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【翻譯】完整故事 鉛姬系列Namari hime series from nyanyannya

姆啾醬 | 2021-07-10 00:05:08 | 巴幣 2 | 人氣 432


 從前從前,有一個鉛製人偶。那個人偶身為人類的公主,擁有萬人的敬重與一切你想像得到的事物......除了一件事,她看不見顏色。無論如何都想看見顏色的鉛公主向神明祈禱,卻沒有得到回應;請國王想辦法,讓國王萬般苦惱;拜託魔法師幫忙,卻被拒絕了;後來,她甚至還向鳥兒和老鼠祈求。
 むかし、むかし、鉛の人形がありました。その人形は人間の姫として大切にあつかわれすべてをもっていましたが、たったひとつ、色を見ることだけができませんでした。どうしても色がみたくてしかたがない鉛の姫は、神様にはもちろん、王にねがってはこまらせ、まじゅつしにねがってはことわられ、いまに鳥やねずみにまでねがうようでした。




 最後,因為真的非常想看見顏色,鉛公主向邪惡的惡魔許了願。下個瞬間,整個世界的色彩全都來到公主身邊了。然而,因為所有的顏色都來到公主身上,世界便失去了色彩。嚇了一跳的公主請求惡魔讓一切恢復原狀,但是惡魔卻只對她說「你不可以這麼任性。不過,如果你把最重要的東西交給我的話,我就會讓世界恢復繽紛。」便消失了。
 あんまりに色を見たいものですから、ついに鉛の姫はわるいあくまにねがってしまいました。すると世界中の色が姫のもとにいっぺんにやってきました。でも、いっぺんにやってきたものですから、世界のほうに色がなくなってしまったのです。おどろいた姫は元に戻すようお願いしますが、わるいあくまは「そんなわがままなことはできません。もし一番大切なものをいただけたら世界に色を返してあげましょう」といってきえてしまいました。




 失去顏色後,世界被悲傷所籠罩,漸漸的,每個人的心中、每個家庭、連國家都失去了生機。最後公主被趕出城堡,沒有能睡覺的地方,身上能說是財產的東西也只有一個銀幣––至少女僕長最後給她了這個硬幣––連換洗衣物也沒有。
 色がなくなってからというもの、世界は悲しみにつつまれ、しだいに人びとの心が、かぞくが、国じゅうがあれていきました。ついには姫はお城を追い出され、ねるばしょもなくなり、持っているものといえばきているもののほかには銀貨が一枚きりになりました。それもおつきのものがせめてもといって持たせてくれたものです。




 但公主是一個很負責任的孩子,想著得找出辦法讓世界恢復色彩,於是踏上旅程,尋找惡魔所說的「最重要的東西」。很快地,有個貧窮的男人來到她面前,
 でも姫はまっすぐな子でしたから、なんとか色を返そうと、あくまのいう一番大切なものをさがしに出かけました。するとそこへ、貧しいおとこがやってきて、

「請交出你的錢。如果你不把你欠我的錢還給我的話,你明天就得去死」
「お金をめぐんでください。借りたお金を返せなければ明日には死ななければいけません」

他這麼說道。公主將身上僅有的一枚銀幣給了那個男人。然後,
と、いいました。姫はもっていたたった一枚の銀貨をその男にやってしまいました。そして、

「我還有愛,所以沒關係」
「私には愛があるからいいの」

公主這麼說著,又邁開步伐。
そういって歩き出しました。




 過了一陣子,一個有著虛無雙眼的女人來到她面前,
 しばらくいくと、うつろな目をした女がやってきて、

「我打從出生起就沒有被任何人愛過。請給我你的愛。」
「わたしは生まれてからこのかた誰からも愛されたことがないのです。どうか愛情をください」

她這麼說道。萬般同情的公主抱緊了她。接著,公主心中名為「愛」的情感消失了。即便如此
と、いいました。そこであわれに思った姫は彼女をだきしめました。すると姫から愛情というものがきえていきました。それでも

「我還有能辨善惡的良心和知識」
「私には善悪の分かる良心や知識があるわ」

公主這麼說著,又邁開步伐。
そういって歩き出しました。




 又走了一小段路後,她遇見了一群被蠻橫的官吏所困而嘆息的人們。她在那裡把自己的良心給了官員。而那位官員也想要能制定規則的知識,於是她也把知識交出去了。公主想著「我還有幸福的回憶」再度踏上旅程。
 また少し行くと、横暴な役人に困っている人々が嘆いていました。そこで役人へと自分の良心をあげました。決まりを作れるよう知識がほしいというのでそれもあげました。姫は「私には幸せな思い出があるもの」と思い先に進みました。




 在她經過森林時,一位隱士對她這麼說道。
 次に通り抜けた森では世捨て人がこういいました。

「請給我你的回憶。在我的過去沒有任何幸福的回憶」
「思い出をください。私には幸せな思い出というものを覚えていないのです」

公主稍微思考過後,覺得交給他也沒關係。她閉上雙眼,回想起過去幸福的點點滴滴。接著,那些回憶就像是泡沫般消逝而去。「願你能獲得幸福」,公主為那人如此祈禱,又再度啟程。
姫は少し考えたあと、あげてもいいと思ったので、目をとじて幸せだったことを思い出しました。するとそれらはあわのようにきえていきました。姫は「どうか幸せになれますように」とおいのりをささげると歩き続けました。




 公主來到一座教堂,在那裡,有一位忘記如何祈禱而非常慌亂的修女。雖然這樣一來自己身上便沒有任何能稱作重要之物的東西,但公主還是給了修女能夠引導人們的信心。
 たどり着いた教会ではいのりかたを忘れた修道女がこまりはてていました。もうほかに大切と思えるものもありませんでしたが、人びとを導けるよう信心をあげました。




 就這樣,把所有東西都分給其他人的公主成為了一個隨處可見的普通鉛製人偶。她也看不見美麗的色彩了。即使這樣,她在僅存的心中
 そうしてなにもかもをあげてしまった姫はいまやものいわぬ鉛の人形になってしまいました。もうきれいな色をみることさえもできません。それでもわずかに残った心のなかで

「啊啊,我之前都不曉得。雖然我已經什麼都不剩了,但我過去也擁有許多如同五彩繽紛的世界同等重要的事物呢」
「ああ、私は知らなかった。もうのこってはいないけれど、色とりどりのせかいとおなじくらい大切なものをたくさん持っていたんだな」

這麼想著。在那之後。
と思いました。するとどうでしょう。

「你終於注意到了啊。那麼,我就收下了。」
「よく気付きましたね。ではそれをいただくとしましょう」

伴隨這道聲音,公主成了自由之身,整個世界又被五顏六色填滿,街道、城堡以及人們的心全都恢復成原本的模樣了。
という声がして姫の身体は自由になり、世界中が色にあふれ、街もお城も人々の心もすべてが元通りになっていきました。




在那之後,公主再也沒有向其他人問起有關顏色的事情。因為她知道自己身邊有許多比顏色更重要的事物。
それからというの、姫は色をねだることをしなくなりました。それ以上にたくさんの大切なものにかこまれていることをもう知っているからです。

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