馬爾克打了聲招呼。

「こんにちは。お久しぶりです、マルクさん」
「你好。好久不見了。馬爾克先生」
「あぁ、ルッツとマイン。雪解けに祝福を。春の女神が大いなる恵みをもたらしますように」
「啊,路茲跟瑪茵。為融雪祝福。就像春天的女神帶來了大大的恩惠」

 マルクが胸の前で右手を拳にして、指を揃えた左手の手の平に付けながら、軽く目を伏せた。
 馬爾克一邊在胸前將右手握拳、貼附在併攏手指的左手手掌上,一邊輕輕低下頭去。
 マルクが一体何をしているのかわからなくて、わたしとルッツは目を丸くして、マルクを見つめる。
 不明白馬爾克到底在做些什麼呢,我跟路茲目瞪口呆了,凝視著馬爾克

「え? なんて?」
「哎? 什麼?」
「……春を寿ぐ挨拶ですが?」
「……是祝賀春天的問候嗎?」

 何故わからないのかわからない、と言いたげなマルクの様子に、この辺りでは当たり前に交わされる挨拶なのだと知る。
 對像在說為何會不知道呢的不知道、的馬爾克的樣子,知道了是在這附近理所當然被交換著的問候。

「初めて聞きました。ルッツ、知ってる?」
「第一次聽到過。路茲,知道嗎?」
「いや、オレも初めて見た」
「不,我也是第一次看到」

 ルッツも知らないということは、この街でもこの界隈だけの挨拶なのか、職業に関係する挨拶なのかもしれない。
 所謂路茲也不知道的事情是,即便是這座城市也只屬於這一帶的問候嗎,說不定是關係到職業的問候。

「……もしかして、商人独特の挨拶ですか?」
「……莫非,是商人獨特的問侯嗎?」
「我が家ではずっとしていたので、あまり深く考えたことはありませんが、仕事上お付き合いがあるのが商人ばかりなので、そうかもしれませんね。雪が解けることで取引が増えますから、雪解けに祝福を。春の女神が大いなる恵みをもたらしますように、と挨拶をするのですよ」
「由於在我家一直做著,雖然沒有太深入思考過,但由於工作上有往來的盡是商人,是那樣也說不定呢。因為由於雪融化而交易增加,而做著為融雪祝福。就像春天的女神帶來了大大的恩惠,這樣的寒暄唷」

 マルクはそう言って、わたし達に商人の挨拶を教えてくれた。春に会った最初だけの挨拶らしい。明けましておめでとう、のようなものだろう、とわたしは勝手に解釈しておく。
 馬爾克那樣說著,將商人的問候告訴給了我們。似乎是只在春天見到的最初的問候。是像恭賀新年、似的東西吧,我暫且那樣擅自做了解釋。
 マルクがしていたように、胸の前で右の拳を左の手の平に当てて、挨拶の練習をしてみる。
 像是馬爾克所做的,在胸前將右拳抵在左手掌上,試著做問候的練習。

「雪解けに祝福を?」
「為融雪祝福?」
「そうです」
「沒錯」
「春の女神が大いなる恵みをもたらしますように、ですね」
「是就像春天的女神帶來了大大的恩惠,呢」

 何度か口の中で呟いてみるが、明日には忘れている自信がある。こんな時にこそメモ帳が欲しい。バッグの中に石板は入っているが、メモ帳はない。
 雖然試著好幾次在口中碎碎唸著,但有著在明天就會忘記的自信。正是在這種時候想要記事本。雖然石板放入了包包裡面,但沒有記事本。

「旦那様はただいま商談中ですが、お二人はどのような御用件ですか?」
「雖然老爺現在在洽談中,但兩位是怎樣的要件呢?」

 マルクの質問に、わたしは今日やることを指折り数えた。
 對馬爾克的提問,我屈指數著今天要做的事情。

「えーと、冬の手仕事の精算です。それから、そろそろ紙作りを再開したいので、細工師さんに大きめの簀桁(すけた)ができているか、確認してください。あと、見習いのことでベンノさんにお話があるんですけど、商談中なんですよね?」
「呃,冬季手工的結算。還有就是,由於差不多想重新開始造紙了,讓工藝師先生做好了大的簀桁了嗎,請做確認。還有,雖然就實習的事情有話要跟班諾先生說,但還在洽談中呢?」
「わかりました。では、手仕事の精算から行いましょう。そのうちに終わるでしょう」
「我明白了。那麼,從手工的結算開始進行吧。在那期間會結束的吧」

