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小說 達人專欄

《 看不見落陽 》6/43

城作也 | 2025-01-22 12:00:07 | 巴幣 346 | 人氣 540


但是在他居住的邊境地區,為了守衛國境的戰爭從未停止,所以並不能說是和平。

(真是繁華的都城啊。我們的戰鬥,就是為了守護這樣的繁榮吧。)

看著路上行人的笑臉,雷梧覺得像是自己努力的成果一樣。

「雷將軍,我們有點事要辦,就在這裡告辭了。」

魁梧的王金鹿突然說道。

「咦,在這裡嗎?」

對著困惑的雷梧,個子小的方翔遞過一張紙條。

「客棧的位置在這張地圖上。到了晚上我們也會過去的。」

說完,兩人就調轉馬頭,消失在街道深處。

雷梧一個人留下來,雖然有點不安,但逛著糖果店和馬具店時,漸漸也就放鬆下來了。

接著,雷梧來到長安西市。

這裡聚集著許多被稱為西域人的胡人(波斯、突厥等民族),經由絲綢之路運來的織物和香料在這裡販賣,非常熱鬧。

景教(基督教)和拜火教(瑣羅亞斯德教)的寺院也在這裡,充滿異國情調。因為雷梧的部隊裡也有西域人,所以有些東西倒是挺眼熟的。

時間已近黃昏。

肚子也餓了,就去找酒館。

走進一家店,發現客人都是男的,漢人胡人混在一起。大家似乎都在等著什麼,粗俗的笑聲此起彼落。

雷梧一邊對這氣氛感到困惑,一邊吃著烤肉串的克巴布。順便也嚐了一口葡萄酒。

「哎呀,小孩子家家的怎麼喝起酒來了。」

突然被搭話,轉頭一看,店主一臉尷尬地站在那裡。

「你回去吧。馬上要開始表演了。這不是小孩子該看的。」

確實,店裡的夥計正忙著收拾店內,在中間設置類似舞台的東西。






(日文原文)

しかし彼の住むような辺境地は、国境を守るための戦いは絶えておらず、決して平和とはいえないのである。
(まさに栄華の都だ。僕らの戦いは、これを支えるためにあったんだな)
 道行く人の笑顔が、雷梧は自分の働きの結果のように思えてきた。
「雷将軍。私たちはちょっと所用がありますので、ここで失礼します」
 大柄な体の王金鹿が、突然言った。
「え、ここで、ですか」
 戸惑った雷梧に、小柄の方翔が紙片を渡す。
「旅籠の場所は、この地図に。夜になったら私たちも行きますので」
 そう告げると、二人は馬首の向きを変え、街の奥へと消えていってしまった。
 一人になった雷梧は、少し心細くなりはしたが、菓子の店や馬具の店などを見ていると、そのうち気楽になってきた。

 雷梧は続いて、長安の西の市場へ出かけた。
 ここには、西域人とも呼ばれる胡人(ペルシア、トルコ等の民族)が多く、シルクロードを経て来た織物や香料などが売られ、大いに賑わっている。
 景教(キリスト教)や拝火教(ゾロアスター教)の寺院もあり、異国の風情が漂っていた。雷梧の部隊にも西域人はいたので、案外に見慣れたものもある。
 時刻は夕方に近くなっていた。
 腹も減ったので、酒場を探す。
 見つけた店に入ると、客は漢胡入り交じりで男ばかり。皆何かを待っているようで、やたら下品な笑い声が響く。
 雰囲気に戸惑いながら、雷梧は串刺し焼き肉のケバブ料理を食べた。ついでに葡萄酒も飲んでみる。
「何だ、子供のくせに酒なんか」
 突然声をかけられて振り向くと、店主の男がばつの悪そうな顔をして立っていた。
「帰りな。今から舞台なんだ。ガキが見るようなもんじゃない」
 確かに、店員が忙しげに店の中を片付け、中央に台のようなものをしつらえている。

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