創作內容

2 GP

第一部士兵的女兒 閒話 變奇怪的妹妹

作者:SPT草包│2016-11-11 21:51:06│贊助:4│人氣:313
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
以下犯上的書癡~為了成為圖書管理員而不擇手段~
作者:香月美夜
第一部兵士の娘 閑話 変になった妹
第一部士兵的女兒 閒話 變奇怪的妹妹
原文連結

 わたしは、トゥーリ。6歳。
 我是,圖麗。6歲。
 わたしには5歳の妹、マインがいる。
 對我來說5歲的妹妹,有瑪茵。

 マインは夜のお空のような真っ直ぐの紺色の髪に、お月様みたいな金色の目をしている。姉のわたしから見ても、すごく可愛い。
 瑪茵有著夜晚天空般筆直的深藍色頭髮,好像月亮一樣金色的眼睛。就算是從做姊姊的我來看,也是非常可愛的。
 いつも病気ばかりして、熱を出しているので、ご飯があまり食べられず、なかなか大きくならない。あんまり外に出られないから、肌は真っ白だ。
 總是在生著病,發著燒的緣故,不太能吃飯,相當地長不大。因為不太能出去外面,所以皮膚是雪白的。
 とても可愛いけど、一緒に遊べないのは、ちょっと残念。他の子は自分の兄弟姉妹と一緒に遊んでいるから、羨ましくなっちゃう。
 雖然很可愛,但不能一起玩,稍微有點可惜。因為其他的小孩可以跟自己的兄弟姊妹玩在一起,變得很羨慕。

 マインはついこの間もすごい熱を出した。もしかしたら、死ぬんじゃないかって思うくらい高熱が続いて、家族みんなで心配していた。マインは三日くらいご飯も食べられなくて、水も飲めなくなるくらい衰弱した。
 瑪茵就在最近燒得很厲害。難道說,會不會死了呢那樣想著的高燒持續著,全家人都很擔心。瑪茵三天左右不能吃飯了,水也變得不能喝般衰弱著。

 もしかしたら、その熱でマインはちょっと頭がおかしくなったのかもしれない。
 難道說,因為那個燒讓瑪茵的腦袋稍微變得奇怪了也說不定。

 熱のせいか、よくわからない言葉を発しては、いきなり怒りだしたり、いつもはちゃんと言うことを聞くのに、お皿を洗いに行っている間にベッドから抜け出したり、わけもわからず泣きだしたまま、丸一日泣き続けたり……。
 是燒的關係嗎,不太明白的發言,又突然生氣起來,明明總是好好的聽我說話,在去洗碗的期間又從床上溜出去,也不知道理由就哭了起來,又哭了一整天……。

 その時は、まだ熱があって苦しいのかな? と思っていたんだけど、マインは熱が下がったらもっと変になってしまった。
 那個時候,還發著燒是不是很痛苦呢? 雖然這麼想著,但瑪茵退燒後變得更奇怪了。

 だって、身体が気持ち悪いから、拭いて欲しいって言うの。
 那可是,說著因為身體不舒服,而想要擦拭啊。
 ご飯を作る時にお湯を沸かしていたら、温かいお湯が欲しいって。
 在做飯的時候煮開水的話,會說想要溫開水。
 それも毎日!
 那可是每天的!

 マインは毎日布を濡らして身体中を拭く。「一人では手が届かないところもあるから手伝って」と言われて、手伝った。
 瑪茵每天沾濕布擦拭整個身體。對我說「因為一個人的話有手搆不到的地方幫幫我」,而去幫忙。
 最初の日は、桶のお湯がずいぶん汚れたけれど、三日もたてば、お湯は綺麗なまま。
 最初那天,雖然說桶子的熱水相當的髒,但過了三天的話,熱水依然乾淨。

「ほとんど汚れてないのに、お湯を使うなんて、無駄使いじゃない?」
「明明幾乎不怎麼髒,卻使用什麼熱水,不就是浪費使用了嗎?」
「汚れてるから、無駄じゃないよ」
「因為髒,才沒浪費唷」

