刀語 第零話 虛刀・鑢 其一 (簡易漢化)
前言，這是個人前些年刀語出時，個人就早已翻譯過的內容，所以若是有在其他地方看到應該也不稀奇才是，雖然個人沒翻譯的很好，也沒有翻譯完就是。
現在重新發上來，只是個人一時心血來潮而已，那麼就這樣。
==============================================
朗読活劇
刀語 第零話 虛刀・鑢/第一章
腳本:西尾維新
朗読:田村ゆかり（咎め役）
（日文，也就是原文先，翻譯在後面）
==============================================
虚刀流六代目当主 鑢 六枝（やすり むつえ）の事を語りたい。
剣士でありながら刀を持たず、ただおのが身を刀身見立てて、戦いに臨む異端殺人剣術
中でもその闇とく深い第六番目の刀について
のちに大乱の英雄と呼ばれることになり 彼（かの）に本当は
しかし語られるだけ話されるだけならばすでにあちこちで語られ話されていて
今更大げさにむしかえすまでなどないだが
とはいえ、それらのような噂話は真実からはおよそほどとおり
あるものは鑢 六枝を軽佻浮薄の傾き者だといい
あるものは鑢 六枝を残虐無双の殺戮者だといい
あるものは鑢 六枝を質実剛健の武人だといい
あるものは鑢 六枝を猪突猛進の獣だといい
場合によっては鑢 六枝の正体は意外や意外
女、子供でありという気を衒った説さえであり
その自体は陽として知らず、未知未発見の生物をなぞっていたのように
まるで一つの像を結ばない
容貌から性格からその戦術まで全ての情報がほとんど散乱し、散逸している
強いというものもあれば弱いというものもあり、恐いというものもあれば優しいというものもあり
宛ら、まるで相手によって見え方が違ってしまうかのように、鑢 六枝の自体が固定されない
そう、鑢 六枝について例えば一つの意見があれば、必ずそれに代用する真逆の意見がついて回るであり
それは物質と反物質のように、もしも鑢 六枝についてどこかの誰かが何かを知っているというのならば
それは、それとは別のどこかの誰かの所に、それに対立の意見が絶対に存在すると断言してしまって間違いない
戦国時代のいくさばを大いに嵐だ、虚刀流の開祖
初代当主の鑢一根（やすり かずね）を例外として
それまでの歴代の当主は情報が表のように出ない故に、謎めいているのだけれど
六代目の鑢 六枝に限ってはそうではなく、彼人物は情報がありすぎるが故に
逆に謎めいているのだった
情報過多であり、騙れすぎ、話されすぎている故に
逆説的にそれは語られず、話されていないのと同じなのであり
否、それ以上でありと言っていい
でたらめに語られ、ちぐはぐに話されることは
何にもマシで情報インベイであり、情報捏造なのであり
修行中若く命を落とした虚刀流五代目当主の鑢 五幹（やすり いつみき）
もしも存命だったなら、さぞかし眉を顰めるであろう治世代のあり方ではあるものも
しかし、流派一流の撹乱とするならば、これ以上なく填まっているといえよ
尾張幕府（おわりばくふ）家鳴（やなり）将軍家に繋がる六代目を
その殿を努めるてつびきに使える形になっている鑢 六枝なのだが
実はそのてつびきの人間でさえ、鑢 六枝についてはよく分かっていないというのが実情であるのだった
鑢 六枝の伴侶であり、少なくとも名目上最低限体面上がその刀の所有者であり、てつびきゆかりの娘 みぎり（鑢 みぎり）に言わせれば
「六枝の野郎わさ、要するに、刀として尖れすぎてるのことなのよね」ということになる
