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小說 達人專欄

《 看不見落陽 》17/43

城作也 | 2025-02-13 12:00:08 | 巴幣 210 | 人氣 536


他的臉上帶著嘲諷的笑容。

「從一開始提拔你,也不過是向眾人展示『軍功必獲賞賜』的一齣戲罷了。......不過啊雷梧,殿下確實心存感激。因為起事之後,你的純真讓我們得以順利地欺騙了士兵們」

留下這番彷彿致命一擊般的安慰話語後,嚴莊離開了。

雷梧跪倒在地。

思索了一會兒後,拾起了劍。

結果這一天,安祿山軍屠殺了一萬陳留士兵。

離開陳留的安祿山軍轉向西進,十二月十二日到達東都洛陽。

據說有個名叫封常清的將軍在此守衛,正在郊外準備開戰。

「終於出現個有骨氣的傢伙了。好,徹底粉碎他」

安祿山揚起下巴下令。全軍開始猛烈攻擊。

雷梧也率領部隊逼近唐軍。

雖然並非認同賊軍,但也不能說唐朝就是不可動搖的正義。他決定這樣理解。孰是孰非,就在戰鬥中見分曉吧。他握緊手中的劍,蓄勢待發。

然而,這支唐軍卻弱得出奇。

一攻進去就四散而逃,揮劍幾乎都能斬中。

「太弱了。北方的契丹族都比他們強得多。就憑這樣也想守住唐朝內地嗎」

唐兵與精銳的安祿山軍不同,既缺乏訓練,也看不出護國的霸氣。雷梧對於被保護者竟如此怯懦感到憤怒不已。

守衛洛陽的封常清是位能幹的將軍。但他統領的兵卒太過弱小,毫無用處。最終只得放棄洛陽,退守西邊的潼關要塞。

雷梧之前去長安時,曾經路過洛陽。






(日文原文)


 嘲笑っているような顔だ。
「そもそもお前を取り立てたのも、『軍功はきちんと賞する』と皆に知らしめる演出だったのだ。……だがな雷梧、殿は感謝していたぞ。決起の後も、お前の純真さで、うまく兵たちを誤魔化せたからな」
 止めを刺すような慰めを残して、厳荘は去った。
 雷梧はその場に膝をつく。
 しばらく思いを巡らし、そして剣を拾った。

 結局この日、安禄山軍は陳留の兵一万人を虐殺したのだった。

 陳留を出発した安禄山軍は、進路を西へ転じ、十二月十二日、東都・洛陽に到着した。
 封常清という将軍がここを守っており、郊外で開戦の準備をしているという。
「ようやく骨のある奴が出てきたな。よし、徹底的に叩き潰せ」
 安禄山が、顎をしゃくる。全軍が、猛攻撃を始めた。
 雷梧も、部隊を率いて唐の軍に迫る。
 賊軍を是としたわけではないが、かと言って唐が不動の正義であるわけでもない。そう解釈することに決めた。どちらが正しいかは、戦の中で見極める。剣を振る手にも、力を込めた。
 ところが、この唐軍が、てんで弱い。
 攻め込めば逃げ散り、剣を振ればだいたい斬れている。
「弱すぎる。北方の契丹族の方が遙かに手強かった。これで唐の内地を守れるつもりか」
 唐兵は精強な安禄山軍とは違い、ろくに訓練もされていないし、護国の覇気も見えない。護られる立場とはこうも惰弱なのかと、雷梧は苛立った。

 洛陽を守護する封常清は、有能な将軍だった。しかし率いる兵が弱すぎて、役に立たない。結局洛陽を放棄して、その西の潼関という関所まで退いた。
 雷梧は、以前に長安へ行った際、洛陽を通っていた。

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