 何を言っても、マインは毎日身体を拭くことにこだわる。いつの間にか、寝室の一角がマインのための湯浴みスペースになっていた。
 不管說了什麼,瑪茵依然拘泥於每天擦拭身體。不知不覺間,臥室的一角已經成為為了瑪茵的沐浴空間。

 そして、何故か、手伝うだけのわたしのことまで拭こうとする。わたしが「別にいいよ」って言っても、布で顔をごしごしする。「トゥーリは外に行くから、わたしより汚れてるよ」って言って。
 然後,為什麼呢,就連只是幫忙的我都要擦拭。就算我說了「不用了啦」,也被用布將臉搓來搓去。說著「因為圖麗會去外面,比我還髒唷」。
 確かにマインを拭いた後は綺麗なお湯が、わたしの後には濁って汚れてしまった。自分についた汚れをまじまじと見せつけられると、ちょっと嫌な気分になる。
 確實擦完瑪茵之後還乾淨的熱水,在我之後就混濁又骯髒了。附著在自己身上的汙垢被直盯著,變得有點討厭的心情。
 それなのに、マインはニッコリと笑う。「二人で使えば無駄じゃないよ?」って。
 儘管如此,瑪茵微微地笑著。說「兩個人使用的話就不浪費了喔」。

 毎日お湯を使うのが無駄なことだって、どうやったらわかってくれるかな?
 即便每天使用熱水是浪費的事情,但該怎麼做她才能明白呢?
 井戸から桶一杯分の水を運んでくるの、すごく大変なんだけど、どうしたらわかってくれる?
 從水井搬滿滿一桶的水過來,雖然非常的辛苦,但要怎麼做她才會明白呢?

 それから、いきなり髪を結いだした。
 之後,突然開始綁起了頭髮。
 マインの髪は真っ直ぐなので、いくらきつく縛っていてもすぐに解けて落ちてしまう。だから、今までは特に結っていなかった。
 因為瑪茵的頭髮很筆直,就算再怎麼綁緊也會馬上就鬆開掉下去了。所以,至今都沒有特別去綁起來。
 また結いだそうとしては何度か失敗して、脹れっ面になったマインはいきなりおもちゃ籠の中をごそごそと漁り始めた。その中から、父さんが木を削って作ってくれて、母さんが服を作ってくれた人形――わたしの宝物――を持ってきた。
 就算又綁起來也會失敗好多次,鼓起臉的瑪茵突然東翻西找地開始尋找玩具籃子裡面。從那裡面,將爸爸削木頭做成的、媽媽做了衣服的人偶――我的寶物――拿了起來。

「トゥーリ。これ、折っていい?」
「圖麗。這個,可以折嗎?」
「それ、人形の足だよ! マイン、ひどい!」
「這個,是人偶的腳唷! 瑪茵,好過份!」

 人形の足を平然と「折る」なんて言える妹が怖い。ひどすぎる。
 將人偶的腳若無其事地說著「折掉」之類的妹妹好可怕。太過分了。
 わたしが怒ると、マインは「ごめん」と項垂れながら、前髪を掻き上げて溜息を吐いた。5歳のくせに妙に色っぽい仕草で、思わず息を呑む。
 我生氣後,瑪茵一邊低頭說「抱歉」,一邊嘆一口氣將瀏海梳上去。對只有5歲卻格外嫵媚的動作,我不由自主地摒住呼吸。

