なぁもう気(き)が付(つ)いたろ
愛(あい)だと思(おも)ってたものは
自意識(じいしき)が無精卵(むせいらん)と
勝手(かって)に繋(つな)がってただけで
誰(だれ)もが容易(たやす)い事(こと)さえ
一々(いちいち)躊躇(ためら)う出来(でき)損(そこ)ないです
通過駅(つうかえき) 肉(にく)の壁(かべ)
仄暗(ほのぐら)い妄想(もうそう)だけが取(と)り柄(え)
霧(きり)のかがる頭(あたま)も
有(あ)る筈(はず)無(な)い光(ひかり)も
もうどうでも良(い)いから
普通(ふつう)の心(こころ)をくれよ
廻(まわ)る 廻(まわ)る 僕(ぼく)らの世紀(せいき)は
とっくにもう終(お)わっていたんだ
取(と)り返(かえ)しがつかなくなって
そんなものを渡(わた)されたって
沈(しず)む 沈(しず)む 感情(かんじょう)の海(うみ)で
縋(すが)れるものは全部(ぜんぶ)縋(すが)ってきた
そして誰(だれ)もいなくなった時(とき)
回転(かいてん)はスピード(すぴーど)を増(ま)す
他人(たにん)の笑(わら)ってる顔(かお)に
殺意(さつい)を覚(おぼ)えるくらいに
人(ひと)の感情(かんじょう)が苦痛(くつう)です
って言(い)ったら誰(だれ)も居(い)なくなって
廻(まわ)る 廻(まわ)る 僕(ぼく)らの世紀(せいき)は
とっくにもう終(お)わっていたんだ
取(と)り返(かえ)しがつかなくなって
そんなものを渡(わた)されたって
沈(しず)む 沈(しず)む 感情(かんじょう)の海(うみ)で
縋(すが)れるものは全部(ぜんぶ)縋(すが)ってきた
そして誰(だれ)もいなくなった時(とき)
回転(かいてん)はスピード(すぴーど)を増(ま)す