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小說 達人專欄

《 看不見落陽 》19/43

城作也 | 2025-02-17 12:00:03 | 巴幣 1336 | 人氣 558


唐朝廷封哥舒翰為兵馬副元帥,他不輕易出戰,而是採取嚴守關門的戰術。安祿山軍隊多次進攻,都無法突破此地。

最終戰事陷入僵局,時間流逝到次年(天寶十五載,西元七五六年)正月。

安祿山不耐煩了,決定採取他留作後手的策略。

在洛陽稱帝。

他凝視著鄰近的長安,宣稱自己才是取代唐朝的新皇帝。

國號定為大燕。

這是因為其根據地范陽在古時曾被稱作燕。

「已經無法回頭了。但是殿下……不,陛下真的能夠推翻唐朝嗎?」

雷梧在兵舍的房間裡喃喃自語。

雖然威風凜凜地稱帝了,但從去年年末開始,各地唐軍的抵抗越發強烈。顏真卿、郭子儀等名將已開始收復之前被佔領的地區。

然而,洛陽擁有儲存大量糧食的糧倉地帶,安祿山倚仗這些糧食,在等待攻下潼關的時機。

即便如此,戰況依然膠著,半年時間就這樣過去了。

六月七日。

雷梧率領部隊策馬緩行,朝著潼關進發。

「不過雷將軍,唐軍真是弱啊。他們的手臂比我們的孩子還要細呢。」

蓄著鬍鬚的第一部隊長縻刻說道,雷梧也笑著點頭。

「確實如此。那些傢伙連武器都使不好。攻下潼關只是時間問題吧。」

雷梧與縻刻閒聊著。後方有士兵擅自把旗幟放倒休息,但雷梧並不去理會。

崔乾祐這個上司正擔任攻打潼關的總督。

近來雷梧在他手下擔任斥候兼策略官。他總是偵察到關門附近,故意表現得懶散,裝作毫無鬥志的軍隊離開。







(日文原文)


 唐の朝廷から兵馬副元帥に任ぜられたこの哥舒翰は、徒に戦おうとせず、関門を堅く閉ざす戦法を採った。安禄山軍は何度挑んでも、ここを突破できない。

 結局、膠着したまま日は流れ、翌年(天宝十五載、西暦七五六年)の正月。
 安禄山は業を煮やし、取って置きの手段に踏み切った。
 洛陽の地で、帝位に就いたのである。
 隣の長安をにらみながら、我こそは唐に替わる新たな皇帝である、と宣言した。
 国号は、大燕とした。
 本拠地の范陽が、古くは燕という地名なのにちなんでいる。

「もう後へは戻れなくなった。しかし殿は……いや陛下は、本当に唐を倒せるだろうか?」
 雷梧は、兵舎の部屋でつぶやいた。
 景気よく皇帝を名乗りはしたが、昨年末あたりから各地で唐軍の抵抗が強くなっている。顔真卿、郭子儀などの名将によって、これまでの占領地が奪回され始めていた。
 しかし、洛陽には大量の穀物を蓄えた穀倉地帯があり、安禄山はその食料を繋ぎにして、潼関を落とす機を窺っている。

 それでも戦況は動かず、半年が過ぎた。
 六月七日。
 雷梧は部隊を率いて、潼関に向かって馬を歩かせていた。
「しかし雷将軍、唐の兵は弱いですね。うちの子供よりも腕が細いし」
 ひげ面の第一部隊長・縻刻が言うと、雷梧も笑って頷いた。
「全くだね。あいつら、ろくに武器も使えない。潼関を落とすのなんて、時間の問題かな」
 雷梧は、縻刻とだらだら無駄話をした。後ろには、旗を寝かせて勝手に休憩している兵士もいるが、雷梧は注意もしない。
 崔乾祐という上司が、潼関攻めの総督をしている。
 最近の雷梧は、彼の下で斥候を兼ねた計略の役目に就いていた。いつも関門のすぐそばまで探りに来るが、わざとだらしなく、やる気のない軍を演じて帰る。

創作回應

蘇家立
哥舒翰啊,安史之亂一名很可惜的將領
2025-02-17 12:05:13
城作也
名將雖然可惜,但卻無法有一個好的結局。
我的另一部小說《伏魔傳》也描寫了這個時代。哥舒翰是我個人很喜歡的角色,所以我稍微把他寫得帥氣一些。
「第五十七回 潼關,成為鐵壁吧」這一章是他的主要篇章。
2025-02-17 12:19:54
蘇家立
中唐這段時期很亂,但也塑造了很多名將賢相:郭子儀、哥舒翰、李光弼、僕固懷恩......不過我更傾心李泌。如果不談後果,史思明、安守忠也是很很能打的
2025-02-17 12:31:46
城作也
安祿山軍的規模相比之下,唐朝的名將數量確實少了很多,但他們仍然堅持下來,實在令人佩服。
我個人認為,張巡守住雎陽,讓南方的糧食沒有被奪走,這是非常重要的因素。
2025-02-17 12:44:24
虚ろな光
我也要來好好補充一下歷史了[e5]
2025-02-17 13:28:16
城作也
希望您能享受!XD
2025-02-17 13:46:32
★小羊☆
亂世之中總是能產出許多威猛的名將呢~
2025-02-17 15:06:23
城作也
安泰的唐朝突然被安祿山毀壞,他們的激怒可想而知。
「你還有其他可以做的事情吧!」我想他們是想這樣說的。
2025-02-17 15:33:39

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