 店の中の小さめのテーブルに案内される。わたしとルッツが並んで座り、マルクが正面に座った。
 被帶領到店裡面小小的桌子上。我跟路茲並列座著,馬爾克坐在正面。

「手仕事の髪飾りはこれで全部です。確認してください」
「手工的髮飾這樣就是全部了。請確認」

 ルッツが慣れない丁寧語を使いながら、髪飾りが入ったバッグを差し出した。マルクがそれを出して数えていく。
 路茲一邊使用不習慣的禮貌用語,一邊將放入髮飾的包包遞出去。馬爾克拿出那個逐漸數著。

「ここに24個。冬の間にお預かりした分と足して、186個で間違いないですか?」
「這裡24個。與在冬季期間保管著的份加起來,是186個有沒有搞錯呢?」
「はい、大丈夫です」
「是,沒有錯」

 自分達が板に刻みつけた数とマルクが言った数がきちんと合っているので頷いた。
 由於我們自己刻進板子上的數量與馬爾克所說的數量恰好吻合著而點了點頭。
 髪飾り一つにつき、中銅貨5枚。その中からわたしとルッツが取ることにした手数料分はギルドに預けておく。そして、それ以外の料金を配りやすいようにそれぞれを持参した別の袋に入れてもらう。
 關於髮飾一個,中銅幣5枚。從那裡面作為我與路茲拿取的手續費的份事先委託給公會。然後,為了容易分配那以外的費用而請放入自備著各自的其他袋子裡。

 ルッツの兄弟は喧嘩しないように、ルッツを除いて3人で均等に作っていたので、大銅貨6枚と中銅貨2枚ずつで分かりやすい。
 由於為了路茲的兄弟不吵架,除了路茲3個人平均製做著,以各大銅幣6枚中銅幣2枚簡單易懂。
 ウチは、母が83個、トゥーリが66個、わたしが37個と作った数がバラバラなので、ちょっと面倒だ。母の分が小銀貨1枚と大銅貨6枚と中銅貨6枚、トゥーリの分が小銀貨1枚と大銅貨3枚と中銅貨2枚、わたしの分が大銅貨7枚と中銅貨4枚だ。
 由於我家是,母親83個、圖麗66個、我37個製做的數量零零落落,有點麻煩。母親的份是小銀幣1枚與大銅幣6枚與中銅幣6枚,圖麗的份是小銀幣1枚與大銅幣3枚與中銅幣2枚,我的份是大銅幣7枚與中銅幣4枚。

「これだけの数があれば、次の冬までもつでしょう。髪飾りはなかなか売れ行きが良いですよ。色々な色があるので、みなさん、楽しそうに選んでいらっしゃいます」
「有這樣的數量的話,下個冬天之前都能擁有。髮飾的銷路相當的好喔。由於有各式各樣的顏色,大家,很快樂似的選擇著」

 マルクの言葉に髪飾りを選ぶ親子を想像して、わたしは口元を綻ばせた。
 因馬爾克的話語而想像著選擇髮飾的親子,我綻放了嘴角。

「そうなんですか? 嬉しいです。わたしも自分の洗礼式用に髪飾り作ったんですよ」
「是那樣嗎? 我很高興。我也為自己的洗禮式用而製做了髮飾唷」
「どのような飾りですか?」
「是怎樣的裝飾呢?」
「当日まで秘密です」
「到當天之前都是秘密」

 んふふっ、と笑うと、マルクが軽く眉を上げた。
 恩呵呵、地笑了後,馬爾克輕輕揚起眉毛。

「おや、では、当日見るのが楽しみにしております。それから、用件は紙作りの再開でしたね?」
「喔呀,那麼,期待著當天見到。然後,要件是作為造紙的重新開始呢?」
「はい。ルッツが森に行って、川の様子を見てからじゃないと再開できないんですけど、春になったので、そろそろ作りたいとは思っています」
「是的。雖然並不是因為路茲去了森林、看了河川的情況後不能重新開始,而是因為到春天了,認為差不多想要製做了」

 ベンノの投資がもらえるのは初夏にある洗礼式までだ。できれば早目に再開したい。マルクは軽く頷いた。
 收下班諾的投資是到在初夏的洗禮式為止。可以的話想早點重新開始。馬爾克輕輕點著頭。

「わかりました。細工師に聞いておきましょう。注文していたのは、契約書サイズの簀桁が2つでしたね?」
「我明白了。先跟工藝師打聽吧。下訂了的是,作為契約書尺寸的簀桁2個呢?」
「はい、よろしくお願いします」
「是的,萬事拜託了」

 おおよその話が終わったところで、奥の部屋でも商談が終わったようで、数人の商人が出てくるのが見えた。
 在大抵的談話結束的時點上,在深處房間的洽談似乎也結束了,能看見數位商人走了出來。

