これは和ノ国に伝わるお伽話。
這是和之國傳來的童話。
むかし、むかし、人里離れた山の森の奥深く。
キツネの姿をした”寂しがりや”の「森の守り神」がいました。
很久很久之前,離開村落很遠的山的森林深處。
有著狐狸樣貌的"感覺寂寞"的「森林守護神」存在
――ある日のこと。
里から新年を祝うお祭りの とても楽しそうな音と歌 が聞こえてきました。
在某個日子
從村落的新年慶祝祭典傳來快樂的聲音與歌聲。
普段は「掟」に従って人里には決して降りてこない「森の守り神」も、楽しそうな様子に我慢が出来ず。
ついつい、人の姿に化けて里に降りて祭りの輪の中に加わってしまいました。
平時遵守著「規則」從不降臨在村落的森林守護神,露出快樂到無法忍耐的樣子
不知不覺的化為人類身姿降臨加入祭典的活動。
楽し気に笑う人達との触れ合いで、気を良くした「森の守り神」はついついお酒を飲みすぎて……。
上手に化けて、隠していたキツネ耳がピョコンと出てしまったことが気が付かずに、自慢の「弓矢の腕前」を披露。
百発百中で的に刺さる矢を見て、人々はたいそう目を丸くしたといいます。
在與快樂歡笑的人們接觸以後,感覺良好的「森林守護神」不知不覺的喝多了......。
沒有注意到掩飾的很好的狐狸耳朵冒出來了,顯露出引以為傲的「弓箭的技術」
人們見到百發百中的技藝讓眼睛都瞪直了。
以来、キツネの姿をした「森の守り神」は、森での安全だけではなく「狩り」についての神としても、人々に慕われるようになりましたとさ。