「トゥーリ、こういう棒が欲しいの。どうしたらいい?」
「圖麗,我想要這樣的棒子。該怎麼做才好?」

 マインが欲しいのは人形の足じゃなくて、木の棒だった。それなら、薪用に集めた木をちょっと削ればわたしにだって作れる。人形を壊される前に、ナイフで削って細めの棒を作ってあげた。
 瑪茵想要的並不是人偶的腳,而是木棒。那樣的話,將收集來做木柴的木頭稍微削一下的話即便是我也能製作。在人偶被破壞之前,用小刀削著將細細的棒子做出來。
 こっちの先をちょっと細くして欲しいとか、ここはあまり尖らないようにちょっと丸くとか、注文が多いけど、マインが満足する出来に仕上がったらしい。
 一會是想要將這頭稍微用細一點,一會是這裡不要太尖那樣稍微圓一點,雖然要求很多,但為了能夠滿足瑪茵而完成了。

「ありがとう、トゥーリ」
「謝謝妳,圖麗」

 マインはすごい笑顔で受け取ったその棒をいきなり自分の頭に刺した。
 瑪茵用驚人的笑容突然將接受的那根棒子刺到自己頭上。

「マイン!?」
「瑪茵!?」

 ぎょっとしたわたしの前で、マインは突き刺したように見えた木の棒に髪をくるくると巻いて、グッとねじる。何をどうしたのか棒一本で髪が結い上がった。
 在受驚嚇的我前面,瑪茵用看起來像刺進去的木棒將頭髮轉啊轉地捲起,使勁地扭著。是怎麼做到的呢用一根棒子就將頭髮綁上去。
 まるでお貴族様の使う魔術のように髪がとまったことにもビックリしたけれど、マインの髪型が大人の髪型だったことにも驚いた。
 雖然說對簡直像貴族大人所使用的魔術一般將頭髮定住了而嚇了一跳,但瑪茵的髮型是大人的髮型那件事也很吃驚。

「マイン、ダメだよ。全部の髪を上げるのは大人だけじゃない」
「瑪茵,不行唷。將全部的頭髮盤上去的就只能是大人」
「……そうなんだ」
「……那樣啊」

 まるで知らなかったように目を丸くした後、マインは髪から木の棒を引っこ抜いた。その瞬間に、髪がパサリと解ける。
 就像全然不知道般目瞪口呆之後,瑪茵從頭髮上將木棒拔起。在那個瞬間,頭髮啪唦地鬆開。
 その後、上の半分くらいだけをさっきと同じように、棒でくるくる巻いてねじあげた。
 那之後,只有上面一半左右就跟剛才一樣,用棒子轉啊轉地捲起扭緊。

「これならいい?」
「這樣的話可以嗎?」
「いいと思うよ」
「我想是可以的唷」

 それから、マインはいつも木の棒で髪を結うようになった。前から見たら頭に棒が刺さっているみたいだけど、本人は満足そう。
 那之後,瑪茵就總是用木棒將頭髮綁起來。雖然從前面看就好像頭被棒子插著一樣,但是本人好像很滿足。


 そうそう、今日は母さんが仕事を休んでくれたので、久し振りにみんなと森に行くことができた。
 對了對了,今天因為媽媽工作休息了,久違地能夠跟大家去森林了。
 薪を拾って、木の美や茸もたくさん採って、肉の味付けに使う薬草もたくさん採れた。これからの冬支度に必要だから、一緒に行った子供達はみんな頑張って採っている。
 撿拾木柴、採集很多樹木的果實或蘑菇,也要採集很多使用在肉類調味上的藥草。因為對之後的過冬準備是必要的,一起去的小孩們大家也都很努力地採集著。
 マインも早く元気になって、一緒に森に来られるようになればいいのに。
 瑪茵早點恢復精神,能夠一起來到森林的話就好了呢。

「ただいま」
「我回來了」
「おかえり、トゥーリ」
「歡迎回來,圖麗」
「何が採れたの? 見せて、見せて」
「採了些什麼呢? 讓我看、讓我看」

 家に帰ると、マインが珍しそうな顔で籠の中を覗きこんできた。この間も持って帰ってきたのに、変なマイン……そう思っていたら、さらに変なことになった。
 回家後,瑪茵用罕見似的表情窺探進了籃子裡面。明明最近也帶回來過,奇怪的瑪茵……那樣想的話,就變得更加奇怪了。