「旦那様に報告してまいります。少々お待ちください」
「要跟老爺做報告。請稍稍等一下」

 マルクが一度奥の部屋に入っていった後、奥の部屋に招かれる。
 馬爾克進入一次深處的房間之後,被深處的房間招待。
 春一番にベンノに会うことになるので早速覚えたての挨拶をしようと、わたしは胸の前で右の拳を左の手の平に当てる。
 由於變成在初春見到班諾而立即做了還記得的問候,我在胸前將右拳抵在左手掌上。

「ベンノさん、お久しぶりです。雪解けに祝福を。えーと、春の女神の……大いなる恵みの? あれ?」
「班諾先生,好久不見。為融雪祝福。呃、春天的女神的……大大的恩惠嗎? 奇怪?」

 ついさっきのこともメモ帳がなければ覚えていられないわたしを見て、呆れたようにルッツがわたしの前に出た。すっと胸の前で右の拳を左の手の平に当てる。
 看到剛才的事情也是若有記事本就不需要記住的我,像是吃驚般的路茲探出到我的前面。迅速地在胸前將右拳抵在左手掌上。

「旦那様、雪解けに祝福を。春の女神が大いなる恵みをもたらしますように」
「老爺,為融雪祝福。就像春天的女神帶來了大大的恩惠」
「そう、それ! 雪解けに祝福を。春の女神が大いなる恵みをもたらしますように」
「沒錯、那個! 為融雪祝福。就像春天的女神帶來了大大的恩惠」

 ルッツのお陰できちんと思い出したわたしは、挨拶をし直す。ベンノが笑うのを堪えたような顔で、挨拶を返してくれた。
 託路茲的福好好地回想起來的我,重新做了問候。班諾用忍耐著笑的臉,回以了問候。

「あぁ、雪解けに祝福を。春の女神が大いなる恵みをもたらしますように。……それにしても、へったくそな挨拶だな。ちゃんと言えるようになれ」
「啊,為融雪祝福。就像春天的女神帶來了大大的恩惠。……就算是那樣,也是挺滑稽的問候呢。要變得能夠好好說呀」

 笑いながらベンノがトントンとテーブルを指差す。わたしとルッツはテーブルの席に着いて、春の寿ぎの話をした。
 一邊笑班諾一邊咚咚地指著多子。我跟路茲入坐了桌子的座位,說了春天的祝賀。

「さっきマルクさんに教えてもらったところなんですよ。家では聞いたことがなかったから、初めてにしては上出来、って言ってくださいよ」
「是剛剛跟馬爾克先生請教了的唷。因為是在家裡沒聽過的事情,請說是、第一次做算做得很好了喔」
「……そうなのか? だったら、上出来だったな、ルッツ。それで、見習いのことで話とは?」
「……是那樣嗎? 這樣的話,做得很好呢,路茲。接下來,所謂實習的事情是?」

 ベンノに褒められたのはきちんと挨拶ができたルッツだけだ。むぅっと膨れながら、わたしは今日の本題を口にした。
 被班諾誇獎的只有做到好好地問候的路茲。一邊不爽地鼓起臉頰,我一邊將今天的正題說出口。

「わたし、洗礼式の後、ここの見習いになるのを止めます」
「我,要停止洗禮式之後、成為這裡的實習」
「は?……ちょっと待て。どうしてそうなった? 褒めなかったからか? きちんと言えていなかったが、マインも頑張っていたぞ?」
「啥?……稍等一下。為什麼會變成那樣? 因為沒有被誇獎嗎? 雖然沒有好好地說,但瑪茵也很努力了喔?」

 ベンノが理解できないとこめかみを押さえながら、取ってつけたようにわたしの挨拶を褒めだした。
 班諾一邊無法理解地按著太陽穴,一邊假惺惺地誇獎起我的問候。

「違います! 挨拶関係ないし」
「不是的! 跟問候沒有關係」
「関係ないなら何故だ?」
「如果沒有關係是為何?」
「えーと、わたしって体力ないでしょう?」
「呃,是說我沒有體力對吧?」
「呆れるほどな」
「嚇死人的程度呢」

 ベンノの合いの手がサクッとわたしの胸に刺さる。
 班諾的插話乾脆地刺著我的胸口。

「うっ……。ベンノさんも仕事ができるのか不安がっていたじゃないですか。見習いが体調不良でよく休んだり、体力的に楽な仕事に就かせてもらったりするのって、店の中の人間関係を考えるとよくないんじゃないかって」
「嗚……。班諾先生不也是在說能工作嗎很不安的嗎。一說實習因身體狀況不好而經常休息,讓他從事體力上很輕鬆的工作,又說考慮到店裡面的人際關係後不是很不好嗎」
「それだけか?」
「只是那樣嗎?」

