君への愛を綴ったポエムを / 把對妳的愛寫成的詩篇
送り続けて15年 / 寄送給妳已經持續了十五年
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
1年目はがむしゃらだった / 第一年我很衝動瘋狂
毎日毎日欠かさず書いた / 每天每天從不間斷地寫著詩
執拗に切手を舐めた / 我執拗地舔著郵票
君に届け僕の唾液 / 希望能把我的唾液(心意)送到妳的手上
2年目もがむしゃらだった / 第二年我還是很衝動瘋狂
家が燃えても気づかぬ程 / 到了連家裡燒起來都沒有發覺的程度
服が下から燃えていき / 我的衣服從下面開始燒起
気づけば襟しか残ってない / 等發現時已經燒到只剩領子
3年目にはこなれてきた / 第三年我寫詩寫得很熟練了
もはや文学の域に達した / 已經達到了文學的領域
mixiの日記で公開した / 我將作品公開在社群網站的日記上
マイミクがカンストした / 結果好友清單的人數立刻爆表
4年目に雑志に投稿した / 第四年我將作品投稿到雜誌上
社会問題にまで発展した / 甚至發展成社會問題
ポエム集の出版が决まった / 詩集的出版已經拍板定案
ぼくはサラリーマンを辞めた / 我也不當上班族了
君への爱を缀ったポエムを / 把對妳的愛寫成的詩篇
送り続けて15年 / 寄送給妳已經持續了十五年
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
5年目にはプロポエマーだ / 第五年我成為職業詩人
F1层に特にうけた / 作品在20~34歲的女性讀者群中特別受歡迎
だけど僕は一途だから / 不過因為我很專情
他の子はひじきが生えた大根に見える / 其他的女孩在我眼裡就跟長著海藻的蘿蔔一樣
6年目に体を壊した / 第六年我把身體搞壞了
すでにポエムは2千を超えた / 作品數量已經超過兩千
折れたことがない骨がない / 每根骨頭都斷過
壊してない内蔵がない / 沒有完好的內臟
7年目に完調した / 第七年我痊癒了
今日は君を何に例えよう / 今天要把妳比喻成什麼呢?
エクストリーム・アイロンがけかな / 是極限燙衣呢?
複素内積空間かな / 還是複數內積空間呢?
8年目も僕は変わらない / 第八年我還是沒變
今日は君を何に例えよう / 今天要把妳比喻成什麼呢?
幕下16枚目の全勝優勝かな / 是幕下第十六枚的全勝優勝呢?
AMPA型グルタミン受容体かな / 還是AMPA型麩胺酸受體呢?
君への愛を綴ったポエムを / 把對妳的愛寫成的詩篇
送り続けて15年 / 寄送給妳已經持續了十五年
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
9年目僕は事故にあった / 第九年我出了意外
ひどく頭を打ったらしい / 頭部好像受到了猛烈的撞擊
自分の名前も忘れた僕だったが / 雖然我連自己的名字都忘了
君が好きな事だけは覚えてた / 卻只記得「喜歡妳」這件事
10年目も11年目も / 第十年和第十一年
記憶は戻って来なかった / 我的記憶沒有恢復
それでも君が好きだった / 即使如此我還是喜歡妳
ただただ返事が欲しかった / 只是想要得到回覆而已
12年目も13年目も / 第十二年和第十三年
記憶は戻って来なかった / 我的記憶沒有恢復
まだまだ君が好きだった / 依舊還是喜歡著妳
それしか持っていなかった / 除此之外我一無所有
14年目にもまだ戻らない / 第十四年我的記憶還是沒有恢復
毎日が怖くて不安で / 每天都感到恐懼不安
君を一目見たかった / 好想要看妳一眼
君に一言言いたかった / 好想跟妳說句話
15年目に记忆が戻った / 第十五年我的記憶恢復了
全部思い出して泣き出した / 全部想起來後我開始痛哭
僕は思い出してしまった / 因為我已想起
15年前君が死んだことを / 十五年前妳已經去世了
君への愛を綴ったポエムを / 把對妳的愛寫成的詩篇
重ねていけばいつか届くかな / 不停的堆疊起來,總有一天能到達妳那裡嗎?
君のだった部屋に / 每天往曾是妳的房間裡
毎日放り込んだ / 投入我寫的詩
君がもう見えなくたって / 即使再也見不到妳了
爱し続けてやるんだ でも / 我還是會一直深愛著妳 可是
また会えると思ったよ / 我想還能再見到妳
君はまたいなくなった / 妳卻又消失不見
君への愛を綴ったポエムを / 把對妳的愛寫成的詩篇
送り続けて16年 / 寄送給妳已經持續了十六年
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音
返事はまだ来ない / 還是沒有得到任何回音