「これ! これ、ちょうだい!」
「這個! 這個,請給我!」

 マインが目を輝かせて、籠の中からメリヤの実を取りだした。こんな風にマインが何かを欲しがることは少ないので、ちょっとならいいよ、と2つだけ実を渡してあげた。
 瑪茵眼神閃耀地,從籃子裡面將梅利雅的果實拿出來。這樣子的瑪茵很少會有想要什麼的,一點點的話可以唷,說著就只將兩顆果實分出來。

「ありがとう、トゥーリ」
「謝謝妳,圖麗」

 天使みたいな笑顔でメリヤに頬ずりしながら、マインは物置に入っていき、うきうきとした様子で戻ってきた。
 一邊用好像天使般的笑容對梅利雅蹭著臉頰,瑪茵一邊進到儲藏室裡,用喜不自勝的樣子回來了。

「マイン、どうし……」
「瑪茵,要做……」

 わたしが声をかけた瞬間、マインはいきなりメリヤ目がけてハンマーを振りおろす。
 我發出聲音的瞬間,瑪茵突然瞄準梅利雅揮下鐵鎚。
 ゴッ! って、鈍い音がして、ブシャアッ! って、メリヤが潰れて弾けた。
 叩! 地,發出低沉的聲音,噗嚇! 地,梅利雅破爛裂開。
 ピシピシッと汁がわたしにも飛んでくる。
 飛濺的汁液也向我飛過來了。

「……」
「……」
「……」
「……」

 ハンマーを叩きつけたら、当然、果肉と汁があちこちに飛び散るよね?
 鐵槌敲下去的話,當然,果肉與汁液是會四處飛濺開來的對吧?
 考えなくても、それくらいわかるよね?
 就算沒考慮過,那大概也能明白的對吧?

「ねぇ、マイン。何してるの?」
「哎,瑪茵。妳在做什麼呢?」

 顔に飛び散った汁を拭かずに、ニコリと笑ってみる。
 飛濺上臉的汁液都沒擦地,試著微微地笑著。
 ぅひっと変な悲鳴を上げて、マインがビクッと飛び上がった。
 發出唏地奇怪悲鳴,瑪茵嚇到跳了起來。

「……えーと、その、ね。油が欲しくて」
「……呃,那個,呢。我想要油」

 やってしまった、って表情で、助けを求めるように見上げてくる。
 用說著做到了的表情,為了尋求幫助而抬頭看著。
 この顔、絶対にハンマーで潰したら飛び散るってことも考えてなかった顔だ。
 這個表情,絕對是沒有考慮過用鐵鎚砸爛的話會飛濺開來的表情。

「油取るにしても、取り方ってものがあるでしょ!? 何やってんの!?」
「就算要取油,有取油的東西嗎!? 要幹嘛呢!?」
「そうなんだ……」
「是那樣啊」

 しょぼんとしているけど、この子、本当に大丈夫かな?
 雖然無精打采起來,但是這孩子,是不是真的不要緊呢?
 この間、ヴァイスの油、一緒に搾ったのに、覚えてない?
 最近,麥思的油,明明一起搾過的,不記得了嗎?
 もしかしたら、熱の出し過ぎで頭がおかしくなったかもしれない!
 或許是,燒過頭了腦袋變奇怪了也說不定!
 ……母さんに相談にした方がいいかな?
 ……是不是最好跟媽媽商量一下呢?