 じろりと赤褐色の目で睨まれて、わたしはオットーに言われた懸念事項を思い出す。
 被紅褐色的目光凶狠地瞪著,我回想起被歐拓說了的擔憂事項。

「それに、商品の利益をもらっていたら、勤続十数年のベテランよりお金をもらうことになる可能性もあるんですよね? お金は一番人間関係が壊れやすいんです」
「而且,得到商品的利潤的話,也有著會變成比連續工作十幾年的資深者還收到更多錢的可能性對吧? 錢是最容易破壞人際關係的」
「それは誰に言われた? お前が考えたわけじゃないだろう?」
「那個是被誰說的? 並不是妳思考的對吧?」

 目を細めたベンノにわたしは大きく頷いた。麗乃時代から自分のやりたい読書だけをやってきたわたしは基本的に視野が狭い。今回だって自分の体力のことしか考えていなかった。オットーに指摘されて初めて、人間関係に思い至ったのだ。
 我對瞇起眼睛的班諾大大點著頭。從麗乃時代開始做著只有自己想做的讀書的我基本上是也很狹隘。就連這次也只考慮到自己的體力。是被歐拓指摘才第一次,想到了人際關係。

「オットーさんです」
「是歐拓先生」
「……そうか」
「……是嗎」

 あれ? 何だか声が一段低くなった気がするような……。ついでに、肉食獣っぽい雰囲気になっているような……。気のせい?
 奇怪? 總覺得聲音感覺好像變得更加低了……。順便說下,好像變成了肉食動物般的氛圍……錯覺嗎?

 雰囲気が獰猛になってきたベンノの様子に首を傾げながら、わたしは自分が一番不安に思っていることを口にする。
 一邊對氛圍變得猙獰起來的班諾的樣子疑惑不解,我一邊說出自己認為最不安的事情。

「あと、わたしの身食いのこと、ベンノさんは知ってますよね? 一年でどうなるかわからない社員を雇うのは、止めた方が良いと思います」
「還有,我的身噬的事情,班諾先生是知道的吧? 我認為雇用不知道一年裡會變成怎樣的社員,還是停止比較好」

 わたしにかける教育費は無駄になる可能性が高い。商人ならそんな無駄はできないはずだ。
 花在我身上的教育費變得浪費的可能性很高。如果是商人應該是不會做那種浪費。
 ベンノは眉間をぐりぐりと押さえながら、眼光の鋭くなった目でわたしを見つめる。
 班諾一邊用力劃圓地按著眉間,一邊用變得目光炯炯的眼神凝視著我。

「それで、ウチの店に入らずにどうするつもりだ?」
「因此,不進入我的店裡是打算要怎麼做?」
「家で手紙や書類の代筆をして、新商品の開発をルッツが休みの日にやって、時々門のお手伝いに行く……今までとあまり変わらない生活をするつもりです。身体に負担がかからない方が良いって、家族と話し合ったんです」
「在家裡做著信件或文件的代筆,在路茲休息的日子做著新商品的開發,偶爾去門的幫手……打算過著與至今不太改變的生活。對身體沒有負擔會比較好,跟家人交談過了」
「わかった。見習いからは外そう」
「知道了。從實習裡排除」

 ベンノの目と肩から力が抜けた。こめかみを押さえながら「どうするかな……」と何やら考え始める。
 從班諾的眼睛與肩膀脫去了力量。一邊壓著太陽穴一邊「該怎麼做好呢……」開始考慮著些什麼。
 ぶつぶつと言い始めたベンノにわたしは声をかけた。
 我對開始喃喃自語的班諾喊了一聲。

「あの、ベンノさん。在宅のお仕事でわたしに回してもらえそうなものってありますか?」
「那個,班諾先生。是說由於在家工作能轉給我的那種東西有嗎?」

 その途端、ベンノの目がギラリと光った。一見穏やかそうな肉食獣の笑みが口元に浮かんでいる。
 那個當下,班諾的眼神一瞬間閃著光。乍一看沉著似地肉食動物的笑容浮現在了嘴角。

「マインは字が綺麗だからな。代筆があれば回そう。だから、ルッツと一緒にたまに店に顔を出すように。わかったか?」
「因為瑪茵的字很漂亮呢。有代筆的話會轉的。所以,像是跟路茲一起偶爾在店裡露個臉吧。知道了嗎」
「ありがとうございます」
「非常謝謝您」