「わかるかな、つまり刀身がきらきらと磨抜かれていて
あれじゃ、切れ味云々ようも、まず、藝術品として鏡またいの物質になっちゃいなさい
六枝の野郎と向き奴わ、剣士やろうとそうでなかろうと、六枝、そのものではなく
鑢 六枝という刀鏡反射し、映り込んだ自分自身と向き合っちゃうね
だから、鑢 六枝は個人個人によって、見方が変わってくるし、見え方が違ってくる
千人いれば千取りの鑢 六枝が存在するというわけよ
ぞっとしない話だけどさ」と
しかし、これは一件説得力があるようでいて、やはり真実からはほっと遠い
誤魔化し、あるいはそのばしのぎ言ってもいいだろう
この説はこの説で人世を寄り添う伴侶でありながら
そして、鑢 六枝との間に未知も受けながら
それでも、鑢 六枝を一つの形に固定しきれない彼女の目一杯、精一杯の矯正なのだった
大方仙人彼我木 輪廻（ひがき りんね）の伝書でも聞いてそれを無理矢理紐付て引用してみたのだろうが
ただ、その矯正を張りたくなる気持ちを分かろうというものだ
少なくとも、そんな彼女を責める資格を持つものは誰もいない
むしろ、虚刀に対して矯正を張ろうとするのは理論当然べきだ
鑢 六枝を鑢 六枝として認識することのできたものなど、本当に意味ではひとりもないのだから
相手に虚心である事を許さない、鑢 六枝にこそ問題がある
彼こそが回答不能の難問だ、それこそみし
鑢 六枝とみぎりの間に生まれた二人の子ども、鑢 七花（やすり しちか）と鑢 七実（やすり ななみ）にしたところで
父親をちゃんと理解していたのかといえば、そんなことは全くないのだった
虚刀流で最も強かった剣士とは言うまい
虚刀流で最も有名な剣士ども、虚刀流で最も高かった剣士ども、虚刀流で最も勝った剣士ども、虚刀流で最も殺した剣士ども言うまい
それは恐らく事実に反する
ただし、鑢 六枝が虚刀流で最も謎めいた剣士であることはまるで論を俟たないのであり
だから、語りたい、虚刀流六代目当主鑢 六枝のことを語りたい
彼に本当の真実を、少なくともそれに近いものをできるかぎ実直に虚実をまちえず、語りたい
鑢 六枝が生前唯一の公的し、認めて相手
奥州の顔役、飛騨 鷹比等（ひだ たかひと）の戦いを通じて語りたい
そうする事で、少なくとも鑢 六枝の自体のつかめなさ
実像のむすばなさが、みぎりが言うような観念的なものではなく
すさまじく実際的な理由によるものである事くらいは白日のもとに晒せよ
それでは、実に久しぶりに、あるいは、初めて
対戦格闘見解絵巻、剣劇、活劇、時代劇、刀語りの始まる前！！
==============================================
來說說虛刀流第六代當主 鑢 六枝的事
身為劍士卻不拿刀，只是把自身當作刀，面對戰鬥的異端殺人劍術
本來虛刀流就是被隱藏在灰夜之中
但在這其中隱藏最深的是關於第六代的當主
在那之後確實被稱為亂世中的英雄
然而光只是被談論到的話早就已經被傳的到處都是了
早就不是什麼值得舊事重提的事
雖然這麼說，像那樣的謠言也是事實的小部份
有人認為鑢 六枝是輕浮、經常做出不同於常人的奇怪舉動的人
有人認為鑢 六枝是兇殘無比的殺戮者
有人認為鑢 六枝是質樸而剛毅的武士
有人認為鑢 六枝是盲目猛進的野獸
根據場合的不同，鑢 六枝的真面目令人感到意外的竟然是
女子、小孩這種引人注目的說法也有
連本體真面目都不知道，像謎一般的未發現生物一樣
完全沒有統一的說法
從容貌、性格到戰鬥風格，全部的情報幾乎零亂不堪、遺失了