 その後、掃除に苦労して、夕飯の下ごしらえに井戸のところに行っていた母さんが帰ってきて、やっぱり怒られた。
 那之後,費勁的打掃,為晚飯的預先準備而去了水井所在的媽媽回來了,果然挨罵了。
 マインがやったことなのに、一緒に怒られてしまうんだから、姉っていうのは嫌な立場だ。こんな時はマインが全然可愛く思えない。
 因為明明是瑪茵幹的,卻一起被罵了,被叫姊姊真是討厭的立場。這種時候根本不認為瑪茵可愛。

「トゥーリ、トゥーリ。どうやって油取るの? 教えて?」
「圖麗,圖麗。要怎麼取得呢? 教我吧?」

 母さんがぷりぷり怒っているから、マインはこっそりとわたしのところへ聞きに来る。
 因為媽媽還怒氣沖沖著,瑪茵偷偷地來到我的所在打聽。
 こそこそしてるのも丸見えだよ。ほら、母さんがこっち見た。
 偷偷摸摸也全都看見了唷。妳看,媽媽看了這裡。

「母さん、マインに教えていい?」
「媽媽,可以教瑪茵嗎?」
「ハァ、ちゃんと教えておかないと、これから先が大変なことになりそうだからね。ちゃんと教えてやってちょうだい」
「唉,不先好好地教會的話,今後似乎會變成不得了的事情呢。請好好地教喔」

 母さんが溜息混じりにそう言って物置を指差した。
 媽媽摻雜著嘆息如此說道並指著儲藏室。
 油を絞るための道具も布も全部物置にあるので、わたしはマインと一緒に物置へと行って教えてあげることにする。
 由於為了擰油的工具還有布全部都在儲藏室,我決定跟瑪茵一起去儲藏室教她。

「……台所の木の台は油とか汁が染み込んじゃうから、そのまま使っちゃダメ。こっちの金属の台を置いてから使うの。最初にちゃんと布を広げて。この中に実を入れて、包まないと飛び散るんだよ」
「……因為廚房的木檯油或汁液會滲進去,就那樣使用是不行的。要放在這邊的金屬檯上使用。一開始好好地把布攤開。在這中間放進果實,不包起來會飛濺開來的唷」

 メリヤは実が食べられるから、普通は食べた後の種から油を絞る。でも、マインは実の油もいるから、と言って譲らない。
 因為梅利雅的果實是能吃的,一般是從吃完後的種子中擰出油。但是,瑪茵說果實也有油,而不肯退讓。
 マインは嬉々として、ハンマーを振りおろしているけど、狙いは甘いし、力はないし、へっぴり腰なので、実がつぶれても種はちっとも潰れていない。
 雖然瑪茵興高采烈地,揮下了鐵鎚,但由於狙擊過於天真、無力、信心不足,就算果實砸爛了種子一點也沒碎掉。
 おまけに、完全に種まで潰してから、布を搾るんだけど、マインの力では全然搾れていない。
 再加上,因為要徹底地連種子都砸爛,雖然說擰搾著布,但憑瑪茵的力量根本榨不出來。

「マイン、それじゃダメだよ。種、潰れてないよ?」
「瑪茵,那樣是不行的唷。種子,沒有碎掉喔?」
「うっ……トゥーリィ~……」
「嗚……圖麗~……」

 マインがあんまり情けない顔で見上げてくるので、手伝ってあげることにした。
 由於瑪茵用相當可憐兮兮的表情仰望著,所以我打算要幫忙。
 ハンマーをマインから受け取ると、既に汁でべたべたぬるぬるしていて、振ったらすっぽ抜けそうだ。
 從瑪茵那裡接過鐵鎚,已經因汁液而黏黏滑滑的了,揮舞的話就好像會脫落了。
 わたしは溜息混じりにハンマーを拭って、グッと掴んだ。
 我摻雜著嘆息地擦拭鐵鎚,使勁地抓著。

「こうやって完全に種を潰して……」
「這樣做就能徹底地將種子砸爛……」

 父さんならハンマーなんて使わなくても、圧搾用の重りを使えるから結構楽に潰れる。この重りが使えるようになれば、男の子は一人前の力仕事を任されるようになる。重くて使えないわたし達は、ハンマーでちょっとずつ潰すしかないんだけど。
 如果是爸爸就算不使用什麼鐵鎚,也因為能使用壓榨用的秤錘而相當輕鬆地就壓爛了。若能使用這種秤錘的話,男孩子就能被委託成年人的粗重工作了。沉重不能用的我們,就只能一點一滴地捶爛它。