 何故だろう? 肉食獣に捕まった気がする。
 是為何呢? 感覺被肉食動物抓到了。

 自分の要求がするりと通ったので、深く考えるのは止めて、わたしはもう一つ質問をした。
 由於自己的要求順利地通過了,停止了深入考慮,我再提了一個提問。

「あの、その場合、ギルドカードってどうなるんでしょう? ルッツを通して売るつもりなんですけど、わたしのカードはベンノさんのお店の見習いカードじゃなくなりますよね? 露天のものになるんでしょうか?」
「那個,那種情況,是說公會卡會變成怎樣的呢? 雖然打算透過路茲販賣,但我的卡片就變得不是班諾先生的店舖的實習卡了呢? 是變成露天的東西了嗎?」

 洗礼式の後はベンノ店に見習い登録をする予定だったが、見習いでなくなれば、わたしのギルドカードはどうなるのだろうか。洗礼式の後だから、仮登録というわけにはいかないだろう。しかし、所属している店はないし、登録しなければ取引はできない。
 雖然洗禮式之後是在班諾店裡預定做實習的登記,但若不成為實習,我的公會卡會變成怎樣的呢。因為洗禮式之後,就不能臨時登記了吧。但是,沒有做了所屬的店,若沒登記的話就不能交易。

「どのくらい品物を作るつもりなのかは知らんが、今使っている倉庫をマイン工房ということにして、工房長のカードにすればいいんじゃねぇか? ウチと専属契約を結べば、今と大して変わらない状態で取引できるぞ」
「雖然打算要製做多少物品呢是不知道,但將現在使用著的倉庫作為所謂的瑪茵工坊,做成工坊長的卡片不就好了嗎? 與我家簽訂專屬契約的話,就能以跟現在沒多大改變的狀態做交易了喔」
「工房長!? なんかカッコ良いですね。今までと変わらないなら、そういう感じでお願いします」
「工坊長!? 多麼地帥氣呢。如果跟至今為止都沒變,就以那種感覺拜託了」

 わたしが手を打って喜ぶと、ベンノも嬉しそうに笑って何度か頷いた。
 我拍著手欣喜時,班諾也高興似地笑著點了好幾次頭。

「それから、マルクさんにもお話したんですけど、川の様子を見て、紙作りを再開します。わたし達の洗礼式までは二人で作るつもりなんですけど、その後はルッツも見習いのお仕事が始まるし、わたしは見習い自体止めるので、ベンノさんが選んだ工房に紙作りを丸投げしたいんですけど、いいですか?」
「然後,雖然也跟馬爾克先生說過了,看了河川的樣子、重新開始造紙。雖然打算到我們的洗禮式為止兩個人來製做,但那之後路茲也要開始實習的工作,由於我停止了實習本身,雖然想全權委託給班諾先生所選擇的工坊來造紙,但可以嗎?」
「丸投げって、作る相手を決めるのはマインだっただろう? それでいいのか?」
「要說全權委託,決定製做對象的是瑪茵吧? 那樣可以嗎?」

 契約魔術はわたしとルッツがベンノの店で安心、安定して働けるように決めたものだ。
 契約魔術是為了我跟路茲能在班諾的店裡能放心、穩定的工作而決定的東西。
 新しい事業になるので、利益を取るベンノにとっては作る相手や工房が重要かもしれない。けれど、わたしにとっては給料も上乗せする利益もないので、紙が大量に流通するようになってくれれば、正直誰が作ってもいい。
 由於變成了新的事業,對於拿取利潤的班諾來說製做對象或工坊很重要也說不定。但是,由於對我來說薪水也好追加的利潤也好都沒有,但紙張變得像是能大量流通的話,老實說誰製做都可以。

「だって、わたし、全然工房には詳しくないし、紙を作りたがっている知り合いもいませんから。ただ、木の皮を川にさらす工程があるので、工房は川が近い方が良いかもしれません」
「可是,我,因為完全對工坊不熟悉,想要製做紙張的熟人也沒有。只是,由於有著將樹木的皮在河川裡漂洗的工序,工坊是靠近河川的地方比較好也說不定」
「川の近くか……難しいな。お前達はどうしているんだ?」
「河川的附近嗎……很難呢。你們為什麼要在那裡呢?」

