――『けものフレンズ』の物語は、いつ決まったのでしょうか? 福原:委員会が結成されてビジネスが動き出す前に、実はすでにアニメの制作はスタートしていたんです。 ――なるほど。一般的には委員会が固まってから、制作に入ると思います。 梶井:そうなのですが、我々は違いました。きっと制作前にアニメを何本も手掛けてきたベテランの方たちが入っていたら、何度も打ち合わせをしてプロットを何度も直したり、似たような会議を繰り返したりして、制作がなかなか進まなかったと思います。もしそうなっていたら、おそらくみなさんが想像しやすい普通の動物アニメになっていたと思います。 記:那麼請問獸娘的故事是什麼時候決定的呢 福:其實在製作委員會結成開始商業展開之前,動畫的製作就已經開始了 記:原來如此,一般都是委員會安定之後開始製作的吧 梶:是這樣的,只是我們比較特別,如果是請了幾個身兼數職的動畫大手 每次都是討論討論再討論,重復各種會議的話,大概製作就很難順暢的進行吧 如果這樣的話恐怕最後就會變成很普遍的動物動畫了 (中略) ――では、お話を考える人は? 梶井:大本の設定や大枠は吉崎さんで、たつき監督がそれをベースに骨子を練り、細かい肉付けをしています。彼らが打ち合わせ中に楽しみながらどんどんストーリーを作っていくので、下書きがありません。委員会に「こんな話になります」と伝えたのって、いつでしたっけ? 福原:たぶん2016年の頭くらいには、シリーズ構成のプロットはできていたはずです。 ――ちょうど1年前くらいだったのですね。 福原:『けものフレンズ』の構成は、「かばんちゃん」と「サーバルちゃん」が各地を廻るロードムービーっぽい作品なので、毎回登場したゲスト動物と「出会い・別れ」を繰り返していきます。 ――いま放送されている構成ですね。 福原:でも、この流れで作ってしまうと、シリーズを通してみると、常に登場しているのは「かばんちゃん」と「サーバルちゃん」の2キャラクターだけになってしまいます。そこで、常にふたりに絡んでくるキャラクターとして、「アライグマ」と「フェネック」、「PPP(ペパプ)」を考えました。こうすることにより、「かばんちゃん」と「サーバルちゃん」が縦軸で出演し続け、「アライグマ」と「フェネック」、「PPP」が横軸で絡んでくる。その結果、三次方程式のような複雑な構成ができあがりました。 記:那麼考慮劇情的人呢 梶:基本的框架都是吉崎老師,たつき監督以這個為基礎一點點添磚加瓦 那兩個人一邊交流一邊就這樣把故事寫出來了,甚至不需要草稿 對了,向委員會報告故事大概得是什麼時候來著 福:大概2016年初吧,那個時候系列構成的大概已經完成了 記:正好一年前呢 福:獸娘的構成就是小包和藪貓的各地巡遊,換句話說就像公路片那樣的展開 每回都會與新的朋友相遇然後離別,不斷重復這個過程 記:就像現在動畫放送的那樣呢 福:不過光是這樣的話,整個系列裡一直登場的就只剩下小包和藪貓了 所以為了多增加戲劇衝突就增加了追擊組和PPP。 這樣的話,小包和藪貓作為縱軸推動故事, 追擊組和PPP作為橫軸讓故事更加豐滿 最後就變成了這樣好似三次方程的複雜構成了呢 |