「布をこうやって搾って……」
「將布像這樣榨取……」
「うわぁ! トゥーリ、すごい!」
「嗚哇! 圖麗,好厲害!」

 ポタポタと小さな器に搾れていく油を見て、大喜びするマインは可愛い。けど、わたしの腕はすごく痛い。
 看著滴滴答答地搾入小容器內的油,非常高興的瑪茵很可愛。但是,我的手腕非常疼痛。

「ありがと、トゥーリ」
「謝謝妳,圖麗」
「マイン、後片付けしないのはダメ。ほら、片付けて」
「瑪茵,之後不好好收拾是不行的。妳看,要整理了」

 片付け方がわからないように、まごまごしているマインにやり方を教えながら、道具を片付けていく。
 一邊對不知道整理方法般、慌慌張張的瑪茵教導做法,一邊收拾著工具。
 病弱で小柄だから、本当の年よりずっと小さく見えて忘れがちだけど、マインはもう5歳だ。7歳になれば、神殿で洗礼式を受けて、見習いとして仕事を始めなければならない。
 雖然常忘記因為體弱多病而嬌小,看起來比實際年齡小得多,瑪茵已經5歲了。7歲了的話,在神殿接受洗禮儀式,就必須要做為實習而開始工作了。

 そうでなくても、来年にはわたしが7歳になる。見習いを始めたら、家のお手伝いの半分以上はマインがすることになるのに、道具のありかも使い方もわからないなんて、大丈夫なのだろうか。
 就算不是那樣,明年我就7歲了。開始實習的話,家裡的家務事一半以上都要由瑪茵來做的說,什麼工具的所在還有使用方法都不知道,不要緊的嗎。
 体調を見ながら、どんどんお手伝いをさせていかないと、今のマインを雇ってくれるようなところはないだろう。
 一邊看著身體狀況,一邊不讓她連續不斷地去做家務事,似乎沒有會僱用現在的瑪茵的地方吧。
 母さんにも甘やかすのを止めさせて、姉として、わたしもちゃんと教えてあげなくちゃ。
 媽媽也停止了溺愛,作為姊姊,我也必須要好好地教導吧。

「トゥーリ。薬草もちょうだい」
「圖麗。藥草也請給我」
「ちょっとだよ?」
「一點點喔?」
「うん!」
「嗯!」

 マインは取れた油に、籠から出されている薬草の匂いを真剣な顔で嗅いで選びながら、いくつか入れていた。
 瑪茵在取來的油中,用認真的表情聞著從籃子裡拿出來的藥草的味道一邊做選擇,一邊放了一些進去。
 多分、香りを移しているんだと思うけど、マインが入れた薬草の中には虫除けに使う物で食べる気にはなれない匂いがするのもある。
 大概,雖然我認為是在轉移香味,但瑪茵放入的藥草之中因為有用作除蟲的東西而吃不習慣但氣味是有的。

 うわぁ……完全に香りが移る前に、夕飯に使ったほうがいいよね?
 嗚哇……在香味完全轉移之前,可以用在晚餐上的吧?

 早速メリヤの油を夕飯に使おうとしたら、マインが必死の形相で阻止してきた。
 打算趕快將梅利雅的油用在晚餐上時,卻被瑪茵用拼命的姿態阻止了。

「トゥーリッ! ダメッ! 何するの!?」
「圖麗! 不行! 做什麼啦!?」
「早く食べなきゃ使えなくなっちゃうでしょ? この薬草、匂いが移りすぎると食べられなくなるんだよ?」
「不快點吃的話會變得不能用了對吧? 這個藥草,味道轉移太多就會變得不能吃了唷?」
「食べちゃダメなの!」
「吃掉是不行的!」