 ベンノの言葉にルッツが軽く肩を竦めた。
 對班諾的話語路茲輕輕聳了聳肩。

「道具を担いで森の川原で作業しているけど、毎日の仕事にするには道具運びがきついと思う……思います」
「我想…我認為雖然是扛著工具在森林的河灘做著作業,但在做著每天的工作上搬運工具是很嚴苛的」
「大量生産しようと思ったら、道具も大きくなるから運ぶのは無理だと思いますけど? まぁ、その辺りを考えるのは、ベンノさんと工房の人の仕事ということで」
「想要做大量生產的話,因為工具也變大了我認為搬運是不可能的就是了? 算了,考慮到那程度,就是所謂班諾先生與工坊的人的工作了」
「……そうだな」
「……也是呢」

 ベンノが納得してくれたようなので、工房選びや道具の設置は全部任せることにする。
 由於班諾似乎給予了理解,選擇工坊或工具的設置決定全部委任。

「工房の選択と設備の設置、材料の購入先決定などは洗礼式までに終わらせてください。作り方は洗礼式が近くなったら、ルッツが教えに行きます」
「事先決定工坊的選擇與設備的設置、材料的購入之類請在洗禮式之前結束掉它。作法到接近洗禮式的話,路茲會去教的」
「オレ!?」
「我!?」

 ルッツが目を大きく見開いて、口をパクパクとさせる。
 路茲大大睜大了雙眼,讓嘴巴一開一合地。
 わたしはニッコリ笑って大きく頷いた。
 我笑瞇瞇地大大點著頭。

「だって、わたしはできない工程もあるじゃない。ルッツがやって見せるのが一番だよ。これから、春の間に何度も作れば嫌でも覚えるし、不安なら一緒に行ってあげるから大丈夫」
「可是,我做不到的工序不是也有著。路茲做給你看是最好的唷。這之後,在春季期間製做好幾次的話即便討厭也會記得,如果不安因為會一起去的不要緊」
「本当に丸投げだな」
「真的是全權委託呢」

 面白がるように笑われて、わたしはすいっと視線を逸らした。自分でもひどい具合の丸投げだということはわかっている。
 被像是很有趣地笑著,我迅速岔開了視線,明白了是所謂就連自己也很過分的狀況的全權委託。
 しかし、紙の試作品を作って、配分もある程度改良して、大量生産の目途が立った以上、わたしは次の過程に進みたい。紙作りだけにこだわっていては、いつまでたっても本が作れない。春のうちに自分が使える分の紙を作ったら、印刷にも手を出していきたいのだ。
 但是,做了紙張的試作品,配方也做了某程度的改良,大量生產的目標既然成立,我想進入下個過程。只拘泥於造紙,就算到了什麼時候都做不了書本。在春天內自己製做使用的份的紙張的話,也想要對印刷伸出手。

「じゃあ、失礼します」
「那麼,失禮了」

 タイムリミットのある自分の野望を胸に、わたしはベンノの店から出た。
 將有期限的自己的野心放胸中,我從班諾的店裡出來了。


 仕事が早いマルクが、次の日には新しい簀桁を倉庫に運んでくれた。それを聞いたルッツが雪解けでぬかるんだ森に採集に行くついでに、川の様子を見てきてくれることになった。
 工作很快的馬爾克,在隔天將新的簀桁給搬來倉庫了。變成聽到那個的路茲在去融雪而泥濘的森林裡採集順便,去看看河川的樣子。

「ルッツ、どうだった? 紙作り出来そう?」
「路茲,怎麼樣? 能夠造紙嗎?」
「雪解け水でちょっと水量が増えているけど、大雨でもない限り皮が流されていくことはないと思う」
「雖然因融雪的水水量有點增加了,但我認為僅限沒有大雨皮是不會被沖走的」

 ルッツがそう判断したので、紙作りを再開することにした。
 由於路茲那樣判斷著,決定重新開始造紙。
 次の日の朝早く、ルッツに鍵を取りに行ってもらって、早速倉庫へ向かって歩く。コートがなければまだまだ寒い路地を歩きながら、今日の作業に思いを馳せる。
 隔天的早上快速,請路茲去拿鑰匙,趕快往倉庫走過去。一邊走在沒有外套的話還是很冷的巷道,一邊為今天的作業馳騁著思緒。

 まずは倉庫に行って、秋の終わりに刈り取って黒皮にした状態で放置しているトロンベが大丈夫かどうか確認する。大丈夫そうなら、これを白皮にする作業を始める。
 首先是去倉庫,確認在秋季結束時以作為收割的黑皮的狀態放置著的特隆貝是不是不要緊。如果似乎不要緊,就開始將那個做成白皮的作業。
 同時に、保存してあるフォリンの白皮を使って、紙作りを始めていきたい。
 在同時,想要去使用保存著的佛林的白皮,開始造紙。

