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「短文練習」タンスにいる親子の霊
作者:伊賀│2015-11-13 19:42:22│巴幣:2│人氣:392
この間、ある名も知らない番組を観て、ちょっと怖い話を知った。今回はその現実の怪談話をネタにして日記を書こうと思います。私が観た内容は映像つきのものなので、その映像を探してここに張り付けようと思いましたが、残念ながら見つけられない。というわけで、今回は映像なしという形で、文字だけで述べさせていただく。
詳しく思い出せないが、その話をテレビ局に投稿した人はアパートに住んでいる方だ。彼はいつも自分の部屋の居心地がよくないと思っている。ある日、彼は部屋のタンスから不気味な感覚を感じた。ずっと我慢していた彼は、思い切ってカメラを手にして、録画モードでタンスの方向を録画してみたが何も見えなかった。しかし、編集しているときに、タンスの中に背が高くてじっと自分の方向を見つめている女と彼女の腰くらいの高さに擦り寄っている、二、三歳くらいに見える男の子がいることに気づいた。あまりに怖くて彼は編集の途中にもかかわらず自分の部屋を逃げ出したようだ。どうやら、親子の霊を見たとたんに、後ろのタンスから視線が感じられて、部屋にいられなくなったのだ。
主人公は、撮った映像をチェックし、自分の部屋のタンスに親子の霊が存在することを明らかにした。自分が部屋にいるとき、どうしてずっと落ち着かないのかがようやく分かるようになった。でも、どのようにすればよいのかが分からなくて、ずいぶん困っていたようだ。何日か過ぎて、さんざん悩んだ上で、彼は映像をテレビ局に投稿することにした。そうすると、専門家からどうするべきかなどのアドバイスももらえるし、果てもなく悩むよりましだ。
数日後、番組から電話が来た。テレビ局のスタッフは、彼に自分の投稿した映像の放送が決定したことと放送の日程を教えた。彼は安心し、放送日に番組を観ようと決めた。そして、放送当日になった。彼は観ようと思ったが、どうしても一人で部屋で観る勇気がない。だから、友人を家に呼んで、一緒に観ようと思った。霊の存在なんか信じない友人はそのことを知ったら快諾した。しかも、カメラまで持ってきた。どうやら、事件の部屋でテレビの放送を観る当事者という珍しい映像を撮ろうと思ったようだ。そして、放送時間を迎えて、友人も録画モードをオンにして、その様子を最後まで撮りぬいたが、何も起こらなかった。当事者の彼は、何も異常もないことに安堵した。
しかし、数日後その友人から電話が来た。彼は、大至急話したいことがあるので、すぐ自分の家に来てほしいと言った。そんなに声が荒れる彼は初めて聞いたと思いながらも、電車に乗って彼の家に向かった。彼の家の玄関に入り、部屋に移動した。ドアを開けて、目にしたのは顔が真っ青になった彼だった。そして、彼も主人公に気づき、指でテレビの画面を指し示した。日付を見ると、その映像は放送日に撮った映像だと分かった。そして、その画面に映っていたのは、彼が放送を観ている様子を、その親子が部屋の後ろのタンスの中からじーっと見つめている様子だった。
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