 わたしが何て言っても、マインはただ首を振って、油の入った器を隠そうとする。困って母さんに目を向けると、母さんも怒ってくれた。
 就算我怎麼說,瑪茵只是搖著頭,藏起放有油的容器。為難地將目光轉向媽媽,媽媽也生氣了。

「マイン! それはトゥーリが採ってきたものでしょ! 我儘言わないで!」
「瑪茵! 那個是圖麗採回來的東西吧! 不要說任性話!」
「我儘じゃないっ! トゥーリがくれたんだから!」
「才不是任性! 是圖麗給了我的!」

 母さんがいくら怒っても聞きやしない。
 就算媽媽多麼生氣也當作沒聽到。
 母さんと二人で、何を言っても無駄だと放っておけば、マインはいつものようにお湯が欲しいと言いだした。
 跟媽媽兩個人,就算怎麼說都白費力氣而放著不管的話,瑪茵跟往常一樣說出了想要熱水。

 けど、マインはその油をいきなり半分くらいダバッと桶に入れて、ぐりぐりと掻き回し始めた。こんなことされたら、もう食べられない。せっかく森から採ってきたのに!
 但是,瑪茵突然將那個油的一半左右噠啪地倒入桶子裡,開始來回地攪拌。被做了這種事情的話,已經不能吃了。好不容易從森林裡採回來的說。

「マイン!? 何してるの!?」
「瑪茵!? 要做什麼呢!?」
「え? 髪洗うんだよ?」
「欸? 洗頭髮唷?」

 マインが何を言っているのかわからない。ここ数日、こういうことが増えた。
 瑪茵在說些什麼呢我不知道。這幾天,這樣的事情增加了。
 わけがわからず見下ろすわたしの前で、マインは桶に髪を浸して本当に洗い始めた。
 在不明白意思而俯視的我面前,瑪茵把頭髮浸泡進桶子裡真的開始洗了。
 ジャブジャブと浸かっている部分を洗って、頭に手で何度もかける。納得するまで繰り返した後、ギュッギュッと髪を絞りながら、マインは布で頭を拭いていく。
 嘩啦嘩啦地洗著浸泡著的部分,頭用手洗了好幾次。直到理解之前重複做著之後,一邊使勁用力地擰乾頭髮,瑪茵一邊用布擦拭的頭。
 何度も何度も拭いた後、櫛を入れると、マインの紺色の髪がいきなり艶を増して、輝き始めた。
 擦了一遍又一遍後,梳著梳子,瑪茵深藍色的頭髮突然增加了光澤、開始閃耀。

「……何、これ?」
「……這是,什麼?」
「ん~と、『簡易ちゃんリンシャン』」
「嗯,『簡易潤洗劑』」
「え?」
「咦?」
「トゥーリも使う? 二人で使えば無駄じゃないよ?」
「圖麗也用吧? 兩個人用的話就不算浪費了唷?」

 いきなりマインが綺麗になったのを間近で見たので、使ってみたくなった。
 因為突然在眼前看到瑪茵變漂亮了,變得想試用看看了。
 わたしも綺麗になってみたいなって思って。
 想說我也變得想試看看變漂亮。

 でも、マインのことをたくさん怒った後だったから、ちょっとだけ気まずい。
 但是,因為生了很多瑪茵的氣之後,稍微有點尷尬了。
 けれど、マインに「トゥーリが採ってきたメリヤと薬草だし、搾ったのもトゥーリだし……」と言われて、気まずさなんて吹き飛んだ。
 不過,被瑪茵說了「是圖麗採來的梅利雅跟藥草,榨取的也是圖麗……」

 そういえば、これの準備をしたのって、全部わたしじゃない?
 這麼說來,做了這個準備的,不就全部都是我了?