「本当はもっと水が温まってからの方がいいんだけどね」
「其實水更溫暖之後會比較好就是了呢」
「あ~、まぁな。でも、金を貯めることを考えると、早目にやらねぇとな」
「啊~,是呢。但是,考慮到存錢的事情的話,就要早點做呢」

 ベンノから紙作りの援助があるのは洗礼式までだ。それまでにできるだけたくさん作って稼いでおきたい。
 有著來自班諾造紙的援助的是到洗禮式為止。在那之前想要盡可能事先製做很多來賺錢。

「トロンベの黒皮、大丈夫かな?」
「特隆貝的黑皮,要不要緊呢?」
「あれから干しっぱなしだもんな。カラカラに乾燥してるはずだ」
「從那以後就是放乾著的東西呢。應該乾燥到毫無水份了」
「天日干ししてないから、カビとか生えてないか心配なんだよ!」
「因為沒有用陽光曬乾,黴菌啦會不會長呢很擔心唷!」

 冬の間中放置していたのだから、乾燥しているのは間違いないだろうが、自分達が望んだ乾燥状態になっているかどうかが問題だ。
 因為放置了整個冬季期間,雖然乾燥著的是毫無疑問的吧,但會不會成為我們自己所期望的乾燥狀態就是個問題了。

「トロンベに生えるカビなんて、そうそうないさ」
「特隆貝上長黴菌什麼的,不會有的吧」

 ルッツは軽く肩を竦めたが、天日干しという過程を完全にすっ飛ばしているので、わたしとはしては気が気ではない。
 雖然路茲輕輕聳著肩,但由於完全省略了所謂陽光曬乾的過程,我則表現得焦慮不已。

 倉庫に着いて、鍵を開けた。
 到達了倉庫,打開鑰匙。
 ギギッと音を立てて、倉庫のドアが開く。薄暗い倉庫の棚から黒いワカメや昆布のような物が大量にぶら下がっている様子は、埃っぽい倉庫の背景と相まって、ひどく不気味に見える。
 發出嘰嘰地聲音,倉庫的門開了。從昏暗倉庫的架子上黑色海帶芽或昆布般的東西大量地垂吊下來著的樣子,與滿是灰塵的倉庫互相結合,看起來非常令人毛骨悚然。

「本当に大丈夫かな?」
「真的不要緊嗎?」
「さすがにちょっと心配になってきたな」
「畢竟變得有點擔心起來了呢」

 つんつんと黒皮を指先で触ってみると、完全に乾燥してかぴかぴになっている。黒皮だからなのか、カビが生えているのかどうか、色だけでは判別できない。
 用指尖戳了戳地試著碰觸黑皮後,完全乾燥著變成了乾硬狀。是因為黑皮嗎,黴菌是不是生長的呢,只靠顏色無法判別。

「森に持って行って、ひとまず川にさらしておこうか」
「要帶去森林,暫且先在河川裡漂洗嗎」
「今日持っていくものは何だ?」
「今天帶去的東西是什麼?」

 ルッツが倉庫に置きっぱなしにしていた背負子の埃を払いながら、声をかけてきた。
 路茲一邊撢去就放置在倉庫的揹架的灰塵,一邊發出了聲音。

「えーと、ルッツは鍋と灰かな? 後、盥ほどの大きさはいらないけど、桶を一つ持っていくと良いと思う。森で薪が取れなかったら困るから、少し薪も持っていった方が良いんじゃない? わたしはこの黒皮と保存してあるフォリンの白皮と『菜箸』を持っていくから」
「呃,路茲是鍋子與底灰嗎? 之後,雖然不需要盆子般的大小,但我想帶一個水桶去會比較好。因為在森林木柴無法取得的話會很傷腦筋,木柴也稍微帶過去會不會比較好? 因為我要帶這個黑皮與保存著的佛林的白皮與『長筷子』過去」
「桶がよくわからないけど、マインがいるって言うなら持っていく」
「雖然水桶不是很明白,但如果瑪茵說需要就帶去」

 わたしは倉庫に干しっぱなしだったトロンベの黒皮とフォリンの白皮を準備して、鍋の中を掻き回すためにルッツに作ってもらった菜箸と雑巾を数枚、籠に入れる。
 我準備著在倉庫放到乾的特隆貝的黑皮與佛林的白皮,為了來回攪動鍋子裡面請路茲製做的長筷子與數塊抹布,放入籃子裡。
 二人で荷物を背負うと、森に向かう子供達の集合場所へと急いだ。
 兩個人揹起行李後,趕緊前往去森林的小孩子們的集合場所。

