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小說 達人專欄

《 看不見落陽 》18/43

城作也 | 2025-02-15 12:00:14 | 巴幣 364 | 人氣 550


這是自古以來多次成為王朝都城的重要之地,寺院眾多,文化與藝術發達的城市。

安祿山軍進入洛陽城內,再次展開無止境的殺戮與搶掠。已經看不見理性與理想的影子。

雷梧依然無法認同這一切。

在被分配的兵舍休息時,天色漸暗之際,宇文平帶著同伴準備外出。

他慌忙追上去喊道。

「等等,宇文平。我不允許我的部隊做出凶惡之事。違者必將受罰,你要轉告他們」

雖然說得強硬,但宇文平卻避開了目光。

「我理解您的心情,但剝奪士兵們的樂趣似乎也不太好」

「胡亂傷害他人,這算什麼樂趣」

他憤怒地瞪著眼,不明白為何他們無法理解。宇文平等人苦笑著返回舍內。

雷梧親自站崗,守在兵舍入口。

從附近的兵舍中,帶著扭曲笑容的士兵們陸續外出。

遠處傳來喧鬧聲。

「是椋鳥嗎」

這樣低語後,雷梧搖了搖頭。

「不對。這是」

那是無數人的慘叫聲。

雷梧怒視著夕陽。

只有太陽西沉的姿態是美麗的。諷刺地擁有洛陽之名的這座城市,卻如此悲慘地迎來黃昏。

但這裡是安祿山確定的目的地。

從此以後會變好的。

也許吧。

王朝的更迭,本就是屢見不鮮的事。

雖然想要設法說服自己,但那不絕於耳的慘叫聲,卻是勝過一切的真實。

然而情況驟然改變。

當進軍到洛陽以西的潼關時,安祿山軍的快速進擊在此被阻止了。

這處被山岳與黄河夾峙的要塞,起初由封常清與高仙芝二位將軍把守,之後改由猛將哥舒翰接替。





(日文原文)


 古来から何度も王朝の都となった要地で、寺院が多く、文化と芸術の発展した街だった。
 安禄山軍はその洛陽城内に乗り込み、またも際限の無い虐殺と略奪を始めた。もう理性も理想も見えはしない。
 雷梧はやはり、これに納得できなかった。
 あてがわれた兵舎で休んでいると、日の暮れかかった頃、宇文平が仲間を連れて外へ出ようとしている。
 慌てて追いすがり、声をかけた。
「待て、宇文平。僕の部隊には凶行を許さない。従わない者には罰を与えると言っておけ」
 強く言ったのだが、宇文平は目をそらせた。
「お気持ちは分かりますが、兵たちの楽しみを奪ってしまうのもどうかと」
「無闇に人を傷つけて、何が楽しみだ」
 どうして分からないのだ、と目を怒らせた。宇文平たちは苦笑しながら、舎内へ戻る。
 雷梧は自ら見張りになって、兵舎の入り口に立った。
 近隣の兵舎からは、歪んだ笑顔の兵士がぞろぞろ出かけていく。
 遠くから、騒がしい音がした。
「椋鳥かな」
 そうつぶやいてから、雷梧は頭を振る。
「違う。これは」
 あまりにも多くの、人の悲鳴だった。
 雷梧は夕陽をにらむ。
 沈んでいく姿が美しいのは、太陽だけだ。皮肉な名を持つ洛陽は、こんなにも惨めに暮れてしまう。
 だがここは、安禄山が定めた目的地だ。
 これからは良くなる。
 かもしれない。
 王朝の交代は、幾度も行われてきたことだ。
 どうにか納得したかったが、絶え間なく響く悲鳴は、何にも勝る真実だった。

 しかし状況は一変した。
 洛陽の西、潼関へ進軍すると、安禄山軍の快進撃もここで止められたのである。
 山岳と黄河に挟まれたこの要害は、まず封常清と高仙芝の二将軍に守られ、その後、哥舒翰という猛将に替わった。

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