有所謂的強的話，那相對就有所謂的弱，有所謂的恐怖的話，那相對就有所謂的溫和
宛如好像根據不同的對手所看到的形象也會跟著不同，鑢 六枝自身沒有固定的型態
沒錯，關於鑢 六枝的事，舉例說他有一個意見的話，一定會有相對應周全替代的相反意見
那就像是物質和反物質一樣，
如果有關於鑢 六枝的事被某個地方的某個人知道了什麼事的話
那麼，絕對可以斷言就會有所謂的其他某個地方的某個人，
存在其相對立的意見
在戰國時代戰場上引起了很大的風波，虚刀流的創始人
初代當主鑢一根作為例外
由於其他歷代當主的情報沒有那麼明確，所以才令人難以理解
但是第六代當主鑢 六枝卻不是，由於那些關於他的情報太多了
反而令人感到莫名奇妙
情報太多，冒名太多，由於被談論的太多
反過來說，那些就如同有說等於沒說一樣
不，可以說是在那之上
信口開河，說的內容不對稱
是比什麼都要好的情報騙術，虛構的情報
練武修行中年紀輕輕就失去生命的虛刀流第五代當主鑢 五幹
如果還健在的話，想必也會皺起眉毛這麼說吧：那根本不是在這和平盛世所應有的樣子
但是，如果是流派同族的擾亂的話，沒有比這個更合適的解釋了
和尾張幕府家鳴將軍家有關係的第六代當主
服侍徹尾家，為徹尾家所用的形式的鑢 六枝
也有這樣的情況，其實連那徹尾的人也不太知道關於鑢 六枝的事
是鑢 六枝的伴侶，至少在名目上、最低程度的表面上是那把刀的所有者，讓徹尾家ゆかり的女兒 みぎり（鑢 みぎり）來說鑢 六枝的話
就會說「六枝那傢伙呢，總之作為刀太過於敏感了呢」
「懂嗎？也就是說把自己刀身研磨的閃亮亮的
那樣的話，比起刀利不利之前，那根本就是變成了像藝術品般的鏡子了
跑來和六枝那傢伙見面的其他人呢，不管是不是劍士，對於六枝怎樣都好
會被所謂鑢 六枝的刀鏡映射在其上，和被刀鏡映照出來的自身自己相面對
所以鑢 六枝根據不同人，看法就會產生變化，被看到的樣子也就會不一樣
有上千人在的話，就存在有千種的看法的鑢 六枝喔
雖然不是怎麼值得一提的事」
但是，這是一件很有說服力的事，但果然離真實有些遙遠
矇混，或者說是敷衍了事
雖然這個意見作為陪伴在人世間的伴侶所說的
而且，也接受和鑢 六枝之間的未知
即使如此，也無法將鑢 六枝固定在一個狀態的她，盡最大努力去糾正
大致上連仙人彼我木 輪廻的祕法書籍也去詢問了，硬是訛詐試著參考了
不過，那樣想要糾正的心情也能理解
至少，有資格責備那樣的她的人，誰也不存在
不如說，對於要去糾正虛刀是理所當然的事
把鑢 六枝作為鑢 六枝去理解本質，可以做到的，在真正意義上一個人也沒有
不允許對方的虛心，鑢 六枝才是有問題
他才是無法回答的難題，那才是問題
鑢 六枝和みぎり之間所生下的兩個孩子，鑢 七花和鑢 七實
如果問他們倆可以好好的理解父親嗎的話，答案也是完全無法理解
虛刀流不能說原本就是最強的劍士
虛刀流本來不是最有名的劍士，
不是站在最高點的劍士，不是超越自身的劍士，不是最恐怖的劍士
那恐怕是與事實相反
但是，鑢 六枝毫無疑問是虛刀流中最令人難以理解的劍士
所以想說，想說關於虛刀流第六代當主鑢 六枝的事
將那些真實，至少與那些相近的事情儘可能的想忠實無誤說出來
鑢 六枝生前唯一公認，認同的對手
想說鑢 六枝和奥州的首領飛騨 鷹比等的全程戰鬥
這樣的話，也能些許掌握到鑢 六枝的本身
真實樣子的關連，不是みぎり所說的個人觀念
將其無限接近於實際的模樣，曝露到光天化日之下
那麼，實在是久違，或者說是初次
對戰格鬥見解畫捲，武打武劇，古裝劇，刀語開始前的故事！！
創作內容
刀語 第零話 虛刀・鑢 第一章 其一 (簡易漢化)
存在的零與壹 (32)