他的臉上帶著嘲諷的笑容。
「從一開始提拔你,也不過是向眾人展示『軍功必獲賞賜』的一齣戲罷了。......不過啊雷梧,殿下確實心存感激。因為起事之後,你的純真讓我們得以順利地欺騙了士兵們」
留下這番彷彿致命一擊般的安慰話語後,嚴莊離開了。
雷梧跪倒在地。
思索了一會兒後,拾起了劍。
結果這一天,安祿山軍屠殺了一萬陳留士兵。
離開陳留的安祿山軍轉向西進,十二月十二日到達東都洛陽。
據說有個名叫封常清的將軍在此守衛,正在郊外準備開戰。
「終於出現個有骨氣的傢伙了。好,徹底粉碎他」
安祿山揚起下巴下令。全軍開始猛烈攻擊。
雷梧也率領部隊逼近唐軍。
雖然並非認同賊軍,但也不能說唐朝就是不可動搖的正義。他決定這樣理解。孰是孰非,就在戰鬥中見分曉吧。他握緊手中的劍,蓄勢待發。
然而,這支唐軍卻弱得出奇。
一攻進去就四散而逃,揮劍幾乎都能斬中。
「太弱了。北方的契丹族都比他們強得多。就憑這樣也想守住唐朝內地嗎」
唐兵與精銳的安祿山軍不同,既缺乏訓練,也看不出護國的霸氣。雷梧對於被保護者竟如此怯懦感到憤怒不已。
守衛洛陽的封常清是位能幹的將軍。但他統領的兵卒太過弱小,毫無用處。最終只得放棄洛陽,退守西邊的潼關要塞。
雷梧之前去長安時,曾經路過洛陽。
(日文原文)
嘲笑っているような顔だ。
「そもそもお前を取り立てたのも、『軍功はきちんと賞する』と皆に知らしめる演出だったのだ。……だがな雷梧、殿は感謝していたぞ。決起の後も、お前の純真さで、うまく兵たちを誤魔化せたからな」
止めを刺すような慰めを残して、厳荘は去った。
雷梧はその場に膝をつく。
しばらく思いを巡らし、そして剣を拾った。
結局この日、安禄山軍は陳留の兵一万人を虐殺したのだった。
陳留を出発した安禄山軍は、進路を西へ転じ、十二月十二日、東都・洛陽に到着した。
封常清という将軍がここを守っており、郊外で開戦の準備をしているという。
「ようやく骨のある奴が出てきたな。よし、徹底的に叩き潰せ」
安禄山が、顎をしゃくる。全軍が、猛攻撃を始めた。
雷梧も、部隊を率いて唐の軍に迫る。
賊軍を是としたわけではないが、かと言って唐が不動の正義であるわけでもない。そう解釈することに決めた。どちらが正しいかは、戦の中で見極める。剣を振る手にも、力を込めた。
ところが、この唐軍が、てんで弱い。
攻め込めば逃げ散り、剣を振ればだいたい斬れている。
「弱すぎる。北方の契丹族の方が遙かに手強かった。これで唐の内地を守れるつもりか」
唐兵は精強な安禄山軍とは違い、ろくに訓練もされていないし、護国の覇気も見えない。護られる立場とはこうも惰弱なのかと、雷梧は苛立った。
洛陽を守護する封常清は、有能な将軍だった。しかし率いる兵が弱すぎて、役に立たない。結局洛陽を放棄して、その西の潼関という関所まで退いた。
雷梧は、以前に長安へ行った際、洛陽を通っていた。