 躊躇いなく三つ編みを解くと、マインがしていたように桶の中に髪を入れて洗う。マインも手を入れてきて、小さな手で届きにくいところを何度も洗ってくれた。
 毫不猶豫地解開麻花辮,像瑪茵所做的那樣將頭髮放入桶子裡面清洗。瑪茵也把手放進去,用小手將難以搆到的地方洗了好幾次。

「これくらいで大丈夫だと思うよ?」
「我想用了這麼一些應該不要緊吧?」

 布で何度も拭いて櫛を入れたら、マインと同じように、わたしの髪もつるつるになった。いつだってふわふわもさもさして、櫛が通らなかったわたしの髪がしっとりうねうねだ。
 用布擦了好幾次再梳梳子的話,就跟瑪茵一樣了,我的頭髮變得滑溜溜的。總是浮躁雜亂著,梳子無法通過的我的頭髮濕潤蜿蜒著。
 まるで、魔術のような仕上がりに感動していると、
 對簡直像、魔術般的完成感動不已、

「すごい綺麗になったね。トゥーリ、いい匂い」
「變得非常漂亮了呢。圖麗,好香喔」

 そう言って、何故かマインがすごく嬉しそうにわたしの髪に櫛を入れている。
 那樣說著,不知為什麼瑪茵好像非常高興地對我的頭髮梳著梳子。
 綺麗になったことはすごく嬉しいけど、なんでマインはこんなことを知ってるの?
 雖然變漂亮是非常高興的,但為什麼瑪茵會知道這種事情呢?

 やっぱりマインは変になったと思う。
 我想果然瑪茵變奇怪了。
 これから先、熱を出すたびに変になるんじゃないかと思うと、ちょっと怖い。
 不久之後,我想到會不會每次發燒就變奇怪了呢,就有點可怕。

 ……けど、マインが桶を片付けようとした時、母さんが慌てて止めて使っているのを見た時に、次は何をやらかしてくれるかなって、ほんのちょっとだけ楽しみになった。
 ……不過,瑪茵打算要整理桶子的時候,看到媽媽停止慌張在使用著的時候,接下來要做些什麼呢,只是稍微地變得很快樂。

======================================================================
 熱で頭がおかしくなった妹に振り回されるトゥーリでした。もちろん、これからも振り回されます。
 被因燒而腦袋變奇怪的妹妹所左右的圖麗。當然,今後也會被左右。
 ちなみに、マインはおかしいと思われているなんて考えてもいません。ちゃんと埋没できているつもりです。
 順帶一提,認為瑪茵很奇怪什麼的就算考慮也沒用,我打算好好地埋沒掉。

 次は、家族以外の主要キャラの登場です。
 下次是,家人以外的主要角色登場。
引用網址:https://home.gamer.com.tw/TrackBack.php?sn=3382235
Some rights reserved. 姓名標示-非商業性 2.5 台灣

相關創作

同標籤作品搜尋:以下犯上的書癡|愛書的下克上|香月美夜

留言共 0 篇留言

我要留言提醒:您尚未登入,請先登入再留言

2喜歡★okinadog 可決定是否刪除您的留言,請勿發表違反站規文字。

前一篇:蝶結びアミュレット(神裝... 後一篇:Magnetic(神裝少...

追蹤私訊

作品資料夾

cca881690大家
帶種就進來我小屋看更多我要大聲說昨天23:28


face基於日前微軟官方表示 Internet Explorer 不再支援新的網路標準,可能無法使用新的應用程式來呈現網站內容,在瀏覽器支援度及網站安全性的雙重考量下,為了讓巴友們有更好的使用體驗,巴哈姆特即將於 2019年9月2日 停止支援 Internet Explorer 瀏覽器的頁面呈現和功能。
屆時建議您使用下述瀏覽器來瀏覽巴哈姆特:
。Google Chrome(推薦)
。Mozilla Firefox
。Microsoft Edge(Windows10以上的作業系統版本才可使用)

face我們了解您不想看到廣告的心情⋯ 若您願意支持巴哈姆特永續經營,請將 gamer.com.tw 加入廣告阻擋工具的白名單中,謝謝 !【教學】