 みんなと一緒に森に着き、採集のために散らばると、わたし達は川原へと向かう。
 跟大家一起到達森林,為了採集而分散後,我們就往河灘去。
 川のすぐそばでルッツは鍋の準備を始めた。石を組んだ竈に鍋を置いて、桶で水を汲んでいく。
 路茲在河川的近旁開始準備鍋子。在組合石頭的爐灶上放置鍋子,用水桶去打水。

「これなら確かに川につからずに水が汲めるな。さすがマイン」
「這樣的話的確不用泡進河川裡就能打水呢。不愧是瑪茵」

 直接鍋に水を入れようとすれば、川の中に入らなければできないのだが、ルッツはそこまで考えていなかったようだ。
 雖然直接將水放入鍋子裡的話,就必須要進入河川裡面,但路茲似乎沒考慮到那裡。
 鍋に水が入ったので、持ってきた薪で火を付ける。お湯が沸くまでの間に、黒皮をできれば川にさらしたい。
 由於在鍋子裡放了水,用帶來的木柴點火。到熱水燒開為止的期間裡,可以的話想在河川裡漂洗黑皮。

「すっげぇ冷たそうだな」
「好像非常冰冷呢」

 雪解け水が流れる川を睨みながら、ルッツが呟いた。
 一邊盯著融雪的水流動的河川,路茲一邊嘟噥著。
 川の中に石を丸く組んで、黒皮が流れていかないようにしなければならないのだが、秋に作っていた石の丸は半分ほどしか残っていない。流れていかないように、石の丸を組む作業から始めなければならない。
 在河川裡面將石頭組成圓形,雖然必須做到為了黑皮不會沖走,但在秋季製做著的石頭圓形只剩下一半左右。為了不會沖走,必須從組成石頭圓形的作業開始。

「頑張れ、ルッツ!」
「加油,路茲!」
「うひぃっ! 冷てぇ!」
「嗚唏! 好冰!」

 氷水のような川の水にルッツがぎゃあぎゃあ言いながら、入っていく。
 路茲在好像冰水的河川水裡一邊呱呱叫著,一邊進去了。
 わたしが入ったら、熱を出すのは確実だし、しばらく家族が家から出してくれなくなるに決まっている。できるのは基本的に応援だけだ。
 我進去的話,發燒是確實的,家人肯定會變得暫時不給從家裡出來。能做的基本上只有支援。

 川で頑張るルッツのために川原に落ちている薪を拾って歩いていると、川からルッツの呼び声が響いてきた。
 為了在河川裡加油的路茲走去撿拾掉落在河灘的木柴後,路茲的呼喚聲從河川那響了起來。

「マイン、黒皮取ってくれ!」
「瑪茵,去拿黑皮來!」
「はーい」
「好」

 黒皮を川に入れ終わると、ルッツは川から飛び出して、竈の前で火に当たった。真っ赤になった手足を火にかざしてゴシゴシ擦る。
 將黑皮放入河川裡結束後,路茲從河川裡跳了出來,在爐灶前面就著火。將變得通紅的手腳烤著火使勁地摩擦著。
 わたしは鍋から桶に一杯分のお湯を取って、ルッツの前に出した。
 我從鍋子裡拿了一杯份的熱水在水桶裡,在路茲的前面遞出。

「これに手足をつけて。よく揉んでおかないと、しもやけになるよ」
「將手腳放進這裡面。不先好好地搓揉的話,會造成凍傷唷」
「……あったけぇ。これ、気持ちいいな」
「……好溫暖。這個,好舒服呢」

 手足をお湯に付けたルッツが、ホッと息を吐いた。すぐにお湯は冷めてしまったようだけれど、足湯ができたことで、少し身体も温まったようだ。
 將手腳放進開水裡的路茲,放心地吐了一口氣。雖然說熱水似乎馬上就變冷了,但由於能做足浴,身體似乎也稍微暖活了。

 ぐつぐつと沸いてきたお湯に灰と白皮を入れて煮込み、煮込んだ白皮を川にさらして、灰を流す。
 在咕嘟咕嘟地沸騰起來的熱水裡放入底灰與白皮燉煮,將燉煮的白皮在河川裡漂洗,沖走底灰。
 川の冷たさに泣くルッツの頑張りによって今日の作業は終了した。
 根據因河川的冰冷而哭泣的路茲的努力今天的作業完結了。

======================================================================
 ベンノさんへの報告が終わり、紙作りを再開しました。
 給班諾先生的報告結束了,重新開始了造紙。
 雪解け水に入らなければならないルッツは大変です。
 必須要進入融雪的水的路茲很辛苦。

 次回は既得権益である羊皮紙組合が出張ってきます。
 下回是身為既得利益的羊皮紙工會出差來了。
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