後悔(こうかい)しないようにね 慎重(しんちょう)に生(い)きても
どこかで間違(まちが)えて 満点(まんてん)は取(と)れない
独(ひと)りには慣(な)れたかい そんな訳(わけ)無(な)いよね
たとえ上(うえ)を向(む)いても 涙(なみだ)は零(こぼ)れてく
温(あたた)かなその輪(わ)に 僕(ぼく)も入(い)れてくれないか
あげられるものなんてもう 何(なに)も持(も)っていないけど
さよならも言(い)わないまま 通(とお)り過(す)ぎた思(おも)い出(で)が
夜毎部屋(よごとへや)をノック(のっく)する 僕(ぼく)の部屋(へや)をノック(のっく)している
頑(かたく)なに耳(みみ)を塞(ふさ)ぎ 眼(め)を閉(と)じて眠(ねむ)った振(ふ)りさ
あの星達(ほしたち)はもうすぐ 朝(あさ)を迎(むか)えにゆくだろう
眠(ねむ)れない僕(ぼく)を置(お)いて
今(いま)すぐ下(した)を向(む)いて ちゃんと見(み)てみるのさ
僕(ぼく)らの靴紐(くつひも)は いつからほどけてた
来(き)た道(みち)を戻(もど)って ちゃんと思(おも)い出(だ)せたら
もう一度(いちど)握(にぎ)れるかな 愛(いと)おしいその手(て)を
夜(よ)の風(かぜ) 通(とお)り過(す)ぎて 夏(なつ)の残(のこ)り香(か)を置(お)いて
君(きみ)の窓(まど)をノック(のっく)する 君(きみ)の窓(まど)をノック(のっく)している
本当(ほんとう)の悲(かな)しみなど 誰(だれ)にも分(わ)からないけど
だからこそ知(し)りたいよ 僕(ぼく)に聞(き)かせておくれよ
か細(ほそ)い記憶(きおく)の歌(うた)を
いくら耳(みみ)を塞(ふさ)いでも 鳴(な)り止(や)まないノック(のっく)の音(おと)
あれは僕(ぼく)の心臓(しんぞう) あぁそうか 生(い)きてんだっけ
さよならも言(い)わないまま 通(とお)り過(す)ぎた思(おも)い出(で)に
今(いま)こそ手(て)を振(ふ)って ちゃんと言(い)うよ さよならを
こんなにも遠(とお)くに来(き)た 生(い)きて来(こ)れたって笑(わら)いたいな
君(きみ)の心臓(しんぞう)の音(おと) 僕(ぼく)に少(すこ)し似(に)ているね
あの星達(ほしたち)が行(い)っても
僕(ぼく)はここにいるよ
眠(ねむ)れない きっと今夜(こんや)も